寝ている間は異世界転移!?寝ている間にできる簡単なお仕事です

ベルピー

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第85話 10-3日目 装備を新調しよう!!

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王城に向かうまで冒険は一時中断して休息に充てる事にしたユウヤ達。王城に着ていく服も購入し、後は王城に行く日を待つだけとなった。

(ああ~。王城に行くまで休み。とは言ったがやる事がないと暇だ・・・。スマホ持って来ようと思ってたのに又忘れてたよ。まあスマホ持ってきたからってこっちでゲームとかできるとは思わないけど・・・)

ユウヤは部屋の外から窓の外を眺める。

すると、ルリが庭を走り回っている。エミリは庭いじりしながら花の種を植えたり、庭を整えていた。

(ルリもエミリも楽しそうにしてるな。犬とかペットとか飼ってもいいかもな。まあこの世界にペットがいるかどうか知らんけど・・・)

ベッドでただただダラダラしているとドアがノックされる。
「ユウヤ様!もうお昼ですが、どうしますか?昨日の話では昼食はユウヤ様が用意されるとの事でしたが?」

(ああもうそんな時間か・・・ぼーっとしてたら時間が経つのも早いな。)
「今行くよ。」

ユウヤは着替えて、ダイニングへ降りていく。
ダイニングでは先ほど庭に居たルリとエミリも椅子に座っていてユウヤの到着を待っていた。

「ユウヤ様!ルリはお腹空いたです。今日の昼はどうするんですか?どこか食べに行くですか?」
「いや。この前コーヒーとドーナツを食べただろ?俺の故郷のご飯を今日の昼はみんなに食べてもらおうと思ってな。」

「楽しみですね。ユウヤ様の出す食べ物はおいしい物ばかりですから。」
「期待しててよ。」

ユウヤはハンバーガーとポテト、それにジュースに炭酸飲料をアイテムボックスから取り出した。

ハンバーガーはチーズの入った物やハンバーグが2枚重なった物、魚のフライを挟んであるモノや、チキンを挟んだ物など、色々な種類を取り出す。飲み物も豊富だ。
オレンジジュースにリングジュース、炭酸飲料も何種類も出す。

これが俺の故郷でよく食べられてるハンバーガーという食べ物だ。
「ハンバーガー??ですか・・」
「ああパンに肉とか色々挟んで食べる簡単な料理だけど、めっちゃうまいぞ。」

ルリ達はハンバーガーを手に取りむしゃむしゃと食べていく。
「ユウヤ様!食べやすくておいしいです。」
「本当ですね。パンではさんであるだけのお手軽料理に見えるのにとてもおいしいです。」

「サンドイッチとは又違うんですね。このお肉にかかっているソースが絶妙です。ソースがわからないので再現は難しそうですね。」
「俺もその辺はよくわからないな。まあいつでも買えるから又、買ってくるよ。」

「?ユウヤ様はいつ故郷に帰られてるのですか?」
(あっ・・・そういえば寝たら地球に戻ってるって事は言ってなかった・・・)

「ああ。アイテムボックスが特別製なんだよ。故郷の食べ物をいつでも補充できるんだ。」
「まあ!!それは便利ですね。」

(ふーっ。苦しい感じだけどなんとかごまかせたな。)

「そういえば、昼からはみんな何するんだ?」
「特に決まってないです。」
「私も特に予定はありません。」
「「私もです。」」

(みんな俺と同じでやる事なしかよ・・・ってまあそんなモンか。)

「じゃあ前にいけなかったからみんなの装備でも見に行くか。」
「ルリはユウヤ様に買ってもらった武器と防具があるから大丈夫です。」
「私も・・・今の装備で十分ですが・・・」

「マイヤとメイヤの装備を見たいのと、ルリやエミリの装備も今のより良い物があるから買い換えたい。まあお金が足りれば・・・だけどな。」
「私達の装備・・・ですか?」

「ああ。今回ワルシャイ伯爵の騒動で、いつ俺達が狙われるかわからない。護衛を雇えばいいんだろうが、今はそんな余裕がない。俺とルリとエミリが外出しても大丈夫なようにある程度は鍛えておいた方がいい。」

その後、ユウヤ達は全員そろって武器屋、防具屋を回った。

「さすがに王都の武器屋と防具屋だ。強そうな武器とか頑丈な防具が揃ってたな。」
「そうですね。やはり王都は一流の冒険者が集まりますから、それにあった装備品が売っているのかと。」

「そうだな・・・・。だけど高すぎないか?」
「そうですね・・・」

(ミスリルの剣が5,000ゴールドだったのに、オリハルコンの剣が50,000ゴールドって・・・いくらお金があっても足りないよな。フェンリルの皮の鎧も50,000ゴールドだったし・・・)

王都で武器と防具を見たユウヤ達だったが、値段の高さに手が出なかった。
一応、ユウヤにミスリルの剣を購入し、マイヤとメイヤにミスリルの短剣とワイバーンの皮のローブを購入するだけにした。

それでも3万ゴールド程のお金はかかったのだった。
今のユウヤの所持金は18万ゴールド。もちろん、生活していくだけなら十分なお金だ。

「ユウヤ様。ありがとうございます。あんな良い物を買って頂いて。」
「私も!!あんな高い物・・・ありがとうございます。」

「いいっていいって。でも更にお金貯めないとな・・・装備も上には上があるって事がわかったし・・・」

(王城から報酬を貰ったら、又、お金稼がないとな・・・。奴隷を4人も買ったんだ。俺がしっかり稼がないと!!)

ユウヤ達はその後、別の服屋で普段義用の服を購入し、日用品や食料品を買い込んで、家に戻るのだった。
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