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第84話 10-2日目 王城に来ていく服を買いに行こう!
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ギルドマスターの指名依頼を無事に達成し、王城より報酬をもらう事となったユウヤ達。実際に王城に行くのは今から3日後だ。
それまでは冒険者活動を休んでゆっくりする事を決めていた。家も借りたしダラダラするのも異世界の楽しみだろう。
そんな今日は買い物に行く事を決めていた。
それは・・・
「今日はみんなで服を買いに行きたいと思います。」
「服・・・ですか?」
「ああ昨日も言ったが王城には俺だけじゃなくみんなで行くからな。それ用の服を買っておきたい。」
「みんなで王城に行くって言ってのは嘘じゃないんですね・・・」
「もちろんだ。」
「「「「・・・」」」」
「そんな深く考えなくても大丈夫だろ。ちょっと王城に行って、ぱぱっと王様と会って、ささっと報酬をもらって、ばばって帰ればいいんだよ。」
「「「「・・・」」」」
「まあこれは決定事項だから。それで、服を買いに行きたいと思います。」
「王城ってどんな服きて行けばいいんですか?」
「ルリわかるです。豪華なドレスです!!」
「いやいやドレスはさすだにないだろ・・・ああいうのはパーティーとかイベントがある時だけじゃないのか?」
「違うですか?」
「マイヤとメイヤはわかるか?」
「はい。メイドとして屋敷に努めてましたのでどういう服が良いかはわかります。ですが・・・」
「どうした?」
「売っている場所はわかりません。」
(なるほど・・・じゃあ困った時のギルドだな。)
「よし。じゃあギルドマスターとも仲良くなったし、ギルドで王城に来ていく服の事聞いてみるか。」
「そうですね。王都のギルドマスターなら何度も王城にも行ってるでしょうから丁度いいかもしれませんね。」
ユウヤ達はさっそくギルドへ向かった。
ちょうどギルドマスターの時間が空いていたのですぐに部屋に案内してくれた。
「ユウヤ君。一昨日ぶりだね。今日はどうしたんだい?依頼を受けに来たって訳じゃないんだろう?」
「はい。実は昨日王城から使者の方が来られまして、3日後に城に呼ばれたんです。」
「おおっ!!早速来たのかい?今回は指名依頼の達成と王女の奪還だから相当報酬も期待できると思うよ。」
「それでですね。王城に行くような服を持っていないので、ロールマインは王城には何度も行ってるかと思って、王城に行くような服を売ってるお店を紹介してもらおうと思いまして。」
「な~んだ。そういう事か。でもユウヤ君。君は冒険者として報酬を受け取りに行くんだから、別に服装なんか気にしなくていいんだよ?」
「えっ!?そうなんですか?」
「ああ。貴族とかならそれなりの服装が求められるけど、冒険者は礼儀さえしっかりしてれば後は自由って感じかな。さすがに武器は持って入れないけど普段身に付けている装備のまま王城に行く冒険者もいるしね。」
「そうなんですね。気にしすぎたみたいです。」
「今日着てるような服でも全然問題ないよ。でも、そうだな~。箔を付けるという意味では上等な服をきていくと印象がよくなる。っていうのはまちがいではないかな。」
(まあそうだよな。それなりの服装をした方が印象が良いのはまちがいないか。今後少なからず縁を繋いでおきたいから多少は良い服を買っておくか。今後も必要になるかもしれないし、金ならあるしな。それに今回の報酬でお金ももらえるだろうから無理しても大丈夫か。)
「そうですね。ならやっぱり服屋を教えてもらえますか?せっかくの王城ですので少し上等な服を俺を含めてみんなで買って着ていくのも悪くありません。」
「それなら・・・」
ユウヤはギルドマスターから教えてもらった服屋に向かった。
「ユウヤ様!。私達はまだユウヤ様の奴隷になったばっかりです。そんな上等な服を買ってもらう訳にはいきません。それに王城にだって・・・」
「マイヤ!今回の指名依頼はマイヤとメイヤも十分働いてくれたよ。ワルシャイの屋敷の詳細を教えてくれただけでもかなり助かったしな。それに、王様には俺の自慢の家族を見てもらいたいんだ。それなら綺麗な服、上等な服を着て見てもらいたいって思うだろ?」
「それは・・・」
「マイヤ!ユウヤ様はとてもやさしい。好意には甘えて、これからがんばればいいんですよ。」
「ですです。ユウヤ様はやさしいです。だからルリもいっぱい頑張るです。」
「・・・わかりました。今後も精一杯尽くさせて頂きます。」
「そんなに無理しなくてもいいんだけど・・・まあよろしく頼むよ。」
ギルドマスターに紹介された服屋は一般的な服屋と違い、店員さんが一人一人をちゃんとコーディネイトしてくれた。ルリ達は終始戸惑っていたが、ユウヤに頑張れ!と言われ、がんばっていた。
さすがに期間が3日後とあってはオーダーメイドで服を仕立てる所まではできなかったが、今回紹介してくれた服屋は奴隷だからと差別する事なく、一人の女性としてコーディネイトしてくれたので、次は全員のオーダーメイドをお願いしようと、ユウヤは決めたのだった。
又、ユウヤも色々服を提案されたが、タキシードや貴族服ははずかしくて着れなかったので、無難に地球でも着ていたスーツ姿に落ち着いた。
ただ、ユウヤのスーツの料金は5,000ゴールドだった。
(たけぇよスーツ!!なんだよ5,000ゴールドって地球で言う50万!?ないないないない。スーツなんか高くても3万ぐらいのしか買った事ないぞ・・・)
それぞれが5,000ゴールドから7,000ゴールド程の買い物だったが、出来上がりを見ると、全員がとても似合っていたので、ユウヤは満足した。
買い物を終えた後、ユウヤはそれぞれ購入した服に合わせた髪留めをルリ達にプレゼントした。
ユウヤが地球で買っていたものだ。
ユウヤから直接贈られた髪留めは高級な服よりも喜ばれたのだった。
それまでは冒険者活動を休んでゆっくりする事を決めていた。家も借りたしダラダラするのも異世界の楽しみだろう。
そんな今日は買い物に行く事を決めていた。
それは・・・
「今日はみんなで服を買いに行きたいと思います。」
「服・・・ですか?」
「ああ昨日も言ったが王城には俺だけじゃなくみんなで行くからな。それ用の服を買っておきたい。」
「みんなで王城に行くって言ってのは嘘じゃないんですね・・・」
「もちろんだ。」
「「「「・・・」」」」
「そんな深く考えなくても大丈夫だろ。ちょっと王城に行って、ぱぱっと王様と会って、ささっと報酬をもらって、ばばって帰ればいいんだよ。」
「「「「・・・」」」」
「まあこれは決定事項だから。それで、服を買いに行きたいと思います。」
「王城ってどんな服きて行けばいいんですか?」
「ルリわかるです。豪華なドレスです!!」
「いやいやドレスはさすだにないだろ・・・ああいうのはパーティーとかイベントがある時だけじゃないのか?」
「違うですか?」
「マイヤとメイヤはわかるか?」
「はい。メイドとして屋敷に努めてましたのでどういう服が良いかはわかります。ですが・・・」
「どうした?」
「売っている場所はわかりません。」
(なるほど・・・じゃあ困った時のギルドだな。)
「よし。じゃあギルドマスターとも仲良くなったし、ギルドで王城に来ていく服の事聞いてみるか。」
「そうですね。王都のギルドマスターなら何度も王城にも行ってるでしょうから丁度いいかもしれませんね。」
ユウヤ達はさっそくギルドへ向かった。
ちょうどギルドマスターの時間が空いていたのですぐに部屋に案内してくれた。
「ユウヤ君。一昨日ぶりだね。今日はどうしたんだい?依頼を受けに来たって訳じゃないんだろう?」
「はい。実は昨日王城から使者の方が来られまして、3日後に城に呼ばれたんです。」
「おおっ!!早速来たのかい?今回は指名依頼の達成と王女の奪還だから相当報酬も期待できると思うよ。」
「それでですね。王城に行くような服を持っていないので、ロールマインは王城には何度も行ってるかと思って、王城に行くような服を売ってるお店を紹介してもらおうと思いまして。」
「な~んだ。そういう事か。でもユウヤ君。君は冒険者として報酬を受け取りに行くんだから、別に服装なんか気にしなくていいんだよ?」
「えっ!?そうなんですか?」
「ああ。貴族とかならそれなりの服装が求められるけど、冒険者は礼儀さえしっかりしてれば後は自由って感じかな。さすがに武器は持って入れないけど普段身に付けている装備のまま王城に行く冒険者もいるしね。」
「そうなんですね。気にしすぎたみたいです。」
「今日着てるような服でも全然問題ないよ。でも、そうだな~。箔を付けるという意味では上等な服をきていくと印象がよくなる。っていうのはまちがいではないかな。」
(まあそうだよな。それなりの服装をした方が印象が良いのはまちがいないか。今後少なからず縁を繋いでおきたいから多少は良い服を買っておくか。今後も必要になるかもしれないし、金ならあるしな。それに今回の報酬でお金ももらえるだろうから無理しても大丈夫か。)
「そうですね。ならやっぱり服屋を教えてもらえますか?せっかくの王城ですので少し上等な服を俺を含めてみんなで買って着ていくのも悪くありません。」
「それなら・・・」
ユウヤはギルドマスターから教えてもらった服屋に向かった。
「ユウヤ様!。私達はまだユウヤ様の奴隷になったばっかりです。そんな上等な服を買ってもらう訳にはいきません。それに王城にだって・・・」
「マイヤ!今回の指名依頼はマイヤとメイヤも十分働いてくれたよ。ワルシャイの屋敷の詳細を教えてくれただけでもかなり助かったしな。それに、王様には俺の自慢の家族を見てもらいたいんだ。それなら綺麗な服、上等な服を着て見てもらいたいって思うだろ?」
「それは・・・」
「マイヤ!ユウヤ様はとてもやさしい。好意には甘えて、これからがんばればいいんですよ。」
「ですです。ユウヤ様はやさしいです。だからルリもいっぱい頑張るです。」
「・・・わかりました。今後も精一杯尽くさせて頂きます。」
「そんなに無理しなくてもいいんだけど・・・まあよろしく頼むよ。」
ギルドマスターに紹介された服屋は一般的な服屋と違い、店員さんが一人一人をちゃんとコーディネイトしてくれた。ルリ達は終始戸惑っていたが、ユウヤに頑張れ!と言われ、がんばっていた。
さすがに期間が3日後とあってはオーダーメイドで服を仕立てる所まではできなかったが、今回紹介してくれた服屋は奴隷だからと差別する事なく、一人の女性としてコーディネイトしてくれたので、次は全員のオーダーメイドをお願いしようと、ユウヤは決めたのだった。
又、ユウヤも色々服を提案されたが、タキシードや貴族服ははずかしくて着れなかったので、無難に地球でも着ていたスーツ姿に落ち着いた。
ただ、ユウヤのスーツの料金は5,000ゴールドだった。
(たけぇよスーツ!!なんだよ5,000ゴールドって地球で言う50万!?ないないないない。スーツなんか高くても3万ぐらいのしか買った事ないぞ・・・)
それぞれが5,000ゴールドから7,000ゴールド程の買い物だったが、出来上がりを見ると、全員がとても似合っていたので、ユウヤは満足した。
買い物を終えた後、ユウヤはそれぞれ購入した服に合わせた髪留めをルリ達にプレゼントした。
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