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第81話 9-4日目 ワルシャイ伯爵を捕まえろ!!
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ワルシャイ伯爵の屋敷に侵入したユウヤ。無事違法奴隷に関する証拠書類と違法奴隷にされていた第三王女のセレスを保護する事に成功していた。
セレスがいなくなった事がワルシャイ伯爵に伝わるのは時間の問題。ユウヤは急ぎ、ギルドマスターのロールマインに内容を説明しようと王都のギルドに向かった。
ギルドについたユウヤは受付にギルドマスターを呼ぶように伝える。
「すいません。急ぎの要件なんですがギルドマスターはいますか?」
「はい。ギルドマスターはマスター室におります。要件は何でしょうか?」
「ありがとう。急ぎなんで直接ギルドマスター室に向かいます。」
ギルドマスターがいる事がわかったので、ユウヤ達は階段を上がり、ギルドマスター室に向かう。
「すいません。指名依頼を受けたユウヤです。急ぎ報告があってきました。失礼します。」
ユウヤは中の声も聴かず、ノックもせず、ドアの前で内容を伝えてドアを開けた。
中に入るとギルドマスターは机に座り・・・顔を伏せていた。
「ギルドマスター!!!」
ユウヤはギルドマスターに何かあったのか。と思い、駆け寄る。
すると・・・
「むにゃ!!。ん?誰だ・・・・。ってユウヤ君か・・・どうしたんだい?私は寝てないぞ!!」
(心配して損した!!寝てたのかよ!!)
ギルドマスターは倒れて伏せていた訳ではなく、ただ単に机で寝ていただけだった。
「ロールマイン!!久しぶりね。」
「セレス王女!?どうしてここに??家出したと伺いましたが?」
「そう・・・私は家出したことになってるのね。実は・・・」
セレスはいつの間にか何者かに捕まった事、そしてユウヤに助けられた事。捕まっていた場所はワルシャイ伯爵の屋敷だった事を話した。
「なんて事!?それは本当なのですか?」
「もちろん本当よ。」
「ユウヤさん!!」
「はい。先ほど、ワルシャイ伯爵の家に侵入して王女様は保護しました。それと・・・」
ユウヤはワルシャイ伯爵の屋敷で見つけた違法奴隷の契約書をギルドマスターに渡す。
「これを見付けました。中身はセレス王女様の奴隷契約書で、ワルシャイ伯爵とドミノ奴隷商のサインが入ってます。」
「これは!?」
「セレス王女様がいなくなった事がわかれば、書類がなくなってる事にも気づくかもしれません。そうなるとワルシャイ伯爵が逃げ出すと思いましたので、急いでここに来ました。」
「!?たしかに!こうしてはいられないわ。すぐにワルシャイ伯爵を捕まえなくちゃ。」
「ロールマイン!なら先に王城に行ってお父様から騎士を借りましょ。人手は多い方がいいでしょ。」
「セレス様!?たしかにそうですね。では一緒に向かいましょう。」
ユウヤ達とセレス、ロールマインはギルドを出て王城に向かった。
王城の門の所で門番と話しをする。
「セレス様!!家出されたとききましたが帰ってこられたんですね。無事でよかった!!」
「そんな事より急ぎお父様に取り次いで。大急ぎよ!!いやいいわ。待ってる時間がもったいないわ。」
セレスは門番に話を付けて、そのまま王城の中に入っていく。
「さあ行くわよ。」
(げっ!!ついてきたけど、いきなり王様に会うのか・・・心の準備できてないぞ・・・)
セレスが進む後をついて行くユウヤ達とロールマイン。
「今の時間ならお父様は執務室で仕事をしてるはずだからそっちに向かうわ。」
セレスは王の執務室につくやいなやノックもせずにドアを開けて中に入る。
「誰だ!?・・・おお!!セレスではないか。心配したぞ。どこ行ってたんだ。」
「そんな事よりお父様!!大事な話があるの。緊急なの。急いでワルシャイ伯爵の家に行って、ワルシャイ伯爵を捕まえてほしいの!!」
「どういう事だ?」
「陛下。」
「おお。ロールマインではないか!。セレスと一緒にどうしたのだ?」
ロールマインは経緯を説明した。
「誰か!!誰かおらんか?」
王が叫ぶとすぐに執務室に騎士が入ってくる。
「どうしましたか?」
「急ぎ兵を集めよ。近衛兵と騎士隊長もだ!」
「はっ!!」
騎士は王の命令を受けてすぐに出て行った。
「ふー。セレスよ。大変だったのだな。儂は家出したとばっかり思っておったわ。」
「ごめんなさい。」
「まあ無事でよかった。それに・・・ユウヤと言ったか?お主が儂の依頼をうけてくれたんじゃな。セレスを救ってくれて感謝する。」
「いえ。依頼を受けたので当然の事です。」
「お主が見つけてくれた書類があればワルシャイを捕まえる事ができる。それにセレスを奴隷にしようなどと許せるものではない。即刻処刑してやる!!」
「陛下!?」
(まあ娘が奴隷にされかけてどこかに売られそうになったんだ。気持ちはわからないでもないか・・・)
その後、兵士が集まり、王の号令の元ワルシャイ伯爵の屋敷はすぐに抑えられた。ワルシャイ伯爵はまだ屋敷に戻ってきていなかったが、用事を終えて屋敷に戻ってきた所を、待機していた騎士によって無事捕まえる事が出来た。
「これで指名依頼は達成でいいですよね。」
「ああ。今回はユウヤ君のおかげで助かったよ。報酬は後日、王城から直接あると思うからとりあえず王城からお呼びがかかるまで待っててね。」
「わかりました。」
ギルドマスターからの指名依頼を無事に終えたユウヤ達はギルドを後にし、自宅に帰るのだった。
セレスがいなくなった事がワルシャイ伯爵に伝わるのは時間の問題。ユウヤは急ぎ、ギルドマスターのロールマインに内容を説明しようと王都のギルドに向かった。
ギルドについたユウヤは受付にギルドマスターを呼ぶように伝える。
「すいません。急ぎの要件なんですがギルドマスターはいますか?」
「はい。ギルドマスターはマスター室におります。要件は何でしょうか?」
「ありがとう。急ぎなんで直接ギルドマスター室に向かいます。」
ギルドマスターがいる事がわかったので、ユウヤ達は階段を上がり、ギルドマスター室に向かう。
「すいません。指名依頼を受けたユウヤです。急ぎ報告があってきました。失礼します。」
ユウヤは中の声も聴かず、ノックもせず、ドアの前で内容を伝えてドアを開けた。
中に入るとギルドマスターは机に座り・・・顔を伏せていた。
「ギルドマスター!!!」
ユウヤはギルドマスターに何かあったのか。と思い、駆け寄る。
すると・・・
「むにゃ!!。ん?誰だ・・・・。ってユウヤ君か・・・どうしたんだい?私は寝てないぞ!!」
(心配して損した!!寝てたのかよ!!)
ギルドマスターは倒れて伏せていた訳ではなく、ただ単に机で寝ていただけだった。
「ロールマイン!!久しぶりね。」
「セレス王女!?どうしてここに??家出したと伺いましたが?」
「そう・・・私は家出したことになってるのね。実は・・・」
セレスはいつの間にか何者かに捕まった事、そしてユウヤに助けられた事。捕まっていた場所はワルシャイ伯爵の屋敷だった事を話した。
「なんて事!?それは本当なのですか?」
「もちろん本当よ。」
「ユウヤさん!!」
「はい。先ほど、ワルシャイ伯爵の家に侵入して王女様は保護しました。それと・・・」
ユウヤはワルシャイ伯爵の屋敷で見つけた違法奴隷の契約書をギルドマスターに渡す。
「これを見付けました。中身はセレス王女様の奴隷契約書で、ワルシャイ伯爵とドミノ奴隷商のサインが入ってます。」
「これは!?」
「セレス王女様がいなくなった事がわかれば、書類がなくなってる事にも気づくかもしれません。そうなるとワルシャイ伯爵が逃げ出すと思いましたので、急いでここに来ました。」
「!?たしかに!こうしてはいられないわ。すぐにワルシャイ伯爵を捕まえなくちゃ。」
「ロールマイン!なら先に王城に行ってお父様から騎士を借りましょ。人手は多い方がいいでしょ。」
「セレス様!?たしかにそうですね。では一緒に向かいましょう。」
ユウヤ達とセレス、ロールマインはギルドを出て王城に向かった。
王城の門の所で門番と話しをする。
「セレス様!!家出されたとききましたが帰ってこられたんですね。無事でよかった!!」
「そんな事より急ぎお父様に取り次いで。大急ぎよ!!いやいいわ。待ってる時間がもったいないわ。」
セレスは門番に話を付けて、そのまま王城の中に入っていく。
「さあ行くわよ。」
(げっ!!ついてきたけど、いきなり王様に会うのか・・・心の準備できてないぞ・・・)
セレスが進む後をついて行くユウヤ達とロールマイン。
「今の時間ならお父様は執務室で仕事をしてるはずだからそっちに向かうわ。」
セレスは王の執務室につくやいなやノックもせずにドアを開けて中に入る。
「誰だ!?・・・おお!!セレスではないか。心配したぞ。どこ行ってたんだ。」
「そんな事よりお父様!!大事な話があるの。緊急なの。急いでワルシャイ伯爵の家に行って、ワルシャイ伯爵を捕まえてほしいの!!」
「どういう事だ?」
「陛下。」
「おお。ロールマインではないか!。セレスと一緒にどうしたのだ?」
ロールマインは経緯を説明した。
「誰か!!誰かおらんか?」
王が叫ぶとすぐに執務室に騎士が入ってくる。
「どうしましたか?」
「急ぎ兵を集めよ。近衛兵と騎士隊長もだ!」
「はっ!!」
騎士は王の命令を受けてすぐに出て行った。
「ふー。セレスよ。大変だったのだな。儂は家出したとばっかり思っておったわ。」
「ごめんなさい。」
「まあ無事でよかった。それに・・・ユウヤと言ったか?お主が儂の依頼をうけてくれたんじゃな。セレスを救ってくれて感謝する。」
「いえ。依頼を受けたので当然の事です。」
「お主が見つけてくれた書類があればワルシャイを捕まえる事ができる。それにセレスを奴隷にしようなどと許せるものではない。即刻処刑してやる!!」
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