寝ている間は異世界転移!?寝ている間にできる簡単なお仕事です

ベルピー

文字の大きさ
上 下
76 / 90

第75話 9-2日目 ワイバーン撃破!!

しおりを挟む
ワイバーンが巣を張っているので討伐してほしい。と依頼を受けたユウヤ達。早速ワイバーンが巣を張っている山に向かうと、8体ものワイバーンを見つけた。

見つけたのはよかったが、8体のワイバーンを同時に相手するのはきびしいと考えたユウヤは時間を掛けて、1体ずつ討伐する作戦に出る事にした。

今はワイバーンが目視できる所で様子を伺っている。

「ルリ、エミリ。ワイバーンはレッド、イエロー、グリーンの順でレベルが高い。できるならグリーンから倒したい所だ。」
「1体だけこっちにきてくれると楽なんですが・・・」

「そうだなー。しばらく様子を見ようか。」

しばらく様子を見るが群れから離れるワイバーンはいなかった。

「待っていてもワイバーンは群れから離れそうにないな・・・」
「そうですね。大きな魔法を使うとダメージは与えられそうですが、一気に何体も向かってきそうですし・・・」
「ルリが石を投げて一体ずつ倒すです!」

「ルリー!・・・いや!ルリ!!ナイスだ。それで行こう!!」
「ルリにまかせるです。」
「本当に石を投げて倒すんですか?」

「いや石を投げて倒すわけじゃない。石を投げてこっちにおびき寄せるんだ。群れと言っても固まってるわけじゃない。端っこにいるワイバーンに石を投げてこっちに注意を向けるんだ。それなら群れから離れる気がする。」
「でも石をうまく当てる事ができるでしょうか?外れたら他のワイバーンに気付かれないですか?」

「そこはルリに投擲のスキルを取ろうと思ってる。スキルを取ればコントロールもばっちりだと思わないか?」
「ユウヤ様!それならいけそうです。」

(たしかルリはスキルポイントが15残っていたはずだ。投擲スキルは石とかの物があれば使えるしあって困らないスキルだと思う。ならここは全部突っ込むか。)

ユウヤはルリのスキルポイントを全て投擲に振る事にした。
結果、ルリの投擲スキルはレベル5になった。

「ルリ!投擲スキルをレベル5にしたぞ。ちょっとそこにある石で投擲の練習をしてみてくれるか?」
「はいです。どこを狙えばいいですか?」

「そうだな。ワイバーンの反対側。あそこに鳥が飛んでるだろ?あれを狙う事はできるか?」
「えっ・・・ユウヤ様。ルリに投擲スキルを振ったからといって、さすがにあれは狙えないと思いますが・・・」
「わかったです。えいっ!!!」

ルリは手元の石を空を飛ぶ鳥に投げた。ルリの投げた石は一直線に鳥に向かい見事鳥に当たった。

「当たったです。」
「うそっ!?」

(コントロールバッチリだな。)
「さすがだな。これならワイバーンを釣る事ができそうだな。よしもう一度様子を伺おう。時間はたっぷりある。今日全部倒せなくても明日も時間があるんだ。安全に慎重にやって行こう。」
「はいです。」
「ワイバーンがきたら任せてください。音の小さな風魔法で攻撃します。」

(倒すのはエミリの風魔法と俺の剣だな。さすがに雷魔法は音がでかすぎるし・・・)

まずはグリーンワイバーンを狙う事にした。端っこにいるワイバーンの足を狙ってルリが投擲する。

石が当たったワイバーンは石を投げた方角を見る。再度足に石を当てるルリ。すると予想通り、グリーンワイバーンはこっちに向かってきた。

「ユウヤ様!ワイバーンが向かってきたです。」
「ああ。でももうちょっと待て、群れから離れてからだ。焦って攻撃すると他のワイバーンを引き連れてきてしまうからな。」

「よし。エミリ。今だ!」
「はい。ウインドカッター!!!」

エミリの風魔法はレベル5だ。魔力も高いのでワイバーンの身体に傷を付けていく。
「よし後は任せろ。」

「はい。一応支援魔法かけます。」
エミリがユウヤに支援魔法を唱えてバフを掛ける。

向かってきたワイバーンに対しユウヤは向かって行って首を撥ねた。

「よしスパッと切れた訳じゃないけど力一杯振れば首を斬る事ができたぞ!」

「ユウヤ様お見事です。」
「ユウヤ様やったです。」

「よし。丸ごと回収だ。肉に皮に牙にワイバーンはけっこうな金になるだろう。」

ユウヤ達はその後、順調にグリーンワイバーン、イエローワイバーン2体、レッドワイバーンと1体ずつ時間を掛けて討伐していった。

レッドワイバーンは他のワイバーンと比べて強いのか。ユウヤの剣で首を撥ねる事ができなかった。だが、ユウヤが機転をきかせ、すぐさま翼を切断する。翼が切断されたワイバーンは飛べなくなって地に落ちたので動けなくなったところを心臓を一突きして倒した。

「よし5体倒せたら上出来だろう。遅くなってきたら危ないし今日は近くで野宿して明日残りのワイバーンを討伐しようか。」

「はいです。」
「わかりましたわ。」

(予定通りワイバーンを倒せたな。あと3体なら問題はないけど・・・。とりあえず数が少なくなったらワイバーンの巣の調査だな。まあグリーン、イエロー、レッドのワイバーンなら急に出てきても対応できるだろ。問題はそれ以上のワイバーンがいた場合だな・・・)

ユウヤ達は残りを明日討伐する事にして野宿する事にした。テントや食料などの夜営の道具はユウヤのアイテムボックスに入ってるので慣れたモノだった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 ***************************** ***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。*** ***************************** マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
酒好きなぽっちゃりおっさん。 魔物が跋扈する異世界で転生する。 頭で思い浮かべた事を具現化する魔法《創造魔法》の加護を貰う。 《創造魔法》を駆使して異世界でSランク冒険者を目指す物語。 ※以前完結した作品を修正、加筆しております。 完結した内容を変更して、続編を連載する予定です。

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

処理中です...