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第72話 9-1日目 ワルシャイ伯爵について調べよう
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「知らない天井だ。」
ユウヤは地球で寝る前に見ていたアニメのセリフをつぶやいた。
「そういや~。家を借りてそれぞれの部屋を作ったから昨日は1人で寝たんだったな。最近はルリとエミリといつも一緒に寝てたからちょっと寂しい感じはするけど・・・。まあたまに1人になりたい時もあるよな。・・・ってなんかリア充みたいな言葉が自然と出て来たぞ・・・」
ユウヤは、異世界に戻ってきた。今日から4日間はこちらで行動していく。最近は地球よりも異世界にいる時間の方が長いので異世界生活がメインになってきていた。
地球では借金1000万あるユウヤではあるが、異世界ではBランク冒険者で4人の奴隷を持つハーレム冒険者である。リア充している!と言えるだろう。
「さてさて、今日からギルドマスターからの指名依頼をこなしていかないといけないからな。よし!!気合入れるか。」
ユウヤはベットから起き上がって伸びをする。
「とりあえず誰か起きてるかな。まだなら朝食でも作るとするか。」
ユウヤは階段を降りていき、ダイニングの扉を開ける。するとマイヤとメイヤがテーブルでおしゃべりしていた。
「マイヤとメイヤおはよう。早いね。」
「「おはようございます。」」
「朝ごはんはまだだよね?何か作ろうと思うけど。」
「ユウヤ様!私達も朝起きてみんなに朝食を作ろうと思ったんですが、きてみるとすでにエミリさんがキッチンで朝食を作ってました。」
「一歩出遅れました~。エミリさんに手伝うって言ったんですけどダイニングで椅子にすわって待っててと言われてしまって・・・」
「そうなんだ。じゃあちょっと様子を見てこようかな。」
ユウヤはキッチンに向かった。するとスープのにおいか。良いにおいが漂ってきた。
「エミリおはよう。早起きだね。みんなの朝ごはんを作ってくれてるの?」
「ユウヤ様おはようございます。はい!料理担当としてここのキッチンは私が担当したいと思ってるので。」
「楽しみにしてるよ。」
「はい。もうすぐできると思いますので、ダイニングでお待ち下さい。あっ!!ルリはまだ起きてきてないですよね?」
「そうだね。マイヤにでも起こしてきてくれるよう頼んでみるよ。」
「お願いします。」
ユウヤはダイニングに戻り、マイヤにルリを起こしてくるようにお願いする。
マイヤがルリを起こしに行くとしばらくして眠そうな顔をしたルリが起きてきた。
「ユウヤ様~・・おはようございます。」
「ルリ。おはよう。今エミリが朝食を作ってくれてるから顔洗ってきなよ。」
「はいで~す。」
そう言ってルリは顔を洗いに行った。
しばらくするとエミリが朝食を運んできた。5人分となると量も多いので配膳はマイヤやメイヤも手伝った。
焼きたてのパンにスープ、サラダに肉と朝から豪勢だった。
「朝から豪華だな。」
「はい。今日から大事な依頼をこなさないといけませんからね。力を付ける為にはまずは食事です。」
「たしかに!エミリの言う通りだな。じゃあみんなで頂こうか。頂きます。」
「「「「頂きます。」」」」
エミリの作った朝食はとてもおいしかった。さすが料理スキルを持ってるだけはある!という感じだった。
食事が終わると全員で紅茶を飲んで食後のティータイムだ。
この世界にはコーヒーが存在しなかった。ユウヤが読んだ異世界小説でもコーヒーが存在しない異世界は多くあったので仕方がない。
(まあコーヒーは地球で買ってるから依頼がひと段落したらみんなで飲めばいいよな。)
「飲みながらでいいから聞いてくれ。とりあえずお茶が終わったらマイヤとメイヤは俺と一緒にセイロンさんの奴隷商に行ってみようか?」
「「はい。」」
「ルリとエミリは街中で聞き込みをお願いな。」
「わかりました。」
「はいで~す。」
ユウヤはマイヤとメイヤを連れてセイロンさんがいる奴隷商に足を運んでいた。奴隷商につくと、
「すいません。セイロンさんはいますか?」
「オーナーですね。少々お待ちください。」
受付の人にお願いすると、セイロンさんを呼びに行ってくれた。しばらくすると
「おやユウヤ様ではないですか?今日はどうされましたか?マイヤとメイヤに何か問題でもありましたか?と言ってもまだ2日も経っていませんが・・・」
「お久しぶりです。セイロンさん。マイヤとメイヤはまだ2日も経ってませんが良くやってくれてますよ。今日はですね。セイロンさんに聞きたい事があってきたんです。」
「聞きたい事・・・ですか?」
「はい。マイヤとメイヤを売った貴族様の事を教えてもらおうと思いまして。」
「!?・・・何かありましたか?」
ユウヤは指名依頼の事は伏せて、マイヤとメイヤがいた所の貴族が気になる事。そういった奴隷がその貴族から度々くるのか?など又、その貴族が違法奴隷を取り扱っている噂を聞いた事。ドミノって奴隷商の事を尋ねた。
「ここではちょっと・・・。奥で詳しく聞きましょうか。どうぞ。」
セイロンはユウヤ達をオーナー室に案内した。
オーナー室に入るとユウヤとマイヤとメイヤはソファに腰かける。
「さて聞きたいのはワルシャイ伯爵の事と奴隷商のドミノの事ですね。」
「はい。 」
「わかりました。私の知ってる事で話せる範囲ではありますがお話致しましょう。」
そういってセイロンはワルシャイ伯爵の事を話し始めるのだった。
ユウヤは地球で寝る前に見ていたアニメのセリフをつぶやいた。
「そういや~。家を借りてそれぞれの部屋を作ったから昨日は1人で寝たんだったな。最近はルリとエミリといつも一緒に寝てたからちょっと寂しい感じはするけど・・・。まあたまに1人になりたい時もあるよな。・・・ってなんかリア充みたいな言葉が自然と出て来たぞ・・・」
ユウヤは、異世界に戻ってきた。今日から4日間はこちらで行動していく。最近は地球よりも異世界にいる時間の方が長いので異世界生活がメインになってきていた。
地球では借金1000万あるユウヤではあるが、異世界ではBランク冒険者で4人の奴隷を持つハーレム冒険者である。リア充している!と言えるだろう。
「さてさて、今日からギルドマスターからの指名依頼をこなしていかないといけないからな。よし!!気合入れるか。」
ユウヤはベットから起き上がって伸びをする。
「とりあえず誰か起きてるかな。まだなら朝食でも作るとするか。」
ユウヤは階段を降りていき、ダイニングの扉を開ける。するとマイヤとメイヤがテーブルでおしゃべりしていた。
「マイヤとメイヤおはよう。早いね。」
「「おはようございます。」」
「朝ごはんはまだだよね?何か作ろうと思うけど。」
「ユウヤ様!私達も朝起きてみんなに朝食を作ろうと思ったんですが、きてみるとすでにエミリさんがキッチンで朝食を作ってました。」
「一歩出遅れました~。エミリさんに手伝うって言ったんですけどダイニングで椅子にすわって待っててと言われてしまって・・・」
「そうなんだ。じゃあちょっと様子を見てこようかな。」
ユウヤはキッチンに向かった。するとスープのにおいか。良いにおいが漂ってきた。
「エミリおはよう。早起きだね。みんなの朝ごはんを作ってくれてるの?」
「ユウヤ様おはようございます。はい!料理担当としてここのキッチンは私が担当したいと思ってるので。」
「楽しみにしてるよ。」
「はい。もうすぐできると思いますので、ダイニングでお待ち下さい。あっ!!ルリはまだ起きてきてないですよね?」
「そうだね。マイヤにでも起こしてきてくれるよう頼んでみるよ。」
「お願いします。」
ユウヤはダイニングに戻り、マイヤにルリを起こしてくるようにお願いする。
マイヤがルリを起こしに行くとしばらくして眠そうな顔をしたルリが起きてきた。
「ユウヤ様~・・おはようございます。」
「ルリ。おはよう。今エミリが朝食を作ってくれてるから顔洗ってきなよ。」
「はいで~す。」
そう言ってルリは顔を洗いに行った。
しばらくするとエミリが朝食を運んできた。5人分となると量も多いので配膳はマイヤやメイヤも手伝った。
焼きたてのパンにスープ、サラダに肉と朝から豪勢だった。
「朝から豪華だな。」
「はい。今日から大事な依頼をこなさないといけませんからね。力を付ける為にはまずは食事です。」
「たしかに!エミリの言う通りだな。じゃあみんなで頂こうか。頂きます。」
「「「「頂きます。」」」」
エミリの作った朝食はとてもおいしかった。さすが料理スキルを持ってるだけはある!という感じだった。
食事が終わると全員で紅茶を飲んで食後のティータイムだ。
この世界にはコーヒーが存在しなかった。ユウヤが読んだ異世界小説でもコーヒーが存在しない異世界は多くあったので仕方がない。
(まあコーヒーは地球で買ってるから依頼がひと段落したらみんなで飲めばいいよな。)
「飲みながらでいいから聞いてくれ。とりあえずお茶が終わったらマイヤとメイヤは俺と一緒にセイロンさんの奴隷商に行ってみようか?」
「「はい。」」
「ルリとエミリは街中で聞き込みをお願いな。」
「わかりました。」
「はいで~す。」
ユウヤはマイヤとメイヤを連れてセイロンさんがいる奴隷商に足を運んでいた。奴隷商につくと、
「すいません。セイロンさんはいますか?」
「オーナーですね。少々お待ちください。」
受付の人にお願いすると、セイロンさんを呼びに行ってくれた。しばらくすると
「おやユウヤ様ではないですか?今日はどうされましたか?マイヤとメイヤに何か問題でもありましたか?と言ってもまだ2日も経っていませんが・・・」
「お久しぶりです。セイロンさん。マイヤとメイヤはまだ2日も経ってませんが良くやってくれてますよ。今日はですね。セイロンさんに聞きたい事があってきたんです。」
「聞きたい事・・・ですか?」
「はい。マイヤとメイヤを売った貴族様の事を教えてもらおうと思いまして。」
「!?・・・何かありましたか?」
ユウヤは指名依頼の事は伏せて、マイヤとメイヤがいた所の貴族が気になる事。そういった奴隷がその貴族から度々くるのか?など又、その貴族が違法奴隷を取り扱っている噂を聞いた事。ドミノって奴隷商の事を尋ねた。
「ここではちょっと・・・。奥で詳しく聞きましょうか。どうぞ。」
セイロンはユウヤ達をオーナー室に案内した。
オーナー室に入るとユウヤとマイヤとメイヤはソファに腰かける。
「さて聞きたいのはワルシャイ伯爵の事と奴隷商のドミノの事ですね。」
「はい。 」
「わかりました。私の知ってる事で話せる範囲ではありますがお話致しましょう。」
そういってセイロンはワルシャイ伯爵の事を話し始めるのだった。
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