寝ている間は異世界転移!?寝ている間にできる簡単なお仕事です

ベルピー

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第71話 そうだ宝くじを買おう!!

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「知らない天井・・・じゃないな。」

眼が覚めると裕也は、現実世界にもどってきてる事に気付いた。なぜなら異世界ではベットで寝ていた裕也だが、地球での裕也の部屋は六畳一間ベットなんかはないので、フローリングに直接布団をひいて寝ていたからだ。

「帰ってきたな。今回の異世界は内容が濃かったな~。ダンジョン攻略して、ギルマスイベントに、指名依頼、奴隷購入と盛りだくさんだったな~。」

裕也は異世界に行く前の事を思い出していた。

「昨日は東京での幹部研修で終わった後に飛行機でこっちに帰ってきたんだったな。それで疲れてすぐに寝たんだ。それに土日に幹部研修を受けたから、今日と明日は休んで良いって部長に言われたから今日と明日は会社に行かなくて良い。と・・・」

裕也は今日が休みだという事と、まだ朝の6時だという事で二度寝する事にした。





目が覚めると12時を回っていた。

「久々によく寝たな~。こんなにゆっくり寝たのはいつぶりだろ???。でもまあやっぱり夜から朝にかけてしか異世界には行けないみたいだな。しかも4日間が限界みたいだな。」

寝ている間に異世界に行っている裕也だが、裕也の自宅の布団で夜寝ると2時間当たり1日異世界で過ごせる事がわかっていた。

自宅以外のホテルで寝た時は異世界に行けなかった。
夜以外の時間に昼寝や仮眠を取った時も異世界に行けなかった。

そして今日わかったのはどれだけ寝ようと思っても8時間で一度起きる。つまり異世界には1回で4日間しかいけないという事だった。

裕也は昨日がっつり12時間は寝るつもりだった。翌日が休みだとわかっていたので10時に寝て10時頃まで寝るつもりだったのだ。

しかし、裕也が起きたのは6時。2度寝したにも関わらず異世界には行けなかった。

それは、1回において異世界にいけるのが最大4日間までだという事だと気づいたのだった。

「さて、今日はどうするかな。とりあえず、スキル関係に関してはネットで調べて、貴族とかざまぁ系の小説も読んで知識を増やしておくか・・・後はマイヤとメイヤが新しく仲間になったからなんか買ってあげたいな。」

ルリやエミリにスキルを付ける為に裕也はパソコンを起動して検索していく。

「やっぱり現代には情報が溢れているよな・・・。異世界とかファンタジーの情報がたくさん出てくるよ。ネット様様だな!」

ある程度知識を仕入れた裕也は外に買い物に出かける事にした。

「とりあえず買い物に出るか・・・ってあんまりお金持ってなかったな。」

裕也はアイテムボックスを確認して所持ゴールドが13万なのを確認して、1万ゴールドを円に換金する事にした。

「はー。100万の価値があったけど、しょうがない。10万の現金って魅力だもんな。」

異世界の1ゴールドは100円の価値がある。
そして、異世界の1ゴールドは地球の円に換金ができる。
ただし、換金レートは1ゴールド=10円だ。

裕也は10万円を財布に入れて買い物に出かけた。目指すは近所にあるショッピングモールだ。ここなら欲しいモノは全て揃う。

「まずはこっちの食べ物だな。ハンバーガーに牛丼、ドーナツに、あっあとコーヒーとかも買っておくか。」

裕也はファーストフード店を巡ってそれぞれ5人前ずつ地球の食料品を購入していく。怪しまれない様に購入する度にトイレに行ってアイテムボックスに収納していった。

「食べ物はこれくらいでいいだろ。次は・・・」

裕也は次にマイヤとメイヤの為に何かないか探す事にした。

「女性モノの服はさすがに俺1人じゃ選べないから小物類だな。髪飾り、首飾り、ぬいぐるみ、バックとか手袋とかマフラーとかもいいかもしれないな。それにマイヤとメイヤの物だけ買ったらルリとエミリの機嫌が悪くなるかもしれないからそっちの分も買っておくか。」

裕也はそれぞれに似合いそうな小物を見つけては次々と購入していく。一つ一つはそれほど高くなく、だいたいが3千円以内で購入できた。ネックレスはトップについている石違いを5つ購入してお揃いにしようと考えていた。

一通り購入した裕也はフードコーナーでたこ焼きを食べながら休憩していた。

「とりあえず必要な物は買った。お金も結構使ったな。なんかこっちに戻る度に色々買ってたらお金がいくらあっても足りないな・・・」

そんな感じで休憩をしていた裕也は、ふと周りを見渡すとある場所で視線が止まった。

「あれは!?」

見つけたのは宝くじ売り場だった。
裕也は女神様から幸運スキルを貰った時に宝くじでも買ってみるか。と思っていた。

「この場所でしかもまだお金が残ってるこの状況。もはやこれは買え!と言っているのでは・・・」

裕也は宝くじ売り場に行き、販売している宝くじを確認した。

「年末ジャンボ宝くじ・・・1等7億円!?」

(さすがに1等はありえないとは思うけど・・・でももしかしたらこれで借金を一気に返せるかも・・・)

裕也は思い切って、残金4万円で買えるだけ宝くじを購入した。

(これが当たれば億万長者だ。神様、女神様、幸運スキル様!お願いします。)

裕也は神頼みをしながら宝くじをアイテムボックスにしまった。

やる事を全て終えた裕也は異世界で又、4日間過ごす為に眠りについたのだった。
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