66 / 90
第66話 8-3日目 購入した奴隷は家族だと思ってる!
しおりを挟む
ユウヤは頭と足を欠損した2人の女性に回復魔法を掛けた。するとどちらの女性も欠損など綺麗さっぱり無くなった。
「これは!?」
姉の方は足が生えてきて両足で立てる事に驚いていた。しかし、すぐに妹の頭が元通りになってる事に気付いて妹を見つめる。
妹の方もひどかったやけどが無くなり、髪が生えてきたのがわかったのか虚ろだった目が正気に戻りしきりに頭を触っている。
それからは2人とも号泣だ。2人とも抱き合ってずっと号泣していた。
気持ちはわかるので、ユウヤもルリもエミリも、そしてセイロンも2人が泣き止むまで温かく見守っていた。
しばらくすると、2人は泣き止んだ。
2人は手を繋いでユウヤ達の元に歩いてきた。
「すいません。うれしくて・・・その・・・・」
「かまわないよ。身体が元に戻ってよかったね。」
「「はい。」」
「あの・・・これからよろしくお願いします。治してもらった恩は一生わすれません。妹と精一杯ご奉仕させて頂きます。」
「ご奉仕!?」
(いやいやご奉仕って・・・まあそれはそれでうれしいけど。ここでそんな大声で言わないでよ。ルリとエミリがジト目でこっち見てるじゃん。)
「ユウヤ様。そういう目的で購入されたんですか?」
「ユウヤ様。私達じゃ満足できなかったんですか?」
ルリとエミリがユウヤを問い詰める。
「いやいや。待ってくれ待ってくれ。そういう目的で購入したんじゃないんだ!。これから王都を拠点にしようと思ってるからどこか家でも借りようと思ってな。そこでその2人はメイドをやっていたってセイロンさんが言ってたからちょうどいい。と思ったんだよ。」
「「本当に???」」
「本当・・・です。」
「まあいいでしょう。この二人は欠損が治って私もうれしいですし。」
「ルリもルリも。仲間が増えてうれしいです。」
「あの~。それで私達はどうすれば・・・」
「ああ待ってね。今、セイロンさんと話をするから。」
「セイロンさん。という事でこの二人は買わせて頂きますね。そのまま連れて行っても大丈夫ですか?」
「ええもちろんです。奇跡をこの眼で見る事ができて私も幸せです。それではこちらで奴隷契約を済ませましょうか。」
セイロンに案内されてユウヤは2人の姉妹と奴隷契約をした。
「俺が君たちの主人のユウヤだ。これからよろしくね。」
「「よろしくお願いします。ご主人様。」」
「ご主人様ってちょっとはずかしいからユウヤって呼んでくれるかな?」
「でも・・・」
2人はどうすればよいかわからずルリとエミリを見る。
「大丈夫ですよ。ユウヤ様はとてもやさしいですから。」
「ですです。」
「ユウヤ様。」
「ん。まあそれでいいよ。よろしくね。あっそうだ。2人の名前をまだ聞いてなかったね。教えてくれるかな。」
「私はマイヤといいます。妹はメイヤです。姉妹揃って購入して頂いてありがとうございます。何ができるかわかりませんが精一杯がんばりますのでよろしくお願いいたします。」
「うん。こちらこそよろしくね。後、君たち以外にも奴隷がいるから紹介するね。奴隷っていっても家族みたいなもんだけど。」
「ルリです。今日から家族です。よろしくです。」
「エミリです。こちらこそよろしくおねがいしますね。」
挨拶が住み、セイロンに1万ゴールド支払って、ユウヤ達は奴隷商を出た。
「さて、今日は装備品とかアイテムを見る予定だったけど、予定を変更して不動産を見に行くか?」
「家ですか??行くです。行くです。」
「ユウヤ様!その前にマイヤとメイヤの服を見ませんか?2人ともボロボロなので。」
「たしかにそうだな。悪い悪い。それじゃあ2人の服を選んで、着替えてからお昼をどこかで食べて不動産を見に行くっていうのはどうだ?」
「「賛成です。」」
ユウヤ、ルリ、エミリ、マイヤ、メイヤの5人は王都で人気の服屋に足を運んだ。店に着くなり、ユウヤは服を選びだすが、
「どうしたマイヤ?好きな服選べよ!3着ぐらいはないと厳しいだろ?」
「いえ。こんな上等な服選べません。もっと中古とかでいいのですけど・・・」
「そんなん気にしなくていいよ。ほらメイヤは色々見てるぞ。」
「メイヤ!?ダメですよ。こんな上等な服。いくらすると思ってるの?」
「だって~。ユウヤ様は好きに選んでいいって・・・」
「私達は奴隷なんですよ。遠慮しなさい。」
「ルリ。エミリ。2人に服を3着ずつ選んで上げてくれ。それと遠慮する必要はないって教えてあげてくれるか?あとお前達もほしい服があったら買っていいからな。」
「「はい」です。」
始めは遠慮していたマイヤだったが、周りに色々勧められて最後は開き直ったのか服を合わして気に入った服を選んでいた。
ユウヤはそこでメイド服があるのを見つけたのでルリ、エミリ、マイヤ、メイヤ用にメイド服を4着購入したのだった。
「じゃあ服も買ったしどこかで食事にしようか。マイヤとメイヤは食べたい物とかあるか??」
「私はユウヤ様の残り物で大丈夫です。」
「私は・・・」
メイヤが何か話そうとしたが、マイヤに指摘されて黙ってしまった。
(まあ奴隷ってこういう感じなのはしょうがないか。今日買ったばっかりだしな。少しずつ慣れてもらうしかないか。)
ユウヤは再度、マイヤとメイヤに伝えた。
「さっきもいったけど、遠慮は不要だ。ルリとエミリを見てみろ!遠慮なんてしてないだろ?」
「ユウヤ様!それはちょっと失礼では・・・」
「まあなんていうか、俺とマイヤとメイヤは奴隷契約したが、俺は家族だと思ってる。家族なら遠慮なんて不要だと思わないか?」
「マイヤ、メイヤ。私もルリもユウヤ様の奴隷ですが、ユウヤ様は言葉通り、家族として接してくれてます。はじめは難しいかもしれませんが慣れて行ってくださいね。」
「じゃあルリはお肉が食べたいですです。」
「そうか!じゃあ肉にしよう。ガッツリ行こうぜ。」
ユウヤは奴隷達を引き連れて肉を食べる事にしたのだった。
「これは!?」
姉の方は足が生えてきて両足で立てる事に驚いていた。しかし、すぐに妹の頭が元通りになってる事に気付いて妹を見つめる。
妹の方もひどかったやけどが無くなり、髪が生えてきたのがわかったのか虚ろだった目が正気に戻りしきりに頭を触っている。
それからは2人とも号泣だ。2人とも抱き合ってずっと号泣していた。
気持ちはわかるので、ユウヤもルリもエミリも、そしてセイロンも2人が泣き止むまで温かく見守っていた。
しばらくすると、2人は泣き止んだ。
2人は手を繋いでユウヤ達の元に歩いてきた。
「すいません。うれしくて・・・その・・・・」
「かまわないよ。身体が元に戻ってよかったね。」
「「はい。」」
「あの・・・これからよろしくお願いします。治してもらった恩は一生わすれません。妹と精一杯ご奉仕させて頂きます。」
「ご奉仕!?」
(いやいやご奉仕って・・・まあそれはそれでうれしいけど。ここでそんな大声で言わないでよ。ルリとエミリがジト目でこっち見てるじゃん。)
「ユウヤ様。そういう目的で購入されたんですか?」
「ユウヤ様。私達じゃ満足できなかったんですか?」
ルリとエミリがユウヤを問い詰める。
「いやいや。待ってくれ待ってくれ。そういう目的で購入したんじゃないんだ!。これから王都を拠点にしようと思ってるからどこか家でも借りようと思ってな。そこでその2人はメイドをやっていたってセイロンさんが言ってたからちょうどいい。と思ったんだよ。」
「「本当に???」」
「本当・・・です。」
「まあいいでしょう。この二人は欠損が治って私もうれしいですし。」
「ルリもルリも。仲間が増えてうれしいです。」
「あの~。それで私達はどうすれば・・・」
「ああ待ってね。今、セイロンさんと話をするから。」
「セイロンさん。という事でこの二人は買わせて頂きますね。そのまま連れて行っても大丈夫ですか?」
「ええもちろんです。奇跡をこの眼で見る事ができて私も幸せです。それではこちらで奴隷契約を済ませましょうか。」
セイロンに案内されてユウヤは2人の姉妹と奴隷契約をした。
「俺が君たちの主人のユウヤだ。これからよろしくね。」
「「よろしくお願いします。ご主人様。」」
「ご主人様ってちょっとはずかしいからユウヤって呼んでくれるかな?」
「でも・・・」
2人はどうすればよいかわからずルリとエミリを見る。
「大丈夫ですよ。ユウヤ様はとてもやさしいですから。」
「ですです。」
「ユウヤ様。」
「ん。まあそれでいいよ。よろしくね。あっそうだ。2人の名前をまだ聞いてなかったね。教えてくれるかな。」
「私はマイヤといいます。妹はメイヤです。姉妹揃って購入して頂いてありがとうございます。何ができるかわかりませんが精一杯がんばりますのでよろしくお願いいたします。」
「うん。こちらこそよろしくね。後、君たち以外にも奴隷がいるから紹介するね。奴隷っていっても家族みたいなもんだけど。」
「ルリです。今日から家族です。よろしくです。」
「エミリです。こちらこそよろしくおねがいしますね。」
挨拶が住み、セイロンに1万ゴールド支払って、ユウヤ達は奴隷商を出た。
「さて、今日は装備品とかアイテムを見る予定だったけど、予定を変更して不動産を見に行くか?」
「家ですか??行くです。行くです。」
「ユウヤ様!その前にマイヤとメイヤの服を見ませんか?2人ともボロボロなので。」
「たしかにそうだな。悪い悪い。それじゃあ2人の服を選んで、着替えてからお昼をどこかで食べて不動産を見に行くっていうのはどうだ?」
「「賛成です。」」
ユウヤ、ルリ、エミリ、マイヤ、メイヤの5人は王都で人気の服屋に足を運んだ。店に着くなり、ユウヤは服を選びだすが、
「どうしたマイヤ?好きな服選べよ!3着ぐらいはないと厳しいだろ?」
「いえ。こんな上等な服選べません。もっと中古とかでいいのですけど・・・」
「そんなん気にしなくていいよ。ほらメイヤは色々見てるぞ。」
「メイヤ!?ダメですよ。こんな上等な服。いくらすると思ってるの?」
「だって~。ユウヤ様は好きに選んでいいって・・・」
「私達は奴隷なんですよ。遠慮しなさい。」
「ルリ。エミリ。2人に服を3着ずつ選んで上げてくれ。それと遠慮する必要はないって教えてあげてくれるか?あとお前達もほしい服があったら買っていいからな。」
「「はい」です。」
始めは遠慮していたマイヤだったが、周りに色々勧められて最後は開き直ったのか服を合わして気に入った服を選んでいた。
ユウヤはそこでメイド服があるのを見つけたのでルリ、エミリ、マイヤ、メイヤ用にメイド服を4着購入したのだった。
「じゃあ服も買ったしどこかで食事にしようか。マイヤとメイヤは食べたい物とかあるか??」
「私はユウヤ様の残り物で大丈夫です。」
「私は・・・」
メイヤが何か話そうとしたが、マイヤに指摘されて黙ってしまった。
(まあ奴隷ってこういう感じなのはしょうがないか。今日買ったばっかりだしな。少しずつ慣れてもらうしかないか。)
ユウヤは再度、マイヤとメイヤに伝えた。
「さっきもいったけど、遠慮は不要だ。ルリとエミリを見てみろ!遠慮なんてしてないだろ?」
「ユウヤ様!それはちょっと失礼では・・・」
「まあなんていうか、俺とマイヤとメイヤは奴隷契約したが、俺は家族だと思ってる。家族なら遠慮なんて不要だと思わないか?」
「マイヤ、メイヤ。私もルリもユウヤ様の奴隷ですが、ユウヤ様は言葉通り、家族として接してくれてます。はじめは難しいかもしれませんが慣れて行ってくださいね。」
「じゃあルリはお肉が食べたいですです。」
「そうか!じゃあ肉にしよう。ガッツリ行こうぜ。」
ユウヤは奴隷達を引き連れて肉を食べる事にしたのだった。
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる