寝ている間は異世界転移!?寝ている間にできる簡単なお仕事です

ベルピー

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第66話 8-3日目 購入した奴隷は家族だと思ってる!

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ユウヤは頭と足を欠損した2人の女性に回復魔法を掛けた。するとどちらの女性も欠損など綺麗さっぱり無くなった。

「これは!?」

姉の方は足が生えてきて両足で立てる事に驚いていた。しかし、すぐに妹の頭が元通りになってる事に気付いて妹を見つめる。
妹の方もひどかったやけどが無くなり、髪が生えてきたのがわかったのか虚ろだった目が正気に戻りしきりに頭を触っている。

それからは2人とも号泣だ。2人とも抱き合ってずっと号泣していた。

気持ちはわかるので、ユウヤもルリもエミリも、そしてセイロンも2人が泣き止むまで温かく見守っていた。

しばらくすると、2人は泣き止んだ。
2人は手を繋いでユウヤ達の元に歩いてきた。

「すいません。うれしくて・・・その・・・・」
「かまわないよ。身体が元に戻ってよかったね。」
「「はい。」」

「あの・・・これからよろしくお願いします。治してもらった恩は一生わすれません。妹と精一杯ご奉仕させて頂きます。」
「ご奉仕!?」

(いやいやご奉仕って・・・まあそれはそれでうれしいけど。ここでそんな大声で言わないでよ。ルリとエミリがジト目でこっち見てるじゃん。)

「ユウヤ様。そういう目的で購入されたんですか?」
「ユウヤ様。私達じゃ満足できなかったんですか?」
ルリとエミリがユウヤを問い詰める。

「いやいや。待ってくれ待ってくれ。そういう目的で購入したんじゃないんだ!。これから王都を拠点にしようと思ってるからどこか家でも借りようと思ってな。そこでその2人はメイドをやっていたってセイロンさんが言ってたからちょうどいい。と思ったんだよ。」

「「本当に???」」
「本当・・・です。」

「まあいいでしょう。この二人は欠損が治って私もうれしいですし。」
「ルリもルリも。仲間が増えてうれしいです。」

「あの~。それで私達はどうすれば・・・」
「ああ待ってね。今、セイロンさんと話をするから。」

「セイロンさん。という事でこの二人は買わせて頂きますね。そのまま連れて行っても大丈夫ですか?」
「ええもちろんです。奇跡をこの眼で見る事ができて私も幸せです。それではこちらで奴隷契約を済ませましょうか。」

セイロンに案内されてユウヤは2人の姉妹と奴隷契約をした。
「俺が君たちの主人のユウヤだ。これからよろしくね。」
「「よろしくお願いします。ご主人様。」」
「ご主人様ってちょっとはずかしいからユウヤって呼んでくれるかな?」
「でも・・・」

2人はどうすればよいかわからずルリとエミリを見る。
「大丈夫ですよ。ユウヤ様はとてもやさしいですから。」
「ですです。」

「ユウヤ様。」
「ん。まあそれでいいよ。よろしくね。あっそうだ。2人の名前をまだ聞いてなかったね。教えてくれるかな。」

「私はマイヤといいます。妹はメイヤです。姉妹揃って購入して頂いてありがとうございます。何ができるかわかりませんが精一杯がんばりますのでよろしくお願いいたします。」
「うん。こちらこそよろしくね。後、君たち以外にも奴隷がいるから紹介するね。奴隷っていっても家族みたいなもんだけど。」

「ルリです。今日から家族です。よろしくです。」
「エミリです。こちらこそよろしくおねがいしますね。」

挨拶が住み、セイロンに1万ゴールド支払って、ユウヤ達は奴隷商を出た。

「さて、今日は装備品とかアイテムを見る予定だったけど、予定を変更して不動産を見に行くか?」
「家ですか??行くです。行くです。」
「ユウヤ様!その前にマイヤとメイヤの服を見ませんか?2人ともボロボロなので。」
「たしかにそうだな。悪い悪い。それじゃあ2人の服を選んで、着替えてからお昼をどこかで食べて不動産を見に行くっていうのはどうだ?」
「「賛成です。」」

ユウヤ、ルリ、エミリ、マイヤ、メイヤの5人は王都で人気の服屋に足を運んだ。店に着くなり、ユウヤは服を選びだすが、

「どうしたマイヤ?好きな服選べよ!3着ぐらいはないと厳しいだろ?」
「いえ。こんな上等な服選べません。もっと中古とかでいいのですけど・・・」
「そんなん気にしなくていいよ。ほらメイヤは色々見てるぞ。」
「メイヤ!?ダメですよ。こんな上等な服。いくらすると思ってるの?」
「だって~。ユウヤ様は好きに選んでいいって・・・」
「私達は奴隷なんですよ。遠慮しなさい。」

「ルリ。エミリ。2人に服を3着ずつ選んで上げてくれ。それと遠慮する必要はないって教えてあげてくれるか?あとお前達もほしい服があったら買っていいからな。」
「「はい」です。」

始めは遠慮していたマイヤだったが、周りに色々勧められて最後は開き直ったのか服を合わして気に入った服を選んでいた。

ユウヤはそこでメイド服があるのを見つけたのでルリ、エミリ、マイヤ、メイヤ用にメイド服を4着購入したのだった。

「じゃあ服も買ったしどこかで食事にしようか。マイヤとメイヤは食べたい物とかあるか??」
「私はユウヤ様の残り物で大丈夫です。」
「私は・・・」

メイヤが何か話そうとしたが、マイヤに指摘されて黙ってしまった。
(まあ奴隷ってこういう感じなのはしょうがないか。今日買ったばっかりだしな。少しずつ慣れてもらうしかないか。)

ユウヤは再度、マイヤとメイヤに伝えた。
「さっきもいったけど、遠慮は不要だ。ルリとエミリを見てみろ!遠慮なんてしてないだろ?」
「ユウヤ様!それはちょっと失礼では・・・」

「まあなんていうか、俺とマイヤとメイヤは奴隷契約したが、俺は家族だと思ってる。家族なら遠慮なんて不要だと思わないか?」
「マイヤ、メイヤ。私もルリもユウヤ様の奴隷ですが、ユウヤ様は言葉通り、家族として接してくれてます。はじめは難しいかもしれませんが慣れて行ってくださいね。」

「じゃあルリはお肉が食べたいですです。」
「そうか!じゃあ肉にしよう。ガッツリ行こうぜ。」

ユウヤは奴隷達を引き連れて肉を食べる事にしたのだった。
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