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第51話 7-4日目 隠し部屋発見!!お宝は!?
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「ルリ、エミリ。ここからはゆっくりダンジョンを攻略しながら進もう。中級ダンジョンでも31階層からはけっこうレアなアイテムとか手に入るかもしれない。隠し部屋とか地図の最短経路以外の道とかも何かあるかもしれない。特に急いでる訳じゃないから、その辺を探してみよう。その間に魔物が居れば倒して行けばレベルも上がるだろうしな。」
ユウヤ達は30階層までは魔物狩りをメインに攻略しながら進んでいた。31階層からは宝箱メインで攻略を進めた。宝箱メインとは地図を見ながら、最短ルートで次の階段に進むのではなく、敢えて遠回りして怪しい部屋があれば、調べる。怪しい通路があれば調べる。今まで発見されてなかった何かを見つける為にユウヤ達はダンジョンを攻略していった。
しかし、そんな簡単に隠し部屋が見つかる訳はなかった。部屋を見つけると怪しい所がないか調べる。何もないのでダンジョン攻略を進める。又、部屋を見つけると怪しい所がないか調べる。だが、あやしい所は全く見つからなかった。ただ、宝箱はいくつか発見する事が出来た。
中身はポーション、ナイフ、お金、肉などの微妙なモノばかりだった・・・
「宝箱あったです。開けるです。・・・・お金です。50ゴールドです。」
「又、お金か~・・・うれしいけど50ゴールドって微妙だな。」
「そうですね。もう10個ぐらい宝箱あけましたけど、どれも微妙なモノばかりですね。」
36階層まで下りたユウヤ達は10個の宝箱を見つけていた。どれも木箱の為、中身はよくあるモノだった。
「まあ普通に部屋の真ん中にあるのは今までに色んな人が開けてるんだろ?時間が経てばまた同じ場所に宝箱が現れるんじゃないか??」
ユウヤの予想は当たっていた。宝箱は一定時間が経つと再度出現する。何度も開けられている宝箱はレアリティが高くない。逆に全然開けられていない宝箱はレアリティが高い。中級ダンジョンは冒険者に人気の場所だ。日々多くの冒険者が攻略しており、宝箱は2日に一回は開けられていたので中身は普通だった。ユウヤはダンジョンについてはまだまだ知らない事が多くその事を知らなかった。
「まあ探せば宝箱がある。ってわかっただけでもよしとしよう。こうやって宝箱を探すのもダンジョンの楽しみ方の一つだと思うしな。」
「はいです。たしかに宝箱を見つけるとヤッターってなるです。」
「そうですね。見つけた時はうれしいのはわかります。」
「だろ??そんなすぐに気に入るアイテムが出る訳ないから気長に攻略していこう。」
ユウヤ達は初めてダンジョン攻略を楽しみながら進んでいた。今まではレベル上げ最優先していたので、魔物に突撃し、休む間もなく次の魔物をひたすら探して狩りをしていた。今は余裕をもってダンジョンを攻略できていた。
「ここは行き止まりだな。よし行き止まりも一応調べておくか。」
「「はい」です」
ユウヤ達は行き止まりの壁を調べる事にした。
「う~ん。やっぱりおかしなところはないよな。」
(ネットとかで調べた内容だったら色がちょっと変わってたりするんだが・・・)
ユウヤは行き止まりの壁と左右の壁を入念に観察したが、特に色が変わっていたりおかしい所は見つからなかった。
「これだったらギルドでその辺の情報を聞いておけばよかったな。もしかして元々隠し部屋みたいなのは存在しないのかもしれないな・・・」
ユウヤはそう呟きながら行き止まりの壁に触れていった。すると・・・・
「おっ!!?二人ともこっちにきてくれ!」
「ユウヤ様どうしたんですか?」
「何かあったんですか?」
ルリとエミリはユウヤに近づく。
「これを見てくれ」
ユウヤは壁に手を触れた。すると手が壁の中に入って行った。
「「これって!?」」
「ああ壁のように見えるけど見えるだけで向こう側に行けそうなんだ。壁の色は周りと一緒で触らないとわからなかったみたいだ。」
「「すごいです!?」」
「早速行ってみようと思う。だが、この先がどうなってるかわからないから念のため警戒しておいてくれ。モンスター部屋とか罠かもしれないからな。一応俺が先頭で進むぞ。」
ユウヤ達は壁に手を入れて壁の向こう側へと進んで行った。壁を抜けると通路になっていた。
「ユウヤ様。罠の気配は今の所ないです。」
「わかった。先に進もう。」
ユウヤ達は通路を進んだ。すると通路の先に部屋があり、入ると部屋の真ん中には銀色の宝箱が1個と、金色の宝箱並んでいた。
「ユウヤ様!金色の宝箱です!!」
エミリが宝箱を発見して近寄ろうとする。
「エミリ待て!!」
ユウヤはエミリの手を取り、近づくのを止めた。
「え!?」
「罠があるかもしれない。慎重に行こう。ルリ!罠は大丈夫か?」
「・・・はいです。何もなさそうです。」
「よしじゃあ宝箱に近づこう。」
罠が無い事を確認し、ユウヤ達は宝箱に近づいた。
「やっぱり隠し部屋はあったな。しかも金色の宝箱と銀色の宝箱だ。今まで見つかってなかった可能性も高いな。」
3人は宝箱を開けた。すると中から一冊の本と金色に輝くポーションが入っていた。
ユウヤ達は30階層までは魔物狩りをメインに攻略しながら進んでいた。31階層からは宝箱メインで攻略を進めた。宝箱メインとは地図を見ながら、最短ルートで次の階段に進むのではなく、敢えて遠回りして怪しい部屋があれば、調べる。怪しい通路があれば調べる。今まで発見されてなかった何かを見つける為にユウヤ達はダンジョンを攻略していった。
しかし、そんな簡単に隠し部屋が見つかる訳はなかった。部屋を見つけると怪しい所がないか調べる。何もないのでダンジョン攻略を進める。又、部屋を見つけると怪しい所がないか調べる。だが、あやしい所は全く見つからなかった。ただ、宝箱はいくつか発見する事が出来た。
中身はポーション、ナイフ、お金、肉などの微妙なモノばかりだった・・・
「宝箱あったです。開けるです。・・・・お金です。50ゴールドです。」
「又、お金か~・・・うれしいけど50ゴールドって微妙だな。」
「そうですね。もう10個ぐらい宝箱あけましたけど、どれも微妙なモノばかりですね。」
36階層まで下りたユウヤ達は10個の宝箱を見つけていた。どれも木箱の為、中身はよくあるモノだった。
「まあ普通に部屋の真ん中にあるのは今までに色んな人が開けてるんだろ?時間が経てばまた同じ場所に宝箱が現れるんじゃないか??」
ユウヤの予想は当たっていた。宝箱は一定時間が経つと再度出現する。何度も開けられている宝箱はレアリティが高くない。逆に全然開けられていない宝箱はレアリティが高い。中級ダンジョンは冒険者に人気の場所だ。日々多くの冒険者が攻略しており、宝箱は2日に一回は開けられていたので中身は普通だった。ユウヤはダンジョンについてはまだまだ知らない事が多くその事を知らなかった。
「まあ探せば宝箱がある。ってわかっただけでもよしとしよう。こうやって宝箱を探すのもダンジョンの楽しみ方の一つだと思うしな。」
「はいです。たしかに宝箱を見つけるとヤッターってなるです。」
「そうですね。見つけた時はうれしいのはわかります。」
「だろ??そんなすぐに気に入るアイテムが出る訳ないから気長に攻略していこう。」
ユウヤ達は初めてダンジョン攻略を楽しみながら進んでいた。今まではレベル上げ最優先していたので、魔物に突撃し、休む間もなく次の魔物をひたすら探して狩りをしていた。今は余裕をもってダンジョンを攻略できていた。
「ここは行き止まりだな。よし行き止まりも一応調べておくか。」
「「はい」です」
ユウヤ達は行き止まりの壁を調べる事にした。
「う~ん。やっぱりおかしなところはないよな。」
(ネットとかで調べた内容だったら色がちょっと変わってたりするんだが・・・)
ユウヤは行き止まりの壁と左右の壁を入念に観察したが、特に色が変わっていたりおかしい所は見つからなかった。
「これだったらギルドでその辺の情報を聞いておけばよかったな。もしかして元々隠し部屋みたいなのは存在しないのかもしれないな・・・」
ユウヤはそう呟きながら行き止まりの壁に触れていった。すると・・・・
「おっ!!?二人ともこっちにきてくれ!」
「ユウヤ様どうしたんですか?」
「何かあったんですか?」
ルリとエミリはユウヤに近づく。
「これを見てくれ」
ユウヤは壁に手を触れた。すると手が壁の中に入って行った。
「「これって!?」」
「ああ壁のように見えるけど見えるだけで向こう側に行けそうなんだ。壁の色は周りと一緒で触らないとわからなかったみたいだ。」
「「すごいです!?」」
「早速行ってみようと思う。だが、この先がどうなってるかわからないから念のため警戒しておいてくれ。モンスター部屋とか罠かもしれないからな。一応俺が先頭で進むぞ。」
ユウヤ達は壁に手を入れて壁の向こう側へと進んで行った。壁を抜けると通路になっていた。
「ユウヤ様。罠の気配は今の所ないです。」
「わかった。先に進もう。」
ユウヤ達は通路を進んだ。すると通路の先に部屋があり、入ると部屋の真ん中には銀色の宝箱が1個と、金色の宝箱並んでいた。
「ユウヤ様!金色の宝箱です!!」
エミリが宝箱を発見して近寄ろうとする。
「エミリ待て!!」
ユウヤはエミリの手を取り、近づくのを止めた。
「え!?」
「罠があるかもしれない。慎重に行こう。ルリ!罠は大丈夫か?」
「・・・はいです。何もなさそうです。」
「よしじゃあ宝箱に近づこう。」
罠が無い事を確認し、ユウヤ達は宝箱に近づいた。
「やっぱり隠し部屋はあったな。しかも金色の宝箱と銀色の宝箱だ。今まで見つかってなかった可能性も高いな。」
3人は宝箱を開けた。すると中から一冊の本と金色に輝くポーションが入っていた。
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