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第40話 6-1日目 中級ダンジョンレベリング
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目が覚めると左右にルリとエミリがいた。
(よしよし昨日は異世界に来れなかったからこっちで時間の経過とかどうなってるのかと思ったけど、15階層で休んだままだな。それにしても現実世界でもステータスが連動してるのは驚いたな。異世界でもっとステータスを上げればこっちでも現実世界でももっとメリットがありそうだ。)
異世界と現実世界はお金を共有できるだけでなく、ステータスも連動している事に気づいたユウヤ。現実世界で魔法を使う事はできなかったが、体力が上がった事で現実世界で疲れにくくなっているのと、知力が上がった事で仕事で成果を出せるようになっていた。
(お金もちゃんとそのままあるよな。)
ユウヤはアイテムボックスを確認して現実世界に戻る前にあった6800ゴールドがそのままある事を確認した。
(よしよし換金自由のスキルは正解だったな。これでいつでも必要な時に換金できるぞ。しばらくはゴールドのままで大丈夫だよな・・・・そういえば借金の返済日もせまっていたな。王都についたら一度金策して現実世界で借金返済に充てた方が良さそうだな・・・)
ユウヤは現実世界で借金が1000万円程あった。利息の支払いだけでも年間で150万程になる。月々約12万程利息を返済しないといけなかった。ユウヤの給料ではほぼ毎月赤字である。
そんな事を考えているとルリとエミリが起きて朝のルーティンを済ました。
(朝はこれがないとな。現実世界では味わえないからこっちはこっちで楽しまないと。)
ユウヤ達は食事をしながら今日の予定を話し合っていた。
「今日は予定通り20階層のボスを倒して21階層でレベル上げをするぞ。で明日からは護衛依頼を受けて王都に向かおうと思う。」
「「はい」です」
ユウヤ達は準備を終えて16階層へ進んでいった。
中級ダンジョンは初級ダンジョンよりもモンスターのレベルが高かったが、ルリもエミリもレベルが順調に上がっており、苦戦する事なく攻略は進んでいった。途中何組かの冒険者とすれ違ったが特に問題も起きなかった。
(ここの中級ダンジョンは冒険者が多いのかな?初級ダンジョンはあまり冒険者に遭遇しなかったがこっちはけっこうな割合で冒険者を見かけるな?だいたい4人パーティの所が多いけどやっぱりあと一人入れた方がいいのかな?)
冒険者パーティとすれ違うと特に話をする事もなかったが決まってユウヤ達は他の冒険者パーティからジロジロみられていた。ユウヤ達は気づいていなかったが・・・
そのまま20階層に向かうと20階層では複数の冒険者パーティが居た。
「めっちゃ冒険者がいるな。何だろう?」
「聞いてくるです。」
ルリが走って他の冒険者パーティに話しかけに行った。
「さすがルリ。コミュ力が高いな。」
購入した当初はあまりしゃべらなかったルリだが、打ち解けてから口調が変わりとても明るくなった。宿屋でも受付だったり食堂で店員さんだったりとよく話していた。
始めは奴隷なのでユウヤの許可なく話しなんかできません。と言っていたルリだが、ユウヤが普通に過ごしてくれていい。と言ってからは誰にでも自分から話しかけていた。
「ユウヤ様。どうやらボス戦の順番待ちをしてるみたいです。」
「そうなのか。20階層のボスって人気なのか?」
「どうなんでしょうか??」
「まあ並んで他の人に聞いて見るか」
ユウヤは並んでる冒険者の後ろにつけて前の冒険者パーティに話しかけた。
「すいません。ここってたくさん順番待ちしてますが、20階層のボスって人気なんですか?」
「あんた知らないのかい?ここのミスリルゴーレムは確率でミスリルを落とすんだよ。売ったらかなりのお金になるし武器の素材にもできる。だからここを周回する冒険者はけっこう多いんだよ。」
「周回??ですか?転移魔法陣って20階層のボスを倒した後にあるんですよね?どうやって周回するんですか?」
「ああ。20階層でボスを倒して、転移魔法陣で1階に戻ってから10階層に転移して20階層まで来るんだ。地図もあるし最短経路で進めば一日に3回は周回できるかな。」
(なるほどボスモンスターの方がドロップ率は高い。冒険者にとって金策は重要だ。金の稼げる所に人が集まるって感じか)
ユウヤ達は順番待ちをしていた。だいたい30分ぐらいで次の組がボス部屋に入って行っていた。3時間程待った後にユウヤ達の順番が回ってきた。
「よし。ルリ、エミリ行くぞ。」
「「はい」です」
ユウヤ達はボス部屋に突入した。
部屋の真ん中に銀色に光るゴーレムが現れた。
「あれがミスリルゴーレムか。固そうだな。剣とかもしかして通じないのか??てか魔法もなんか跳ね返しそうだな。」
「試してみます。」
ルリがゴーレムに近づき短剣で切り付ける。
「ガキン」
「とても固いです。」
どうやらルリの短剣ではゴーレムに傷がつけれないみたいだ。
「ルリ。どこかに核みたいのはないか?」
(ゴーレムと言えば固いから核の破壊ってのが決まりだろ??)
「ゴーレムの胸のあたりがかすかに赤く光ってます。」
「そこだな。よし俺が雷魔法で攻撃してみる。」
ユウヤはサンダーボルトを放った。サンダーボルトを受けたゴーレムは動きが止まった。
「おっやったか??ルリ、今の内に核を破壊できないか?」
ルリは動かなくなったゴーレムの核を破壊しようと短剣を胸に突き刺した。が短剣はミスリルゴーレムには刺さらなかった。
(やはりミスリル素材の剣でないと難しいか)
ユウヤは動かなくなったゴーレムの胸にサンダーランスを放った。サンダーランスを受けたゴーレムは核が破壊されてそのまま倒れていった。
「よし。雷魔法ならゴーレムにも効くな。」
倒れたゴーレムが消えて宝箱がドロップした。宝箱の色は銀色だった。
(よしよし昨日は異世界に来れなかったからこっちで時間の経過とかどうなってるのかと思ったけど、15階層で休んだままだな。それにしても現実世界でもステータスが連動してるのは驚いたな。異世界でもっとステータスを上げればこっちでも現実世界でももっとメリットがありそうだ。)
異世界と現実世界はお金を共有できるだけでなく、ステータスも連動している事に気づいたユウヤ。現実世界で魔法を使う事はできなかったが、体力が上がった事で現実世界で疲れにくくなっているのと、知力が上がった事で仕事で成果を出せるようになっていた。
(お金もちゃんとそのままあるよな。)
ユウヤはアイテムボックスを確認して現実世界に戻る前にあった6800ゴールドがそのままある事を確認した。
(よしよし換金自由のスキルは正解だったな。これでいつでも必要な時に換金できるぞ。しばらくはゴールドのままで大丈夫だよな・・・・そういえば借金の返済日もせまっていたな。王都についたら一度金策して現実世界で借金返済に充てた方が良さそうだな・・・)
ユウヤは現実世界で借金が1000万円程あった。利息の支払いだけでも年間で150万程になる。月々約12万程利息を返済しないといけなかった。ユウヤの給料ではほぼ毎月赤字である。
そんな事を考えているとルリとエミリが起きて朝のルーティンを済ました。
(朝はこれがないとな。現実世界では味わえないからこっちはこっちで楽しまないと。)
ユウヤ達は食事をしながら今日の予定を話し合っていた。
「今日は予定通り20階層のボスを倒して21階層でレベル上げをするぞ。で明日からは護衛依頼を受けて王都に向かおうと思う。」
「「はい」です」
ユウヤ達は準備を終えて16階層へ進んでいった。
中級ダンジョンは初級ダンジョンよりもモンスターのレベルが高かったが、ルリもエミリもレベルが順調に上がっており、苦戦する事なく攻略は進んでいった。途中何組かの冒険者とすれ違ったが特に問題も起きなかった。
(ここの中級ダンジョンは冒険者が多いのかな?初級ダンジョンはあまり冒険者に遭遇しなかったがこっちはけっこうな割合で冒険者を見かけるな?だいたい4人パーティの所が多いけどやっぱりあと一人入れた方がいいのかな?)
冒険者パーティとすれ違うと特に話をする事もなかったが決まってユウヤ達は他の冒険者パーティからジロジロみられていた。ユウヤ達は気づいていなかったが・・・
そのまま20階層に向かうと20階層では複数の冒険者パーティが居た。
「めっちゃ冒険者がいるな。何だろう?」
「聞いてくるです。」
ルリが走って他の冒険者パーティに話しかけに行った。
「さすがルリ。コミュ力が高いな。」
購入した当初はあまりしゃべらなかったルリだが、打ち解けてから口調が変わりとても明るくなった。宿屋でも受付だったり食堂で店員さんだったりとよく話していた。
始めは奴隷なのでユウヤの許可なく話しなんかできません。と言っていたルリだが、ユウヤが普通に過ごしてくれていい。と言ってからは誰にでも自分から話しかけていた。
「ユウヤ様。どうやらボス戦の順番待ちをしてるみたいです。」
「そうなのか。20階層のボスって人気なのか?」
「どうなんでしょうか??」
「まあ並んで他の人に聞いて見るか」
ユウヤは並んでる冒険者の後ろにつけて前の冒険者パーティに話しかけた。
「すいません。ここってたくさん順番待ちしてますが、20階層のボスって人気なんですか?」
「あんた知らないのかい?ここのミスリルゴーレムは確率でミスリルを落とすんだよ。売ったらかなりのお金になるし武器の素材にもできる。だからここを周回する冒険者はけっこう多いんだよ。」
「周回??ですか?転移魔法陣って20階層のボスを倒した後にあるんですよね?どうやって周回するんですか?」
「ああ。20階層でボスを倒して、転移魔法陣で1階に戻ってから10階層に転移して20階層まで来るんだ。地図もあるし最短経路で進めば一日に3回は周回できるかな。」
(なるほどボスモンスターの方がドロップ率は高い。冒険者にとって金策は重要だ。金の稼げる所に人が集まるって感じか)
ユウヤ達は順番待ちをしていた。だいたい30分ぐらいで次の組がボス部屋に入って行っていた。3時間程待った後にユウヤ達の順番が回ってきた。
「よし。ルリ、エミリ行くぞ。」
「「はい」です」
ユウヤ達はボス部屋に突入した。
部屋の真ん中に銀色に光るゴーレムが現れた。
「あれがミスリルゴーレムか。固そうだな。剣とかもしかして通じないのか??てか魔法もなんか跳ね返しそうだな。」
「試してみます。」
ルリがゴーレムに近づき短剣で切り付ける。
「ガキン」
「とても固いです。」
どうやらルリの短剣ではゴーレムに傷がつけれないみたいだ。
「ルリ。どこかに核みたいのはないか?」
(ゴーレムと言えば固いから核の破壊ってのが決まりだろ??)
「ゴーレムの胸のあたりがかすかに赤く光ってます。」
「そこだな。よし俺が雷魔法で攻撃してみる。」
ユウヤはサンダーボルトを放った。サンダーボルトを受けたゴーレムは動きが止まった。
「おっやったか??ルリ、今の内に核を破壊できないか?」
ルリは動かなくなったゴーレムの核を破壊しようと短剣を胸に突き刺した。が短剣はミスリルゴーレムには刺さらなかった。
(やはりミスリル素材の剣でないと難しいか)
ユウヤは動かなくなったゴーレムの胸にサンダーランスを放った。サンダーランスを受けたゴーレムは核が破壊されてそのまま倒れていった。
「よし。雷魔法ならゴーレムにも効くな。」
倒れたゴーレムが消えて宝箱がドロップした。宝箱の色は銀色だった。
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