寝ている間は異世界転移!?寝ている間にできる簡単なお仕事です

ベルピー

文字の大きさ
上 下
35 / 90

第35話 5-3日目 テヘラン到着

しおりを挟む
朝から訓練と称してテヘランへ走って向かったユウヤとルリとエミリ。夕方になる前にテヘランに着いた。

「以外に早くついたな。ルリもエミリもお疲れ様。大丈夫か。」
「ルリは全然平気です。走るのは好きですから。」
「は~は~。私は疲れました。ルリとは違って私は走るのは苦手です。」

「そうだな。エミリは良くついてきたな。今日はギルドで情報収集して宿屋で休もう。」
「はい」です」

テヘランについたユウヤ達は早速ギルドに入って行った。

「よしじゃあ俺が依頼とダンジョン情報聞いてくるから二人はあっちの酒場で待っててくれ。」
2人は酒場で待ってるように伝えたユウヤは受付嬢に依頼を聞いた。
「すいません。王都までの護衛依頼とかってありますか?あとこの辺りに中級ダンジョンがあるって聞いたんですが、ダンジョンの情報とかって教えてもらえますか?」

「護衛依頼ですか~。3日後にZ商会が王都まで行くのに護衛を募集してますね。Dランク以上の応募ですが。え~とあなたは初めて見る顔ですね。」
「あっすいません。今日ポートフォーリアからこっちにきたばかりなんです。ユウヤと言います。一応Dランクの冒険者です。」
ユウヤは冒険者カードを出して、受付に提出した。

「ユウヤさんですね。たしかにDランクですね。確認しました。護衛依頼はどうしますか?」
「はい。是非受けさせてください。それまでは中級ダンジョンに挑戦しようと思うんですが・・・」
「はい。2日だったらそこまで深いところまではいけないと思いますが、地図もありますし魔物の情報も奥の資料室にありますのでご自由に見て行って下さい。」

「ありがとうございます。護衛依頼は3日後にここに来ればいいですか?」
「はい。朝の8時にギルドに来てください。」
「わかりました。」

(よし。護衛依頼があったからこれで王都にいけるな。明日と明後日は中級ダンジョンを探索してレベル上げだ。攻略は無理だろうけど、俺には転移魔法があるから一度王都に行った後に戻ってきてもいいしな。)

ユウヤは奥の資料室で中級ダンジョンの情報を確認していた。
(初級ダンジョンと比べると攻略が格段に難しそうだな。)

中級ダンジョンは初級ダンジョンと違って階層が50階層まである。
10階層事に中ボスが出るのは一緒だった。
1階層の敵のレベルは11と初級ダンジョンと比べて10レベルも高い。初級ダンジョンの19階層の敵と同じレベルだ。
下に降りれば降りる程的のレベルが上がるのは同じだった。
49階層の敵はレベル35だ。さすがに今のユウヤ達では攻略が無理だろう。

(さすが中級ダンジョンだな。ただ、ここを攻略できるようになったら俺のレベルは40~50ぐらいになってるはずだ。安全に狩りを継続していけばきっと大丈夫だろう。あとはルリとエミリの3人でどこまでいけるかだな。パーティで考えるとエミリと後衛が組める魔法使いタイプとルリと前衛を組める剣士みたいなタイプが欲しいよな。)

ダンジョンの情報を得たユウヤはルリとエミリの元に向かう。するとルリとエミリは酔っ払いの冒険者に絡まれていた。
「綺麗な女が二人で酒場にいるなんてどうしたんだ。俺と一緒に飲まねえか・・・」

(さすが、異世界ファンタジー。酒場で絡まれるって定番だな。)
ユウヤは二人の元へ行き、酔っ払いから二人を助けた。
「おまたせ。ダンジョン情報仕入れてきた明日から中級ダンジョンいけるぞ。それよりこの人・・・誰?」
「さあ?いきなり話しかけてきたです。」

「お前、俺が飲みに誘ってるのに横から入ってくんなよ!!」
「いやいや。この子達は俺のパーティメンバーだから。誘うなら別の子にしなよ。」
「はん。パーティーメンバー??お前みたいな弱そうなヤツが~?俺はCランクで中級ダンジョンも20階層まで行ってるんだ。お前みたいなヤツとパーティ組むより俺と組む方がこの子達も幸せだぜ。」
「はいはい。言ってろ言ってろ。じゃあもういいか。今日はもう疲れたから早く宿で休みたいんだが」

「お前、俺がこの子達を貰ってやるってい言ってるだろ!」
絡んできた冒険者はユウヤの方に手を置いたので、ユウヤはその手を払ってそのまま背負い投げで酔っ払い冒険者をいなした。

「お前!やりやがったな。ゆるさん。」
冒険者が顔を真っ赤にして向かってきたので適当にあしらった。
(Cランクと言っても思ったよりも強くないな。まあ絡んでるのを見つけた時に鑑定で能力は把握してるから簡単に対応できるのはわかってたけど。テンプレって意外に訪れるんだな。まあだからテンプレって言うのか。)

ユウヤが冒険者に怖がらずに向かっていけたのは事前に鑑定で能力を確認していたからだった。能力を見て、ユウヤでも十分対応できると思い、ユウヤは思い切って異世界小説のように酔っ払いを対応してみせたのだった。

(暴力沙汰でギルドに目を付けられるのは困るから、適当に逃げるか。)
「ルリ。エミリ行くぞ。」
ユウヤは酔っぱらった冒険者に足払いを決めて、倒れた隙にルリとエミリを連れて冒険者ギルドを出るのであった。

「ルリ、エミリ大丈夫だったか?」
「はいです。ユウヤ様かっこよかったです。」
「私も思いました。とてもカッコよかったです。」

その日の夜
(異世界って最高だな。なんかモテ期ってやつか。青春時代ってやつか。現実世界に戻りたくなくなるよ。)

二人からのイチャイチャが2割増しだった。ユウヤは気分よく眠りにつくのだった。
ユウヤはルリとエミリを連れてギルドを出た。

残金・・・6,800ゴールド
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 ***************************** ***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。*** ***************************** マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

処理中です...