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第20話 4-1日目 装備の為、食事の為、お金を稼ごう
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宿屋を出た3人は冒険者ギルドへ向かった。ギルドに向かう道中でユウヤは現実世界の1万円がどうなったか思い出しアイテムボックスを確認した。
(おっ100ゴールドあるぞ。やはり現実のお金をこちらに持ち込む事はできるんだな。でもこれを又、現実世界に持って行こうと思ったら千円になる訳だからその辺は考えていかないとな。
まあ、毎回無一文で始まるのを回避できただけでも大きいな。食事や装備の為にもお金は大事だ。3人いるから稼ぎは多くなるが、出費も増える。がんばらないと。)
ギルドに入って、マリーさんを見つけたので一直線に向かって行くユウヤ
「マリーさん。おはようございます。昨日早速稼いだお金で奴隷を購入してきました。これで俺もパーティを組んで、ダンジョンを攻略できますよね。今日はこの2人の冒険者登録とパーティ登録をしたいんですけど」
「ユウヤさん。奴隷は冒険者登録できないんですよ。ギルドカードは身分証明書になってるんですが、奴隷は主人の所有物の扱いになります。もちろんパーティ登録もできません。ですが、3人いれば色々な依頼を受ける事ができるのでソロよりも断然稼ぐ事が出来ます。
それよりもユウヤさん。いきなりこんな綺麗な奴隷を、しかも二人も買うなんて・・・どういう事ですか??」
マリーさんにつめられた。
(そりゃあそうなるよな。戦闘奴隷って男のイメージがあるし、女性でしかも美人なら、目的は別にあるだろ??って普通思うよな)
「マリーさん。落ち着いて下さい。ほらっソロでダンジョン潜って怒られたじゃないですか?それで色々考えて奴隷を買おうと思ったんですよ。で奴隷商に行ったら丁度前衛ができる獣人と後衛ができるエルフを見付けたんで購入したって訳です。結果マリーさんが言うように綺麗ではありますけど、綺麗だから買った訳じゃないですよ。」
(もちろん男だったら買ってなかったが、それをマリーさんに言うと面倒な事になるからその辺はうまくごまかすのが得策だな。)
「まあユウヤさんも男ですから、女性の奴隷がほしいのはわかりますが、冒険者なんですから女にかまけると足元すくわれるので注意してくださいね。」
「肝に銘じます。マリーさんも心配してくれてありがとうございます。それで3人で依頼を受けようかと思うんですが、今っておススメの依頼はありますか?」
「今はあんまりおススメはないですね~」
「他の街にも行ってみたいので護衛依頼とかあれば受けて見たいんですが?」
「護衛依頼はEランクのユウヤさんでは少しきびしいですね。できればDランクぐらいあれば色々あるんですけど。」
(なるほど護衛依頼はDランクがメインになるのか。たしかにEランクってまだ駆け出しって言ってたもんな。護衛される側も駆け出しよりも一人前の冒険者に護衛してもらいたいか。)
「なるほど。わかりました。じゃあ地道に依頼を受けて、まずはDランクになる事にします。」
「それが賢明ですね。あっ初級ダンジョンを攻略したらDランクになれますよ?」
(おっ初級ダンジョンクリアでDランクになれるのか。ならそれが一番良いかもな。今日は草原か森で魔物を狩って、売却したお金で装備と食料を買ったら明日からダンジョンにいけるか。攻略できるかはわからないが、レベルは上がるだろう。地図があれば時間も短縮できるし。)
「わかりました。今日はパーティを組んだばかりなので、草原か森で連携を練習して明日からダンジョンに行ってきます。ダンジョンの地図はここで売ってるんですか?」
「はい。大丈夫ですよ。初級ダンジョンの地図は50ゴールドです。」
ユウヤは50ゴールドをマリーさんに渡し、
「マリーさん。この国の地図とかも扱ってたりしますか?」
「あるわよ。同じく50ゴールドだよ。」
「じゃあそれも下さい。」
ユウヤは更に50ゴールドを渡した。現実世界から持ってきたお金が早々になくなり、所持金は0になった。
地図を受け取ったユウヤ達は、森へと向かった。
「よし、今日はここで狩りをしていこう。ルリやエミリの力も見て見たいしな。」
「「はい」」
「ルリはこの短剣を使ってくれ。エミリは今日は魔法だけで頼む。弓を買いたい所だが、お前達を買ってお金がない。今日は魔物を狩って金を稼いで装備とか食料を買って、明日ダンジョンに行ってみよう。」
ルリは獣人の特性を活かしすばやい動きでゴブリンを翻弄していた。エミリは森での戦闘が得意なのか魔物を見付けたら遠距離からウインドカッターを使って魔物を倒していく。どちらも危なげない感じだ。
(二人とも普通に魔物と戦えてるな。ソロよりも断然魔物を狩るペースが速い。これだとレベル上げもお金稼ぎもだいぶスピードアップできるな。)
ユウヤはルリとエミリのフォローをしていた。この辺りの魔物のレベルではユウヤはもうレベルが上がらない為、レベルの低い二人に狩りはまかせる形にしていた。大物が出た時は連携の確認の為、3人で魔物を狩った。
「よし。いい感じだな。ビッグボアもオークもなんなく倒せたな。エミリがそろそろMPがつきそうだから、今日は切り上げて明日の準備をしようか?二人とも魔物はどうだった?」
「はい。手の感覚はまだ100%ではないですがだいぶ慣れてきました。ダンジョンでもお役に立てると思います。」
「私も目がだいぶ慣れてきました。森の中は久しぶりにきましたのでちょっとうれしくなって魔法を連発してしまいました。MPがなくなるとお役に立てないので気を付けたいと思います。」
「二人とも魔物を狩る度に動きが良くなってきてたからな。エミリは先に弓を買えばMPがなくなっても戦えるし大丈夫だ。」
3人は魔物を売却する為、森を出て街のギルドに向かうのだった。
(おっ100ゴールドあるぞ。やはり現実のお金をこちらに持ち込む事はできるんだな。でもこれを又、現実世界に持って行こうと思ったら千円になる訳だからその辺は考えていかないとな。
まあ、毎回無一文で始まるのを回避できただけでも大きいな。食事や装備の為にもお金は大事だ。3人いるから稼ぎは多くなるが、出費も増える。がんばらないと。)
ギルドに入って、マリーさんを見つけたので一直線に向かって行くユウヤ
「マリーさん。おはようございます。昨日早速稼いだお金で奴隷を購入してきました。これで俺もパーティを組んで、ダンジョンを攻略できますよね。今日はこの2人の冒険者登録とパーティ登録をしたいんですけど」
「ユウヤさん。奴隷は冒険者登録できないんですよ。ギルドカードは身分証明書になってるんですが、奴隷は主人の所有物の扱いになります。もちろんパーティ登録もできません。ですが、3人いれば色々な依頼を受ける事ができるのでソロよりも断然稼ぐ事が出来ます。
それよりもユウヤさん。いきなりこんな綺麗な奴隷を、しかも二人も買うなんて・・・どういう事ですか??」
マリーさんにつめられた。
(そりゃあそうなるよな。戦闘奴隷って男のイメージがあるし、女性でしかも美人なら、目的は別にあるだろ??って普通思うよな)
「マリーさん。落ち着いて下さい。ほらっソロでダンジョン潜って怒られたじゃないですか?それで色々考えて奴隷を買おうと思ったんですよ。で奴隷商に行ったら丁度前衛ができる獣人と後衛ができるエルフを見付けたんで購入したって訳です。結果マリーさんが言うように綺麗ではありますけど、綺麗だから買った訳じゃないですよ。」
(もちろん男だったら買ってなかったが、それをマリーさんに言うと面倒な事になるからその辺はうまくごまかすのが得策だな。)
「まあユウヤさんも男ですから、女性の奴隷がほしいのはわかりますが、冒険者なんですから女にかまけると足元すくわれるので注意してくださいね。」
「肝に銘じます。マリーさんも心配してくれてありがとうございます。それで3人で依頼を受けようかと思うんですが、今っておススメの依頼はありますか?」
「今はあんまりおススメはないですね~」
「他の街にも行ってみたいので護衛依頼とかあれば受けて見たいんですが?」
「護衛依頼はEランクのユウヤさんでは少しきびしいですね。できればDランクぐらいあれば色々あるんですけど。」
(なるほど護衛依頼はDランクがメインになるのか。たしかにEランクってまだ駆け出しって言ってたもんな。護衛される側も駆け出しよりも一人前の冒険者に護衛してもらいたいか。)
「なるほど。わかりました。じゃあ地道に依頼を受けて、まずはDランクになる事にします。」
「それが賢明ですね。あっ初級ダンジョンを攻略したらDランクになれますよ?」
(おっ初級ダンジョンクリアでDランクになれるのか。ならそれが一番良いかもな。今日は草原か森で魔物を狩って、売却したお金で装備と食料を買ったら明日からダンジョンにいけるか。攻略できるかはわからないが、レベルは上がるだろう。地図があれば時間も短縮できるし。)
「わかりました。今日はパーティを組んだばかりなので、草原か森で連携を練習して明日からダンジョンに行ってきます。ダンジョンの地図はここで売ってるんですか?」
「はい。大丈夫ですよ。初級ダンジョンの地図は50ゴールドです。」
ユウヤは50ゴールドをマリーさんに渡し、
「マリーさん。この国の地図とかも扱ってたりしますか?」
「あるわよ。同じく50ゴールドだよ。」
「じゃあそれも下さい。」
ユウヤは更に50ゴールドを渡した。現実世界から持ってきたお金が早々になくなり、所持金は0になった。
地図を受け取ったユウヤ達は、森へと向かった。
「よし、今日はここで狩りをしていこう。ルリやエミリの力も見て見たいしな。」
「「はい」」
「ルリはこの短剣を使ってくれ。エミリは今日は魔法だけで頼む。弓を買いたい所だが、お前達を買ってお金がない。今日は魔物を狩って金を稼いで装備とか食料を買って、明日ダンジョンに行ってみよう。」
ルリは獣人の特性を活かしすばやい動きでゴブリンを翻弄していた。エミリは森での戦闘が得意なのか魔物を見付けたら遠距離からウインドカッターを使って魔物を倒していく。どちらも危なげない感じだ。
(二人とも普通に魔物と戦えてるな。ソロよりも断然魔物を狩るペースが速い。これだとレベル上げもお金稼ぎもだいぶスピードアップできるな。)
ユウヤはルリとエミリのフォローをしていた。この辺りの魔物のレベルではユウヤはもうレベルが上がらない為、レベルの低い二人に狩りはまかせる形にしていた。大物が出た時は連携の確認の為、3人で魔物を狩った。
「よし。いい感じだな。ビッグボアもオークもなんなく倒せたな。エミリがそろそろMPがつきそうだから、今日は切り上げて明日の準備をしようか?二人とも魔物はどうだった?」
「はい。手の感覚はまだ100%ではないですがだいぶ慣れてきました。ダンジョンでもお役に立てると思います。」
「私も目がだいぶ慣れてきました。森の中は久しぶりにきましたのでちょっとうれしくなって魔法を連発してしまいました。MPがなくなるとお役に立てないので気を付けたいと思います。」
「二人とも魔物を狩る度に動きが良くなってきてたからな。エミリは先に弓を買えばMPがなくなっても戦えるし大丈夫だ。」
3人は魔物を売却する為、森を出て街のギルドに向かうのだった。
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