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第14話 3-3日目 1万ゴールドも稼いじゃったよ。
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初級ダンジョンは30階層まであるが、ユウヤは踏破するのをあきらめて22階層でレベリングしていた。
「この辺りの敵なら安全にレベリングできるな。昨日のオークジェネラルは危なかったけど、ここのオークとかは魔法1発で瞬殺できるし、ウルフとかも動きが遅く感じるから剣で普通に対応できるし、こうやってレベリングしながらお金稼ぐのがベストなのかもな。」
この異世界でユウヤの目的は金を稼ぐ事である。勇者がいて魔王を倒せとか。チートを駆使してハーレムを作れとか。世界が滅亡する。とかそんな事は何一つ聞いていない。
ただ、お金を稼ぐ為に魔物を狩る。強い魔物を狩ってより多くのお金を得る為にレベルを上げる。これが今のユウヤの現状である。なんせ現実世界で1,000万円もの借金があるのだ。こちらの世界で100万ゴールド溜めないと返済はできない。
「よし、今日はこのぐらいして帰るか。街の近くに転移して歩いて戻れば誰にもバレないだろう。そういえば、あの街ってなんて名前なんだろう?この世界の事を僕はまだ全然知らないな~。よしこの世界についても調べてみよう」
そうしてユウヤは転移して街に入って行った。
ギルドに入ったユウヤは受付嬢のマリーの所に一直線に向かっていき、ダンジョンの事を報告した。
「マリーさん。ダンジョン行ってきました。ちょっと危なかったですけど、無事帰ってこれたので、素材の買取お願いできますか??」
「ユウヤさん。ダンジョン行ってきたんですね。素材買取ですね・・・って危なかったんですか?。えっ一人で行ったんですか??何階層まで行ったんですか?」
と、大声で色々言われた。
「マリーさん。落ち着いてください。はい。ダンジョンに行ってきました。3日間ぐらい潜ってまして、20階層のボスがちょっと強かったので、一人で行くのは無謀だとそこで気づいたので、その後、探索を終えて戻ってきました。」
「当たり前です。ユウヤさんは知らないと思いますが、まずダンジョンをソロで行く人はあまりいません。そりゃあレベルが高い人はソロでいったりもしますが、ユウヤさんはこの間、冒険者になったばかりなんですよ。無謀も無謀です。それにはじめてのダンジョンは3階層ぐらいで皆さん帰ってくるんです。ダンジョンの苦労を知った所で、ギルドに帰ってきたらダンジョンの地図を渡して、徐々に攻略するのが普通なんです。ユウヤさん。迷わなかったんですか??」
(なるほど。ソロでのダンジョン、初めてのダンジョンはかなりやばかったんだな。知らなかったとはいえ、無事で本当によかった。)
「はい。端から端まで探索して、階段を見付けたら下に降りて、行き止まりだったら引き返して。正直とても疲れました。地図あったんですね。あれば少しは楽だな~とは思ったんですが、なかったので完全に手探りでした。」
「もう!今更言ってもしかたありませんが、本当に気を付けてくださいね。命は一つしかないんですから」
(マリーさんのおっしゃる通りだ。僕はまだどこかでこの世界をゲームの世界だと思ってる所があった。でもここにいる僕は現実で死んだら終わりなんだ。もっと気を付けないとな)
「すいません。よくわかりました。今度は本当に気を付けます。」
「本当にわかったんですか??死んでからじゃ遅いんですからね・・・」
「はい。マリーさんを悲しませる事は絶対しません!」
「よろしい。じゃあ素材を換金してきますね。」
大量の魔石と素材を解体所に出して、マリーさんは奥に作業に行った。
もどってきてマリーさんから渡された報酬はなんと10,000ゴールドもあった。
「どんだけ魔物を狩ってきたんですか。初級ダンジョンでしかもソロでこんな報酬はじめてですよ。」
とマリーさんに呆れられたが、
「がんばったんで、うれしいです。」
(やった。必死に魔物を狩りまくった成果が出たぞ。なんせ見つける度に倒しまくったからな。3日間朝から晩まで倒しまくったかいがあったぞ。)
10,000ゴールドは約100万円の価値がある。現実世界に戻ると10万円の現金になるのだが、3日で10,000ゴールドを稼ぐ為にはかなり無理をしないとできる事ではない。
(よし。このお金で奴隷を買ってソロを卒業しよう。今の僕に必要なのは武器や防具じゃなくてきっとパーティーメンバーなはずだ。)
マリーさんから報酬を受け取って、僕は奴隷商へと足を運んだ。
「すいません。奴隷を見せてもらいたいんですが」
と恰幅の良い奴隷商の店主に尋ねる。
「はい。ありがとうございます。どのような奴隷をお探しですか?」
「そうですね。冒険者のパーティーメンバーを探してるんですが、できれば女性がいいです。」
(ここは女性で決まりでしょ。男の奴隷とか異世界で需要ないよな。一緒に冒険するならかわいい女性。綺麗な女性が絶対良い。モチベーションも上がるし、もしかしたらワンチャンもツーチャンもあるしね。)
ユウヤは欲望を膨らませて、希望の奴隷を買うぞ!と心に決めた。
「この辺りの敵なら安全にレベリングできるな。昨日のオークジェネラルは危なかったけど、ここのオークとかは魔法1発で瞬殺できるし、ウルフとかも動きが遅く感じるから剣で普通に対応できるし、こうやってレベリングしながらお金稼ぐのがベストなのかもな。」
この異世界でユウヤの目的は金を稼ぐ事である。勇者がいて魔王を倒せとか。チートを駆使してハーレムを作れとか。世界が滅亡する。とかそんな事は何一つ聞いていない。
ただ、お金を稼ぐ為に魔物を狩る。強い魔物を狩ってより多くのお金を得る為にレベルを上げる。これが今のユウヤの現状である。なんせ現実世界で1,000万円もの借金があるのだ。こちらの世界で100万ゴールド溜めないと返済はできない。
「よし、今日はこのぐらいして帰るか。街の近くに転移して歩いて戻れば誰にもバレないだろう。そういえば、あの街ってなんて名前なんだろう?この世界の事を僕はまだ全然知らないな~。よしこの世界についても調べてみよう」
そうしてユウヤは転移して街に入って行った。
ギルドに入ったユウヤは受付嬢のマリーの所に一直線に向かっていき、ダンジョンの事を報告した。
「マリーさん。ダンジョン行ってきました。ちょっと危なかったですけど、無事帰ってこれたので、素材の買取お願いできますか??」
「ユウヤさん。ダンジョン行ってきたんですね。素材買取ですね・・・って危なかったんですか?。えっ一人で行ったんですか??何階層まで行ったんですか?」
と、大声で色々言われた。
「マリーさん。落ち着いてください。はい。ダンジョンに行ってきました。3日間ぐらい潜ってまして、20階層のボスがちょっと強かったので、一人で行くのは無謀だとそこで気づいたので、その後、探索を終えて戻ってきました。」
「当たり前です。ユウヤさんは知らないと思いますが、まずダンジョンをソロで行く人はあまりいません。そりゃあレベルが高い人はソロでいったりもしますが、ユウヤさんはこの間、冒険者になったばかりなんですよ。無謀も無謀です。それにはじめてのダンジョンは3階層ぐらいで皆さん帰ってくるんです。ダンジョンの苦労を知った所で、ギルドに帰ってきたらダンジョンの地図を渡して、徐々に攻略するのが普通なんです。ユウヤさん。迷わなかったんですか??」
(なるほど。ソロでのダンジョン、初めてのダンジョンはかなりやばかったんだな。知らなかったとはいえ、無事で本当によかった。)
「はい。端から端まで探索して、階段を見付けたら下に降りて、行き止まりだったら引き返して。正直とても疲れました。地図あったんですね。あれば少しは楽だな~とは思ったんですが、なかったので完全に手探りでした。」
「もう!今更言ってもしかたありませんが、本当に気を付けてくださいね。命は一つしかないんですから」
(マリーさんのおっしゃる通りだ。僕はまだどこかでこの世界をゲームの世界だと思ってる所があった。でもここにいる僕は現実で死んだら終わりなんだ。もっと気を付けないとな)
「すいません。よくわかりました。今度は本当に気を付けます。」
「本当にわかったんですか??死んでからじゃ遅いんですからね・・・」
「はい。マリーさんを悲しませる事は絶対しません!」
「よろしい。じゃあ素材を換金してきますね。」
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もどってきてマリーさんから渡された報酬はなんと10,000ゴールドもあった。
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とマリーさんに呆れられたが、
「がんばったんで、うれしいです。」
(やった。必死に魔物を狩りまくった成果が出たぞ。なんせ見つける度に倒しまくったからな。3日間朝から晩まで倒しまくったかいがあったぞ。)
10,000ゴールドは約100万円の価値がある。現実世界に戻ると10万円の現金になるのだが、3日で10,000ゴールドを稼ぐ為にはかなり無理をしないとできる事ではない。
(よし。このお金で奴隷を買ってソロを卒業しよう。今の僕に必要なのは武器や防具じゃなくてきっとパーティーメンバーなはずだ。)
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「すいません。奴隷を見せてもらいたいんですが」
と恰幅の良い奴隷商の店主に尋ねる。
「はい。ありがとうございます。どのような奴隷をお探しですか?」
「そうですね。冒険者のパーティーメンバーを探してるんですが、できれば女性がいいです。」
(ここは女性で決まりでしょ。男の奴隷とか異世界で需要ないよな。一緒に冒険するならかわいい女性。綺麗な女性が絶対良い。モチベーションも上がるし、もしかしたらワンチャンもツーチャンもあるしね。)
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