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第13話 3-2日目 ソロに限界を感じるユウヤ
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11階層に足を踏み入れたユウヤは慎重に行動していた。魔物のレベルが6とはいれ、こちらは一人しかいない。不意を突かれて死んでしまっては元も子もないので、早足では進んでいるが、気配察知で先を見通し安全マージンを取って進んでいた。
MPを温存し、剣で魔物を倒す。倒したら魔石を取り出して先に進む。10階層までと同じ事の繰り返しの為、ユウヤは少し飽きてきていた。
「なんか敵もそれほど強くないし、同じことの繰り返しで飽きてきたな~。まあでも、強い敵に当たって死にかけるのもいやだし、どうしたもんかな~。」
ユウヤは異世界に転移して、ここで冒険者として過ごした期間を通じて、ゲームをしている感覚になっていた。敵を倒して経験値やゴールドを得る。強くなったら強い敵を倒して物語を進めていく。RPGでよくあるストーリーである。
ただ、思い出して欲しい。なぜユウヤが異世界にいるのか。
ネットで寝ている間にできる簡単なお仕事です。の案内に惹かれてユウヤは参加している。つまり仕事である。仕事と考えればこの作業もわかるだろう。仕事ではつまらない作業を延々と繰り返す事は多々ある。
ゲームとして過ごしたいユウヤの気持ちと、現実問題として仕事として異世界でお金を稼がなければいけない現状に、気持ちがぶれてしまっていた。
そんな状態のまま、進んでいたユウヤだったが、途中でやめる事もできず、魔物も強くなかったので気づいたら20階層のボス部屋まで来ていた。
「おおここがボス部屋だな。今日は早いけどボス倒したら終わりにするか。なんかやる気が起きないし疲れたしな。
たしかここのボスはオークジェネラルとオークソルジャーにオークが3匹だったよな。MPもかなり残ってるし魔法連発して終わらせよう。」
倒したら今日は終わり。とそう決めて最後にひと頑張りとボス部屋に入って行った。
「よしあの一回り大きいオークがオークジェネラルだな。なんか鎧着てるオークがオークソルジャーかな。
とりあえずファイヤーストームで雑魚はかたづけよう」
10階層のゴブリンと同じようにまずはオーク3体とオークソルジャーにむけてファイヤーストームを放った。元々魔法に対する耐性が弱いオークなので魔法一発でどちらの魔物も魔石を残して消えていった。
「よし。オークにはやっぱり火魔法だよな。」
そう言っているとオークジェネラルが棍棒片手にこちらに向かってきた。
「やばっ。あんなでかいのが向かってきたらこわっ。棍棒で殴られたらヤバいよな~」
大きなオークジェネラルの持つ大きな棍棒で殴られると死ぬかもしれないと思ったユウヤは転移を発動してオークジェネラルの背後に回った。
ユウヤを見失ったオークジェネラルは棍棒を振り下ろしたまま無防備になっていたのでユウヤは力いっぱい剣を横なぎにしてオークジェネラルの首を切断した。
「ふー。なんとか倒せたな。まあ結果余裕だったのかもしれないけど。レベルもオークジェネラルはボスだからレベル15ぐらいだろうから、格上かと思ったけど、魔法と相性が良かったな。ていうか転移はチートだな。背後から切れるなら強い魔物にも通用しそうだ。MP消費がはげしいから、つかう場所は吟味していかないとな。」
ユウヤは楽勝で倒したと思っていたが、20階層のボスのオークジェネラルを倒す為には、レベル20の冒険者が4人は必要で、本来は4人パーティが何カ月もかけて攻略する場所なのだ。
ソロで倒せたのは転移スキルがあったのと、ここに来るまでにレベルが上がっていたからで、転移スキルを持っていなければユウヤはここで死んでいただろう。つまり運が良かっただけなのである。その事をユウヤは知る由もなかった。
「今日は疲れたから、ここで休もう。ゆっくり体調を整えて、明日は近場でレベリングする事にしよう。初級ダンジョンだから余裕で踏破できるかと思ったけど無理があったな。あっそういえばステータスはどうなったかな?ステータスオープン」
【名 前】 ユウヤ・コバヤシ
【年 齢】 18歳
【種 族】 人族
【性 別】 男
【称 号】 Eランク冒険者・女神ユリアンヌの加護
【レベル】 11 → 15
【H P】 190 → 270
【M P】 180 → 260
【体 力】 86 → 110
【筋 力】 90 → 110
【敏 捷】 72 → 98
【知 力】 60 → 72
【魔 力】 87 → 120
【スキル】 鑑定・アイテムボックス・オートマッピング・転移
剣術LV4・火魔法LV4・水魔法LV3・治癒魔法LV3
スキルポイント倍増・気配察知・身体強化・状態異常耐性
レベルアップ時の能力倍増・罠回避
【スキルポイント】 14
「よし。順調に能力が上がってるからよかった。後はどれだけ稼げたかだな。そういえばパーティは組めないけど、奴隷を買うっていうのも一つの方法だよな~。異世界モノなら奴隷パーティってけっこう定番だし、報酬を分けなくて良いっていうのも今の僕には合ってるよな~。あとは魔物をテイムしてパーティ組むのもよくある話だよな~。」
「まあちょっとその辺は明日考えるとして今日はもう寝るか。眠い~」
明日に備えて早めに眠りにつくユウヤであった。
MPを温存し、剣で魔物を倒す。倒したら魔石を取り出して先に進む。10階層までと同じ事の繰り返しの為、ユウヤは少し飽きてきていた。
「なんか敵もそれほど強くないし、同じことの繰り返しで飽きてきたな~。まあでも、強い敵に当たって死にかけるのもいやだし、どうしたもんかな~。」
ユウヤは異世界に転移して、ここで冒険者として過ごした期間を通じて、ゲームをしている感覚になっていた。敵を倒して経験値やゴールドを得る。強くなったら強い敵を倒して物語を進めていく。RPGでよくあるストーリーである。
ただ、思い出して欲しい。なぜユウヤが異世界にいるのか。
ネットで寝ている間にできる簡単なお仕事です。の案内に惹かれてユウヤは参加している。つまり仕事である。仕事と考えればこの作業もわかるだろう。仕事ではつまらない作業を延々と繰り返す事は多々ある。
ゲームとして過ごしたいユウヤの気持ちと、現実問題として仕事として異世界でお金を稼がなければいけない現状に、気持ちがぶれてしまっていた。
そんな状態のまま、進んでいたユウヤだったが、途中でやめる事もできず、魔物も強くなかったので気づいたら20階層のボス部屋まで来ていた。
「おおここがボス部屋だな。今日は早いけどボス倒したら終わりにするか。なんかやる気が起きないし疲れたしな。
たしかここのボスはオークジェネラルとオークソルジャーにオークが3匹だったよな。MPもかなり残ってるし魔法連発して終わらせよう。」
倒したら今日は終わり。とそう決めて最後にひと頑張りとボス部屋に入って行った。
「よしあの一回り大きいオークがオークジェネラルだな。なんか鎧着てるオークがオークソルジャーかな。
とりあえずファイヤーストームで雑魚はかたづけよう」
10階層のゴブリンと同じようにまずはオーク3体とオークソルジャーにむけてファイヤーストームを放った。元々魔法に対する耐性が弱いオークなので魔法一発でどちらの魔物も魔石を残して消えていった。
「よし。オークにはやっぱり火魔法だよな。」
そう言っているとオークジェネラルが棍棒片手にこちらに向かってきた。
「やばっ。あんなでかいのが向かってきたらこわっ。棍棒で殴られたらヤバいよな~」
大きなオークジェネラルの持つ大きな棍棒で殴られると死ぬかもしれないと思ったユウヤは転移を発動してオークジェネラルの背後に回った。
ユウヤを見失ったオークジェネラルは棍棒を振り下ろしたまま無防備になっていたのでユウヤは力いっぱい剣を横なぎにしてオークジェネラルの首を切断した。
「ふー。なんとか倒せたな。まあ結果余裕だったのかもしれないけど。レベルもオークジェネラルはボスだからレベル15ぐらいだろうから、格上かと思ったけど、魔法と相性が良かったな。ていうか転移はチートだな。背後から切れるなら強い魔物にも通用しそうだ。MP消費がはげしいから、つかう場所は吟味していかないとな。」
ユウヤは楽勝で倒したと思っていたが、20階層のボスのオークジェネラルを倒す為には、レベル20の冒険者が4人は必要で、本来は4人パーティが何カ月もかけて攻略する場所なのだ。
ソロで倒せたのは転移スキルがあったのと、ここに来るまでにレベルが上がっていたからで、転移スキルを持っていなければユウヤはここで死んでいただろう。つまり運が良かっただけなのである。その事をユウヤは知る由もなかった。
「今日は疲れたから、ここで休もう。ゆっくり体調を整えて、明日は近場でレベリングする事にしよう。初級ダンジョンだから余裕で踏破できるかと思ったけど無理があったな。あっそういえばステータスはどうなったかな?ステータスオープン」
【名 前】 ユウヤ・コバヤシ
【年 齢】 18歳
【種 族】 人族
【性 別】 男
【称 号】 Eランク冒険者・女神ユリアンヌの加護
【レベル】 11 → 15
【H P】 190 → 270
【M P】 180 → 260
【体 力】 86 → 110
【筋 力】 90 → 110
【敏 捷】 72 → 98
【知 力】 60 → 72
【魔 力】 87 → 120
【スキル】 鑑定・アイテムボックス・オートマッピング・転移
剣術LV4・火魔法LV4・水魔法LV3・治癒魔法LV3
スキルポイント倍増・気配察知・身体強化・状態異常耐性
レベルアップ時の能力倍増・罠回避
【スキルポイント】 14
「よし。順調に能力が上がってるからよかった。後はどれだけ稼げたかだな。そういえばパーティは組めないけど、奴隷を買うっていうのも一つの方法だよな~。異世界モノなら奴隷パーティってけっこう定番だし、報酬を分けなくて良いっていうのも今の僕には合ってるよな~。あとは魔物をテイムしてパーティ組むのもよくある話だよな~。」
「まあちょっとその辺は明日考えるとして今日はもう寝るか。眠い~」
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