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第3章 ゼンパンの素質とプレミアムガチャスキル
第139話 アリ酸の効果
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ラッキー達は大量のアリ酸を持って26階層に来ていた。
「なあアリ酸だけでベビーデーモンって倒せるのか?」
「直撃すれば倒せるって資料には書いてあったよ。」
「直撃すれば?」
「うん。魔物だって馬鹿じゃないから避ける事もあるだろうし、そもそも遠距離なら当たらない可能性もある。」
「ならある程度近づいて投げないといけないって事か。」
「うん。だけどベビーデーモンは魔法を使ってくるからもたもたしてると魔法の餌食になっちゃうよ。」
「それってどうすりゃいいんだ?むしろアリ酸なんかに頼らなくても普通に倒せばいいんじゃ?」
「ベビーデーモンはアリ酸を嫌ってるみたいだから見せるだけで効果はあるみたいだよ。攻略法としては、アリ酸を見せて投げつける。当たればそれで終わり。当たらなかっても嫌いなアリ酸から逃げるらしいからそこを仕留めるみたいだよ。」
「なるほど。攻撃の一手として使う訳だな。」
「そういう事。」
「OK。ならとりあえず試してみるか。アリ酸だってギルドで売れるだろうから全部使う必要は無いし、ベビーデーモンのドロップは錬金とか調合の素材だから、どちらにしても売却できる。今日はあまり無理する予定じゃないから全員で試してみよう。」
『ラッキー。早く試して、25階層のカウカウの所に行くんだぞー』
「リル。慌てなくても今日はカウカウも倒しに行く予定だから焦らなくていいぞ。時間いっぱい倒すつもりもないしな。」
『わかったんだぞー。』
そうしてラッキー達はベビーデーモン狩りを行った。ベビーデーモンにアリ酸を見せつけると、目に見えるようにうろたえたので、そのタイミングでベビーデーモンに向けてアリ酸を投げる。ラッキー達の技術ではそう簡単に当てる事はできなかった。ベビーデーモンはアリ酸がよっぽど嫌いなのか、投げた瞬間に回避行動に移るので基本的には当たらなかった。
だが、アリ酸を持ってる事を警戒してかベビーデーモンもなかなか攻撃してこなかった。プライドが高いのか逃げる事はなかったので、アリ酸をちらつかせながら周りを囲んで攻撃したらベビーデーモンの魔法も問題なかった。
結果、アリ酸は投げずに持ってるだけでベビーデーモンを倒す事ができたので、アリ酸はあまり減らなかった。そして、ベビーデーモンを倒した事で、悪魔のしっぽと悪魔の心臓も無事に手に入れる事ができたのだった。
悪魔のしっぽと悪魔の心臓を2個ずつ手に入れたラッキー達はその足で25階層に移動し、カウカウ狩りに向かった。25階層は冒険者に人気のエリアなので、より多くのカウカウを倒して、ミルクと上質な牛肉を手に入れる為に奥へと進んだ。
そして・・・
「リル。これぐらいあったら大丈夫だろ?」
『さすがラッキーなんだぞ。これだけあれば俺は満足なんだぞー。』
「リルも満足したみたいだから、そろそろスカイドラゴンを倒して20階層の安全地帯へ戻るか。」
「そうね。まだまだ時間は十分あるけど、昨日言ってたように詰めすぎるのも良くないものね。」
「今日は牛肉にパンでパーティーもありますしね。」
リルが納得する数だけ上質な牛肉を手に入れたラッキー達は、ラッキーの転移魔法で20階層のボス部屋の前に移動した。
ちなみにダンジョン内にいるので、ラッキーの転移魔法の距離が伸びているかどうかは確認できないが、転移魔法の使用回数は10回から12回に増えていた。
ラッキーは、毎日限界まで使った事で回数が増えたと思っているが、これは節約の素質の効果であった。
「転移魔法はまだ後11回使えるから、転移魔法が使える限界までスカイドラゴンを倒して、その後、10連モンスターガチャスキルを使うんでいいか?」
「ええ。それでかまわないわ。」
「ならサクッと倒していくか。もう慣れたもんだからそんなに時間もかからないだろ。」
ここ最近毎日約10回、オーディールダンジョン20階層のボス、スカイドラゴンを倒してるラッキー達にとってもはやスカイドラゴンとの闘いは作業になっていた。
戦いが始まると、シルフィー、マリア、マフィンの3人がスカイドラゴンに向けて魔法を放つ。スカイドラゴンのこの時の行動は回避、防御の2択だ。どちらの行動をとってもその後、クルト、リルのどちらかがスカイドラゴンを地上へ落とす。落ちてきた所をラッキーが倒す。
この繰り返しだ。ラッキーが倒せばレアドロップのチャンスが、タルト、リルの攻撃で死ねば通常ドロップのチャンスがあり、この日も12回スカイドラゴンを倒した。
「これで終わりね。それで?モンスターガチャスキルは何回使えるの?」
「ああ丁度170回だな。」
「「170回!?」
「この辺の魔物はDランクばっかりだったからDランクのモンスターガチャスキルが17回使えるな。」
『おーそれだけ使ったらコロッケパンもたくさん出るな。』
「リル。どうせなら俺は新しい素質がほしいんだけど・・・それにこれだけモンスターガチャスキル使って素質が出なかったらそれはそれでショックだ・・・」
「大丈夫よ。10連は素質かアイテムが必ず出たじゃない?という事は17個は素質かアイテムが確定してるわ。」
「ラッキー様。私のマジックバッグは60個ぐらいならパンを入れれますからドンドン使ってくれて大丈夫ですよ。」
「「僕もー。」」
「ありがとう。それじゃ使うぞ。」
そういってラッキーはDランクの10連モンスターガチャスキルを使った。
「なあアリ酸だけでベビーデーモンって倒せるのか?」
「直撃すれば倒せるって資料には書いてあったよ。」
「直撃すれば?」
「うん。魔物だって馬鹿じゃないから避ける事もあるだろうし、そもそも遠距離なら当たらない可能性もある。」
「ならある程度近づいて投げないといけないって事か。」
「うん。だけどベビーデーモンは魔法を使ってくるからもたもたしてると魔法の餌食になっちゃうよ。」
「それってどうすりゃいいんだ?むしろアリ酸なんかに頼らなくても普通に倒せばいいんじゃ?」
「ベビーデーモンはアリ酸を嫌ってるみたいだから見せるだけで効果はあるみたいだよ。攻略法としては、アリ酸を見せて投げつける。当たればそれで終わり。当たらなかっても嫌いなアリ酸から逃げるらしいからそこを仕留めるみたいだよ。」
「なるほど。攻撃の一手として使う訳だな。」
「そういう事。」
「OK。ならとりあえず試してみるか。アリ酸だってギルドで売れるだろうから全部使う必要は無いし、ベビーデーモンのドロップは錬金とか調合の素材だから、どちらにしても売却できる。今日はあまり無理する予定じゃないから全員で試してみよう。」
『ラッキー。早く試して、25階層のカウカウの所に行くんだぞー』
「リル。慌てなくても今日はカウカウも倒しに行く予定だから焦らなくていいぞ。時間いっぱい倒すつもりもないしな。」
『わかったんだぞー。』
そうしてラッキー達はベビーデーモン狩りを行った。ベビーデーモンにアリ酸を見せつけると、目に見えるようにうろたえたので、そのタイミングでベビーデーモンに向けてアリ酸を投げる。ラッキー達の技術ではそう簡単に当てる事はできなかった。ベビーデーモンはアリ酸がよっぽど嫌いなのか、投げた瞬間に回避行動に移るので基本的には当たらなかった。
だが、アリ酸を持ってる事を警戒してかベビーデーモンもなかなか攻撃してこなかった。プライドが高いのか逃げる事はなかったので、アリ酸をちらつかせながら周りを囲んで攻撃したらベビーデーモンの魔法も問題なかった。
結果、アリ酸は投げずに持ってるだけでベビーデーモンを倒す事ができたので、アリ酸はあまり減らなかった。そして、ベビーデーモンを倒した事で、悪魔のしっぽと悪魔の心臓も無事に手に入れる事ができたのだった。
悪魔のしっぽと悪魔の心臓を2個ずつ手に入れたラッキー達はその足で25階層に移動し、カウカウ狩りに向かった。25階層は冒険者に人気のエリアなので、より多くのカウカウを倒して、ミルクと上質な牛肉を手に入れる為に奥へと進んだ。
そして・・・
「リル。これぐらいあったら大丈夫だろ?」
『さすがラッキーなんだぞ。これだけあれば俺は満足なんだぞー。』
「リルも満足したみたいだから、そろそろスカイドラゴンを倒して20階層の安全地帯へ戻るか。」
「そうね。まだまだ時間は十分あるけど、昨日言ってたように詰めすぎるのも良くないものね。」
「今日は牛肉にパンでパーティーもありますしね。」
リルが納得する数だけ上質な牛肉を手に入れたラッキー達は、ラッキーの転移魔法で20階層のボス部屋の前に移動した。
ちなみにダンジョン内にいるので、ラッキーの転移魔法の距離が伸びているかどうかは確認できないが、転移魔法の使用回数は10回から12回に増えていた。
ラッキーは、毎日限界まで使った事で回数が増えたと思っているが、これは節約の素質の効果であった。
「転移魔法はまだ後11回使えるから、転移魔法が使える限界までスカイドラゴンを倒して、その後、10連モンスターガチャスキルを使うんでいいか?」
「ええ。それでかまわないわ。」
「ならサクッと倒していくか。もう慣れたもんだからそんなに時間もかからないだろ。」
ここ最近毎日約10回、オーディールダンジョン20階層のボス、スカイドラゴンを倒してるラッキー達にとってもはやスカイドラゴンとの闘いは作業になっていた。
戦いが始まると、シルフィー、マリア、マフィンの3人がスカイドラゴンに向けて魔法を放つ。スカイドラゴンのこの時の行動は回避、防御の2択だ。どちらの行動をとってもその後、クルト、リルのどちらかがスカイドラゴンを地上へ落とす。落ちてきた所をラッキーが倒す。
この繰り返しだ。ラッキーが倒せばレアドロップのチャンスが、タルト、リルの攻撃で死ねば通常ドロップのチャンスがあり、この日も12回スカイドラゴンを倒した。
「これで終わりね。それで?モンスターガチャスキルは何回使えるの?」
「ああ丁度170回だな。」
「「170回!?」
「この辺の魔物はDランクばっかりだったからDランクのモンスターガチャスキルが17回使えるな。」
『おーそれだけ使ったらコロッケパンもたくさん出るな。』
「リル。どうせなら俺は新しい素質がほしいんだけど・・・それにこれだけモンスターガチャスキル使って素質が出なかったらそれはそれでショックだ・・・」
「大丈夫よ。10連は素質かアイテムが必ず出たじゃない?という事は17個は素質かアイテムが確定してるわ。」
「ラッキー様。私のマジックバッグは60個ぐらいならパンを入れれますからドンドン使ってくれて大丈夫ですよ。」
「「僕もー。」」
「ありがとう。それじゃ使うぞ。」
そういってラッキーはDランクの10連モンスターガチャスキルを使った。
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