111 / 178
第3章 ゼンパンの素質とプレミアムガチャスキル
第111話 エベレスにいるラッキーを見守る神界では・・・
しおりを挟む
「無事にエベレスについてよかったわね。」
「うん。」
「それにしても激レアの素質持ちを紹介しあう会議があったなんてね。知らなかったわ。」
「ラッキーさん。大丈夫かな?」
「大丈夫よ。心配する事なんてないわよ。ただの会議でしょ。」
「うん。そうなんだけど・・・」
「どうしたの?」
「なんか・・・いやな予感がして・・・」
「・・・」
(ミラがこんな事言うなんて・・・四国会議で何かあるっていうの?たしかにラッキーの持つゼンパンの素質は謎が多いし転移魔法も脅威だとは思うけど・・・まさか脅威だから始末しようって考える国があるって事?でも同盟国よね?ロシアン帝国が関与してるって事?ダメ。予想すればきりがないわ。)
「大丈夫よミラ。今までもラッキーはちゃんと切り抜けてきたじゃない。ラッキーを信じましょ。」
「うん。」
「これから先の事を考えると他の国の激レア素質持ちの子達も気になるわね。」
「どうして?」
「四国同盟はロシアン帝国に対抗しての同盟でしょ。帝国は力で領土を広げてきた大国なの。だからこれから先帝国がその四国を侵略する可能性は高いわ。もちろん帝国にも激レア素質をもった者は多くいる。そうなると、ラッキーの国であろうが他の国だろうが、帝国が攻めてきたら戦わないといけないわ。その為に今の内に交流を図るっていう四国会議はかなり有意義な会議だと思う。ラッキーが仲良くなれるといいけど・・・。」
「姉さんは参加者の事知ってるの??」
「全員は知らないわ。勇者は当然知ってるわよ。素質を与えてるのは父さんだしね。他は賢者と守護神の子は見た事あるわ。どっちもラッキーとは仲良くなれると思うわよ。」
「よかった。」
「他の子はわからないわね。まあ素質の名前から誰が与えてるのかはわかるけど、あまり私も交流の無い人達ね。」
「そっか・・・」
「安心しなさい。モートンみたいなヤツじゃないから。」
(って言ってもそこまでしらないから安心はできないけど。例えばメルトみたいにシルフィードやマリアにちょっかいかける人がいたらちょっと問題になるかもしれないわね。)
「うん。」
「それにしてもラッキーの転移魔法ってすごいわね。このまま距離を広げたら1カ月や2か月後には町から町への移動も可能になりそうね。シークレットガチャスキルだっけ?運が1000を超えたら使えたんならこれから2000、3000と増えていく度に使えるのよね?」
「違う。次に使えるのは運の数値が10,000を超えたら。」
「えっ・・・そうなの?」
「うん。」
「そっか~。ならシークレットガチャスキルはしばらく使えないわね。魔物を倒さないとモンスターガチャスキルも使えないし、デイリーガチャスキルは1日1回しか使えないからしばらくは素質はなかなか手に入らないかもしれないわね。」
「うん。パンばっかり出てる。」
「そう言えばプレミアムガチャスキルっていうのもあるって言ってたじゃない?あれは?」
「あれはまだ使えない。」
「そうなの?」
「うん。」
マイがミラが不安がってるので、色々話しかけていると・・・
『ミラ様、マイ様お久ぶりです。』
「「フェン!?」 」
ミラとマイの元に、原初の森にいるはずの原初の森の主、フェンが現れた。
フェンはミラの元に駆け寄り、ミラはフェンが傍に来るとうれしそうにフェンを撫でた。
「フェン久しぶり。元気にしてた?」
『はい。お陰様で元気にやっています。』
「フェンどうしてここに?」
『ゼウス様に許可をもらいました。うちの子がミラ様が素質を与えた子の所にやっかいになっているので、ここならその子の様子を見る事ができると思いまして。』
「ちょうど見てたところよ。リルも元気にやってるわよ。オークの肉ばかり食べてるけどね。」
『それはよかったです。それに・・・ミラ様にも久しぶりに会えました。』
「うん。私もフェンに会えてうれしい。」
『それに、ミラ様が素質を与えたラッキーという男の事も気になっていたのです。どんな人物なのかと・・・』
「ラッキーさんはすごい人」
『リルには原初の森に連れてくるようにいったんですが、中々来なくて・・・。それでこちらから神界にお邪魔した次第です。』
「いつでもきてくれていいわよ。お父様が許可してるのなら問題もないでしょうし、でないとラッキーが原初の森に行くのはまだまだ先でしょうからね。」
『そうですね。あそこの魔物は人間には少々レベルが高すぎますから。』
「でもラッキーさんなら必ず行く。」
『ええ。期待して待っていますよ。』
(よかった。フェンが来てミラに笑顔が戻ったわ。心配事もあるけど、こうして見守るしかできないものね。フェンが定期的に来てくれるなら安心ね。それに、フェンに伝言を頼めばラッキーにミラの言葉を伝える事ができるかもしれないわ。ルール違反になるかもしれないから一度父さんに相談してみようかしら。)
そこからミラとマイは、フェンにラッキーの話をし、フェンはミラと別れてからの事を話した。ミラとマイとフェンはしばらくぶりの再会を喜んだのだった。
嫌な予感がすると言ったミラの様子はすっかりよくなり、なごやかな気持ちでラッキー達を見守る2人と1匹であった。
「うん。」
「それにしても激レアの素質持ちを紹介しあう会議があったなんてね。知らなかったわ。」
「ラッキーさん。大丈夫かな?」
「大丈夫よ。心配する事なんてないわよ。ただの会議でしょ。」
「うん。そうなんだけど・・・」
「どうしたの?」
「なんか・・・いやな予感がして・・・」
「・・・」
(ミラがこんな事言うなんて・・・四国会議で何かあるっていうの?たしかにラッキーの持つゼンパンの素質は謎が多いし転移魔法も脅威だとは思うけど・・・まさか脅威だから始末しようって考える国があるって事?でも同盟国よね?ロシアン帝国が関与してるって事?ダメ。予想すればきりがないわ。)
「大丈夫よミラ。今までもラッキーはちゃんと切り抜けてきたじゃない。ラッキーを信じましょ。」
「うん。」
「これから先の事を考えると他の国の激レア素質持ちの子達も気になるわね。」
「どうして?」
「四国同盟はロシアン帝国に対抗しての同盟でしょ。帝国は力で領土を広げてきた大国なの。だからこれから先帝国がその四国を侵略する可能性は高いわ。もちろん帝国にも激レア素質をもった者は多くいる。そうなると、ラッキーの国であろうが他の国だろうが、帝国が攻めてきたら戦わないといけないわ。その為に今の内に交流を図るっていう四国会議はかなり有意義な会議だと思う。ラッキーが仲良くなれるといいけど・・・。」
「姉さんは参加者の事知ってるの??」
「全員は知らないわ。勇者は当然知ってるわよ。素質を与えてるのは父さんだしね。他は賢者と守護神の子は見た事あるわ。どっちもラッキーとは仲良くなれると思うわよ。」
「よかった。」
「他の子はわからないわね。まあ素質の名前から誰が与えてるのかはわかるけど、あまり私も交流の無い人達ね。」
「そっか・・・」
「安心しなさい。モートンみたいなヤツじゃないから。」
(って言ってもそこまでしらないから安心はできないけど。例えばメルトみたいにシルフィードやマリアにちょっかいかける人がいたらちょっと問題になるかもしれないわね。)
「うん。」
「それにしてもラッキーの転移魔法ってすごいわね。このまま距離を広げたら1カ月や2か月後には町から町への移動も可能になりそうね。シークレットガチャスキルだっけ?運が1000を超えたら使えたんならこれから2000、3000と増えていく度に使えるのよね?」
「違う。次に使えるのは運の数値が10,000を超えたら。」
「えっ・・・そうなの?」
「うん。」
「そっか~。ならシークレットガチャスキルはしばらく使えないわね。魔物を倒さないとモンスターガチャスキルも使えないし、デイリーガチャスキルは1日1回しか使えないからしばらくは素質はなかなか手に入らないかもしれないわね。」
「うん。パンばっかり出てる。」
「そう言えばプレミアムガチャスキルっていうのもあるって言ってたじゃない?あれは?」
「あれはまだ使えない。」
「そうなの?」
「うん。」
マイがミラが不安がってるので、色々話しかけていると・・・
『ミラ様、マイ様お久ぶりです。』
「「フェン!?」 」
ミラとマイの元に、原初の森にいるはずの原初の森の主、フェンが現れた。
フェンはミラの元に駆け寄り、ミラはフェンが傍に来るとうれしそうにフェンを撫でた。
「フェン久しぶり。元気にしてた?」
『はい。お陰様で元気にやっています。』
「フェンどうしてここに?」
『ゼウス様に許可をもらいました。うちの子がミラ様が素質を与えた子の所にやっかいになっているので、ここならその子の様子を見る事ができると思いまして。』
「ちょうど見てたところよ。リルも元気にやってるわよ。オークの肉ばかり食べてるけどね。」
『それはよかったです。それに・・・ミラ様にも久しぶりに会えました。』
「うん。私もフェンに会えてうれしい。」
『それに、ミラ様が素質を与えたラッキーという男の事も気になっていたのです。どんな人物なのかと・・・』
「ラッキーさんはすごい人」
『リルには原初の森に連れてくるようにいったんですが、中々来なくて・・・。それでこちらから神界にお邪魔した次第です。』
「いつでもきてくれていいわよ。お父様が許可してるのなら問題もないでしょうし、でないとラッキーが原初の森に行くのはまだまだ先でしょうからね。」
『そうですね。あそこの魔物は人間には少々レベルが高すぎますから。』
「でもラッキーさんなら必ず行く。」
『ええ。期待して待っていますよ。』
(よかった。フェンが来てミラに笑顔が戻ったわ。心配事もあるけど、こうして見守るしかできないものね。フェンが定期的に来てくれるなら安心ね。それに、フェンに伝言を頼めばラッキーにミラの言葉を伝える事ができるかもしれないわ。ルール違反になるかもしれないから一度父さんに相談してみようかしら。)
そこからミラとマイは、フェンにラッキーの話をし、フェンはミラと別れてからの事を話した。ミラとマイとフェンはしばらくぶりの再会を喜んだのだった。
嫌な予感がすると言ったミラの様子はすっかりよくなり、なごやかな気持ちでラッキー達を見守る2人と1匹であった。
5
お気に入りに追加
1,271
あなたにおすすめの小説

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる