114 / 178
第3章 ゼンパンの素質とプレミアムガチャスキル
第114話 キャロラインを案内してもらおう
しおりを挟む
四国会議の初日を終えて二日目、ラッキー達はサラマンダ連合国のシルベスターとリーフにキャロラインの町を案内してもらう事になった。
ラッキー、シルフィード、マリア、リル、プリン、シルベスター、リーフの6名と1匹の大所帯だ。
「行きたい所があったら言ってくれよ。ここは僕達の国だしどこでも案内できるから。」
(行きたい所か・・・興味があるのはこの国のギルドがどんな状況かとか、武器屋防具はどんな物を売ってるか、食料もどんな物が売ってるか見てみたいし・・・。それに図書館があったら素質の事とか調べてみたい。って結局どこに行っても自国との違いを調べる感じになりそうだな。)
「俺はどこでもいいよ。」
「私は図書館があるなら行ってみたいわね。後は単純にこの国の特産とかがあるなら食べて見たいわ。」
「私は教会・・・ですかね。」
「私はやっぱり服ね。この国でどんな服が流行ってるのか気になるわ。」
『俺は肉が食べたいんだぞー』
「リルは肉が食べたいって。」
「ラッキーさんは、リルの言葉がわかるんだね。それもゼンパンの素質かい?」
「これはテイマーの素質によるものだよ。」
「へ~。ラッキーさんはテイマーの素質も持ってるのか。それなら納得だ。」
「シルベスターは詮索してラッキーさんを困らせてはダメよ。」
「わかってるよリーフ。」
「リーフさん。大丈夫ですよ。」
(別に隠してる訳じゃないからね。それに尋問みたいな感じならいやだけどシルベスターさんは勇者だから俺も色々聞いて見たい事があるし。)
「ならどこから行こうかな。リーフ。どうする?」
「そうね。みんなの意見を採用するなら、始めに教会に行ってお祈りしてから図書館に行って、お昼はビーフシチューで有名な、『輝く牛さん』でどうかしら?昼からは市場とか服とかの買い物の流れで。」
「さすがリーフだね。よしそれで行こう。」
シルベスターとリーフが案内する内容を決めて歩いて行く。ラッキー達はそれに続いて歩いて行く。
教会はアルカディアと遜色ない形だ。特に豪華という程でもなく、質素と言う訳でもなかった。全員でお祈りして、もちろんラッキーも素質を授けてくれたミラに向けてお祈りした。
教会の後に向かった図書館では、アルカディア王国の王都以上の本が置いてあった。
「すごい!本がこんなに・・・これはアルカディア以上だわ。」
「サラマンダ連合国は国自体の交流も盛んですから。その分様々な本も流れてきます。その中でもここキャロラインの蔵書は最大級ですね。私もこの場所は好きなんです。」
「リーフさんはどんな本が好きなんですか?」
「私は冒険物の小説が好きですね。」
「私はやっぱり魔法ね。折角魔法系の素質なんですもの。もっと使えるようにならないと。」
「冒険物っておもしろいですよね?僕も好きですよ。特に勇者が魔王を倒す話なんて同じ勇者として憧れます。」
「シルベスターは勇者だよね?やっぱり魔王を倒せとか言われるの?」
「魔王がいたなら言われるのかもしれませんが、この世界に魔王はいませんから。特に何も言われる事なく自由に過ごしてますよ。まあいつ魔王が現れてもいいように鍛錬は欠かしてませんが。ラッキーさんとの交流戦も楽しみにしてますよ。」
「うん。俺も実を言えばシルベスターさんとの交流戦はすごく楽しみなんだ。」
「僕もですよ。王国武道会の事は聞いてますから。」
「あっ知ってるんだ。これは気を付けないと・・・」
そうして、図書館で有意義な時間を過ごしたラッキー達は、人気のビーフシチューを食べながらそこでも雑談という名の情報収集合戦が行われた。
「シルベスターさんとリーフさんは仲がいいんですね。付き合ってるんですか?」
「プリン王女。それは・・・」
「プリン王女。僕とリーフは幼馴染なんだ。リーフはどっちかって言うと姉って感じかな。」
「・・・そうね。シルベスターは勇者の素質を持ってるからいろんな所から求婚されるの。まあ全て私が追っ払ってるけどね。」
(なるほどなるほど。話の感じからすると、リーフさんはシルベスターさんが好きなのかな?幼馴染って言ってたしこれはプリンが漬け込む隙はなさそうだな。ちゃっかりシルベスターにその事を聞いてる辺りさすがって感じだな。)
などのよくあるガールズトークや、
「ラッキー君達は明日はどうするんだ?」
「そうだね。まだ決めてないけど今日周れなかった所とかもあるからその辺を見に行くかな~。他の国の人達も気になるけど何してるのかわからないし。シルベスターさん達は?」
「僕達は明日はガイア国のタルトさんとマフィンさんを案内するよ。今日のラッキーさん達みたいに。」
(シルベスターさん達は地元だからな。交代で案内してくれてるのか。それに合わせて他国との仲を深めてるって感じだな。俺達も積極的に動けばよかったな。まあ町を歩いてれば偶然会ったりする可能性もあるか。とりあえずシルベスターさんとリーフさんとは仲良くなれたしよしとするか。)
明日の予定を話し合ったりと、食事はゆっくり話す事ができた。その後は買い物にむかったのだが、案の定ラッキーとシルベスターとリルは店の外で待ちぼうけ。プリンを筆頭にシルフィード、マリア、リーフがあれもいい。これもいい。と服屋で延々と試着しては楽しんでる様子を眺めるだけだった。
気が付けばその日の交流は何事もなく終わった。交流戦で又会うので、交流戦後に再度食事の約束をして、お互い宿に戻るのだった。
ラッキー、シルフィード、マリア、リル、プリン、シルベスター、リーフの6名と1匹の大所帯だ。
「行きたい所があったら言ってくれよ。ここは僕達の国だしどこでも案内できるから。」
(行きたい所か・・・興味があるのはこの国のギルドがどんな状況かとか、武器屋防具はどんな物を売ってるか、食料もどんな物が売ってるか見てみたいし・・・。それに図書館があったら素質の事とか調べてみたい。って結局どこに行っても自国との違いを調べる感じになりそうだな。)
「俺はどこでもいいよ。」
「私は図書館があるなら行ってみたいわね。後は単純にこの国の特産とかがあるなら食べて見たいわ。」
「私は教会・・・ですかね。」
「私はやっぱり服ね。この国でどんな服が流行ってるのか気になるわ。」
『俺は肉が食べたいんだぞー』
「リルは肉が食べたいって。」
「ラッキーさんは、リルの言葉がわかるんだね。それもゼンパンの素質かい?」
「これはテイマーの素質によるものだよ。」
「へ~。ラッキーさんはテイマーの素質も持ってるのか。それなら納得だ。」
「シルベスターは詮索してラッキーさんを困らせてはダメよ。」
「わかってるよリーフ。」
「リーフさん。大丈夫ですよ。」
(別に隠してる訳じゃないからね。それに尋問みたいな感じならいやだけどシルベスターさんは勇者だから俺も色々聞いて見たい事があるし。)
「ならどこから行こうかな。リーフ。どうする?」
「そうね。みんなの意見を採用するなら、始めに教会に行ってお祈りしてから図書館に行って、お昼はビーフシチューで有名な、『輝く牛さん』でどうかしら?昼からは市場とか服とかの買い物の流れで。」
「さすがリーフだね。よしそれで行こう。」
シルベスターとリーフが案内する内容を決めて歩いて行く。ラッキー達はそれに続いて歩いて行く。
教会はアルカディアと遜色ない形だ。特に豪華という程でもなく、質素と言う訳でもなかった。全員でお祈りして、もちろんラッキーも素質を授けてくれたミラに向けてお祈りした。
教会の後に向かった図書館では、アルカディア王国の王都以上の本が置いてあった。
「すごい!本がこんなに・・・これはアルカディア以上だわ。」
「サラマンダ連合国は国自体の交流も盛んですから。その分様々な本も流れてきます。その中でもここキャロラインの蔵書は最大級ですね。私もこの場所は好きなんです。」
「リーフさんはどんな本が好きなんですか?」
「私は冒険物の小説が好きですね。」
「私はやっぱり魔法ね。折角魔法系の素質なんですもの。もっと使えるようにならないと。」
「冒険物っておもしろいですよね?僕も好きですよ。特に勇者が魔王を倒す話なんて同じ勇者として憧れます。」
「シルベスターは勇者だよね?やっぱり魔王を倒せとか言われるの?」
「魔王がいたなら言われるのかもしれませんが、この世界に魔王はいませんから。特に何も言われる事なく自由に過ごしてますよ。まあいつ魔王が現れてもいいように鍛錬は欠かしてませんが。ラッキーさんとの交流戦も楽しみにしてますよ。」
「うん。俺も実を言えばシルベスターさんとの交流戦はすごく楽しみなんだ。」
「僕もですよ。王国武道会の事は聞いてますから。」
「あっ知ってるんだ。これは気を付けないと・・・」
そうして、図書館で有意義な時間を過ごしたラッキー達は、人気のビーフシチューを食べながらそこでも雑談という名の情報収集合戦が行われた。
「シルベスターさんとリーフさんは仲がいいんですね。付き合ってるんですか?」
「プリン王女。それは・・・」
「プリン王女。僕とリーフは幼馴染なんだ。リーフはどっちかって言うと姉って感じかな。」
「・・・そうね。シルベスターは勇者の素質を持ってるからいろんな所から求婚されるの。まあ全て私が追っ払ってるけどね。」
(なるほどなるほど。話の感じからすると、リーフさんはシルベスターさんが好きなのかな?幼馴染って言ってたしこれはプリンが漬け込む隙はなさそうだな。ちゃっかりシルベスターにその事を聞いてる辺りさすがって感じだな。)
などのよくあるガールズトークや、
「ラッキー君達は明日はどうするんだ?」
「そうだね。まだ決めてないけど今日周れなかった所とかもあるからその辺を見に行くかな~。他の国の人達も気になるけど何してるのかわからないし。シルベスターさん達は?」
「僕達は明日はガイア国のタルトさんとマフィンさんを案内するよ。今日のラッキーさん達みたいに。」
(シルベスターさん達は地元だからな。交代で案内してくれてるのか。それに合わせて他国との仲を深めてるって感じだな。俺達も積極的に動けばよかったな。まあ町を歩いてれば偶然会ったりする可能性もあるか。とりあえずシルベスターさんとリーフさんとは仲良くなれたしよしとするか。)
明日の予定を話し合ったりと、食事はゆっくり話す事ができた。その後は買い物にむかったのだが、案の定ラッキーとシルベスターとリルは店の外で待ちぼうけ。プリンを筆頭にシルフィード、マリア、リーフがあれもいい。これもいい。と服屋で延々と試着しては楽しんでる様子を眺めるだけだった。
気が付けばその日の交流は何事もなく終わった。交流戦で又会うので、交流戦後に再度食事の約束をして、お互い宿に戻るのだった。
4
お気に入りに追加
1,271
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

投獄された聖女は祈るのをやめ、自由を満喫している。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「偽聖女リーリエ、おまえとの婚約を破棄する。衛兵、偽聖女を地下牢に入れよ!」
リーリエは喜んだ。
「じゆ……、じゆう……自由だわ……!」
もう教会で一日中祈り続けなくてもいいのだ。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる