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第3章 ゼンパンの素質とプレミアムガチャスキル
第113話 四国会議初日を終えて各国は・・・
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四国会議初日を終えて、アルカディアと同じように各国ともに、会議内容の共有と明日以降の行動について話し合っていた。
◆
開催国サラマンダー連合国では・・・
「会議はどうでしたかシルベスターさん。」
「はは。転移魔法には驚きましたね。まさかこの目で伝説の魔法が見れるとは思いませんでした。」
「明日はアルカディアの方達の案内の約束をしたんでしたな?」
「そうですね。今日話した感じですが、ラッキーさん、シルフィードさん、マリアさんともに仲良くできそうでしたから。」
「それはよかった。転移魔法を使うラッキーさんと仲良くできれば我が国にとっても非常にプラスに働きます。でも気を付けてくださいね。貴方は勇者。転移魔法のラッキーさんとともに注目されていますから。」
「わかってますよ。」
「リーフさんも。シルベスターさんの事頼みましたよ。」
「はい。シルベスターの事は、私に任せてください。明日はアルカディア国、明後日はガイア王国、明々後日はフランダル魔法国と案内の約束はちゃんと取り付けましたし私とシルベスターにまかせてください。」
イケメンさわやかな物語の主人公のような勇者シルベスターと、ザ・エルフという感じの緑の髪に長い耳、弓聖のリーフは自国の為、そして今後の為に、次世代英雄候補との積極的な交流を誓うのだった。
◆◆
フランダル魔法国では・・・
「転移魔法・・・すごかった。」
「ドルチェはさっきからそればっかりだな。」
「だってストリンガー。フランダルでも転移魔法使える人いないんだよ?」
「それはまあそうだが・・・。」
「もっとお話ししたいな。調べさせてほしいな。そしたら私も転移魔法使えるかも。」
「いやいや、抑えろよ。学園長からも言われてるだろ?」
「それは・・・。」
「明日はシルベスターとリーフがラッキー達に街を案内するって言ってたから、明日以外で魔法談義の場でも作って見るか?」
「本当!?さすがストリンガー。頼りになる。」
「ストリンガーさん。リーフさん。アルカディア国と仲良くなるのはありがたいですが、他の国ともちゃんと交流してくれないと困りますよ。」
「わかってますよ。シルベスターとリーフとは、明々後日に町を案内してもらう時に交流はできます。ガイア王国は・・・まあなんとかしますよ。」
「私は、アルカディアの転移魔法と、森の魔導士にしか興味ない。ちょっとは勇者と聖女にも興味はある。」
「は~。ストロンガーさん。頼みましたよ。」
「はいはい。俺がなんとかしますよ。」
面倒見がよく、さっぱりした性格でフランダル魔法国では人気者の炎風の魔導士ストリンガーと、魔術以外は興味無しを地で行く、黒い魔術帽に黒いローブ、定番の木の杖を身につけたいかにも魔術師です!といった賢者ドルチェは自国の魔法の発展の為に、今回の四国会議を有意義なモノにする為、動かないドルチェを他所に、ストリンガーは奮闘するのだった。
◆◆◆
そして・・・
ガイア王国では・・・
「見ましたか?あれは本当に転移魔法でした。」
「はい。そうですねセレス様。私も驚きました。」
「なんとかしてガイアに来てもらえないかしら?」
「それは・・・今は、難しいでしょう。王妃様の事は他国の方は知りません。極秘事項ですから。」
「ならお母様の事を伝えて協力してもらうのは?」
「それも難しいでしょう。王妃様の事が他国の者に知られるのはまずいです。協力を仰げば理由を尋ねられます。」
「じゃあどうすればいいのよ!」
「それは・・・」
「セレス様。僕とマフィンでラッキーさんにお願いしてきましょうか?土下座して頼み込めばラッキーさんなら聞いてくれるんじゃ?」
「うん。ラッキーさん。優しそうな感じだったもんね。」
「そうね。お母さまの事がアルカディアに知られるのは、この際しょうがないわ。アルカディア以外に知られずに進めるには貴方達を頼るしかなさそうね。」
「セレス様!?ですが、他の国に内緒で交渉すると四国同盟に亀裂が入りますぞ?」
「その辺は私達がうまくやるしかないわ。時間も限られてる。今はラッキーさんにどうにかしてガイアにきてもらうしか方法はないわ。」
「・・・そうですな。王妃様の事を考えるとやるしかなさそうじゃな。タルトにマフィンよ。頼んだぞ。だが強引に進めるな。慎重だぞ。」
「わかってますよ。僕達だって王妃様にはお世話になりましたし、必ずラッキーさんと仲良くなってきます。ねマフィン?」
「うん。私がんばります。だからセレス様。セレス様もがんばってください。」
「ありがとうマフィン。そうね。私焦ってたみたいだわ。ここにいるのも1週間。この1週間でなんとしてもラッキーさんがガイアに来たいと思うように頑張りましょ。」
そうして、同じ顔をしている武聖のタルトと守護神のマフィンは、ガイア王国で今も苦しんでいるセレスの母であるガイア王国の王妃の為に行動する事を決めるのだった。
・
・
・
各国共に、興味はアルカディア国のラッキーにあった。キャロラインで行われる四国会議。ラッキーを中心として、四国の次世代英雄候補達はそれぞれの目的の為に動き出すのだった。
☆☆☆★★★☆☆☆
お読みいただきありがとうございます。
新作も無事に投稿致しました。ブログでは先行的に公開しています。
引き続き、評価に応援、よろしくお願いいたします。
◆
開催国サラマンダー連合国では・・・
「会議はどうでしたかシルベスターさん。」
「はは。転移魔法には驚きましたね。まさかこの目で伝説の魔法が見れるとは思いませんでした。」
「明日はアルカディアの方達の案内の約束をしたんでしたな?」
「そうですね。今日話した感じですが、ラッキーさん、シルフィードさん、マリアさんともに仲良くできそうでしたから。」
「それはよかった。転移魔法を使うラッキーさんと仲良くできれば我が国にとっても非常にプラスに働きます。でも気を付けてくださいね。貴方は勇者。転移魔法のラッキーさんとともに注目されていますから。」
「わかってますよ。」
「リーフさんも。シルベスターさんの事頼みましたよ。」
「はい。シルベスターの事は、私に任せてください。明日はアルカディア国、明後日はガイア王国、明々後日はフランダル魔法国と案内の約束はちゃんと取り付けましたし私とシルベスターにまかせてください。」
イケメンさわやかな物語の主人公のような勇者シルベスターと、ザ・エルフという感じの緑の髪に長い耳、弓聖のリーフは自国の為、そして今後の為に、次世代英雄候補との積極的な交流を誓うのだった。
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フランダル魔法国では・・・
「転移魔法・・・すごかった。」
「ドルチェはさっきからそればっかりだな。」
「だってストリンガー。フランダルでも転移魔法使える人いないんだよ?」
「それはまあそうだが・・・。」
「もっとお話ししたいな。調べさせてほしいな。そしたら私も転移魔法使えるかも。」
「いやいや、抑えろよ。学園長からも言われてるだろ?」
「それは・・・。」
「明日はシルベスターとリーフがラッキー達に街を案内するって言ってたから、明日以外で魔法談義の場でも作って見るか?」
「本当!?さすがストリンガー。頼りになる。」
「ストリンガーさん。リーフさん。アルカディア国と仲良くなるのはありがたいですが、他の国ともちゃんと交流してくれないと困りますよ。」
「わかってますよ。シルベスターとリーフとは、明々後日に町を案内してもらう時に交流はできます。ガイア王国は・・・まあなんとかしますよ。」
「私は、アルカディアの転移魔法と、森の魔導士にしか興味ない。ちょっとは勇者と聖女にも興味はある。」
「は~。ストロンガーさん。頼みましたよ。」
「はいはい。俺がなんとかしますよ。」
面倒見がよく、さっぱりした性格でフランダル魔法国では人気者の炎風の魔導士ストリンガーと、魔術以外は興味無しを地で行く、黒い魔術帽に黒いローブ、定番の木の杖を身につけたいかにも魔術師です!といった賢者ドルチェは自国の魔法の発展の為に、今回の四国会議を有意義なモノにする為、動かないドルチェを他所に、ストリンガーは奮闘するのだった。
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そして・・・
ガイア王国では・・・
「見ましたか?あれは本当に転移魔法でした。」
「はい。そうですねセレス様。私も驚きました。」
「なんとかしてガイアに来てもらえないかしら?」
「それは・・・今は、難しいでしょう。王妃様の事は他国の方は知りません。極秘事項ですから。」
「ならお母様の事を伝えて協力してもらうのは?」
「それも難しいでしょう。王妃様の事が他国の者に知られるのはまずいです。協力を仰げば理由を尋ねられます。」
「じゃあどうすればいいのよ!」
「それは・・・」
「セレス様。僕とマフィンでラッキーさんにお願いしてきましょうか?土下座して頼み込めばラッキーさんなら聞いてくれるんじゃ?」
「うん。ラッキーさん。優しそうな感じだったもんね。」
「そうね。お母さまの事がアルカディアに知られるのは、この際しょうがないわ。アルカディア以外に知られずに進めるには貴方達を頼るしかなさそうね。」
「セレス様!?ですが、他の国に内緒で交渉すると四国同盟に亀裂が入りますぞ?」
「その辺は私達がうまくやるしかないわ。時間も限られてる。今はラッキーさんにどうにかしてガイアにきてもらうしか方法はないわ。」
「・・・そうですな。王妃様の事を考えるとやるしかなさそうじゃな。タルトにマフィンよ。頼んだぞ。だが強引に進めるな。慎重だぞ。」
「わかってますよ。僕達だって王妃様にはお世話になりましたし、必ずラッキーさんと仲良くなってきます。ねマフィン?」
「うん。私がんばります。だからセレス様。セレス様もがんばってください。」
「ありがとうマフィン。そうね。私焦ってたみたいだわ。ここにいるのも1週間。この1週間でなんとしてもラッキーさんがガイアに来たいと思うように頑張りましょ。」
そうして、同じ顔をしている武聖のタルトと守護神のマフィンは、ガイア王国で今も苦しんでいるセレスの母であるガイア王国の王妃の為に行動する事を決めるのだった。
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各国共に、興味はアルカディア国のラッキーにあった。キャロラインで行われる四国会議。ラッキーを中心として、四国の次世代英雄候補達はそれぞれの目的の為に動き出すのだった。
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