92 / 178
第2章 ゼンパンの素質とシークレットガチャスキル
第92話 味方を増やせ
しおりを挟む
宿を取ったラッキー達は、1週間後の王都武道会まで人目を避けながら参加者の情報収集と最終調整をする事にした。
ラッキーはまず自分の今のステータスを確認した。ついでにレベルが上がったシルフィーとマリアも同じように確認する。
【ラッキー】
レベル: 20 → 25
力 : 210 → 260
体力 : 208 → 258
敏捷 : 205 → 255
器用 : 203 → 253
魔力 ; 202 → 252
運 : 950 → 1220
【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ・シークレットガチャスキル)
剣術・気配察知・料理・掃除・踊り・計算・生活魔法
身体強化・穴掘り・靴磨き・早起き・早食い・お笑い・交渉
大声・テイム・健康・ハードワーク・斧術・トラップ
転移魔法
【シルフィード・リスボン】
レベル: 20 → 25
力 : 100 → 125
体力 : 180 → 195
敏捷 : 180 → 195
器用 : 180 → 195
魔力 ; 297 → 332
運 : 35
森の魔導士(風魔法、土魔法、人物鑑定の素質を持つ)
【素質】:風魔法(風魔法が使える。)
【素質】:土魔法(土魔法が使える。)
【素質】:人物鑑定(ステータスや素質が見れるようになる。)
【マリア・フロンダール】
レベル: 18 → 24
力 : 150 → 180
体力 : 86 → 110
敏捷 : 81 → 105
器用 : 200 → 230
魔力 ; 300 → 360
運 : 28
聖女(治癒魔法、光魔法、祈りの素質を持つ)
【素質】:治癒魔法(治癒魔法が使える。)
【素質】:光魔法(光魔法が使える。)
【素質】:祈り(治癒魔法を使った時、効果が増加する。)
「いつみてもラッキーはずるいわ。一人だけレベルが上がった時の能力値の上昇幅が多すぎるもの。」
「いやいやシルフィーやマリアだって魔力が高いじゃないか。激レアの素質持ちだから当然だろうけど俺の能力値で300を超えてるのって運だけだぞ。」
「今はまだ魔力だけはラッキー様よりも高いですが、それも後に追い抜かれると思います。ラッキー様ステータスの上昇幅が大きいですから。」
「まあその事はいいわ。それよりもこれからどうするの?まさかずっと宿屋に籠ってるって訳じゃないわよね?」
「そうだな。俺はまあ王都で見られてもかまわないが、マリアは見つかるとやばいんじゃないか?」
「そうですね・・・。折角王都にきたから教会とかにも行きたい所ですが、さすがに今は危ないかもしれないですね。」
「たしかにそうね。じゃあ私とラッキーで動きましょ。まずは教会に行くのよね?」
「ああ。毎週教会には行ってたからな。今日がその日だから行けば会う事はできると思う。」
「もう一度聞くけど会って大丈夫なのよね?」
「ああ。あの二人は俺が追放される前もかなり心配してくれてた。きっと味方になってくれる。」
(それに・・・拒絶されたらされたで家族に諦めもつく。あれから1年と半年・・・元気にしてるかな?)
「わかったわ。なら早速いきましょう。」
「やっぱり私も!」
「そうだな~。ならマリアは虹の集いのカフェで待っててくれないか?母さん達とは教会の後に何度かあそこでパンケーキを食べたんだ。個室なら見つかる事もないだろうし。」
「そうね。教会で騒ぎになっても困るからその方がいいかもね。」
「わかりました。それと、今思い出したんですがラッキー様のお母様は教会でお祈りした後、いつも外の庭園を30分程歩いていました。そこなら怪しまれずに会えると思います。」
ラッキーとシルフィーの二人は教会に向かった。ラッキーだけは顔がバレないようにローブを被っていた。
教会に着くと、多くの人がお祈りに訪れていた。
「まだ来てないみたいね。」
「ああ。俺達もお祈りして庭園でくるのを待つか。」
しばらく待っていると豪華な馬車が教会に止まった。馬車にストライク家の家紋があったのでラッキーとシルフィーはすぐに気づいた。
「あれね。」
「ああ。」
馬車から降りてくるのはスタイルの良い女性と7歳ぐらいの女の子。
(母上、スイート・・・)
「じゃあ予定通り行きましょう。ラッキーはここで待ってて。私が後について行って庭園にきたら声をかけるから。」
「わかった。」
シルフィーが2人の後について行った。
(会うのも久しぶりだな。あの時は味方してくれたけど今でも俺の事覚えてくれてるだろうか・・・。)
少し不安になりながらラッキーは彼女達を待った。
10分程待っているとマリアが言っていたように、2人は庭園に現れた。
(来た!)
2人は庭園をぐるっと周り、池に架かっている橋を歩いている。
「すいません。ストライク公爵夫人のクッキー様ですよね?」
タイミングを測ってシルフィーが話しかける。
「あなたは?」
「リスボン辺境伯の長女シルフィード・リスボンと申します。クッキー様のファンなんです!握手してくれませんか?」
「えっ!?あっはい。いいですよ。」
(握手って!?ファン?・・・まあ母上は綺麗だから女性ファンは多かったけど・・・)
握手しながらシルフィーはクッキーの耳元で小さく呟く。
「いきなりすいません。落ち着いて聞いてください。クッキー様の息子のラッキーが、クッキー様に会いたがっています。今、向こう側でローブを被ってるものがそうです。」
「!?」
ラッキーはシルフィーから合図がきたので、被っていたローブを脱いだ。
クッキーはシルフィーの言葉に視線を向ける。
「あっ・・・本当に・・・」
クッキーと目が合うとラッキーは軽く会釈した。
「ここでは騒ぎになります。虹の集いにてお待ちしています。」
「・・・わかったわ。」
クッキーから了承の言葉をもらい、シルフィーはクッキーの元を離れた。それに合わせてラッキーもローブを被り直しその場を離れたのだった。
ラッキーはまず自分の今のステータスを確認した。ついでにレベルが上がったシルフィーとマリアも同じように確認する。
【ラッキー】
レベル: 20 → 25
力 : 210 → 260
体力 : 208 → 258
敏捷 : 205 → 255
器用 : 203 → 253
魔力 ; 202 → 252
運 : 950 → 1220
【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ・シークレットガチャスキル)
剣術・気配察知・料理・掃除・踊り・計算・生活魔法
身体強化・穴掘り・靴磨き・早起き・早食い・お笑い・交渉
大声・テイム・健康・ハードワーク・斧術・トラップ
転移魔法
【シルフィード・リスボン】
レベル: 20 → 25
力 : 100 → 125
体力 : 180 → 195
敏捷 : 180 → 195
器用 : 180 → 195
魔力 ; 297 → 332
運 : 35
森の魔導士(風魔法、土魔法、人物鑑定の素質を持つ)
【素質】:風魔法(風魔法が使える。)
【素質】:土魔法(土魔法が使える。)
【素質】:人物鑑定(ステータスや素質が見れるようになる。)
【マリア・フロンダール】
レベル: 18 → 24
力 : 150 → 180
体力 : 86 → 110
敏捷 : 81 → 105
器用 : 200 → 230
魔力 ; 300 → 360
運 : 28
聖女(治癒魔法、光魔法、祈りの素質を持つ)
【素質】:治癒魔法(治癒魔法が使える。)
【素質】:光魔法(光魔法が使える。)
【素質】:祈り(治癒魔法を使った時、効果が増加する。)
「いつみてもラッキーはずるいわ。一人だけレベルが上がった時の能力値の上昇幅が多すぎるもの。」
「いやいやシルフィーやマリアだって魔力が高いじゃないか。激レアの素質持ちだから当然だろうけど俺の能力値で300を超えてるのって運だけだぞ。」
「今はまだ魔力だけはラッキー様よりも高いですが、それも後に追い抜かれると思います。ラッキー様ステータスの上昇幅が大きいですから。」
「まあその事はいいわ。それよりもこれからどうするの?まさかずっと宿屋に籠ってるって訳じゃないわよね?」
「そうだな。俺はまあ王都で見られてもかまわないが、マリアは見つかるとやばいんじゃないか?」
「そうですね・・・。折角王都にきたから教会とかにも行きたい所ですが、さすがに今は危ないかもしれないですね。」
「たしかにそうね。じゃあ私とラッキーで動きましょ。まずは教会に行くのよね?」
「ああ。毎週教会には行ってたからな。今日がその日だから行けば会う事はできると思う。」
「もう一度聞くけど会って大丈夫なのよね?」
「ああ。あの二人は俺が追放される前もかなり心配してくれてた。きっと味方になってくれる。」
(それに・・・拒絶されたらされたで家族に諦めもつく。あれから1年と半年・・・元気にしてるかな?)
「わかったわ。なら早速いきましょう。」
「やっぱり私も!」
「そうだな~。ならマリアは虹の集いのカフェで待っててくれないか?母さん達とは教会の後に何度かあそこでパンケーキを食べたんだ。個室なら見つかる事もないだろうし。」
「そうね。教会で騒ぎになっても困るからその方がいいかもね。」
「わかりました。それと、今思い出したんですがラッキー様のお母様は教会でお祈りした後、いつも外の庭園を30分程歩いていました。そこなら怪しまれずに会えると思います。」
ラッキーとシルフィーの二人は教会に向かった。ラッキーだけは顔がバレないようにローブを被っていた。
教会に着くと、多くの人がお祈りに訪れていた。
「まだ来てないみたいね。」
「ああ。俺達もお祈りして庭園でくるのを待つか。」
しばらく待っていると豪華な馬車が教会に止まった。馬車にストライク家の家紋があったのでラッキーとシルフィーはすぐに気づいた。
「あれね。」
「ああ。」
馬車から降りてくるのはスタイルの良い女性と7歳ぐらいの女の子。
(母上、スイート・・・)
「じゃあ予定通り行きましょう。ラッキーはここで待ってて。私が後について行って庭園にきたら声をかけるから。」
「わかった。」
シルフィーが2人の後について行った。
(会うのも久しぶりだな。あの時は味方してくれたけど今でも俺の事覚えてくれてるだろうか・・・。)
少し不安になりながらラッキーは彼女達を待った。
10分程待っているとマリアが言っていたように、2人は庭園に現れた。
(来た!)
2人は庭園をぐるっと周り、池に架かっている橋を歩いている。
「すいません。ストライク公爵夫人のクッキー様ですよね?」
タイミングを測ってシルフィーが話しかける。
「あなたは?」
「リスボン辺境伯の長女シルフィード・リスボンと申します。クッキー様のファンなんです!握手してくれませんか?」
「えっ!?あっはい。いいですよ。」
(握手って!?ファン?・・・まあ母上は綺麗だから女性ファンは多かったけど・・・)
握手しながらシルフィーはクッキーの耳元で小さく呟く。
「いきなりすいません。落ち着いて聞いてください。クッキー様の息子のラッキーが、クッキー様に会いたがっています。今、向こう側でローブを被ってるものがそうです。」
「!?」
ラッキーはシルフィーから合図がきたので、被っていたローブを脱いだ。
クッキーはシルフィーの言葉に視線を向ける。
「あっ・・・本当に・・・」
クッキーと目が合うとラッキーは軽く会釈した。
「ここでは騒ぎになります。虹の集いにてお待ちしています。」
「・・・わかったわ。」
クッキーから了承の言葉をもらい、シルフィーはクッキーの元を離れた。それに合わせてラッキーもローブを被り直しその場を離れたのだった。
6
お気に入りに追加
1,271
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。

絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

投獄された聖女は祈るのをやめ、自由を満喫している。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「偽聖女リーリエ、おまえとの婚約を破棄する。衛兵、偽聖女を地下牢に入れよ!」
リーリエは喜んだ。
「じゆ……、じゆう……自由だわ……!」
もう教会で一日中祈り続けなくてもいいのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる