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第2章 ゼンパンの素質とシークレットガチャスキル
第75話 一方その頃神界では・・・
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「ひどい・・・。」
「ミラ?今日はラッキーを見てないの?」
「王都を見てた。」
「ラッキーの為に?」
「うん。」
「そっか。で?何が酷いの?」
「姉さんも見たらわかる。」
ミラに言われてマイは王都を見た。
「その程度か。わざわざ父上が依頼したって言うから期待したけど、期待ハズレもいいとこだ。ほらっ。立てよ!それじゃ僕の訓練にならないだろ!」
「もう動けません。メルト様。」
「まだまだいけるだろ。ほらっ!立て!」
メルトは足元に蹲るボロボロの冒険者を蹴り飛ばした。
王都のストライク公爵家では、メルトが模擬戦をしていた。それも一方的に相手をボコボコにしていた。それは、模擬戦と言うよりもただの憂さ晴らし。弱い者いじめをしているようにしか見えなかった。
「強い・・・の?」
「相手が弱いだけ。今の人で3人目。」
「どう言う事?」
公爵家の執務室では、ストライク公爵が隠れてメルトの模擬戦を見ていた。
「旦那様?よろしいのですか?あのような事をして?」
「ああ。引き受けてくれた冒険者には気の毒だがしょうがない。今はアイツを気分良くさせて剣術の腕を上げるしかないからな。剣聖の素質だ。剣を使えば使う程良くなるはずだ。」
「王国武道会の為ですか?」
「そうだ。剣聖のお披露目とアピールには絶好の場だからな。メルトは今のままで問題無いと言ってるが、あんなだらし無い身体でブザマな姿を晒して見ろ。何言われるかわからん。」
「それは・・・。」
「ジョシュア。わかってるさ。俺にもメルトの噂は耳に入ってる。だがもう遅い。あの時こうしていればのたらればを言っても意味ないからな。」
「旦那様・・・。」
「模擬戦の相手をしてくれた冒険者達には治療費と多めの報酬を頼む。せっかく依頼を受けてくれたんだ。フォローはしっかり頼むぞ。」
「かしこまりました。」
「俺も公爵家として、過去に何度も失敗している。だが、振り返っても居られない。今できる事をやるしかないんだ。ジョシュアよ。これからも頼んだぞ。」
執事のジョシュアが執務室から出て行くと
「ラッキー・・・。」
養子に迎えたメルトを見ながらストライク公爵は呟いた。
そして、その様子を眺めるミラとマイ。
「なるほどね。ラッキーの父親も後悔してるわけね。」
「うん。」
「でもラッキーにとっては良い事とは、言えないかもね。メルトに力をつけられると困るもの。」
「でも・・・。ラッキーさん。公爵家に戻れるかも?」
「どうかしら?貴族ってめんどくさいからね。公爵が何考えてるかわからないけど、メルトよりもラッキーが有能だと分かれば・・・可能性としてはあるだろうけど・・・。」
「ラッキーさん、今すごく頑張ってる。」
「そうね。パッと見る限りメルトよりステータスは高いから、今のメルトには負けないでしょう。それに、良いところまで行くと思うわ。」
「優勝する。」
「それは正直まだ厳しいわね。同年代だけだったら優勝もありえると思うけど、前回優勝者の王国の騎士団長とか、準優勝者の冒険者を見たけど、さすがに強いわね。レベルが違うわ。」
「勝てない?」
「今は無理ね。ラッキーの成長が早いのは知ってるけど、5ヶ月じゃ時間が足りないわ。魔法も使って勝負すれば、良い勝負をするかもしれないけどね。」
「なら大丈夫。ラッキーさんはもうすぐ魔法を覚える・・・はず。」
「まあラッキーなら、その内魔法の素質を手に入れるでしょうけど。そう上手く行くかどうか・・・。」
「大丈夫。もうすぐシークレットガチャスキルが使えるはずだから。」
「シークレットガチャスキル?」
「うん。ゼンパンの素質の事、私も理解してきた。」
そうして、ミラはゼンパンの素質で理解した事や、シークレットガチャスキルについてマイに説明した。
「それならラッキーは近いうちに魔法の素質を手に入れそうね。なるほど。今までモンスターガチャスキルから同じ素質ばかり出るから気になってたんだけどそう言う事だったのね。」
「うん。」
「ラッキーにとって、かなり良い方向に進んでるわね。王国武道会で公爵がいくら動いてもラッキーの運の良さがあればなんとかなりそうな気がするわ。」
「うん。ラッキーさんはまだまだ強くなる。」
(ラッキーの運の良さはヤバいわね。だけど、それによってこの世界が良い方向に進むならそれは願ってもない事だわ。心配事もあったけど、ミラとラッキーなら案外なんとかするかもね。)
「そうね。王国武道会まであと5ヶ月か。今は中級ダンジョンがある所に移動してるみたいだから、武道会までにまだまだ強くなるはずよ。見てて飽きないし見守る価値があるわね。」
「うん。見守るしかできないけど・・・。」
(見守るって言っても王都を見たり、ラッキーをどうにか助けられないか考えてるのね。何かあった時に神託でラッキーに伝えれるように父さんにお願いしておこうかしら。何度も神託を使うとマズいけど、ラッキーの将来性を考えると無理してでも力を使った方がいいかもしれないわ。)
「大丈夫よ。ミラが見守っていればラッキーはきっとうまく行くわ。私達はそっと見守りましょ。」
そう言って、ミラとマイは中級ダンジョン『アクア』に入るラッキー達を見守るのだった。
「ミラ?今日はラッキーを見てないの?」
「王都を見てた。」
「ラッキーの為に?」
「うん。」
「そっか。で?何が酷いの?」
「姉さんも見たらわかる。」
ミラに言われてマイは王都を見た。
「その程度か。わざわざ父上が依頼したって言うから期待したけど、期待ハズレもいいとこだ。ほらっ。立てよ!それじゃ僕の訓練にならないだろ!」
「もう動けません。メルト様。」
「まだまだいけるだろ。ほらっ!立て!」
メルトは足元に蹲るボロボロの冒険者を蹴り飛ばした。
王都のストライク公爵家では、メルトが模擬戦をしていた。それも一方的に相手をボコボコにしていた。それは、模擬戦と言うよりもただの憂さ晴らし。弱い者いじめをしているようにしか見えなかった。
「強い・・・の?」
「相手が弱いだけ。今の人で3人目。」
「どう言う事?」
公爵家の執務室では、ストライク公爵が隠れてメルトの模擬戦を見ていた。
「旦那様?よろしいのですか?あのような事をして?」
「ああ。引き受けてくれた冒険者には気の毒だがしょうがない。今はアイツを気分良くさせて剣術の腕を上げるしかないからな。剣聖の素質だ。剣を使えば使う程良くなるはずだ。」
「王国武道会の為ですか?」
「そうだ。剣聖のお披露目とアピールには絶好の場だからな。メルトは今のままで問題無いと言ってるが、あんなだらし無い身体でブザマな姿を晒して見ろ。何言われるかわからん。」
「それは・・・。」
「ジョシュア。わかってるさ。俺にもメルトの噂は耳に入ってる。だがもう遅い。あの時こうしていればのたらればを言っても意味ないからな。」
「旦那様・・・。」
「模擬戦の相手をしてくれた冒険者達には治療費と多めの報酬を頼む。せっかく依頼を受けてくれたんだ。フォローはしっかり頼むぞ。」
「かしこまりました。」
「俺も公爵家として、過去に何度も失敗している。だが、振り返っても居られない。今できる事をやるしかないんだ。ジョシュアよ。これからも頼んだぞ。」
執事のジョシュアが執務室から出て行くと
「ラッキー・・・。」
養子に迎えたメルトを見ながらストライク公爵は呟いた。
そして、その様子を眺めるミラとマイ。
「なるほどね。ラッキーの父親も後悔してるわけね。」
「うん。」
「でもラッキーにとっては良い事とは、言えないかもね。メルトに力をつけられると困るもの。」
「でも・・・。ラッキーさん。公爵家に戻れるかも?」
「どうかしら?貴族ってめんどくさいからね。公爵が何考えてるかわからないけど、メルトよりもラッキーが有能だと分かれば・・・可能性としてはあるだろうけど・・・。」
「ラッキーさん、今すごく頑張ってる。」
「そうね。パッと見る限りメルトよりステータスは高いから、今のメルトには負けないでしょう。それに、良いところまで行くと思うわ。」
「優勝する。」
「それは正直まだ厳しいわね。同年代だけだったら優勝もありえると思うけど、前回優勝者の王国の騎士団長とか、準優勝者の冒険者を見たけど、さすがに強いわね。レベルが違うわ。」
「勝てない?」
「今は無理ね。ラッキーの成長が早いのは知ってるけど、5ヶ月じゃ時間が足りないわ。魔法も使って勝負すれば、良い勝負をするかもしれないけどね。」
「なら大丈夫。ラッキーさんはもうすぐ魔法を覚える・・・はず。」
「まあラッキーなら、その内魔法の素質を手に入れるでしょうけど。そう上手く行くかどうか・・・。」
「大丈夫。もうすぐシークレットガチャスキルが使えるはずだから。」
「シークレットガチャスキル?」
「うん。ゼンパンの素質の事、私も理解してきた。」
そうして、ミラはゼンパンの素質で理解した事や、シークレットガチャスキルについてマイに説明した。
「それならラッキーは近いうちに魔法の素質を手に入れそうね。なるほど。今までモンスターガチャスキルから同じ素質ばかり出るから気になってたんだけどそう言う事だったのね。」
「うん。」
「ラッキーにとって、かなり良い方向に進んでるわね。王国武道会で公爵がいくら動いてもラッキーの運の良さがあればなんとかなりそうな気がするわ。」
「うん。ラッキーさんはまだまだ強くなる。」
(ラッキーの運の良さはヤバいわね。だけど、それによってこの世界が良い方向に進むならそれは願ってもない事だわ。心配事もあったけど、ミラとラッキーなら案外なんとかするかもね。)
「そうね。王国武道会まであと5ヶ月か。今は中級ダンジョンがある所に移動してるみたいだから、武道会までにまだまだ強くなるはずよ。見てて飽きないし見守る価値があるわね。」
「うん。見守るしかできないけど・・・。」
(見守るって言っても王都を見たり、ラッキーをどうにか助けられないか考えてるのね。何かあった時に神託でラッキーに伝えれるように父さんにお願いしておこうかしら。何度も神託を使うとマズいけど、ラッキーの将来性を考えると無理してでも力を使った方がいいかもしれないわ。)
「大丈夫よ。ミラが見守っていればラッキーはきっとうまく行くわ。私達はそっと見守りましょ。」
そう言って、ミラとマイは中級ダンジョン『アクア』に入るラッキー達を見守るのだった。
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