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第2章 ゼンパンの素質とシークレットガチャスキル
第69話 マリアとの再会を喜ぶ神界では・・・
しおりを挟む 宇宙暦四五二三年六月三十日 標準時間〇二四〇。
ゾンファ艦隊のフェイ・ツーロン上将はアルビオン艦隊の第九艦隊を抑えるべく、攻撃を続けていた。距離は十五光秒を割り込み、敵に少なくない出血を強いていたが、未だに敵司令官アデル・ハース大将の思惑を読み切れず、彼の表情に余裕はなかった。
「敵艦隊、レールキャノンを使用した模様。質量弾到着まで約二百秒です」
情報担当参謀からの報告にフェイは疑問を持つ。
(この距離でレールキャノンだと……何を考えている……)
その思考は次の報告で中断する。
「敵、天底方向に向けて変針しました」
フェイはすぐに自らのコンソールに目をやる。
そこにはシオン・チョン上将率いる本隊から離れていく第九艦隊の姿が映し出されていた。
「敵第九艦隊の前方に向けて針路変更。攻撃を中止し、防御を固めろ」
第九艦隊を自由にしないよう塞ぐような針路に変更する。艦首の向きを変えたことで脆弱な側面を晒すことになるため、防御を命じた。
(距離を取ることの意味は何だ? あのハースがこの圧倒的に不利な状況で無駄な機動を命じるわけがない……罠の発動と共に反転するつもりなのか? だが、それでは我が艦隊に側面を晒すことになる……)
フェイはこの時、アルビオン艦隊随一の知将、ハースの幻影に惑わされていた。
彼が考えるようにハースは非常に合理的で、一見して無駄に思える行動もあとで検証すると必ず意味があった。そのため、この行動にも意味を見出そうとしてしまったのだ。
「敵の罠はまだ見つからないか!」と索敵担当の参謀に強い口調で確認する。
しかし、「申し訳ございません」という答えしか返ってこない。フェイはすぐに冷静さを取り戻す。
「了解した。必ず罠があるはずだ。一秒でも早く見つけてくれ」と言った後、艦隊に向けて放送を行った。
「我が艦隊の目的は敵第九艦隊を自由にさせないことだ。前衛艦隊と本隊が敵本隊を仕留めてくれれば一個艦隊では何もできん。今は敵を沈めるより、動きを封じることを第一に考えるのだ」
これによりフェイ艦隊の攻撃はそれまでより緩やかなものになった。
標準時間〇二四五。
フェイ艦隊は第九艦隊と十光秒の位置にあった。
「敵の罠が判明しました! 衛星軌道上にある浮きドックに戦闘艦が隠されています! 数は一個艦隊程度と思われます!」
「何!」とフェイは驚くが、すぐに我に返る。
「その情報を直ちにシオン上将とレイ上将に転送しろ!」
その頃、シオン率いる本隊はムツキ級軍事衛星群から約五光秒の位置にあり、衛星を攻撃していた。
レイ・リアン上将率いる前衛艦隊はヤシマ艦隊とロンバルディア艦隊に肉薄し、優勢に戦いを進めている。
フェイ艦隊から本隊までは約十光秒、前衛艦隊までは約十五光秒離れている。
通信を送ったものの、その返信が来るのは二十秒以上後になる。その時間をイライラとしながら待っていると、前衛艦隊が爆発する光景が映し出された。
「て、敵伏兵艦隊、攻撃を開始しました! ス、ステルス機雷による攻撃も加わっております!」
焦ってどもる参謀の声を聴きながら、フェイはその光景を茫然と見つめた。しかし、すぐに我に返り、命令を発する。
「敵第九艦隊に向けて加速開始! 主砲斉射! 奴らを本隊に向かわせるな!」
それまでの慎重さを投げ捨て、第九艦隊に向けて突撃を開始した。
■■■
標準時間〇二四五。
前衛艦隊のレイ・リアン上将はヤシマ艦隊とロンバルディア艦隊を圧倒していることに満足していた。
「このまま押し切ってしまえ! 奴らの気力もそろそろ尽きるぞ!」
一方、同じく前衛艦隊を率いるシー・シャオロン上将は思ったほど敵にダメージを与えられないことに疑問を感じていた。
(崩れそうに見えるが、微妙なところで持ちこたえている。弱兵と侮ると手痛い反撃を受けるかもしれない……)
当初はズルズルと後退し、すぐにでも戦列が崩れると思われたが、戦闘が始まって一時間半以上経つのに両艦隊は秩序を保っている。
「前進を中止し、戦列を整えつつ、ロンバルディア艦隊に攻撃を集中しなさい。アルビオン艦隊からの攻撃にも充分注意しておくように」
レイ艦隊と共に前進していたため、シー艦隊の戦列は乱れ、戦艦と巡航艦が入り乱れている状況だ。本来であれば、防御力の高い戦艦を最前列に配置し、その陰から巡航艦や駆逐艦が攻撃を加えるのだが、指揮官たちの戦意が旺盛すぎてこのような状況になっている。
シー艦隊が戦列を整えようとした時、索敵担当参謀が慌てた口調で報告し始めた。
「天頂方向の浮きドック群に戦闘艦の反応があります!」
「何!」とシーは言ってメインスクリーンに視線を向けた。
更に旗艦の索敵員が悲鳴に似た声を上げる。
「ステルスミサイル多数接近! ステルス機雷から発射された模様! 天頂方向と天底方向の二方向から……」
そこまで言ったところで旗艦ウーイーシャン06が大きく揺れた。
浮きドックに潜んでいたアルビオン艦隊の砲撃が命中したのだ。
戦闘指揮所では警報音が鳴り響き、人工知能の中性的な声が響く。
『艦首兵装区画減圧中。当該区画を閉鎖します……』
『主兵装エリア火災発生。自動消火装置作動……』
突然の奇襲に全員が対応できずにいた。
そんな中、シーはいち早く我に返り、CIC要員を落ち着かせるべく、声を上げた。
「落ち着きなさい! 敵は僅か一個艦隊に過ぎない! ステルス機雷も冷静に処理すれば対処できる! 敵は切り札を使ったのです! これを乗り切れば、もう敵に打つ手はない!」
シーの言葉に艦長以下のCIC要員は僅かだが落ち着きを取り戻し、マニュアル通りの対応を始めた。
しかし、その混乱をヤシマ及びロンバルディア艦隊は見逃さなかった。
それまでのうっ憤を晴らすかのように激しい砲撃を加えていく。
ヤシマ艦隊の司令官トモエ・ナカハラは旗艦ヒューガ13の司令官シートから立ち上がり、麾下の艦隊に鋭い口調で命令した。
「全艦前進せよ! 今こそ宿敵ゾンファを駆逐する時だ! 進め!」
その命令でナカハラ艦隊が前進を開始すると、レイジ・アベカワ大将の艦隊も前進し始める。
「敵が自暴自棄になる可能性がある。艦列を崩すことなく、冷静に攻撃せよ。ここで確実に敵を仕留めるのだ」
アルビオン軍第十一艦隊のサンドラ・サウスゲート大将もそれまでのストレスを解放するかのように苛烈な攻撃を加え続けている。
「ようやく我々の出番だ! 敵は混乱している! 一気に蹴散らせ!」
更にロンバルディア艦隊も前進を開始し、ゾンファ前衛艦隊は前方と上方の二方向からの砲撃を受けることになった。更に上方と下方に隠してあったステルス機雷が起動し、三方向から激しい攻撃を受けていた。
ゾンファ艦隊の最前列にいたレイ・リアン上将はヤシマ艦隊の猛攻を受け、旗艦もろとも爆散した。レイ艦隊は指揮官を失い、戦列が崩壊していく。
ゾンファ艦隊本隊のシオン・チョン上将はムツキ級軍事衛星を三基破壊し、アルビオン艦隊を追い詰めつつあったが、第十一艦隊の攻撃に始まった奇襲により、対応を迫られることになった。
本隊は前衛艦隊の五光秒後方にあり、救援は可能であったが、連合艦隊の反攻に合わせてアルビオン艦隊本隊も攻勢に転じたことから、即座に動けなかった。
更に散発的だが、ステルス機雷が襲い掛かり、混乱が起きる。
「敵の最後の足掻きだ! ステルス機雷に対応しつつ、前衛艦隊の救援に向かう! まだ我々の方が数で優っている! 冷静に対処せよ!」
シオンの言葉に本隊は一時の混乱が収まったが、一度変わった流れを取り戻せなかった。
「我が艦隊を先頭にヤシマ艦隊に突撃する。ヤシマ艦隊を突破後、後背から敵を殲滅する! 我に続け!」
シオンはこの状況を打開するため、賭けと言えるほどの強引な中央突破を命じた。
ゾンファ艦隊のフェイ・ツーロン上将はアルビオン艦隊の第九艦隊を抑えるべく、攻撃を続けていた。距離は十五光秒を割り込み、敵に少なくない出血を強いていたが、未だに敵司令官アデル・ハース大将の思惑を読み切れず、彼の表情に余裕はなかった。
「敵艦隊、レールキャノンを使用した模様。質量弾到着まで約二百秒です」
情報担当参謀からの報告にフェイは疑問を持つ。
(この距離でレールキャノンだと……何を考えている……)
その思考は次の報告で中断する。
「敵、天底方向に向けて変針しました」
フェイはすぐに自らのコンソールに目をやる。
そこにはシオン・チョン上将率いる本隊から離れていく第九艦隊の姿が映し出されていた。
「敵第九艦隊の前方に向けて針路変更。攻撃を中止し、防御を固めろ」
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(距離を取ることの意味は何だ? あのハースがこの圧倒的に不利な状況で無駄な機動を命じるわけがない……罠の発動と共に反転するつもりなのか? だが、それでは我が艦隊に側面を晒すことになる……)
フェイはこの時、アルビオン艦隊随一の知将、ハースの幻影に惑わされていた。
彼が考えるようにハースは非常に合理的で、一見して無駄に思える行動もあとで検証すると必ず意味があった。そのため、この行動にも意味を見出そうとしてしまったのだ。
「敵の罠はまだ見つからないか!」と索敵担当の参謀に強い口調で確認する。
しかし、「申し訳ございません」という答えしか返ってこない。フェイはすぐに冷静さを取り戻す。
「了解した。必ず罠があるはずだ。一秒でも早く見つけてくれ」と言った後、艦隊に向けて放送を行った。
「我が艦隊の目的は敵第九艦隊を自由にさせないことだ。前衛艦隊と本隊が敵本隊を仕留めてくれれば一個艦隊では何もできん。今は敵を沈めるより、動きを封じることを第一に考えるのだ」
これによりフェイ艦隊の攻撃はそれまでより緩やかなものになった。
標準時間〇二四五。
フェイ艦隊は第九艦隊と十光秒の位置にあった。
「敵の罠が判明しました! 衛星軌道上にある浮きドックに戦闘艦が隠されています! 数は一個艦隊程度と思われます!」
「何!」とフェイは驚くが、すぐに我に返る。
「その情報を直ちにシオン上将とレイ上将に転送しろ!」
その頃、シオン率いる本隊はムツキ級軍事衛星群から約五光秒の位置にあり、衛星を攻撃していた。
レイ・リアン上将率いる前衛艦隊はヤシマ艦隊とロンバルディア艦隊に肉薄し、優勢に戦いを進めている。
フェイ艦隊から本隊までは約十光秒、前衛艦隊までは約十五光秒離れている。
通信を送ったものの、その返信が来るのは二十秒以上後になる。その時間をイライラとしながら待っていると、前衛艦隊が爆発する光景が映し出された。
「て、敵伏兵艦隊、攻撃を開始しました! ス、ステルス機雷による攻撃も加わっております!」
焦ってどもる参謀の声を聴きながら、フェイはその光景を茫然と見つめた。しかし、すぐに我に返り、命令を発する。
「敵第九艦隊に向けて加速開始! 主砲斉射! 奴らを本隊に向かわせるな!」
それまでの慎重さを投げ捨て、第九艦隊に向けて突撃を開始した。
■■■
標準時間〇二四五。
前衛艦隊のレイ・リアン上将はヤシマ艦隊とロンバルディア艦隊を圧倒していることに満足していた。
「このまま押し切ってしまえ! 奴らの気力もそろそろ尽きるぞ!」
一方、同じく前衛艦隊を率いるシー・シャオロン上将は思ったほど敵にダメージを与えられないことに疑問を感じていた。
(崩れそうに見えるが、微妙なところで持ちこたえている。弱兵と侮ると手痛い反撃を受けるかもしれない……)
当初はズルズルと後退し、すぐにでも戦列が崩れると思われたが、戦闘が始まって一時間半以上経つのに両艦隊は秩序を保っている。
「前進を中止し、戦列を整えつつ、ロンバルディア艦隊に攻撃を集中しなさい。アルビオン艦隊からの攻撃にも充分注意しておくように」
レイ艦隊と共に前進していたため、シー艦隊の戦列は乱れ、戦艦と巡航艦が入り乱れている状況だ。本来であれば、防御力の高い戦艦を最前列に配置し、その陰から巡航艦や駆逐艦が攻撃を加えるのだが、指揮官たちの戦意が旺盛すぎてこのような状況になっている。
シー艦隊が戦列を整えようとした時、索敵担当参謀が慌てた口調で報告し始めた。
「天頂方向の浮きドック群に戦闘艦の反応があります!」
「何!」とシーは言ってメインスクリーンに視線を向けた。
更に旗艦の索敵員が悲鳴に似た声を上げる。
「ステルスミサイル多数接近! ステルス機雷から発射された模様! 天頂方向と天底方向の二方向から……」
そこまで言ったところで旗艦ウーイーシャン06が大きく揺れた。
浮きドックに潜んでいたアルビオン艦隊の砲撃が命中したのだ。
戦闘指揮所では警報音が鳴り響き、人工知能の中性的な声が響く。
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そんな中、シーはいち早く我に返り、CIC要員を落ち着かせるべく、声を上げた。
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しかし、その混乱をヤシマ及びロンバルディア艦隊は見逃さなかった。
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ヤシマ艦隊の司令官トモエ・ナカハラは旗艦ヒューガ13の司令官シートから立ち上がり、麾下の艦隊に鋭い口調で命令した。
「全艦前進せよ! 今こそ宿敵ゾンファを駆逐する時だ! 進め!」
その命令でナカハラ艦隊が前進を開始すると、レイジ・アベカワ大将の艦隊も前進し始める。
「敵が自暴自棄になる可能性がある。艦列を崩すことなく、冷静に攻撃せよ。ここで確実に敵を仕留めるのだ」
アルビオン軍第十一艦隊のサンドラ・サウスゲート大将もそれまでのストレスを解放するかのように苛烈な攻撃を加え続けている。
「ようやく我々の出番だ! 敵は混乱している! 一気に蹴散らせ!」
更にロンバルディア艦隊も前進を開始し、ゾンファ前衛艦隊は前方と上方の二方向からの砲撃を受けることになった。更に上方と下方に隠してあったステルス機雷が起動し、三方向から激しい攻撃を受けていた。
ゾンファ艦隊の最前列にいたレイ・リアン上将はヤシマ艦隊の猛攻を受け、旗艦もろとも爆散した。レイ艦隊は指揮官を失い、戦列が崩壊していく。
ゾンファ艦隊本隊のシオン・チョン上将はムツキ級軍事衛星を三基破壊し、アルビオン艦隊を追い詰めつつあったが、第十一艦隊の攻撃に始まった奇襲により、対応を迫られることになった。
本隊は前衛艦隊の五光秒後方にあり、救援は可能であったが、連合艦隊の反攻に合わせてアルビオン艦隊本隊も攻勢に転じたことから、即座に動けなかった。
更に散発的だが、ステルス機雷が襲い掛かり、混乱が起きる。
「敵の最後の足掻きだ! ステルス機雷に対応しつつ、前衛艦隊の救援に向かう! まだ我々の方が数で優っている! 冷静に対処せよ!」
シオンの言葉に本隊は一時の混乱が収まったが、一度変わった流れを取り戻せなかった。
「我が艦隊を先頭にヤシマ艦隊に突撃する。ヤシマ艦隊を突破後、後背から敵を殲滅する! 我に続け!」
シオンはこの状況を打開するため、賭けと言えるほどの強引な中央突破を命じた。
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