ガチャからは99.7%パンが出るけど、世界で一番の素質を持ってるので今日もがんばります

ベルピー

文字の大きさ
上 下
63 / 178
第2章 ゼンパンの素質とシークレットガチャスキル

第63話 充実した日常

しおりを挟む
「リル食べ過ぎるなよ。残りはマジックバッグに入れておくから後でも食べれるだろ?」

『わかってるんだぞ。でもやっぱり狩ったすぐが一番うまいんだぞ。』

ラッキーとリルはいつものように森でオークを狩っていた。リルがオークが好物と言うことで定期的に森にきてはオークを狩っていた。

リスボーンダンジョンを攻略したラッキーとシルフィーはダンジョンを攻略した事で、冒険者ランクがEからDへとランクアップしていた。

冒険者になってから1年以内にDランクに上がる冒険者はほとんどいないという事とでラッキー達はギルドで話題のルーキーと注目を浴びていた。

素質が剣術しかないはずのラッキーが狼を従魔として連れている事も話題に上がっている。もちろん、テイムの素質がなくても魔物を連れている冒険者もいる。ラッキーはフェンリルという事は伏せて魔狼の子供で、森で襲われている所を助けたら懐かれた。と説明していた。

ダンジョンを攻略した事でシルフィーは晴れて冒険者としてやっていく事ができる。なので、今は家の用事を優先して行っているので一緒に冒険者活動をする事を少しお休みしていた。

そんな事もあり、ラッキーはDランクの狩場にいかずに、森へ狩りへ行ったり、ギルドでライアン教官と剣術の訓練をしたり、解体場で解体の練習をしたりと、毎日を充実して過ごしていた。

そろそろリスボーンダンジョンを攻略していから1か月程たつ。シルフィーの家の用事は1か月程で終わるとラッキーは聞いていたのでそろそろ次の冒険者活動をどうするか考える必要があるだろう。

ステータスもこの1か月で上がっていた。

【ラッキー】

レベル:  15 → 16
力  :  160 → 170
体力 :  158 → 168
敏捷 :  155 → 165
器用 :  153 → 163
魔力 ;  152 → 162
運  :  630 → 630

【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ)
【素質】:剣術(剣術がうまくなる。)
【素質】:気配察知(人や魔物の気配をがわかるようになる。)
【素質】:料理(料理を作るのがうまくなる。)
【素質】:掃除(掃除するのがうまくなる。)
【素質】:踊り(踊りがうまくなる。)
【素質】:計算(計算速度が速くなる。)
【素質】:生活魔法(日常に役立つ魔法が使える。)
【素質】:身体強化(魔力を使って身体能力を上げる事ができる。)
【素質】:穴掘り(人よりも穴を掘るのがうまくなる。)
【素質】:靴磨き(短時間で靴をきれいにする事ができる。)
【素質】:早起き(朝スッキリ起きれるようになる。)
【素質】:早食い(消化が早くなる。)
【素質】:お笑い(笑いのセンスが上がる。)
【素質】:交渉(値引き交渉が少しだけうまくなる。)
【素質】:大声(自分の出せる大声よりも1ランク大きな声を出せる。)
【素質】:テイム(魔物を従える事ができる)
【素質】:健康(病気になりにくくなる。)
【素質】:ハードワーク(徹夜しても疲れにくくなる。)

あれから素質も2つ増えていた。どちらも使える素質だったので、ラッキーは喜んでいた。

「きりがいいから今日はこれぐらいで終わろうか?」

『きりがいいって事はモンスターガチャスキルが貯まったんだろ?早速使ってほしいんだぞ。今日こそ俺の好きなコロッケパンが出てほしいんだぞ。』

「ああ。わかったよ。」

モンスターガチャスキルは魔物を10体倒すと使えるスキルで、10%の確率で素質かアイテムが手に入る激レアスキルだ。ラッキーの授かったゼンパンの素質によって使えるようになっている。

そして、モンスターガチャスキルはストックする事ができ、10回ストックすると10連モンスターガチャスキルが使えるようになる。

10連モンスターガチャスキルは10回目に確定で素質かアイテムが手に入る。確率的には10回ストックして、10連モンスターガチャスキルを使う方が確実に良いのだが、リルがパンを気に入って10体魔物を倒す度に、モンスターガチャスキルを使ってくれとお願いするので、最近は単発でしかモンスターガチャスキルを使っていなかった。

ちなみにリルはコロッケパンとかハンバーガーのようなパンと肉がセットになっているようなパンが好物だった。

ラッキーはモンスターガチャスキルを使った。目の前に白い光が現れる。金色の光だとアイテムか素質なので、リルにとったら白い光の方がうれしいみたいで白い光が現れると、しっぽを左右に振っていた。

(かわいいんだけど、パンはハズレなんだけど・・・。)

白い光が消えると、そこにあったのは・・・

安定のパンだった。しかもリルの好物のコロッケパンだった。

『コロッケパンだぞ!』

「ああ。リルの願いが通じたんだな。」

『やったんだぞ。食べていいか?』

「ああ。」

リルはオークを食べて、コロッケパンを食べておなか一杯になったのかウトウトしていた。リルを抱きかかえてギルドに向かうのは最近のルーティーンだった。

「リルをモフりながら歩くのは気持ちいいから俺的には全然OKなんだよな。まだ小さいから重くもないし。」

ラッキーはリルを抱き、しっぽをモフモフ。身体をモフモフしながらギルドに向かったのだった。
しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。

桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。 「不細工なお前とは婚約破棄したい」 この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。 ※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。 ※1回の投稿文字数は少な目です。 ※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。 表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年10月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 1ページの文字数は少な目です。 約4500文字程度の番外編です。 バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`) ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑) ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

絶対に間違えないから

mahiro
恋愛
あれは事故だった。 けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。 だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。 何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。 どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。 私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

投獄された聖女は祈るのをやめ、自由を満喫している。

七辻ゆゆ
ファンタジー
「偽聖女リーリエ、おまえとの婚約を破棄する。衛兵、偽聖女を地下牢に入れよ!」  リーリエは喜んだ。 「じゆ……、じゆう……自由だわ……!」  もう教会で一日中祈り続けなくてもいいのだ。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

処理中です...