31 / 178
第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第31話 マジックバックを手に入れた‼だが森には・・・
しおりを挟む
「これがマジックバックか~。見た目は普通のショルダーバックと一緒なんだな・・・。」
ラッキーは昨日寝ている時に女神様と名乗るかわいらしい少女と出会った。前回【ゼンパン】の素質の事を教えてくれた少女だ。少女はその時自分の事を神と名乗ったが、今回、ミラという名前を教えてくれた。
前回と同様にどこかで見た事が・・・。と思ったが思い出せなかった。ただ、その子は本当に神様だという事は前回会った時に教えてくれた内容が本当だったので、今回もミラの言う事を素直に聞く事ができた。
今回、夢に出て来た理由は、デイリーガチャスキルとモンスターガチャスキルから出て来た素質やアイテム、パンの種類を図鑑に登録していってほしいという事だった。
ミラは、その図鑑と、図鑑を収納するマジックバックをラッキーに与えたのだった。
朝起きて、布団の上にマジックバックがあったので、ラッキーはそれを手に取って見ていた。
「この中に図鑑が入ってるのかな?」
ラッキーはマジックバックの中に手を入れて中身を調べる。
すると・・・
中には1冊の本がある事がわかった。すぐにその本を取り出して本を見てみた。
そこには・・・
『素質ゼンパンの全て~これ1冊でまるわかり~』
と書かれていた。
「これが神様の言ってた図鑑か。中はどうなってるんだろう?」
ラッキーは図鑑を開いて中を確認する。
1ページ目を開くとそこは目次だった。
目次には、デイリーガチャスキル・モンスターガチャスキル・プレミアムガチャスキル・????・????と大項目が5つあった。
大項目の下には中項目があり、そこには、素質・武器防具・アイテム・パン・その他の項目に分かれていた。
「へ~。プレミアムガチャスキルの事は前回神様に聞いていたけど、他にもあと2つスキルを覚えるのかな?まだ内容がわかってないから内容がわからないって感じかな。それに出た素質とかアイテムが記載されてるのか・・・便利だな。」
目次を見たラッキーはデイリーガチャスキルの項目を見ていく。
「素質は・・・なるほどこういう感じなのか。どんな素質があるのか載ってる訳じゃないんだな。」
デイリーガチャスキルの素質の項目は白紙だった。
「手に入れたら埋まるって感じかな?」
次に、パンの項目を開く。そこには、
「お~!!!写真付きだ。しかも名前に説明文付きだ。わかりやすいな。」
図鑑のパンの項目には1ページに9種類のパンが載っており、それぞれ写真とパンの名前、どのようなパンか、更にどれだけ出たかも記載されていた。
「なるほど、どれだけ出たかもわかるようになってるんだな。一度まとめたいな~とは思ってたから助かるな。」
ラッキーはパンのページをめくって今までに出たパンを確認していく。
「パンって何種類あるんだろう・・・。パンによって出る回数も違うし・・・おっ!?これは昨日出たホットドックだな。これが最後に記載されてるって事は、新しいパンが出ると、自動的にここに記載されるのかな?」
図鑑のパンのページは6ページ埋まっていた。ホットドックは6ページ目の最後の所に記載されていた。そしてその先は全て空白になっていた。
「パンが何種類あるかはわからないんだな・・・。とりあえず毎日デイリーガチャスキルを使えば図鑑が埋まっていくって感じか。なんかこういうのって楽しそうだな。」
その後、モンスターガチャスキルの項目も見ていくラッキー。
「お~。こっちは俺が手に入れた素質が載ってるな。ランクと説明文付きだな。パンの所は・・・って食パン20回も出てるのかよ⁉ですぎじゃん。」
ラッキーは今までに手に入れた素質やアイテム、パンなど図鑑を眺めながら今までの事を思い出していた。
「公爵家を追放された時はどうなるかと思ったけど、意外になんとかなるもんだな。それに、正直こっちの生活の方が楽しかったりするよな。冒険もそうだし、アインさんやライアン教官とか色んな人に出会うのも楽しいよな。」
ラッキーは公爵家を追放された時に絶望したが、今の生活を結構気に入っていた。
順調に増える素質、徐々に上がるレベルとステータス、冒険者仲間やアドバイスをくれる人との出会いなど、全てが新鮮だったからだ。
だが、普通の人ならこううまくはいかないだろう。
追放されて辺境の地へ向かう途中に盗賊や魔物に襲われて命を落とす可能性も、
冒険者生活がうまいかない可能性もある。
これほど、順調にラッキーが生活できているのはやはり、運の良さの数値が大きく関係しているのだった。
「よし。それじゃあ今日も森で魔物討伐がんばりますか=。それと図鑑埋めもしていかないとな。マジックバックも早く試してみたいし。」
ラッキーはウキウキしながらギルドで魔物討伐の依頼を受けて、森へと向かった。
「よし。今日はマジックバックもあるし、素材をたくさん持って帰れるだろう。魔物をたくさん倒せばモンスターガチャスキルも多く使えるし、素材を多く持って帰れば報酬も増える。報酬が増えれば新しい武器が買える。めっちゃ良い流れだ。」
そして、森に到着し今日は30体ぐらい狩るぞ!と気合を入れて探索を始めると・・・
森の奧から、「キャーーーー!」という悲鳴が聞こえてくるのだった。
ラッキーは昨日寝ている時に女神様と名乗るかわいらしい少女と出会った。前回【ゼンパン】の素質の事を教えてくれた少女だ。少女はその時自分の事を神と名乗ったが、今回、ミラという名前を教えてくれた。
前回と同様にどこかで見た事が・・・。と思ったが思い出せなかった。ただ、その子は本当に神様だという事は前回会った時に教えてくれた内容が本当だったので、今回もミラの言う事を素直に聞く事ができた。
今回、夢に出て来た理由は、デイリーガチャスキルとモンスターガチャスキルから出て来た素質やアイテム、パンの種類を図鑑に登録していってほしいという事だった。
ミラは、その図鑑と、図鑑を収納するマジックバックをラッキーに与えたのだった。
朝起きて、布団の上にマジックバックがあったので、ラッキーはそれを手に取って見ていた。
「この中に図鑑が入ってるのかな?」
ラッキーはマジックバックの中に手を入れて中身を調べる。
すると・・・
中には1冊の本がある事がわかった。すぐにその本を取り出して本を見てみた。
そこには・・・
『素質ゼンパンの全て~これ1冊でまるわかり~』
と書かれていた。
「これが神様の言ってた図鑑か。中はどうなってるんだろう?」
ラッキーは図鑑を開いて中を確認する。
1ページ目を開くとそこは目次だった。
目次には、デイリーガチャスキル・モンスターガチャスキル・プレミアムガチャスキル・????・????と大項目が5つあった。
大項目の下には中項目があり、そこには、素質・武器防具・アイテム・パン・その他の項目に分かれていた。
「へ~。プレミアムガチャスキルの事は前回神様に聞いていたけど、他にもあと2つスキルを覚えるのかな?まだ内容がわかってないから内容がわからないって感じかな。それに出た素質とかアイテムが記載されてるのか・・・便利だな。」
目次を見たラッキーはデイリーガチャスキルの項目を見ていく。
「素質は・・・なるほどこういう感じなのか。どんな素質があるのか載ってる訳じゃないんだな。」
デイリーガチャスキルの素質の項目は白紙だった。
「手に入れたら埋まるって感じかな?」
次に、パンの項目を開く。そこには、
「お~!!!写真付きだ。しかも名前に説明文付きだ。わかりやすいな。」
図鑑のパンの項目には1ページに9種類のパンが載っており、それぞれ写真とパンの名前、どのようなパンか、更にどれだけ出たかも記載されていた。
「なるほど、どれだけ出たかもわかるようになってるんだな。一度まとめたいな~とは思ってたから助かるな。」
ラッキーはパンのページをめくって今までに出たパンを確認していく。
「パンって何種類あるんだろう・・・。パンによって出る回数も違うし・・・おっ!?これは昨日出たホットドックだな。これが最後に記載されてるって事は、新しいパンが出ると、自動的にここに記載されるのかな?」
図鑑のパンのページは6ページ埋まっていた。ホットドックは6ページ目の最後の所に記載されていた。そしてその先は全て空白になっていた。
「パンが何種類あるかはわからないんだな・・・。とりあえず毎日デイリーガチャスキルを使えば図鑑が埋まっていくって感じか。なんかこういうのって楽しそうだな。」
その後、モンスターガチャスキルの項目も見ていくラッキー。
「お~。こっちは俺が手に入れた素質が載ってるな。ランクと説明文付きだな。パンの所は・・・って食パン20回も出てるのかよ⁉ですぎじゃん。」
ラッキーは今までに手に入れた素質やアイテム、パンなど図鑑を眺めながら今までの事を思い出していた。
「公爵家を追放された時はどうなるかと思ったけど、意外になんとかなるもんだな。それに、正直こっちの生活の方が楽しかったりするよな。冒険もそうだし、アインさんやライアン教官とか色んな人に出会うのも楽しいよな。」
ラッキーは公爵家を追放された時に絶望したが、今の生活を結構気に入っていた。
順調に増える素質、徐々に上がるレベルとステータス、冒険者仲間やアドバイスをくれる人との出会いなど、全てが新鮮だったからだ。
だが、普通の人ならこううまくはいかないだろう。
追放されて辺境の地へ向かう途中に盗賊や魔物に襲われて命を落とす可能性も、
冒険者生活がうまいかない可能性もある。
これほど、順調にラッキーが生活できているのはやはり、運の良さの数値が大きく関係しているのだった。
「よし。それじゃあ今日も森で魔物討伐がんばりますか=。それと図鑑埋めもしていかないとな。マジックバックも早く試してみたいし。」
ラッキーはウキウキしながらギルドで魔物討伐の依頼を受けて、森へと向かった。
「よし。今日はマジックバックもあるし、素材をたくさん持って帰れるだろう。魔物をたくさん倒せばモンスターガチャスキルも多く使えるし、素材を多く持って帰れば報酬も増える。報酬が増えれば新しい武器が買える。めっちゃ良い流れだ。」
そして、森に到着し今日は30体ぐらい狩るぞ!と気合を入れて探索を始めると・・・
森の奧から、「キャーーーー!」という悲鳴が聞こえてくるのだった。
3
お気に入りに追加
1,271
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる