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第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第31話 マジックバックを手に入れた‼だが森には・・・
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「これがマジックバックか~。見た目は普通のショルダーバックと一緒なんだな・・・。」
ラッキーは昨日寝ている時に女神様と名乗るかわいらしい少女と出会った。前回【ゼンパン】の素質の事を教えてくれた少女だ。少女はその時自分の事を神と名乗ったが、今回、ミラという名前を教えてくれた。
前回と同様にどこかで見た事が・・・。と思ったが思い出せなかった。ただ、その子は本当に神様だという事は前回会った時に教えてくれた内容が本当だったので、今回もミラの言う事を素直に聞く事ができた。
今回、夢に出て来た理由は、デイリーガチャスキルとモンスターガチャスキルから出て来た素質やアイテム、パンの種類を図鑑に登録していってほしいという事だった。
ミラは、その図鑑と、図鑑を収納するマジックバックをラッキーに与えたのだった。
朝起きて、布団の上にマジックバックがあったので、ラッキーはそれを手に取って見ていた。
「この中に図鑑が入ってるのかな?」
ラッキーはマジックバックの中に手を入れて中身を調べる。
すると・・・
中には1冊の本がある事がわかった。すぐにその本を取り出して本を見てみた。
そこには・・・
『素質ゼンパンの全て~これ1冊でまるわかり~』
と書かれていた。
「これが神様の言ってた図鑑か。中はどうなってるんだろう?」
ラッキーは図鑑を開いて中を確認する。
1ページ目を開くとそこは目次だった。
目次には、デイリーガチャスキル・モンスターガチャスキル・プレミアムガチャスキル・????・????と大項目が5つあった。
大項目の下には中項目があり、そこには、素質・武器防具・アイテム・パン・その他の項目に分かれていた。
「へ~。プレミアムガチャスキルの事は前回神様に聞いていたけど、他にもあと2つスキルを覚えるのかな?まだ内容がわかってないから内容がわからないって感じかな。それに出た素質とかアイテムが記載されてるのか・・・便利だな。」
目次を見たラッキーはデイリーガチャスキルの項目を見ていく。
「素質は・・・なるほどこういう感じなのか。どんな素質があるのか載ってる訳じゃないんだな。」
デイリーガチャスキルの素質の項目は白紙だった。
「手に入れたら埋まるって感じかな?」
次に、パンの項目を開く。そこには、
「お~!!!写真付きだ。しかも名前に説明文付きだ。わかりやすいな。」
図鑑のパンの項目には1ページに9種類のパンが載っており、それぞれ写真とパンの名前、どのようなパンか、更にどれだけ出たかも記載されていた。
「なるほど、どれだけ出たかもわかるようになってるんだな。一度まとめたいな~とは思ってたから助かるな。」
ラッキーはパンのページをめくって今までに出たパンを確認していく。
「パンって何種類あるんだろう・・・。パンによって出る回数も違うし・・・おっ!?これは昨日出たホットドックだな。これが最後に記載されてるって事は、新しいパンが出ると、自動的にここに記載されるのかな?」
図鑑のパンのページは6ページ埋まっていた。ホットドックは6ページ目の最後の所に記載されていた。そしてその先は全て空白になっていた。
「パンが何種類あるかはわからないんだな・・・。とりあえず毎日デイリーガチャスキルを使えば図鑑が埋まっていくって感じか。なんかこういうのって楽しそうだな。」
その後、モンスターガチャスキルの項目も見ていくラッキー。
「お~。こっちは俺が手に入れた素質が載ってるな。ランクと説明文付きだな。パンの所は・・・って食パン20回も出てるのかよ⁉ですぎじゃん。」
ラッキーは今までに手に入れた素質やアイテム、パンなど図鑑を眺めながら今までの事を思い出していた。
「公爵家を追放された時はどうなるかと思ったけど、意外になんとかなるもんだな。それに、正直こっちの生活の方が楽しかったりするよな。冒険もそうだし、アインさんやライアン教官とか色んな人に出会うのも楽しいよな。」
ラッキーは公爵家を追放された時に絶望したが、今の生活を結構気に入っていた。
順調に増える素質、徐々に上がるレベルとステータス、冒険者仲間やアドバイスをくれる人との出会いなど、全てが新鮮だったからだ。
だが、普通の人ならこううまくはいかないだろう。
追放されて辺境の地へ向かう途中に盗賊や魔物に襲われて命を落とす可能性も、
冒険者生活がうまいかない可能性もある。
これほど、順調にラッキーが生活できているのはやはり、運の良さの数値が大きく関係しているのだった。
「よし。それじゃあ今日も森で魔物討伐がんばりますか=。それと図鑑埋めもしていかないとな。マジックバックも早く試してみたいし。」
ラッキーはウキウキしながらギルドで魔物討伐の依頼を受けて、森へと向かった。
「よし。今日はマジックバックもあるし、素材をたくさん持って帰れるだろう。魔物をたくさん倒せばモンスターガチャスキルも多く使えるし、素材を多く持って帰れば報酬も増える。報酬が増えれば新しい武器が買える。めっちゃ良い流れだ。」
そして、森に到着し今日は30体ぐらい狩るぞ!と気合を入れて探索を始めると・・・
森の奧から、「キャーーーー!」という悲鳴が聞こえてくるのだった。
ラッキーは昨日寝ている時に女神様と名乗るかわいらしい少女と出会った。前回【ゼンパン】の素質の事を教えてくれた少女だ。少女はその時自分の事を神と名乗ったが、今回、ミラという名前を教えてくれた。
前回と同様にどこかで見た事が・・・。と思ったが思い出せなかった。ただ、その子は本当に神様だという事は前回会った時に教えてくれた内容が本当だったので、今回もミラの言う事を素直に聞く事ができた。
今回、夢に出て来た理由は、デイリーガチャスキルとモンスターガチャスキルから出て来た素質やアイテム、パンの種類を図鑑に登録していってほしいという事だった。
ミラは、その図鑑と、図鑑を収納するマジックバックをラッキーに与えたのだった。
朝起きて、布団の上にマジックバックがあったので、ラッキーはそれを手に取って見ていた。
「この中に図鑑が入ってるのかな?」
ラッキーはマジックバックの中に手を入れて中身を調べる。
すると・・・
中には1冊の本がある事がわかった。すぐにその本を取り出して本を見てみた。
そこには・・・
『素質ゼンパンの全て~これ1冊でまるわかり~』
と書かれていた。
「これが神様の言ってた図鑑か。中はどうなってるんだろう?」
ラッキーは図鑑を開いて中を確認する。
1ページ目を開くとそこは目次だった。
目次には、デイリーガチャスキル・モンスターガチャスキル・プレミアムガチャスキル・????・????と大項目が5つあった。
大項目の下には中項目があり、そこには、素質・武器防具・アイテム・パン・その他の項目に分かれていた。
「へ~。プレミアムガチャスキルの事は前回神様に聞いていたけど、他にもあと2つスキルを覚えるのかな?まだ内容がわかってないから内容がわからないって感じかな。それに出た素質とかアイテムが記載されてるのか・・・便利だな。」
目次を見たラッキーはデイリーガチャスキルの項目を見ていく。
「素質は・・・なるほどこういう感じなのか。どんな素質があるのか載ってる訳じゃないんだな。」
デイリーガチャスキルの素質の項目は白紙だった。
「手に入れたら埋まるって感じかな?」
次に、パンの項目を開く。そこには、
「お~!!!写真付きだ。しかも名前に説明文付きだ。わかりやすいな。」
図鑑のパンの項目には1ページに9種類のパンが載っており、それぞれ写真とパンの名前、どのようなパンか、更にどれだけ出たかも記載されていた。
「なるほど、どれだけ出たかもわかるようになってるんだな。一度まとめたいな~とは思ってたから助かるな。」
ラッキーはパンのページをめくって今までに出たパンを確認していく。
「パンって何種類あるんだろう・・・。パンによって出る回数も違うし・・・おっ!?これは昨日出たホットドックだな。これが最後に記載されてるって事は、新しいパンが出ると、自動的にここに記載されるのかな?」
図鑑のパンのページは6ページ埋まっていた。ホットドックは6ページ目の最後の所に記載されていた。そしてその先は全て空白になっていた。
「パンが何種類あるかはわからないんだな・・・。とりあえず毎日デイリーガチャスキルを使えば図鑑が埋まっていくって感じか。なんかこういうのって楽しそうだな。」
その後、モンスターガチャスキルの項目も見ていくラッキー。
「お~。こっちは俺が手に入れた素質が載ってるな。ランクと説明文付きだな。パンの所は・・・って食パン20回も出てるのかよ⁉ですぎじゃん。」
ラッキーは今までに手に入れた素質やアイテム、パンなど図鑑を眺めながら今までの事を思い出していた。
「公爵家を追放された時はどうなるかと思ったけど、意外になんとかなるもんだな。それに、正直こっちの生活の方が楽しかったりするよな。冒険もそうだし、アインさんやライアン教官とか色んな人に出会うのも楽しいよな。」
ラッキーは公爵家を追放された時に絶望したが、今の生活を結構気に入っていた。
順調に増える素質、徐々に上がるレベルとステータス、冒険者仲間やアドバイスをくれる人との出会いなど、全てが新鮮だったからだ。
だが、普通の人ならこううまくはいかないだろう。
追放されて辺境の地へ向かう途中に盗賊や魔物に襲われて命を落とす可能性も、
冒険者生活がうまいかない可能性もある。
これほど、順調にラッキーが生活できているのはやはり、運の良さの数値が大きく関係しているのだった。
「よし。それじゃあ今日も森で魔物討伐がんばりますか=。それと図鑑埋めもしていかないとな。マジックバックも早く試してみたいし。」
ラッキーはウキウキしながらギルドで魔物討伐の依頼を受けて、森へと向かった。
「よし。今日はマジックバックもあるし、素材をたくさん持って帰れるだろう。魔物をたくさん倒せばモンスターガチャスキルも多く使えるし、素材を多く持って帰れば報酬も増える。報酬が増えれば新しい武器が買える。めっちゃ良い流れだ。」
そして、森に到着し今日は30体ぐらい狩るぞ!と気合を入れて探索を始めると・・・
森の奧から、「キャーーーー!」という悲鳴が聞こえてくるのだった。
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