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第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第13話 素質が現れた!!さて、その効果は・・・
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魔物を10体倒したラッキーはモンスターガチャスキルを使用した。
すると、今までは白い光が輝いて、アイテムかパンが出てきていたのだが、今回の光は金色だった。
「金色!?マジか!!!これはもしかして・・・」
金色の光が輝き、そして、光がおさまった。すると・・・頭の中にアナウンスが流れた。
『剣術の素質を獲得しました。』
「剣術の素質!?やった!!やったぞ!!!素質を手に入れた。素質が手に入ったぞ。しかも剣術だ!!やった!」
ラッキーは小躍りしながら喜びを表現した。
「パンばっかりだったけど、あきらめなくてよかった。昔の人が言ってたもんな。諦めたらそこで終わりだよ。って。そうだ!ステータスも確認してみよう。上がってるかな?」
通常は天職の儀で素質を授かり、素質を授かったものは素質のランクによってステータスが100~300上昇する。
新たに素質を得た事でステータスが上昇していると思ったラッキーはステータスを確認した。
力 : 30
体力 : 28
敏捷 : 25
器用 : 23
魔力 ; 22
運 : 510
【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ)
剣術
「ステータスは・・・増えてない!?」
ステータスを確認したラッキーだが、ステータスは上がっていなかった。
何度も見返すラッキーだが・・・
「あれ?ステータスが上がってないぞ。壊れたか・・・。いや素質の所に新たに手に入れた剣術の素質は増えてるから壊れてないか。ということは・・・」
ラッキーの【ゼンパン】の素質は、どのような素質も手に入れる事ができるが、それによってステータスが上がるわけではなかった。
素質取得によるステータスの上昇は天職の儀だけの特別なモノだった。
「まあ上がらないなら、それはそれでいいか。素質が増えたんだ。それだけでも十分だもんな。これでステータスまで上げてもらったらバチが当たるか。」
新しい素質を手に入れた事がよほどうれしかったのか、ラッキーは何度もステータスを確認した。
「そういや~。剣術の素質を手に入れたけど、実際にどういう効果があるんだろう?剣術キター。と思ったけど俺って既に剣使ってるし、それで魔物も倒してるもんな。」
ゼンパンの素質の場合はガチャスキルが使える。剣術の素質は新たに何かスキルが使えるという訳ではなかったので、素質を手に入れたはいいが、どういった効果があるのかラッキーにはわからなかった。
「たしかギルドには素質に関する資料もあったよな。今後の事を考えて素質について調べる事も必要だな。俺の場合は冒険者として生きていくって決めたからそれに合った素質がほしいし。ほしい素質がもらえる訳じゃないけど、調べておくことに損はないよな。」
ラッキーはギルドに戻ったら素質に関して調べる事を決めた。
「今日は本当に運がよかったな。レベルが上がって、モンスターガチャスキルからも素質が出たし・・・あっ!!そういえば今日はデイリーガチャスキルを使ってない。えっ・・・もしかして・・・」
今日のラッキーはツイていた。
今日おみくじを引けば、きっと大吉だっただろう。
お茶を入れれば茶柱が立っただろう。
道を歩けば、パンを咥えた女性とぶつかり良い出会いがはじまっていただろう。
それぐらい、今日のラッキーはいつもよりも良い結果が出ていた。
「やばい・・・緊張してきた・・・よっ・・よし!デイリーガチャスキルを使うぞ。」
ラッキーは本日のデイリーガチャスキルを使用した。
現れた光は・・・・白だった。
「ありゃ。光は白か・・・。まあそれでも。今日の俺はツイてる。素質が出るはずだ。頼むぞ!!来い!!素質取得のアナウンス」
そして、白く輝く光が収まった後に残ったのは・・・・食パンだった。
「ガーっ!!パンかよ!!そして食パンかよ!!最近食パン多くね!!」
デイリーガチャスキルの結果はいつものようにパンだった。
いくら運が良いといっても10%で当たりが出るモンスターガチャスキルと当たり確立が0.3%のデイリーガチャスキルでは結果が違うのは当然だった。
確率で考えると、デイリーガチャスキルで当たりを出すためには、モンスターガチャスキルで33回当たりを出さなければならない。
「なんか、いつもは今日もパンだろな~。って感じでデイリーガチャスキルを使うから問題ないけど、今日は素質が出るだろって思ってスキルを使ったからショックがでかいな・・・。」
今日のラッキーはツイてる。モンスターガチャスキルから当たりが出たことでそれは間違いないのだが、うれしい事よりもかなしい事の方が記憶にはよく残る。つい先ほど人生でもベスト3に入る程の良い事があったのにも関わらず、瞬間で落胆するラッキーであった。
「しょうがない・・・。今日はもう帰るか・・・。ギルドで報告と報酬をもらったら宿に帰ろう。」
ラッキーはスモールラビットを両手で持って、ギルドに向かった。
「ここ最近けっこうがんばったから明日は一日休みにするか。ギルドで素質について調べて、武器屋に後払いのお金も払わないといけないしな。」
明日の予定を決めて、トボトボと帰路に就くラッキーだった。
・
・
・
「ラッキーさん。ファイト!」
それを見ていたミラはラッキーに静かに声援を送るのだった。
すると、今までは白い光が輝いて、アイテムかパンが出てきていたのだが、今回の光は金色だった。
「金色!?マジか!!!これはもしかして・・・」
金色の光が輝き、そして、光がおさまった。すると・・・頭の中にアナウンスが流れた。
『剣術の素質を獲得しました。』
「剣術の素質!?やった!!やったぞ!!!素質を手に入れた。素質が手に入ったぞ。しかも剣術だ!!やった!」
ラッキーは小躍りしながら喜びを表現した。
「パンばっかりだったけど、あきらめなくてよかった。昔の人が言ってたもんな。諦めたらそこで終わりだよ。って。そうだ!ステータスも確認してみよう。上がってるかな?」
通常は天職の儀で素質を授かり、素質を授かったものは素質のランクによってステータスが100~300上昇する。
新たに素質を得た事でステータスが上昇していると思ったラッキーはステータスを確認した。
力 : 30
体力 : 28
敏捷 : 25
器用 : 23
魔力 ; 22
運 : 510
【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ)
剣術
「ステータスは・・・増えてない!?」
ステータスを確認したラッキーだが、ステータスは上がっていなかった。
何度も見返すラッキーだが・・・
「あれ?ステータスが上がってないぞ。壊れたか・・・。いや素質の所に新たに手に入れた剣術の素質は増えてるから壊れてないか。ということは・・・」
ラッキーの【ゼンパン】の素質は、どのような素質も手に入れる事ができるが、それによってステータスが上がるわけではなかった。
素質取得によるステータスの上昇は天職の儀だけの特別なモノだった。
「まあ上がらないなら、それはそれでいいか。素質が増えたんだ。それだけでも十分だもんな。これでステータスまで上げてもらったらバチが当たるか。」
新しい素質を手に入れた事がよほどうれしかったのか、ラッキーは何度もステータスを確認した。
「そういや~。剣術の素質を手に入れたけど、実際にどういう効果があるんだろう?剣術キター。と思ったけど俺って既に剣使ってるし、それで魔物も倒してるもんな。」
ゼンパンの素質の場合はガチャスキルが使える。剣術の素質は新たに何かスキルが使えるという訳ではなかったので、素質を手に入れたはいいが、どういった効果があるのかラッキーにはわからなかった。
「たしかギルドには素質に関する資料もあったよな。今後の事を考えて素質について調べる事も必要だな。俺の場合は冒険者として生きていくって決めたからそれに合った素質がほしいし。ほしい素質がもらえる訳じゃないけど、調べておくことに損はないよな。」
ラッキーはギルドに戻ったら素質に関して調べる事を決めた。
「今日は本当に運がよかったな。レベルが上がって、モンスターガチャスキルからも素質が出たし・・・あっ!!そういえば今日はデイリーガチャスキルを使ってない。えっ・・・もしかして・・・」
今日のラッキーはツイていた。
今日おみくじを引けば、きっと大吉だっただろう。
お茶を入れれば茶柱が立っただろう。
道を歩けば、パンを咥えた女性とぶつかり良い出会いがはじまっていただろう。
それぐらい、今日のラッキーはいつもよりも良い結果が出ていた。
「やばい・・・緊張してきた・・・よっ・・よし!デイリーガチャスキルを使うぞ。」
ラッキーは本日のデイリーガチャスキルを使用した。
現れた光は・・・・白だった。
「ありゃ。光は白か・・・。まあそれでも。今日の俺はツイてる。素質が出るはずだ。頼むぞ!!来い!!素質取得のアナウンス」
そして、白く輝く光が収まった後に残ったのは・・・・食パンだった。
「ガーっ!!パンかよ!!そして食パンかよ!!最近食パン多くね!!」
デイリーガチャスキルの結果はいつものようにパンだった。
いくら運が良いといっても10%で当たりが出るモンスターガチャスキルと当たり確立が0.3%のデイリーガチャスキルでは結果が違うのは当然だった。
確率で考えると、デイリーガチャスキルで当たりを出すためには、モンスターガチャスキルで33回当たりを出さなければならない。
「なんか、いつもは今日もパンだろな~。って感じでデイリーガチャスキルを使うから問題ないけど、今日は素質が出るだろって思ってスキルを使ったからショックがでかいな・・・。」
今日のラッキーはツイてる。モンスターガチャスキルから当たりが出たことでそれは間違いないのだが、うれしい事よりもかなしい事の方が記憶にはよく残る。つい先ほど人生でもベスト3に入る程の良い事があったのにも関わらず、瞬間で落胆するラッキーであった。
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「ラッキーさん。ファイト!」
それを見ていたミラはラッキーに静かに声援を送るのだった。
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