13 / 178
第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第13話 素質が現れた!!さて、その効果は・・・
しおりを挟む
魔物を10体倒したラッキーはモンスターガチャスキルを使用した。
すると、今までは白い光が輝いて、アイテムかパンが出てきていたのだが、今回の光は金色だった。
「金色!?マジか!!!これはもしかして・・・」
金色の光が輝き、そして、光がおさまった。すると・・・頭の中にアナウンスが流れた。
『剣術の素質を獲得しました。』
「剣術の素質!?やった!!やったぞ!!!素質を手に入れた。素質が手に入ったぞ。しかも剣術だ!!やった!」
ラッキーは小躍りしながら喜びを表現した。
「パンばっかりだったけど、あきらめなくてよかった。昔の人が言ってたもんな。諦めたらそこで終わりだよ。って。そうだ!ステータスも確認してみよう。上がってるかな?」
通常は天職の儀で素質を授かり、素質を授かったものは素質のランクによってステータスが100~300上昇する。
新たに素質を得た事でステータスが上昇していると思ったラッキーはステータスを確認した。
力 : 30
体力 : 28
敏捷 : 25
器用 : 23
魔力 ; 22
運 : 510
【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ)
剣術
「ステータスは・・・増えてない!?」
ステータスを確認したラッキーだが、ステータスは上がっていなかった。
何度も見返すラッキーだが・・・
「あれ?ステータスが上がってないぞ。壊れたか・・・。いや素質の所に新たに手に入れた剣術の素質は増えてるから壊れてないか。ということは・・・」
ラッキーの【ゼンパン】の素質は、どのような素質も手に入れる事ができるが、それによってステータスが上がるわけではなかった。
素質取得によるステータスの上昇は天職の儀だけの特別なモノだった。
「まあ上がらないなら、それはそれでいいか。素質が増えたんだ。それだけでも十分だもんな。これでステータスまで上げてもらったらバチが当たるか。」
新しい素質を手に入れた事がよほどうれしかったのか、ラッキーは何度もステータスを確認した。
「そういや~。剣術の素質を手に入れたけど、実際にどういう効果があるんだろう?剣術キター。と思ったけど俺って既に剣使ってるし、それで魔物も倒してるもんな。」
ゼンパンの素質の場合はガチャスキルが使える。剣術の素質は新たに何かスキルが使えるという訳ではなかったので、素質を手に入れたはいいが、どういった効果があるのかラッキーにはわからなかった。
「たしかギルドには素質に関する資料もあったよな。今後の事を考えて素質について調べる事も必要だな。俺の場合は冒険者として生きていくって決めたからそれに合った素質がほしいし。ほしい素質がもらえる訳じゃないけど、調べておくことに損はないよな。」
ラッキーはギルドに戻ったら素質に関して調べる事を決めた。
「今日は本当に運がよかったな。レベルが上がって、モンスターガチャスキルからも素質が出たし・・・あっ!!そういえば今日はデイリーガチャスキルを使ってない。えっ・・・もしかして・・・」
今日のラッキーはツイていた。
今日おみくじを引けば、きっと大吉だっただろう。
お茶を入れれば茶柱が立っただろう。
道を歩けば、パンを咥えた女性とぶつかり良い出会いがはじまっていただろう。
それぐらい、今日のラッキーはいつもよりも良い結果が出ていた。
「やばい・・・緊張してきた・・・よっ・・よし!デイリーガチャスキルを使うぞ。」
ラッキーは本日のデイリーガチャスキルを使用した。
現れた光は・・・・白だった。
「ありゃ。光は白か・・・。まあそれでも。今日の俺はツイてる。素質が出るはずだ。頼むぞ!!来い!!素質取得のアナウンス」
そして、白く輝く光が収まった後に残ったのは・・・・食パンだった。
「ガーっ!!パンかよ!!そして食パンかよ!!最近食パン多くね!!」
デイリーガチャスキルの結果はいつものようにパンだった。
いくら運が良いといっても10%で当たりが出るモンスターガチャスキルと当たり確立が0.3%のデイリーガチャスキルでは結果が違うのは当然だった。
確率で考えると、デイリーガチャスキルで当たりを出すためには、モンスターガチャスキルで33回当たりを出さなければならない。
「なんか、いつもは今日もパンだろな~。って感じでデイリーガチャスキルを使うから問題ないけど、今日は素質が出るだろって思ってスキルを使ったからショックがでかいな・・・。」
今日のラッキーはツイてる。モンスターガチャスキルから当たりが出たことでそれは間違いないのだが、うれしい事よりもかなしい事の方が記憶にはよく残る。つい先ほど人生でもベスト3に入る程の良い事があったのにも関わらず、瞬間で落胆するラッキーであった。
「しょうがない・・・。今日はもう帰るか・・・。ギルドで報告と報酬をもらったら宿に帰ろう。」
ラッキーはスモールラビットを両手で持って、ギルドに向かった。
「ここ最近けっこうがんばったから明日は一日休みにするか。ギルドで素質について調べて、武器屋に後払いのお金も払わないといけないしな。」
明日の予定を決めて、トボトボと帰路に就くラッキーだった。
・
・
・
「ラッキーさん。ファイト!」
それを見ていたミラはラッキーに静かに声援を送るのだった。
すると、今までは白い光が輝いて、アイテムかパンが出てきていたのだが、今回の光は金色だった。
「金色!?マジか!!!これはもしかして・・・」
金色の光が輝き、そして、光がおさまった。すると・・・頭の中にアナウンスが流れた。
『剣術の素質を獲得しました。』
「剣術の素質!?やった!!やったぞ!!!素質を手に入れた。素質が手に入ったぞ。しかも剣術だ!!やった!」
ラッキーは小躍りしながら喜びを表現した。
「パンばっかりだったけど、あきらめなくてよかった。昔の人が言ってたもんな。諦めたらそこで終わりだよ。って。そうだ!ステータスも確認してみよう。上がってるかな?」
通常は天職の儀で素質を授かり、素質を授かったものは素質のランクによってステータスが100~300上昇する。
新たに素質を得た事でステータスが上昇していると思ったラッキーはステータスを確認した。
力 : 30
体力 : 28
敏捷 : 25
器用 : 23
魔力 ; 22
運 : 510
【素質】:ゼンパン(デイリーガチャ・モンスターガチャ)
剣術
「ステータスは・・・増えてない!?」
ステータスを確認したラッキーだが、ステータスは上がっていなかった。
何度も見返すラッキーだが・・・
「あれ?ステータスが上がってないぞ。壊れたか・・・。いや素質の所に新たに手に入れた剣術の素質は増えてるから壊れてないか。ということは・・・」
ラッキーの【ゼンパン】の素質は、どのような素質も手に入れる事ができるが、それによってステータスが上がるわけではなかった。
素質取得によるステータスの上昇は天職の儀だけの特別なモノだった。
「まあ上がらないなら、それはそれでいいか。素質が増えたんだ。それだけでも十分だもんな。これでステータスまで上げてもらったらバチが当たるか。」
新しい素質を手に入れた事がよほどうれしかったのか、ラッキーは何度もステータスを確認した。
「そういや~。剣術の素質を手に入れたけど、実際にどういう効果があるんだろう?剣術キター。と思ったけど俺って既に剣使ってるし、それで魔物も倒してるもんな。」
ゼンパンの素質の場合はガチャスキルが使える。剣術の素質は新たに何かスキルが使えるという訳ではなかったので、素質を手に入れたはいいが、どういった効果があるのかラッキーにはわからなかった。
「たしかギルドには素質に関する資料もあったよな。今後の事を考えて素質について調べる事も必要だな。俺の場合は冒険者として生きていくって決めたからそれに合った素質がほしいし。ほしい素質がもらえる訳じゃないけど、調べておくことに損はないよな。」
ラッキーはギルドに戻ったら素質に関して調べる事を決めた。
「今日は本当に運がよかったな。レベルが上がって、モンスターガチャスキルからも素質が出たし・・・あっ!!そういえば今日はデイリーガチャスキルを使ってない。えっ・・・もしかして・・・」
今日のラッキーはツイていた。
今日おみくじを引けば、きっと大吉だっただろう。
お茶を入れれば茶柱が立っただろう。
道を歩けば、パンを咥えた女性とぶつかり良い出会いがはじまっていただろう。
それぐらい、今日のラッキーはいつもよりも良い結果が出ていた。
「やばい・・・緊張してきた・・・よっ・・よし!デイリーガチャスキルを使うぞ。」
ラッキーは本日のデイリーガチャスキルを使用した。
現れた光は・・・・白だった。
「ありゃ。光は白か・・・。まあそれでも。今日の俺はツイてる。素質が出るはずだ。頼むぞ!!来い!!素質取得のアナウンス」
そして、白く輝く光が収まった後に残ったのは・・・・食パンだった。
「ガーっ!!パンかよ!!そして食パンかよ!!最近食パン多くね!!」
デイリーガチャスキルの結果はいつものようにパンだった。
いくら運が良いといっても10%で当たりが出るモンスターガチャスキルと当たり確立が0.3%のデイリーガチャスキルでは結果が違うのは当然だった。
確率で考えると、デイリーガチャスキルで当たりを出すためには、モンスターガチャスキルで33回当たりを出さなければならない。
「なんか、いつもは今日もパンだろな~。って感じでデイリーガチャスキルを使うから問題ないけど、今日は素質が出るだろって思ってスキルを使ったからショックがでかいな・・・。」
今日のラッキーはツイてる。モンスターガチャスキルから当たりが出たことでそれは間違いないのだが、うれしい事よりもかなしい事の方が記憶にはよく残る。つい先ほど人生でもベスト3に入る程の良い事があったのにも関わらず、瞬間で落胆するラッキーであった。
「しょうがない・・・。今日はもう帰るか・・・。ギルドで報告と報酬をもらったら宿に帰ろう。」
ラッキーはスモールラビットを両手で持って、ギルドに向かった。
「ここ最近けっこうがんばったから明日は一日休みにするか。ギルドで素質について調べて、武器屋に後払いのお金も払わないといけないしな。」
明日の予定を決めて、トボトボと帰路に就くラッキーだった。
・
・
・
「ラッキーさん。ファイト!」
それを見ていたミラはラッキーに静かに声援を送るのだった。
2
お気に入りに追加
1,271
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる