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第十章 家族の時間
第343話 家族との至福な時間
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嫁達との時間を過ごしたクリフは、定期的にこう言った時間を作る事を決めて、過ごした時間で考えていた事をまとめていた。
「さて、と・・・これからどうしようかな~。セリーヌ達と楽しく過ごすのもいいし、街を更に発展させる為に内政チートするのもいい。時間はたっぷりあるんだ。これからの事決めて行かないとな~。」
クリフが異世界に転生してからと言うもの、チートを使ってハーレムを築く目標はすでに達成している。
セリーヌをはじめ嫁の数は8人。十分過ぎるだろう。まだまだ若いクリフは今後もハーレムを拡大させる可能性すら大いにある。チートに関してもそうだ。二度の限界突破によって、この世界では一番強いと言っても過言ではない程だ。
この世界を大いに満喫しているクリフは目標を達成した事で今後どうすれば良いかわからなくなっていた。嫁達との二人っきりの時間を過ごす事でやりたい事は見つかったが最終的な目標という部分は見つかっていなかった。
「ラノベで考えたら終盤だもんな~。だけど現実問題で考えるとまだ2割ぐらいしか人生を歩んでないんだよな~。人生8割残ってるのに何考えてんだって感じだよな~。まあ子供はかわいいし、奥さん達とも楽しくやってる訳だから不満がある訳じゃないんだけど、なんかな~。」
この世界に来てから、王国から始まり、帝国、聖国、魔国と次々に攻略していったクリフからしたら今の状況はゲームで言う所のラスボスを倒した後の状態みたいになっていた。
「まあ焦る必要はないんだ。何か新たな目標が見つかるまで、今の幸せな生活を満喫するのもいいかもしれないな。セリーヌ達と二人っきりで過ごした時間は本当に楽しかったし、新たにやりたい事も見つけた。子育てしながら過ごしていれば更にやりたい事も見つかるか。とりあえず何かあった時に対処できるように鍛錬だけは続けて行こう。そういえば子供が産まれてから神様達の所に行ってなかったな。久しぶりに会いに行ってみるか。」
⭐︎⭐︎⭐︎
クリフがそんな事を考えていた頃、神界では事件が起きていた。
「まさかお主がここに来るとは思わなかったぞ。どう言うつもりじゃ?」
「ああ、宣戦布告だよ。この世界に最上神は二人いらない。というかこっちの大陸も僕が治めてあげようと思ってね。こっちの大陸は随分と平和になったみたいだね。魔王がいるのに戦争になってないなんてすごいじゃん。」
「お主には関係のない事じゃ。あっちの大陸で大人しくしておれ。」
「そう言う訳にも行かないんだよね~。僕が直接手を出すのはルール違反だからやらないけど、僕は悪魔と手を組んだんだ。悪魔達はこっちの大陸に凄く興味があってね。」
「悪魔じゃと!?お主そこまで!」
「おっと。僕は破壊の神だよ。いくら兄さんでも直接戦えばどうなるかわかるよね?まあ結界もある訳だしすぐに全体を巻き込む訳じゃないから兄さんは気長にこの世界がどうなって行くか見てればいいよ。知らずに大陸が滅ぶのはさすがに申し訳ないと思ったからわざわざ伝えきただけだから今日はもう帰るね。じゃあ。」
「まて!」
そうして破壊の神と名乗る男は、新界から消えて行ったのだった。
「まさかアシュラの封印が解けていたとは・・・それに悪魔と手を組んだじゃと・・・あちらの大陸の状況がわからなくなってからかなりの年月が経っておる。あやつの事じゃからこちらの大陸を狙ってるのも本当の事じゃろう。向こうからは度々こちらに来ていたと言う事か。勇者に近づいてきていた邪神の使いというのもきっとあやつが送って来たのじゃろうな。クリフ君が来た時に一度話さねばなるまい。クリフ君ならどうにかしてくれそうな期待もあるしの。」
「創造神よ。今アヤツの気配を感じたぞ。」
「うむ。先程ここに来て、宣戦布告していったわい。こちらの大陸を狙っているようじゃ。」
「と言う事は封印が解けたのか!?」
「わからん。完全に解けたのか、解け始めておるのか。じゃがアヤツが動けるようになったのは事実じゃ。」
「まさか・・・そんな・・・どうするんだ?」
「クリフ君に頼むしかないじゃろうな。」
「クリフは最近子供も生まれてようやくこっちの世界でゆっくりできるようになったと言うのに。」
「それを言わんでくれ。遅かれ早かれアヤツの事は伝えなければいけなかったのじゃ。あちらの大陸に送る時は手を貸してくれるかのぉ。さすがに儂一人じゃ厳しいかもしれん。」
「ああ、わかっている。アイツを野放しにすると何をしでかすかわからない。アイツが積極的に関わってきたらこちらの大陸ももたないぞ。」
ラノベの主人公として、ありがちな待っていたいたかのようなタイミングで起きる新たな事件がクリフを巻き込んで行く。
新たな目標を求めていたクリフにとって幸か不幸かわからないが、ゆっくりと家族で過ごす計画は先延ばしになりそうな事を、この時のクリフへまだ知らなかった。
そうして、クリフが神界を訪れた時、創造神からこの世界の歴史が語られたのだった。
「さて、と・・・これからどうしようかな~。セリーヌ達と楽しく過ごすのもいいし、街を更に発展させる為に内政チートするのもいい。時間はたっぷりあるんだ。これからの事決めて行かないとな~。」
クリフが異世界に転生してからと言うもの、チートを使ってハーレムを築く目標はすでに達成している。
セリーヌをはじめ嫁の数は8人。十分過ぎるだろう。まだまだ若いクリフは今後もハーレムを拡大させる可能性すら大いにある。チートに関してもそうだ。二度の限界突破によって、この世界では一番強いと言っても過言ではない程だ。
この世界を大いに満喫しているクリフは目標を達成した事で今後どうすれば良いかわからなくなっていた。嫁達との二人っきりの時間を過ごす事でやりたい事は見つかったが最終的な目標という部分は見つかっていなかった。
「ラノベで考えたら終盤だもんな~。だけど現実問題で考えるとまだ2割ぐらいしか人生を歩んでないんだよな~。人生8割残ってるのに何考えてんだって感じだよな~。まあ子供はかわいいし、奥さん達とも楽しくやってる訳だから不満がある訳じゃないんだけど、なんかな~。」
この世界に来てから、王国から始まり、帝国、聖国、魔国と次々に攻略していったクリフからしたら今の状況はゲームで言う所のラスボスを倒した後の状態みたいになっていた。
「まあ焦る必要はないんだ。何か新たな目標が見つかるまで、今の幸せな生活を満喫するのもいいかもしれないな。セリーヌ達と二人っきりで過ごした時間は本当に楽しかったし、新たにやりたい事も見つけた。子育てしながら過ごしていれば更にやりたい事も見つかるか。とりあえず何かあった時に対処できるように鍛錬だけは続けて行こう。そういえば子供が産まれてから神様達の所に行ってなかったな。久しぶりに会いに行ってみるか。」
⭐︎⭐︎⭐︎
クリフがそんな事を考えていた頃、神界では事件が起きていた。
「まさかお主がここに来るとは思わなかったぞ。どう言うつもりじゃ?」
「ああ、宣戦布告だよ。この世界に最上神は二人いらない。というかこっちの大陸も僕が治めてあげようと思ってね。こっちの大陸は随分と平和になったみたいだね。魔王がいるのに戦争になってないなんてすごいじゃん。」
「お主には関係のない事じゃ。あっちの大陸で大人しくしておれ。」
「そう言う訳にも行かないんだよね~。僕が直接手を出すのはルール違反だからやらないけど、僕は悪魔と手を組んだんだ。悪魔達はこっちの大陸に凄く興味があってね。」
「悪魔じゃと!?お主そこまで!」
「おっと。僕は破壊の神だよ。いくら兄さんでも直接戦えばどうなるかわかるよね?まあ結界もある訳だしすぐに全体を巻き込む訳じゃないから兄さんは気長にこの世界がどうなって行くか見てればいいよ。知らずに大陸が滅ぶのはさすがに申し訳ないと思ったからわざわざ伝えきただけだから今日はもう帰るね。じゃあ。」
「まて!」
そうして破壊の神と名乗る男は、新界から消えて行ったのだった。
「まさかアシュラの封印が解けていたとは・・・それに悪魔と手を組んだじゃと・・・あちらの大陸の状況がわからなくなってからかなりの年月が経っておる。あやつの事じゃからこちらの大陸を狙ってるのも本当の事じゃろう。向こうからは度々こちらに来ていたと言う事か。勇者に近づいてきていた邪神の使いというのもきっとあやつが送って来たのじゃろうな。クリフ君が来た時に一度話さねばなるまい。クリフ君ならどうにかしてくれそうな期待もあるしの。」
「創造神よ。今アヤツの気配を感じたぞ。」
「うむ。先程ここに来て、宣戦布告していったわい。こちらの大陸を狙っているようじゃ。」
「と言う事は封印が解けたのか!?」
「わからん。完全に解けたのか、解け始めておるのか。じゃがアヤツが動けるようになったのは事実じゃ。」
「まさか・・・そんな・・・どうするんだ?」
「クリフ君に頼むしかないじゃろうな。」
「クリフは最近子供も生まれてようやくこっちの世界でゆっくりできるようになったと言うのに。」
「それを言わんでくれ。遅かれ早かれアヤツの事は伝えなければいけなかったのじゃ。あちらの大陸に送る時は手を貸してくれるかのぉ。さすがに儂一人じゃ厳しいかもしれん。」
「ああ、わかっている。アイツを野放しにすると何をしでかすかわからない。アイツが積極的に関わってきたらこちらの大陸ももたないぞ。」
ラノベの主人公として、ありがちな待っていたいたかのようなタイミングで起きる新たな事件がクリフを巻き込んで行く。
新たな目標を求めていたクリフにとって幸か不幸かわからないが、ゆっくりと家族で過ごす計画は先延ばしになりそうな事を、この時のクリフへまだ知らなかった。
そうして、クリフが神界を訪れた時、創造神からこの世界の歴史が語られたのだった。
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