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第十章 家族の時間
第328話 サラサ&ライシャとの時間 1
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ジャンヌとソフィア、両方に子供が生まれ落ち着いてきたのでクリフは、セリーヌやユーナ達と二人で過ごしたように残っている嫁達との時間を作った。
順番的には、次はジャンヌかソフィアなのだが二人とも子供を産んだばかりなので、先にサラサとライシャからになった。クリフが、どちらが先に一緒に過ごすか聞くと、二人は二人同時でお願いしますと言ってきていた。
クリフとしては、サラサとライシャは同時期に仲良くなってから嫁になったので、それもありかと思い了承したのだ。
サラサとライシャとは、クリフがセリーヌ達にウェディングドレスをプレゼントする為の素材を入手する時に知り合った。サラサがエルフでライシャがダークエルフだ。
サラサとライシャは、クリフのいる王国でも、帝国でも、聖国でもない場所に住んでいた。ウェディングドレスの素材は、サラサとライシャが住んでいた世界樹のある大陸にいるプラチナスパイダーという魔物の糸を使う事にしたクリフが、神様に転移させてもらってサラサ達のいる世界樹の大陸に移動したのだ。
ちなみに世界樹の大陸がこの世界のどこにあるかは未だによくわかっていない。
クリフが世界樹の大陸に向かった時、世界樹がなくなるという大きな問題が起きており、そのせいでエルフとダークエルフは対立していた。クリフがその問題を解決する時に仲良くなったのがサラサとライシャだ。
今では、世界樹の素材を使った武器や防具を中心に販売する商会のトップ2だ。エターレインは各国を転移魔法陣で繋いでいるので、二人の作ったレイン商会は世界で一番有名な商会と言われていた。
そんな二人との時間は、クリフが思っていたプランとは全く違っていた。
クリフは、サラサとライシャとは世界樹の大陸で出会い、その後エターレイン領へと来たので、二人と王都だったり、帝国、聖国をゆっくり回った事がなかったので、それぞれの国を見て回ろうと思っていた。
だが、ふたを開けてみると二人は世界樹の大陸でやりたい事があるというのだ。世界樹の大陸の場所は転移魔法か転移魔法陣でしか行けないので、今回はお姫様抱っこ&飛行魔法は使わずに転移魔法で移動した。そして、お姫様抱っこ&飛行魔法で移動しなかったのでテンプレの盗賊とも出会わなかった。
そもそも世界樹の大陸には、エルフとダークエルフしか住んでいないのだ。盗賊など出るはずもなかった。
「それで?今回は3人だけど、世界樹の大陸に来てやりたい事ってなんなの?」
「ライシャとも話したんだけど、私達のレイン商会は大きく発展して知らない人がいないぐらいの大きな商会になったわ。だけど、大きくなるに連れて、この島に問題が起こったの。クリフには一緒にその解決をしてほしいの。」
「問題だって!?そんなの初めて聞いたよ・・・大丈夫なの?」
「そんなに慌てなくて大丈夫よ。問題って言っても悪い問題じゃないのよ。実は、レイン商会が大きくなった事によってグリーンランドとダークランド、そしてセンターランドが人材不足なのよ。あっちからは人を受け入れてないでしょ?だけどエルフやダークエルフは私達みたいに王国とか他の国に興味深々で、王国に行ったっきりで戻ってこない人も多いの。私達がどうこう言える立場じゃないのはわかってるんだけど、このままじゃ世界樹も守っていけないし、私達の大陸から人がいなくなってしまうかもしれないわ。だからクリフお願い。私達と一緒にこの島をなんとかしてほしいの。」
(成程・・・そんな事考えた事もなかったけど、たしかによくよく考えてみれば起こりうる問題だな。転移魔法陣での移動はある程度制限してるから、エターレインと世界樹の大陸を繋いでる転移魔法陣はエルフとダークエルフしか使っていない。たしかに始めてみる世界だ。今までいた大陸を飛び出して生活したいと思うエルフやダークエルフは多いだろう。多分若い者程そうなんだろうな~。しばらくグリーンランドにもダークランドにもセンターランドにもいってなかったけど、もしかして年配者ばっかりになってるのかも・・・まあ年配と言ってもエルフは若く見えるから見た目じゃわからないかもしれないけど・・・。だけど人口減少は大きな問題だな。エルフとダークエルフ以外の人達を世界樹の大陸に呼ぶようにして、ほかにもこっちで働いてくれる人を探すしかないか?だけど世界樹が心配だよな~。世界樹に危害が及ばないように移動は制限してたんだし・・・久々に精霊リンに会いに行ってみるか。しばらく来てないから怒られる未来しか見えないけど・・・)
「なるほど。わかったよ。こっちにも人が来て生活したり働けるようにすれば良いって事だね。でもこれってサラサとライシャだけの問題じゃないんだし、この機会を使ってやらなくてもいいのに。」
「私達の大陸だから、私達の手でどうにかしたいのよ。この機会を使わなかったらみんな手伝ってくれるでしょ?それはそれでありがたいんだけど、丁度いいタイミングでクリフとの時間を作れる事になったからライシャと話して、これに決めたのよ。二人分だから時間も二人分使っていいってセリーヌから許可ももらったしね。」
「そっか。わかった。せっかく3人で久々に来たんだ。この大陸をどうにかするのも大事だけど、できるだけ楽しく過ごそう。」
「そうね。賛成よ。」
「私も。」
そうして、世界樹の大陸にきたクリフ達は行動を開始するのだった。
順番的には、次はジャンヌかソフィアなのだが二人とも子供を産んだばかりなので、先にサラサとライシャからになった。クリフが、どちらが先に一緒に過ごすか聞くと、二人は二人同時でお願いしますと言ってきていた。
クリフとしては、サラサとライシャは同時期に仲良くなってから嫁になったので、それもありかと思い了承したのだ。
サラサとライシャとは、クリフがセリーヌ達にウェディングドレスをプレゼントする為の素材を入手する時に知り合った。サラサがエルフでライシャがダークエルフだ。
サラサとライシャは、クリフのいる王国でも、帝国でも、聖国でもない場所に住んでいた。ウェディングドレスの素材は、サラサとライシャが住んでいた世界樹のある大陸にいるプラチナスパイダーという魔物の糸を使う事にしたクリフが、神様に転移させてもらってサラサ達のいる世界樹の大陸に移動したのだ。
ちなみに世界樹の大陸がこの世界のどこにあるかは未だによくわかっていない。
クリフが世界樹の大陸に向かった時、世界樹がなくなるという大きな問題が起きており、そのせいでエルフとダークエルフは対立していた。クリフがその問題を解決する時に仲良くなったのがサラサとライシャだ。
今では、世界樹の素材を使った武器や防具を中心に販売する商会のトップ2だ。エターレインは各国を転移魔法陣で繋いでいるので、二人の作ったレイン商会は世界で一番有名な商会と言われていた。
そんな二人との時間は、クリフが思っていたプランとは全く違っていた。
クリフは、サラサとライシャとは世界樹の大陸で出会い、その後エターレイン領へと来たので、二人と王都だったり、帝国、聖国をゆっくり回った事がなかったので、それぞれの国を見て回ろうと思っていた。
だが、ふたを開けてみると二人は世界樹の大陸でやりたい事があるというのだ。世界樹の大陸の場所は転移魔法か転移魔法陣でしか行けないので、今回はお姫様抱っこ&飛行魔法は使わずに転移魔法で移動した。そして、お姫様抱っこ&飛行魔法で移動しなかったのでテンプレの盗賊とも出会わなかった。
そもそも世界樹の大陸には、エルフとダークエルフしか住んでいないのだ。盗賊など出るはずもなかった。
「それで?今回は3人だけど、世界樹の大陸に来てやりたい事ってなんなの?」
「ライシャとも話したんだけど、私達のレイン商会は大きく発展して知らない人がいないぐらいの大きな商会になったわ。だけど、大きくなるに連れて、この島に問題が起こったの。クリフには一緒にその解決をしてほしいの。」
「問題だって!?そんなの初めて聞いたよ・・・大丈夫なの?」
「そんなに慌てなくて大丈夫よ。問題って言っても悪い問題じゃないのよ。実は、レイン商会が大きくなった事によってグリーンランドとダークランド、そしてセンターランドが人材不足なのよ。あっちからは人を受け入れてないでしょ?だけどエルフやダークエルフは私達みたいに王国とか他の国に興味深々で、王国に行ったっきりで戻ってこない人も多いの。私達がどうこう言える立場じゃないのはわかってるんだけど、このままじゃ世界樹も守っていけないし、私達の大陸から人がいなくなってしまうかもしれないわ。だからクリフお願い。私達と一緒にこの島をなんとかしてほしいの。」
(成程・・・そんな事考えた事もなかったけど、たしかによくよく考えてみれば起こりうる問題だな。転移魔法陣での移動はある程度制限してるから、エターレインと世界樹の大陸を繋いでる転移魔法陣はエルフとダークエルフしか使っていない。たしかに始めてみる世界だ。今までいた大陸を飛び出して生活したいと思うエルフやダークエルフは多いだろう。多分若い者程そうなんだろうな~。しばらくグリーンランドにもダークランドにもセンターランドにもいってなかったけど、もしかして年配者ばっかりになってるのかも・・・まあ年配と言ってもエルフは若く見えるから見た目じゃわからないかもしれないけど・・・。だけど人口減少は大きな問題だな。エルフとダークエルフ以外の人達を世界樹の大陸に呼ぶようにして、ほかにもこっちで働いてくれる人を探すしかないか?だけど世界樹が心配だよな~。世界樹に危害が及ばないように移動は制限してたんだし・・・久々に精霊リンに会いに行ってみるか。しばらく来てないから怒られる未来しか見えないけど・・・)
「なるほど。わかったよ。こっちにも人が来て生活したり働けるようにすれば良いって事だね。でもこれってサラサとライシャだけの問題じゃないんだし、この機会を使ってやらなくてもいいのに。」
「私達の大陸だから、私達の手でどうにかしたいのよ。この機会を使わなかったらみんな手伝ってくれるでしょ?それはそれでありがたいんだけど、丁度いいタイミングでクリフとの時間を作れる事になったからライシャと話して、これに決めたのよ。二人分だから時間も二人分使っていいってセリーヌから許可ももらったしね。」
「そっか。わかった。せっかく3人で久々に来たんだ。この大陸をどうにかするのも大事だけど、できるだけ楽しく過ごそう。」
「そうね。賛成よ。」
「私も。」
そうして、世界樹の大陸にきたクリフ達は行動を開始するのだった。
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