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第七章 帝国へ ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ ~
第209話 双頭のツインドラゴン
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お風呂イベントがあった翌日から、新たなルーティンが追加された。それはもちろん一緒に寝る者がお風呂も一緒に入るという内容だ。
ダンジョンを進み、ユーナとともにお風呂に入り、一緒に寝る。
ダンジョンを進み、ナリアとともにお風呂に入り、一緒に寝る。
ダンジョンを進み、セリーヌとともにお風呂に入り、一緒に寝る。
そんな感じで、奈落の底ダンジョンの70階層に辿りついたクリフ達。
「ようやくここまできましたね。」
「うん。ここのボスはツインドラゴン、頭が二つあるドラゴンだね。」
「たしか片方は火のブレスをはいて、もう片方は氷のブレスを吐くのよね?」
「うん。強化魔法が途中で切れたら危ないから全員に強化魔法をかけなおすね。注意するのはドラゴンのブレスと、尻尾の薙ぎ払いだよ。それに皮膚もかなり固いらしいから気を付けて。」
「「「はい。」」」
61階層から70階層を攻略する間に、セリーヌ達のレベルは160まで上がっていた。ちなみにクリフのレベルも1レベルだけ上がっていた。
準備を整えたクリフ達はボス部屋へと足を踏み入れた。目の前には右半分が赤く、左半分が青いドラゴンがいた。
「あれがツインドラゴン・・・。」
「大丈夫だよ。ここまでみんなでこれたんだ。油断せずに連携すれば倒せれるよ。セリーヌ指示をお願いね。」
「まかせてください。ナリアはツインドラゴンの背後にまわって、クリフ様は正面から牽制を、私とユーナはそれぞれの頭を攻撃します。」
「「「了解。」」」
(さあツインドラゴン相手にどれだけやれるかな。さっき鑑定したらレベル90だった。強化魔法でセリーヌ達の強さはレベル300越えぐらいはあるはず。普通にいけば苦戦する敵ではないと思うけど・・・)
ツインドラゴンはこちらを敵と認識したのか、両方の頭からブレスがクリフに向かって放たれた。クリフは防御しようと思ったが、それよりも早く、セリーヌとユーナの魔法がブレスを相殺した。
その間にナリアはツインドラゴンの後ろに周り、ツインドラゴンの足を切り裂いた。
「いけるわ。私の槍ならドラゴンの皮膚も貫けそうよ。」
足を切られ、悶えるツインドラゴン。その隙にセリーヌとユーナは両方の頭目掛けて魔法を放つ。セリーヌは得意の土魔法、ストーンバレットを。ユーナも得意な光魔法、セイントアローを放った。
ナリアに斬られた傷に同様して、魔法に気付くのが遅れたのか、ツインドラゴンにセリーヌ達の魔法は直撃した。大きく首をのけぞらすツインドラゴン。
ナリアはその隙を見逃さなかった。大きくのけぞった首に向かい槍を一突きする。一突きされた赤いドラゴンはそのまま首を大きく垂れ下げた。
「やったわ。」
「ナリア油断しないで。双頭っていうぐらいよ。もう片方が残ってるわ。」
(やっぱり片方だけ倒しても意味ないか。頭が8つある龍のように再生はしないみたいだな。)
槍を突き刺したナリアは武器がなくなったので、セリーヌの元まで戻ってきた。
「突き刺すより首を切断すればよかったわ。おかげで武器が。」
「かまわないわ。倒すのが最優先よ。後は私達にまかせて。」
片方が動かなくなったツインドラゴンは機動力が格段に落ちていた。尻尾を振り回すも、その距離には誰もいない。安全圏からセリーヌとユーナは魔法を放つ。ナリアも遅れて魔法を放ち、もう片方のドラゴンも息絶えた。
「少しは手ごたえがあったけど、終わって見れば楽勝だったわね。」
「うん。連携もドンドンよくなってるし言う事なしだね。」
(これで70階層クリアか。次の階層までが今まで行った事ある一番深い階層だったよな。たしか71階層から先は選ばれた者しかいけない。だったよな。とりあえず魔族達よりも僕達の方が進んでるはずだ。それに魔族達は71階層の事をしらないだろうし、もしかしたら71階層から先には進めないかもしれない。このままいけば魔王の核は僕達で手に入れれそうだな。)
「クリフ様?今日はここで夜営でいいんですよね?」
「うん。明日からは情報の無いエリアだからね。今日はゆっくり休んで明日からに備えよう。」
「そうね。71階層からはギルドにも情報がなかった。気を付けないと。」
「まあそんなに気負う必要はないよ。知らないエリアとは言っても格段に魔物が強くなるわけじゃないだろうし、ナリア達も十分強いからね。ツインドラゴンってレベルが90だったし、普通の冒険者が倒そうと思ったらSランク冒険者が5人ぐらいいないと無理だと思うよ。」
「ツインドラゴンも無事に倒しましたし、切り替えましょ。クリフさん今日はみんなの日ですよ。楽しみにしててくださいね。」
(そうだった・・・せっかく風呂も慣れてきたと思ったのに・・・)
全員の日という事で、その日は全員でお風呂に入って、全員で眠った。お風呂では全員水着だったが、寝る時は全員がネグリジェを脱いで下着姿で抱き着いてきたので、クリフは一睡もできなかった。
ちなみにセリーヌ達がきていた下着は、この日の為に全員で買いにいった勝負下着で、セリーヌが白レースの上下、ユーナが赤レースの上下、ナリアが黒レースの上下で、全員がTバック仕様だった。
☆☆☆☆☆
いつも読んでいただきありがとうございます。
ブログで先行的に新作発表しました。
『勇者に魔王を倒させろ!?チートはないけどリスク&リターンでやってやるぜ!』https://sususu123.net/category/brave/
今はストックを貯めています。是非是非~。
評価もよろしくお願いします。すごいやる気が出るので!!
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そんな感じで、奈落の底ダンジョンの70階層に辿りついたクリフ達。
「ようやくここまできましたね。」
「うん。ここのボスはツインドラゴン、頭が二つあるドラゴンだね。」
「たしか片方は火のブレスをはいて、もう片方は氷のブレスを吐くのよね?」
「うん。強化魔法が途中で切れたら危ないから全員に強化魔法をかけなおすね。注意するのはドラゴンのブレスと、尻尾の薙ぎ払いだよ。それに皮膚もかなり固いらしいから気を付けて。」
「「「はい。」」」
61階層から70階層を攻略する間に、セリーヌ達のレベルは160まで上がっていた。ちなみにクリフのレベルも1レベルだけ上がっていた。
準備を整えたクリフ達はボス部屋へと足を踏み入れた。目の前には右半分が赤く、左半分が青いドラゴンがいた。
「あれがツインドラゴン・・・。」
「大丈夫だよ。ここまでみんなでこれたんだ。油断せずに連携すれば倒せれるよ。セリーヌ指示をお願いね。」
「まかせてください。ナリアはツインドラゴンの背後にまわって、クリフ様は正面から牽制を、私とユーナはそれぞれの頭を攻撃します。」
「「「了解。」」」
(さあツインドラゴン相手にどれだけやれるかな。さっき鑑定したらレベル90だった。強化魔法でセリーヌ達の強さはレベル300越えぐらいはあるはず。普通にいけば苦戦する敵ではないと思うけど・・・)
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その間にナリアはツインドラゴンの後ろに周り、ツインドラゴンの足を切り裂いた。
「いけるわ。私の槍ならドラゴンの皮膚も貫けそうよ。」
足を切られ、悶えるツインドラゴン。その隙にセリーヌとユーナは両方の頭目掛けて魔法を放つ。セリーヌは得意の土魔法、ストーンバレットを。ユーナも得意な光魔法、セイントアローを放った。
ナリアに斬られた傷に同様して、魔法に気付くのが遅れたのか、ツインドラゴンにセリーヌ達の魔法は直撃した。大きく首をのけぞらすツインドラゴン。
ナリアはその隙を見逃さなかった。大きくのけぞった首に向かい槍を一突きする。一突きされた赤いドラゴンはそのまま首を大きく垂れ下げた。
「やったわ。」
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槍を突き刺したナリアは武器がなくなったので、セリーヌの元まで戻ってきた。
「突き刺すより首を切断すればよかったわ。おかげで武器が。」
「かまわないわ。倒すのが最優先よ。後は私達にまかせて。」
片方が動かなくなったツインドラゴンは機動力が格段に落ちていた。尻尾を振り回すも、その距離には誰もいない。安全圏からセリーヌとユーナは魔法を放つ。ナリアも遅れて魔法を放ち、もう片方のドラゴンも息絶えた。
「少しは手ごたえがあったけど、終わって見れば楽勝だったわね。」
「うん。連携もドンドンよくなってるし言う事なしだね。」
(これで70階層クリアか。次の階層までが今まで行った事ある一番深い階層だったよな。たしか71階層から先は選ばれた者しかいけない。だったよな。とりあえず魔族達よりも僕達の方が進んでるはずだ。それに魔族達は71階層の事をしらないだろうし、もしかしたら71階層から先には進めないかもしれない。このままいけば魔王の核は僕達で手に入れれそうだな。)
「クリフ様?今日はここで夜営でいいんですよね?」
「うん。明日からは情報の無いエリアだからね。今日はゆっくり休んで明日からに備えよう。」
「そうね。71階層からはギルドにも情報がなかった。気を付けないと。」
「まあそんなに気負う必要はないよ。知らないエリアとは言っても格段に魔物が強くなるわけじゃないだろうし、ナリア達も十分強いからね。ツインドラゴンってレベルが90だったし、普通の冒険者が倒そうと思ったらSランク冒険者が5人ぐらいいないと無理だと思うよ。」
「ツインドラゴンも無事に倒しましたし、切り替えましょ。クリフさん今日はみんなの日ですよ。楽しみにしててくださいね。」
(そうだった・・・せっかく風呂も慣れてきたと思ったのに・・・)
全員の日という事で、その日は全員でお風呂に入って、全員で眠った。お風呂では全員水着だったが、寝る時は全員がネグリジェを脱いで下着姿で抱き着いてきたので、クリフは一睡もできなかった。
ちなみにセリーヌ達がきていた下着は、この日の為に全員で買いにいった勝負下着で、セリーヌが白レースの上下、ユーナが赤レースの上下、ナリアが黒レースの上下で、全員がTバック仕様だった。
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