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第四章 宗教国家ローズベール
第163話 能力を見つめなおそう
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Aランクへと昇格したカインとラックだったが、その表情は優れない。
「なんかAランクに上がったっていうのにあんまりうれしくないな。」
「カインの気持ちがわかるにゃ。バニーに手も足もでなかったにゃ。Sランク冒険者の壁が思った以上に高かったにゃ。」
「そうだな。あとバニーさんに言われた事もショックだったな。ステータスが見れる事が逆に油断につながってたんだ。言われるまで全く気付かなかった。」
「限界値の事にゃ?」
「ああ。言われたらたしかにその通りなんだよ。この世界はさあ、ゲームとは違うだろ?何もしなくてもゲームと同じように一緒に行動するだけでレベルを上げる事は可能だ。だけど、何もしなくてレベルを上げた人って強くなるのか?って考えた時、強くなるわけないじゃんって思った。バニーさんに能力は現在値じゃなくて限界値って言われてスーッと納得したよ。」
カインは、そう言うと、3人のステータスを表示した。
名前:カイン
年齢:14歳
種族:人
神の祝福:アルファベット(寄付金額33,580,000ガル)
※次回65,536,000ガルで神の奇跡解放
神の奇跡:
A『如月花院君』:前世の記憶
B『名探偵君』:鑑定
C『戦闘民族君』:成長率SS
D『未来の猫ロボット君』:アイテムボックス
E『世紀末覇者君』:身体強化
F『動く城君』:魔法
G『美少女戦士君』:黒猫
H『戦闘民族君Ⅱ』:気配察知
I『天空の城ラ君』:極大消滅魔法『バース!!』
J『ゲゲゲの鬼君』:猫の人型化
K『元気100倍アンパン君』:状態異常耐性
L『海賊王の大秘宝君』:刀術極と黒刀
M『金属の錬金術師君』:錬金術
N『影の薄いシックスメン君』:隠密
O『世紀の大怪盗の三代目君』:盗む
P『戦闘民族君Ⅲ』:転移魔法
能力:A
成長率:SS
レベル:60
体力:A
魔力:A
筋力:A
知力:A
敏捷力:A
耐久力:A
精神力:A
運:A
名前:ラック
年齢:14歳
種族:猫の獣人
神の祝福:キャットシーフ
能力:B
成長率:S
レベル:58
体力:B
魔力:E
筋力:B
知力:B
敏捷力:S
耐久力:B
精神力:B
運:S
名前:スズ
年齢:2歳
種族:スペシャルスライム族
神の祝福:ゴッドノイヤシ
能力:C
成長率:S
レベル:55
体力:C
魔力:C
筋力:D
知力:B
敏捷力:D
耐久力:C
精神力:C
運:S
「俺達はレベルとそれぞれの能力値がわかるけど、この世界の人が分かるのは、全体の能力と成長率だけだ。例えば俺の場合レベルは60で能力はオールAだけど、これに関しては他の人にはわからない。俺はわかっていたはずだった。だから自分でも剣術の訓練をしたり、魔法についても学んだ。だけど、今思い返せばまだまだだった。」
「どういう事にゃ?」
「たとえば魔法のスキルがあるだろ?俺の場合は神の奇跡で解放されたスキルだ。これをステータスに当てはめたら、俺は全ての魔法が使えないとおかしいわけだ。だけど実際は使えない。つまりスキルも表示されてるのは限界値って事だ。」
「たしかにそう言われるとそうっす。」
「ああ。多分、女神様が前回神の奇跡の解放を三分割したのは、この事を伝えたかったからじゃないかな?新しい神の奇跡の解放だけが、強くなる方法じゃない。すでに解放している神の奇跡にも強くなる余地が十分あるんだぞっていう事じゃないかな。俺はそう思った。例えば鑑定の能力だって、鍛えれば他の人の神の祝福を見れたりするようになるかもしれないし、身体強化だって、今までは漠然と使って、強くなってるって感じだったけど、足に使って脚力だけ強化したり、目に使って視力を強化したりもできるかもしれない。部分強化すればそれだけ長時間使えるようになるかもしれないし、何度も使えば強化の倍率だって上がるかもしれない。俺は今までそんな事、できる出来ない以前に考える事もしなかった。だけど、きっとできるはずだ。いやできないとおかしいと思う。」
「たしかにカインの言う通りにゃ。」
「もちろん魔物を倒してレベルを上げるのが悪い訳じゃない。それをしてきたからこそ、今のランクがあるんだ。だけど、黄亀ダンジョンで感じたけど、レベルが高くなると、次がなかなか上がらなくなる。そうなると、自然に個人個人の能力にも差が出てくる。魔物をただただ狩るのじゃなくもっと考えて行動すべきだったな。毎日魔力を使い切るように倒す。とか、スラッシュで楽して倒すんじゃなくて、近接でよけたり、防いだりして技術を磨いたり、いつの間にか楽な方向へ進んでしまってた。」
「楽して倒せるならそれでいいじゃないっすか?」
「今はいいかもしれないけど、後々苦しむ事になる。たしかに楽に倒せるのに、わざわざ苦労する必要なんてないじゃん。っていう人はいるかもしれないけど、今日の事で俺は、楽にできる時こそ、自分に負荷を与えるべきだと思う。」
「筋トレみたいなものにゃ?」
「おっ!たしかに筋トレみたいだな。みずから負荷を増やして鍛える。まさにそんな感じだ。俺達が赤亀ダンジョン、黒亀ダンジョンを攻略する為には必要な事だと思う。ありがたい事に王都の近くには黄亀ダンジョンがある。もう一度、負荷を考えて黄亀ダンジョンを一から攻略してみないか?そうすればわかる事があると思う。黄亀ダンジョンなら、金策も同時にできるだろう。」
「わかったにゃ。アタシもバニーに負けっぱなしは悔しいにゃ。」
「僕もっす。黄亀ダンジョンならスズちゃんもシシルちゃんもいるっすから何も問題ないっす。」
(やり込み要素は俺が知らなかっただけでまだまだあったんだな。急がば回れともいうし、聖国に行くのは後回しだな。とりあえず黄亀ダンジョンで少し筋トレだ。)
そうして、カイン達は今後の方針を再設定するのだった。
「なんかAランクに上がったっていうのにあんまりうれしくないな。」
「カインの気持ちがわかるにゃ。バニーに手も足もでなかったにゃ。Sランク冒険者の壁が思った以上に高かったにゃ。」
「そうだな。あとバニーさんに言われた事もショックだったな。ステータスが見れる事が逆に油断につながってたんだ。言われるまで全く気付かなかった。」
「限界値の事にゃ?」
「ああ。言われたらたしかにその通りなんだよ。この世界はさあ、ゲームとは違うだろ?何もしなくてもゲームと同じように一緒に行動するだけでレベルを上げる事は可能だ。だけど、何もしなくてレベルを上げた人って強くなるのか?って考えた時、強くなるわけないじゃんって思った。バニーさんに能力は現在値じゃなくて限界値って言われてスーッと納得したよ。」
カインは、そう言うと、3人のステータスを表示した。
名前:カイン
年齢:14歳
種族:人
神の祝福:アルファベット(寄付金額33,580,000ガル)
※次回65,536,000ガルで神の奇跡解放
神の奇跡:
A『如月花院君』:前世の記憶
B『名探偵君』:鑑定
C『戦闘民族君』:成長率SS
D『未来の猫ロボット君』:アイテムボックス
E『世紀末覇者君』:身体強化
F『動く城君』:魔法
G『美少女戦士君』:黒猫
H『戦闘民族君Ⅱ』:気配察知
I『天空の城ラ君』:極大消滅魔法『バース!!』
J『ゲゲゲの鬼君』:猫の人型化
K『元気100倍アンパン君』:状態異常耐性
L『海賊王の大秘宝君』:刀術極と黒刀
M『金属の錬金術師君』:錬金術
N『影の薄いシックスメン君』:隠密
O『世紀の大怪盗の三代目君』:盗む
P『戦闘民族君Ⅲ』:転移魔法
能力:A
成長率:SS
レベル:60
体力:A
魔力:A
筋力:A
知力:A
敏捷力:A
耐久力:A
精神力:A
運:A
名前:ラック
年齢:14歳
種族:猫の獣人
神の祝福:キャットシーフ
能力:B
成長率:S
レベル:58
体力:B
魔力:E
筋力:B
知力:B
敏捷力:S
耐久力:B
精神力:B
運:S
名前:スズ
年齢:2歳
種族:スペシャルスライム族
神の祝福:ゴッドノイヤシ
能力:C
成長率:S
レベル:55
体力:C
魔力:C
筋力:D
知力:B
敏捷力:D
耐久力:C
精神力:C
運:S
「俺達はレベルとそれぞれの能力値がわかるけど、この世界の人が分かるのは、全体の能力と成長率だけだ。例えば俺の場合レベルは60で能力はオールAだけど、これに関しては他の人にはわからない。俺はわかっていたはずだった。だから自分でも剣術の訓練をしたり、魔法についても学んだ。だけど、今思い返せばまだまだだった。」
「どういう事にゃ?」
「たとえば魔法のスキルがあるだろ?俺の場合は神の奇跡で解放されたスキルだ。これをステータスに当てはめたら、俺は全ての魔法が使えないとおかしいわけだ。だけど実際は使えない。つまりスキルも表示されてるのは限界値って事だ。」
「たしかにそう言われるとそうっす。」
「ああ。多分、女神様が前回神の奇跡の解放を三分割したのは、この事を伝えたかったからじゃないかな?新しい神の奇跡の解放だけが、強くなる方法じゃない。すでに解放している神の奇跡にも強くなる余地が十分あるんだぞっていう事じゃないかな。俺はそう思った。例えば鑑定の能力だって、鍛えれば他の人の神の祝福を見れたりするようになるかもしれないし、身体強化だって、今までは漠然と使って、強くなってるって感じだったけど、足に使って脚力だけ強化したり、目に使って視力を強化したりもできるかもしれない。部分強化すればそれだけ長時間使えるようになるかもしれないし、何度も使えば強化の倍率だって上がるかもしれない。俺は今までそんな事、できる出来ない以前に考える事もしなかった。だけど、きっとできるはずだ。いやできないとおかしいと思う。」
「たしかにカインの言う通りにゃ。」
「もちろん魔物を倒してレベルを上げるのが悪い訳じゃない。それをしてきたからこそ、今のランクがあるんだ。だけど、黄亀ダンジョンで感じたけど、レベルが高くなると、次がなかなか上がらなくなる。そうなると、自然に個人個人の能力にも差が出てくる。魔物をただただ狩るのじゃなくもっと考えて行動すべきだったな。毎日魔力を使い切るように倒す。とか、スラッシュで楽して倒すんじゃなくて、近接でよけたり、防いだりして技術を磨いたり、いつの間にか楽な方向へ進んでしまってた。」
「楽して倒せるならそれでいいじゃないっすか?」
「今はいいかもしれないけど、後々苦しむ事になる。たしかに楽に倒せるのに、わざわざ苦労する必要なんてないじゃん。っていう人はいるかもしれないけど、今日の事で俺は、楽にできる時こそ、自分に負荷を与えるべきだと思う。」
「筋トレみたいなものにゃ?」
「おっ!たしかに筋トレみたいだな。みずから負荷を増やして鍛える。まさにそんな感じだ。俺達が赤亀ダンジョン、黒亀ダンジョンを攻略する為には必要な事だと思う。ありがたい事に王都の近くには黄亀ダンジョンがある。もう一度、負荷を考えて黄亀ダンジョンを一から攻略してみないか?そうすればわかる事があると思う。黄亀ダンジョンなら、金策も同時にできるだろう。」
「わかったにゃ。アタシもバニーに負けっぱなしは悔しいにゃ。」
「僕もっす。黄亀ダンジョンならスズちゃんもシシルちゃんもいるっすから何も問題ないっす。」
(やり込み要素は俺が知らなかっただけでまだまだあったんだな。急がば回れともいうし、聖国に行くのは後回しだな。とりあえず黄亀ダンジョンで少し筋トレだ。)
そうして、カイン達は今後の方針を再設定するのだった。
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