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第三章 アルプス王国のお姫様

第129話 神の奇跡P(3分の1解放)⁉

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※※※

128話の内容が重複項目があり、該当箇所を削除するとかなり短い内容に・・・
ごめんなさい。本日もう一話投稿するので、それでご勘弁を!

※※※

「えっ・・・」

(どういう事だ?新たな神の奇跡Pを解放って言ったよな?えっ?言ったよな?)

「どうしたのにゃ?」

「ああ・・・なんか新たな神の奇跡が解放されたらしい。」

「ん?どういう事にゃ?目標金額はまだまだ先って言ってなかったにゃ?」

「そうなんだけど、なんか特例措置?みたいで・・・」

「カイン様おめでとうっす。どんな能力だったんっすか?」

「いやそれはまだ見てない。なんか俺もちょっと混乱しててな。」

「カイン。まだ見るのはダメにゃ。折角のイベントにゃ。家に帰ってご飯食べてお風呂に入ってから3人で予想発表のイベントしてからにゃ。そうと決まれば早く帰るにゃ。実習イベントが何もなかったから、落ち込んでけど、こういう事だったにゃ。つまりイベントは新たな神の奇跡解放イベントがメインだったのにゃ。」

「いや、でも俺の聞き間違いかもしれないぞ?」

「その時はその時にゃ。さあ早く帰ってイベントにゃ。スズもどんな能力なのか考えておくにゃ。一人2つは発表しないとダメにゃ。」

「わかったっす。発表会までに考えておくっす」

☆☆☆

カイン達は、家に戻った後、ジェーンとメアリーの作った食事を食べて、お風呂に入り、カインの部屋に集まっていた。

「お待たせしましたにゃ。只今からカインの神の祝福予想発表会を開催するにゃ。準備はいいかにゃ?」

「何その司会風の進行は?」

「スズも増えて3人になったから一応にゃ。それよりスズは今回が初めての参加にゃ。まずは今までどんな神の祝福があったか発表してほしいにゃ。それではカイン、ステータスの公開をお願いしますにゃ。」

「はいはい。」

カインはステータスを公開した。

名前:カイン
年齢:13歳
種族:人
神の祝福:アルファベット(寄付金額22,580,000ガル)
※次回32,768,000ガルで神の奇跡解放
神の奇跡:
A『如月花院君』:前世の記憶
B『名探偵君』:鑑定
C『戦闘民族君』:成長率SS
D『未来の猫ロボット君』:アイテムボックス
E『世紀末覇者君』:身体強化
F『動く城君』:魔法
G『美少女戦士君』:黒猫
H『戦闘民族君Ⅱ』:気配察知
I『天空の城ラ君』:極大消滅魔法『バース!!』
J『ゲゲゲの鬼君』:猫の人型化
K『元気100倍アンパン君』:状態異常耐性
L『海賊王の大秘宝君』:刀術極と黒刀
M『金属の錬金術師君』:錬金術
N『影の薄いシックスメン君』:隠密
O『世紀の大怪盗の三代目君』:盗む
P(3分の1)『???』:???

能力:A
成長率:SS

レベル:55
体力:A
魔力:A
筋力:B
知力:A
敏捷力:B
耐久力:A
精神力:B
運:A

「カインの言っていた通り、ちゃんと新しい神の奇跡Pが解放されてるにゃ。3分の1っていうが気になるにゃ。」

「多分1600枚の金貨の寄付で解放される所を600枚で解放したからだろ。多分だけど、例えばアイテムボックスとかなら、容量が通常の3分の1になるみたいに解放される能力に制限があるって事じゃないか?」

「なるほどっす。それにしてもカイン様はすごいっす。スキルも多いし、能力も軒並み高いっす。僕ももっとがんばらないといけないっす。」

(そういやレベルは最近確認してたけど、能力は確認してなかったな。後でラックとスズの能力も鑑定して共有しておいた方がいいか。それよりも今は俺もイベントを楽しむか。新しい神の奇跡の解放か・・・予想してなかったから全く考えてなかったけど。)

スズの為に、新しい神の奇跡の名前から、能力を一つずつ説明していった。

「わかったす。アニメとか漫画っていうのが良く分からないっすけど、スキルは何となくわかったす。スキルの事はあまり詳しくないっすから今回の予想発表会で発表できそうにないのが、かなしいっすけど、スキルについて学んで、次回は僕も発表してみたいっす。」

(たしかにスズにアニメや漫画の話しても意味不明だよな~。一瞬スズも俺がいた世界の事を知ってるかも?って思ったけど、そう都合よくはいかないか。)

「スズは今回観客にゃ。なら最初の発表者はカインにゃ。」

「そうだな。スズも仲間になった事だし、スライムに転生したヤツなんかありえそうかな?まあそれでどんなスキルなんだ?って言われても困るけど・・・」

「なるほどあれにゃ。たしかにアレはラノベの代表作にゃ。ありえなくはないにゃ。それにあのスライムはめっちゃチートなスキル持ちにゃ。その中の一つを得られるのなら可能性ありにゃ。例えば3つのチートスキルの内1つだけ使えるとかにゃ。」

「まあ後は転移系だな。定番だけど欲しい能力ではあるからな。」

「わかったにゃ。次はアタシの発表にゃ。アタシは今回の実習を受けてパーティメンバーはやっぱり3人じゃ物足りないって思ったにゃ。だから仲間がほしいにゃ。という事でアタシは、使徒と戦う新世紀のロボットアニメを推すにゃ。ロボットが仲間になるとか浪漫にゃ。」

「いやいやアレってロボットアニメって言っていいのか?クレームくるんじゃ。それにロボットアニメだったら、昔から定番のプラモデルにもなってるアレじゃないのか?」

「あれは少年アニメにゃ。アタシの世代は青髪と赤髪のヒロインがいるヤツの方にゃ。」

「あれが出たら、バリアのスキルなんかもありえるな。」

「何を言ってるのか僕には全くわからないっす。」

「ごめんごめん。スズにはわからない話だったな。ちなみに俺がどんなスキルでも覚える事ができるってなったらどんなスキルが欲しい?」

「僕っすか?そうっすね~。僕を人間にしてほしいっす。スライムのままだと不便な事も多いっす。カイン様とラック様のようになりたいっす。」

「なるほどな。あっでもラックだって元々は猫なんだぞ?」

カインにそう言われて、ラックは久々に人化を解いた。するとそこには可愛らしい黒猫がいた。

「えっ・・・ラック様って猫だったんすか?」

「そうにゃ。さっきの今までのスキルの説明でもあったにゃ。ゲゲゲの鬼君が解放された時にアタシは人化できるようになったにゃ。だからスズももしかしたら今回人化できるかもしれないにゃ。」

(たしかにラックは俺の神の奇跡によって人化できるようになったんだから、スズだって可能性はあるか。さてさてどんな能力なのかな。)

夜の発表会イベントはクライマックスに差し掛かった。

「それではお待たせしましたにゃ。これよりカインにより新能力の発表にゃ。」

カインの司会進行とともにカインはステータスを公開したのだった。
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