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第二章 シフォン子爵領とダンジョン事情
第72話 略して『猫スラ』
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青亀ダンジョンの最下層40階を突破してダンジョンを攻略する為にカインとラックはダンジョンの中でレベル上げに勤しんでいた。そして更に能力に現れない部分の強化に努めていた。
ダンジョン生活二日目、早くも成果が出た。ラックが爪を振ると斬撃が出るようになったのだ。
「やったにゃ。カインのように斬撃が飛ぶようになったにゃ。これでアタシもようやく飛ぶ斬撃を見た事があるにゃ?って言えるにゃ。」
(まさか本当にやってしまうとは・・・しかも二日でとか早すぎるだろ!軽い気持ちで言ったのにまさか本当にできるようになるなんて・・・信じる者は救われる?いや成功するまであきらめない。だから必ず成功するってヤツか。俺もラックを見習わないとな。)
「さすがだな。早速成果を出すなんて。」
「アタシにかかればちょちょいのちょいにゃ。」
「これで戦闘の幅が広がったな。ラックが遠距離攻撃できるようになるのは大きい。しかもラックの飛ぶ斬撃は魔力を消費しない。いくらでも打てるはずだ。」
「たしかに魔力は消費しないにゃが、何度も使うのは難しそうにゃ。使うのに体力と精神力を使うにゃ。練習すれば使える数は増えると思うにゃ。」
「なるほど。万能って訳じゃないって事だな。」
「そうにゃアタシのスラッシュは必殺技にゃ。必殺技は最後の決め技にゃ。」
「スラッシュって名前はスラッシュにしたのか?俺と同じで?」
「そうにゃ。カインとお揃いにゃ。」
「でも俺の場合は刀だし、ラックの場合は爪だろ?う~んそうだな・・・猫スラッシュ、略して猫スラっていうのはどうだ?」
「カインはネーミングセンスがないにゃ。だけど・・・カインが付けてくれたから猫スラにするにゃ。」
「ネーミングセンスが悪くて悪かったな・・・」
ラックが猫スラを覚えてからレベル上げは捗った。それはもうかなり。遠距離手段が増えたのは大きく、より多くの魔物を倒す事ができるようになった。二日目、三日目と順調に地下35階までの魔物を倒す事ができたカインとラックは、下の階へと進んで行った。
「アタシの猫スラもうまく機能するようになったにゃ。もう地下40階を目指しても良いのじゃないかにゃ?」
「いや過信は禁物だ。当初の予定通り俺のレベルが45、ラックのレベルが35は超えるまでは地下40階にはいかない。いくら強くなったと言っても一撃で倒せる訳じゃないだろう?ダンジョンに三日籠れば金貨50枚は稼げる。ここで金貨500枚ぐらい稼いでおいた方が後々の為にもなる。まあ同じことの繰り返しでつまらないだろうが、しばらくはここでレベル上げ、訓練、金稼ぎだ。」
「わかったにゃ。後々の悠々自適な生活の為にも今は、苦労を買ってでもしておくにゃ。」
「ああよろしく頼む。一応エクストラボスが出ると怖いから地下39階までを行って帰ってくる生活を続けようと思う。一日目に地下31階とスタートして、地下36階まで、二日目は39階まで行ってレベル上げ、三日目は39階から地下31階に戻って帰還の流れだな。」
「わかったにゃ。」
それからカインとラックはひたすらダンジョンで魔物を倒し続けた。
第一スパン・・・カインレベル42、ラックレベル33、金貨48枚
第二スパン・・・カインレベル44、ラックレベル35、金貨43枚
第三スパン・・・カインレベル45、ラックレベル37、金貨51枚
第四スパン・・・カインレベル46、ラックレベル38、金貨56枚
第五スパン・・・カインレベル47、ラックレベル39、金貨49枚
第六スパン・・・カインレベル47、ラックレベル40、金貨50枚
第七スパン・・・カインレベル48、ラックレベル42、金貨50枚
第八スパン・・・カインレベル49、ラックレベル43、金貨48枚
第九スパン・・・カインレベル49、ラックレベル44、金貨46枚
第十スパン・・・カインレベル50、ラックレベル45、金貨53枚
気付けば2か月もの間、ダンジョンに通っては魔物を倒し、ギルドで魔石を売って金貨を手に入れては教会へお祈りへ行きの繰り返しになっていた。そしてとうとうカインのレベルが50を突破したのだ。途中目標のレベル45を越えていたが、お金が目標額に達成していなかったので、急遽再度目標を設定しなおし、レベル50を目標に変えていた。
お陰でカインのレベルは50になり、ラックもレベルが45になった。お金も金貨500枚になった。次の神の奇跡の開放に必要なのは約金貨150枚なので、神の奇跡を開放してもお金には余裕ができた。
名前:カイン
年齢:12歳
種族:人
神の祝福:アルファベット(寄付金額2,580,000ガル)
※次回4,096,000ガルで神の奇跡解放
神の奇跡:
A『如月花院君』:前世の記憶
B『名探偵君』:鑑定
C『戦闘民族君』:成長率SS
D『未来の猫ロボット君』:アイテムボックス
E『世紀末覇者君』:身体強化
F『動く城君』:魔法
G『美少女戦士君』:黒猫
H『戦闘民族君Ⅱ』:気配察知
I『天空の城ラ君』:極大消滅魔法『バース!!』
J『ゲゲゲの鬼君』:猫の人型化
K『元気100倍アンパン君』:状態異常耐性
L『海賊王の大秘宝君』:刀術極と黒刀
能力:A
成長率:SS
レベル:50
体力:A
魔力:A
筋力:B
知力:B
敏捷力:B
耐久力:A
精神力:B
運:A
名前:ラック
年齢:12歳
種族:猫の獣人
能力:B
成長率:S
レベル:45
体力:B
魔力:E
筋力:C
知力:C
敏捷力:A
耐久力:C
精神力:C
運:S
目標と達成したカインとラックは、ようやく青亀ダンジョンの攻略へと向かうのだった。
ダンジョン生活二日目、早くも成果が出た。ラックが爪を振ると斬撃が出るようになったのだ。
「やったにゃ。カインのように斬撃が飛ぶようになったにゃ。これでアタシもようやく飛ぶ斬撃を見た事があるにゃ?って言えるにゃ。」
(まさか本当にやってしまうとは・・・しかも二日でとか早すぎるだろ!軽い気持ちで言ったのにまさか本当にできるようになるなんて・・・信じる者は救われる?いや成功するまであきらめない。だから必ず成功するってヤツか。俺もラックを見習わないとな。)
「さすがだな。早速成果を出すなんて。」
「アタシにかかればちょちょいのちょいにゃ。」
「これで戦闘の幅が広がったな。ラックが遠距離攻撃できるようになるのは大きい。しかもラックの飛ぶ斬撃は魔力を消費しない。いくらでも打てるはずだ。」
「たしかに魔力は消費しないにゃが、何度も使うのは難しそうにゃ。使うのに体力と精神力を使うにゃ。練習すれば使える数は増えると思うにゃ。」
「なるほど。万能って訳じゃないって事だな。」
「そうにゃアタシのスラッシュは必殺技にゃ。必殺技は最後の決め技にゃ。」
「スラッシュって名前はスラッシュにしたのか?俺と同じで?」
「そうにゃ。カインとお揃いにゃ。」
「でも俺の場合は刀だし、ラックの場合は爪だろ?う~んそうだな・・・猫スラッシュ、略して猫スラっていうのはどうだ?」
「カインはネーミングセンスがないにゃ。だけど・・・カインが付けてくれたから猫スラにするにゃ。」
「ネーミングセンスが悪くて悪かったな・・・」
ラックが猫スラを覚えてからレベル上げは捗った。それはもうかなり。遠距離手段が増えたのは大きく、より多くの魔物を倒す事ができるようになった。二日目、三日目と順調に地下35階までの魔物を倒す事ができたカインとラックは、下の階へと進んで行った。
「アタシの猫スラもうまく機能するようになったにゃ。もう地下40階を目指しても良いのじゃないかにゃ?」
「いや過信は禁物だ。当初の予定通り俺のレベルが45、ラックのレベルが35は超えるまでは地下40階にはいかない。いくら強くなったと言っても一撃で倒せる訳じゃないだろう?ダンジョンに三日籠れば金貨50枚は稼げる。ここで金貨500枚ぐらい稼いでおいた方が後々の為にもなる。まあ同じことの繰り返しでつまらないだろうが、しばらくはここでレベル上げ、訓練、金稼ぎだ。」
「わかったにゃ。後々の悠々自適な生活の為にも今は、苦労を買ってでもしておくにゃ。」
「ああよろしく頼む。一応エクストラボスが出ると怖いから地下39階までを行って帰ってくる生活を続けようと思う。一日目に地下31階とスタートして、地下36階まで、二日目は39階まで行ってレベル上げ、三日目は39階から地下31階に戻って帰還の流れだな。」
「わかったにゃ。」
それからカインとラックはひたすらダンジョンで魔物を倒し続けた。
第一スパン・・・カインレベル42、ラックレベル33、金貨48枚
第二スパン・・・カインレベル44、ラックレベル35、金貨43枚
第三スパン・・・カインレベル45、ラックレベル37、金貨51枚
第四スパン・・・カインレベル46、ラックレベル38、金貨56枚
第五スパン・・・カインレベル47、ラックレベル39、金貨49枚
第六スパン・・・カインレベル47、ラックレベル40、金貨50枚
第七スパン・・・カインレベル48、ラックレベル42、金貨50枚
第八スパン・・・カインレベル49、ラックレベル43、金貨48枚
第九スパン・・・カインレベル49、ラックレベル44、金貨46枚
第十スパン・・・カインレベル50、ラックレベル45、金貨53枚
気付けば2か月もの間、ダンジョンに通っては魔物を倒し、ギルドで魔石を売って金貨を手に入れては教会へお祈りへ行きの繰り返しになっていた。そしてとうとうカインのレベルが50を突破したのだ。途中目標のレベル45を越えていたが、お金が目標額に達成していなかったので、急遽再度目標を設定しなおし、レベル50を目標に変えていた。
お陰でカインのレベルは50になり、ラックもレベルが45になった。お金も金貨500枚になった。次の神の奇跡の開放に必要なのは約金貨150枚なので、神の奇跡を開放してもお金には余裕ができた。
名前:カイン
年齢:12歳
種族:人
神の祝福:アルファベット(寄付金額2,580,000ガル)
※次回4,096,000ガルで神の奇跡解放
神の奇跡:
A『如月花院君』:前世の記憶
B『名探偵君』:鑑定
C『戦闘民族君』:成長率SS
D『未来の猫ロボット君』:アイテムボックス
E『世紀末覇者君』:身体強化
F『動く城君』:魔法
G『美少女戦士君』:黒猫
H『戦闘民族君Ⅱ』:気配察知
I『天空の城ラ君』:極大消滅魔法『バース!!』
J『ゲゲゲの鬼君』:猫の人型化
K『元気100倍アンパン君』:状態異常耐性
L『海賊王の大秘宝君』:刀術極と黒刀
能力:A
成長率:SS
レベル:50
体力:A
魔力:A
筋力:B
知力:B
敏捷力:B
耐久力:A
精神力:B
運:A
名前:ラック
年齢:12歳
種族:猫の獣人
能力:B
成長率:S
レベル:45
体力:B
魔力:E
筋力:C
知力:C
敏捷力:A
耐久力:C
精神力:C
運:S
目標と達成したカインとラックは、ようやく青亀ダンジョンの攻略へと向かうのだった。
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