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第6章 俺は勇者じゃなかった。だけど真の勇者になった
第130話 ゲームでのエンディング
しおりを挟む「おー、来たネ、えーと……出来の悪い方のヴァイシュタイン」
「それが教師の言葉か、カレール教頭先生」
「お前の前にネルヴァくんが来てなー、いやあれは将来が楽しみな逸材だヨ」
「アイツか……。アイツには負けない……」
あの日やられた喉の痛みがフラッシュバックした。
俺はあの日からトマトを一口も口にしていない。
願掛けにトマト断ちと格好付けたいところだが、実のところ仕送りを断たれて金が全くなかった……。
「へっ、お前に無理ヨ。これを見ろ、今のところネルヴァがダブルスコアの一位だヨ」
これから行う魔法威力試験のリストを見せられた。
他の生徒が20~50がせいぜいの数字を出している中で、ネルヴァだけが117のダブルスコアを叩き出していた。
「あの野郎、やるじゃないか」
「なぁ、ヴァレリウス? お前、魔導師にはまるで向いてないヨ」
「なんだと」
「学校辞めた方がいいヨ。私はネェ、才能ないやつを、今日まで山ほど見て来たからわかるんだヨ」
カレール教頭は嫌な人だ。
ドラゴンズ・ティアラ本編でも、こんな調子で雑草である主人公に圧をかけてくる不快なキャラクターだった。
「私もねぇ、何もイジメたくて言ってるんじゃないのヨ。才能ないやつの努力なんて、可哀想で見苦しいだけなのヨ」
「こ、この……っっ」
こうして面と向かって嫌みを言われると、ネルヴァどころじゃない怒りを覚える。
「頭はいいじゃないかネ、君。私はネ、君には他の道があると思うんだヨ」
説教と嫌みが生き甲斐みたいな、こういう大人にだけはなりたくない……。
「うっせーよ、このズラ野郎」
面と向かって俺は、ドラゴンズ・ティアラの真実の1つを本人に明かしてやった。
「んなっ、なあぁぁーっっ?! なっ、なっ、なっ、なっ、何を言ってるんだネ、君はっ!? ふさふさだヨ、私は!! ほれ見たまえっ、ふさふさだ!!」
「へーー」
頭に手を伸ばすとカレール教頭は青ざめて逃げた。
「なっ、何をするのかネ、君ぃっっ?!」
「カレール教頭はスキンヘッドの方がイケてると思うぜ」
「余計なお世話だヨッ、このふさふさの若造がぁっっ!!」
「先に突っかかってきたのはそっちだろ」
「ああ……なんで私の秘密が、こんな……こんな落ちこぼれに……っ」
ハゲの気持ちはハゲないとわからない。わかったふりをするな、このふさふさ。
カレール教頭によるゲーム終盤のお言葉だ。
「確かあの的に、術をぶち込めば、あそこに数字が出るんだよな?」
「うるさいっ、私はズラじゃないヨッ!!」
「始めていいか?」
「早く済ませてさっさと消えろ、ふさふさ野郎っ!!」
「んじゃ、ネルヴァの成績からぶっ壊すとするか」
ヴァレリウスが使える攻撃魔法はマジックアローのみ。
今日まで狂ったように続けてきた魔力制御訓練の成果を、見せつける時がきた。
俺はアイアンゴーレムを再利用した計測装置に、右の手のひらを突き出した。
イメージは糸。絹糸のように細く鋭いマジックアロー。すなわちそれはマジックレーザー。
巨大な魔力の塊を叩き付けるのではなく、細く制御された一点突破の魔力をあの的に放つ!
「いくぜっ、これが俺の三学期の集大成っ、マジックレーザーーッッ!!!」
「なぜに叫ぶのかネ、君はっ!? ヌッ、ヌオオオオオーッッ?!!」
マジックゴーレムは貫かれた。
レーザーカッターのように強く鋭く収束された純粋魔力のビームに胸部を一文字に薙がれた。
アイアンゴーレムに接続された計測器が示した数字は――
「んなぁっ?! なっ、んっ、だっ、こっ、れっ、ワァッッ?!! 8965ォォォーッッ?!!」
8965。ネルヴァの野郎の約80倍のスコアだった。
切断されたアイアンゴーレムは少しずつ滑るように崩れ、真っ二つに崩れ落ちた。
「魔導師の才能がないって、誰の話だっけ?」
「…………やるではないかネ、ロン毛野郎……」
「ありがとよ、教頭先生」
「驚いたヨ。よっぽど、この三学期をがんばって来たようだネ」
カレール教頭は嫌なキャラクターだ。
しかしこのキャラクター、原作でも主人公が学生ランクを上げてゆくたびに、人迷惑にも次第にデレてゆく。
将来出世するかもしれない有望な生徒には、この男は潔いほどに腰が低い。
この人はそういう、弱者をくじき強者に媚びるサイテーなキャラクターだった。
「学生ランクFだったネ、君?」
「そうなんだ、飯が不味くて困ってる……」
「私が一言言えば、Dにしてあげられるヨ」
「え、本当っ!?」
調子の良い話に食いつくと、手招きをされた。
「代わりに被り物のことはっ、黙っていてくれるんだろうネェ、君ぃ……っ!?」
「……あー、どうすっかな」
「掃除のオバさんがいるだろう? 最近、彼女と懇意にしていてネェ……? ズ、ズラだとバレると、まずいんだヨォ……ッッ」
「俺はスキンヘッドの方が似合うと思う。絶対あっちの方がモテる」
「とにかく黙っていてくれたまえっ、いいかネッ!?」
「わかった。……けど維持に超お金かかるんでしょ、それ? 剃っちゃいましょうよ」
「やかましいっっ、ハゲの気持ちをわかったように言うなっっ!!」
「ハゲてんの、認めてんじゃん……」
こうして俺は次の試験会場に向かい、残りの試験を受けていった。
魔力容量試験の結果は、そこそこ。
詠唱速度試験では、まあまあ。
そして魔法制御試験では、星を250個、天井に浮かべたところでストップがかかった。
その試験の担当官はうちの担任だった。
「先生心配したよ……本当に、心配したよ……。でも、この様子なら大丈夫そうだね、ヴァレリウスくん……」
「ありがとう。先生はやっぱいいやつだな」
だてに本編でも主人公のクラスの担任をやっていない。
この人は序盤から終盤まで良い人キャラだった。
最終的に俺はその日の魔法系の試験で、【魔法威力】と【魔法制御】のトップを飾って今日の試験を終えた。
新学期からDランク待遇確実と、担任は自分のことのように喜んでいた。
「それが教師の言葉か、カレール教頭先生」
「お前の前にネルヴァくんが来てなー、いやあれは将来が楽しみな逸材だヨ」
「アイツか……。アイツには負けない……」
あの日やられた喉の痛みがフラッシュバックした。
俺はあの日からトマトを一口も口にしていない。
願掛けにトマト断ちと格好付けたいところだが、実のところ仕送りを断たれて金が全くなかった……。
「へっ、お前に無理ヨ。これを見ろ、今のところネルヴァがダブルスコアの一位だヨ」
これから行う魔法威力試験のリストを見せられた。
他の生徒が20~50がせいぜいの数字を出している中で、ネルヴァだけが117のダブルスコアを叩き出していた。
「あの野郎、やるじゃないか」
「なぁ、ヴァレリウス? お前、魔導師にはまるで向いてないヨ」
「なんだと」
「学校辞めた方がいいヨ。私はネェ、才能ないやつを、今日まで山ほど見て来たからわかるんだヨ」
カレール教頭は嫌な人だ。
ドラゴンズ・ティアラ本編でも、こんな調子で雑草である主人公に圧をかけてくる不快なキャラクターだった。
「私もねぇ、何もイジメたくて言ってるんじゃないのヨ。才能ないやつの努力なんて、可哀想で見苦しいだけなのヨ」
「こ、この……っっ」
こうして面と向かって嫌みを言われると、ネルヴァどころじゃない怒りを覚える。
「頭はいいじゃないかネ、君。私はネ、君には他の道があると思うんだヨ」
説教と嫌みが生き甲斐みたいな、こういう大人にだけはなりたくない……。
「うっせーよ、このズラ野郎」
面と向かって俺は、ドラゴンズ・ティアラの真実の1つを本人に明かしてやった。
「んなっ、なあぁぁーっっ?! なっ、なっ、なっ、なっ、何を言ってるんだネ、君はっ!? ふさふさだヨ、私は!! ほれ見たまえっ、ふさふさだ!!」
「へーー」
頭に手を伸ばすとカレール教頭は青ざめて逃げた。
「なっ、何をするのかネ、君ぃっっ?!」
「カレール教頭はスキンヘッドの方がイケてると思うぜ」
「余計なお世話だヨッ、このふさふさの若造がぁっっ!!」
「先に突っかかってきたのはそっちだろ」
「ああ……なんで私の秘密が、こんな……こんな落ちこぼれに……っ」
ハゲの気持ちはハゲないとわからない。わかったふりをするな、このふさふさ。
カレール教頭によるゲーム終盤のお言葉だ。
「確かあの的に、術をぶち込めば、あそこに数字が出るんだよな?」
「うるさいっ、私はズラじゃないヨッ!!」
「始めていいか?」
「早く済ませてさっさと消えろ、ふさふさ野郎っ!!」
「んじゃ、ネルヴァの成績からぶっ壊すとするか」
ヴァレリウスが使える攻撃魔法はマジックアローのみ。
今日まで狂ったように続けてきた魔力制御訓練の成果を、見せつける時がきた。
俺はアイアンゴーレムを再利用した計測装置に、右の手のひらを突き出した。
イメージは糸。絹糸のように細く鋭いマジックアロー。すなわちそれはマジックレーザー。
巨大な魔力の塊を叩き付けるのではなく、細く制御された一点突破の魔力をあの的に放つ!
「いくぜっ、これが俺の三学期の集大成っ、マジックレーザーーッッ!!!」
「なぜに叫ぶのかネ、君はっ!? ヌッ、ヌオオオオオーッッ?!!」
マジックゴーレムは貫かれた。
レーザーカッターのように強く鋭く収束された純粋魔力のビームに胸部を一文字に薙がれた。
アイアンゴーレムに接続された計測器が示した数字は――
「んなぁっ?! なっ、んっ、だっ、こっ、れっ、ワァッッ?!! 8965ォォォーッッ?!!」
8965。ネルヴァの野郎の約80倍のスコアだった。
切断されたアイアンゴーレムは少しずつ滑るように崩れ、真っ二つに崩れ落ちた。
「魔導師の才能がないって、誰の話だっけ?」
「…………やるではないかネ、ロン毛野郎……」
「ありがとよ、教頭先生」
「驚いたヨ。よっぽど、この三学期をがんばって来たようだネ」
カレール教頭は嫌なキャラクターだ。
しかしこのキャラクター、原作でも主人公が学生ランクを上げてゆくたびに、人迷惑にも次第にデレてゆく。
将来出世するかもしれない有望な生徒には、この男は潔いほどに腰が低い。
この人はそういう、弱者をくじき強者に媚びるサイテーなキャラクターだった。
「学生ランクFだったネ、君?」
「そうなんだ、飯が不味くて困ってる……」
「私が一言言えば、Dにしてあげられるヨ」
「え、本当っ!?」
調子の良い話に食いつくと、手招きをされた。
「代わりに被り物のことはっ、黙っていてくれるんだろうネェ、君ぃ……っ!?」
「……あー、どうすっかな」
「掃除のオバさんがいるだろう? 最近、彼女と懇意にしていてネェ……? ズ、ズラだとバレると、まずいんだヨォ……ッッ」
「俺はスキンヘッドの方が似合うと思う。絶対あっちの方がモテる」
「とにかく黙っていてくれたまえっ、いいかネッ!?」
「わかった。……けど維持に超お金かかるんでしょ、それ? 剃っちゃいましょうよ」
「やかましいっっ、ハゲの気持ちをわかったように言うなっっ!!」
「ハゲてんの、認めてんじゃん……」
こうして俺は次の試験会場に向かい、残りの試験を受けていった。
魔力容量試験の結果は、そこそこ。
詠唱速度試験では、まあまあ。
そして魔法制御試験では、星を250個、天井に浮かべたところでストップがかかった。
その試験の担当官はうちの担任だった。
「先生心配したよ……本当に、心配したよ……。でも、この様子なら大丈夫そうだね、ヴァレリウスくん……」
「ありがとう。先生はやっぱいいやつだな」
だてに本編でも主人公のクラスの担任をやっていない。
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