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第6章 俺は勇者じゃなかった。だけど真の勇者になった
第123話 あの場所へ再び
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(女神様って絶対、俺の事監視してるよな。いく度いく度露天風呂で会うってどんな確率だよ・・・)
温泉宿オアシスで2泊3日の小旅行気分を味わっているユウキ達。気持ちいい温泉に美味しい料理、綺麗な景色と戦いを忘れて癒しの時間を味わっていた。ユウキは朝に昼に夜にと、とにかく露天風呂に入った。半分意地も入っていた。ラッキースケベのイベントを期待してだ。
だが・・・
温泉に入ると不思議と誰にも遭遇しなかった。遭遇率0%だった。いや厳密には100%の確率で女神ナディアに遭遇したので、誰にも会わなかった訳ではない。
(女神様以外を見かけないっていうのもおかしな話だよな。宿の中には結構な人がいるし、お風呂上りと思える人も結構いるもんな。)
2泊3日の温泉旅行もいつの間にか終わりを迎えた。今は、出発前に全員で朝食を取っている所だ。
「楽しかったわね。それでどうするの?カツヤ達には本当の事を言うの?」
ジュリア達には女神様から言われた事を伝えていた。ジュリア達にどうすれば良いか相談したが、帰ってきた答えは3人とも、「「「ユウキにまかせる」」」だった。
「それなんだけどな。よくよく考えてみたんだけどアイツらだって色々周りから期待されてるだろうし、天空城ではドラゴンまで借りて魔王討伐をお願いされてると思うんだ。だから一緒に魔王城に行こうと思う。」
「でもマスター?アタシ達は全員カツヤよりもステータスが高いんだよな?一緒に行くのはいいけど、見殺しにするだけじゃないのか?」
「それは・・・そうなんだけど・・・。」
(正直本当の事を言ったら何言われるかわからないから怖いんだよな。ただ逃げてるだけっていうのもわかってるんだけど・・・)
「まあユウキの気持ちもわかるわ。いきなり魔王に殺されるから行くなって言われてもカツヤなら言う事聞かないと思うし、魔王以外の魔物に通用するなら魔王城で分かれてカツヤ達よりも先に魔王を倒してしまえばいいんじゃないかしら?」
(ジュリアナイス!!たしかにそれならカツヤ達が死なずに魔王を倒せるかもしれない。)
「そうですね。ジュリアの意見ならいける気がします。でも魔王は闇の宝玉を使ってるんですよね?なら行く前に私はレベル上げをした方が良いと思います。私のアルテミスはまだレベル1ですし。」
「たしかにリーネの言う通りだな。そうだな・・・カツヤ達も俺達と一度合流するまでは勝手に魔王城にはいかないと思うし、どこか良い狩場でも探して一度レベリングするのもいいかもしれないな。」
「新しい場所を探すの?スライム王国じゃなくて?」
「ああ。女神様からプラチナの森をもう一度だけ開放するって言われてるんだ。ニーチェ。ワールドディクショナリ―でプラチナの森について調べてくれないか?」
ユウキは朝食前に一人で行った露天風呂でいつものようにナディアと会い、そこでプラチナの森を開放したから挑戦するように言われていた。何度も露天風呂に来るユウキにナディアは呆れていたが、ユウキは慣れたもので今日の朝は何事もなく、ナディアの隣に浸かり露天風呂を堪能していた。
「わかった。」
ニーチェはワールドディクショナリ―を使い、プラチナの森について調べた。
【プラチナの森】
カジノの地下にあるワープゾーンの先
「前と一緒ですね。」
「いや、前はベルのカジノの地下だったはずだ。今回はカジノの地下ってなってる。ロイヤルベガスにもカジノがあるし、今回はロイヤルベガスの地下だと思う。」
「プラチナの森って、倒せなかったプラチナドラゴンがいるのよね?今回は勝てるの?」
「総力戦だな。あれからアイテムはかなり補充したし強くもなった。時間さえかければプラチナドラゴンは倒せると思う。それに今は俺のサブ職業のスキルでドラゴンバスター極とメタルバスター極がある。前回のようにはいかないはずだ。」
「アタシも早くサブ職業のレベルを上げたかったから丁度よかったぜ。」
「わかったわ。折角のチャンスだから活かさないとね。」
「ああ。俺達のメイン職業のレベル上げとサブ職業のレベル上げ。プラチナドラゴンの討伐とレアアイテムのプラチナの腕輪とプラチナのネックレスを手に入れるのが目的だな。」
「それってたしか1万体倒さないと入手できないって言ってたヤツよね?」
「ああ。」
「一万体・・・」
「大丈夫さ。ひたすら倒し続ければいいんだ。それに1万体は確率の話だから、1体目で手に入れる可能性だったあるからな。」
・
・
・
温泉宿を出たユウキ達はプラチナの森に向かうべく、ロイヤルベガスの町にテレポートした。ベルの町のカジノと同じように、ロイヤルベガスの地下に行って、行き止まりの場所を調べた。予想通りすり抜ける事ができたので、そのまま進んで行き、見つけたワープゾーンへと入っていったのだった。
だが・・・
ユウキ達は気づいていなかった。
女神ナディアはカツヤに魔王城に行くのはやめろと言った上でプラチナの森へ行くのだと思っていた事に。そして、前回2日程プラチナの森で行動して、戻ってきたら1カ月も月日が経っていたことに・・・
☆☆☆☆☆
いつも読んでいただきありがとうございます。
ブログで先行的に新作発表しました。
『勇者に魔王を倒させろ!?チートはないけどリスク&リターンでやってやるぜ!』https://sususu123.net/category/brave/
今はストックを貯めています。是非是非~。
評価もよろしくお願いします。すごいやる気が出るので!!
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だが・・・
温泉に入ると不思議と誰にも遭遇しなかった。遭遇率0%だった。いや厳密には100%の確率で女神ナディアに遭遇したので、誰にも会わなかった訳ではない。
(女神様以外を見かけないっていうのもおかしな話だよな。宿の中には結構な人がいるし、お風呂上りと思える人も結構いるもんな。)
2泊3日の温泉旅行もいつの間にか終わりを迎えた。今は、出発前に全員で朝食を取っている所だ。
「楽しかったわね。それでどうするの?カツヤ達には本当の事を言うの?」
ジュリア達には女神様から言われた事を伝えていた。ジュリア達にどうすれば良いか相談したが、帰ってきた答えは3人とも、「「「ユウキにまかせる」」」だった。
「それなんだけどな。よくよく考えてみたんだけどアイツらだって色々周りから期待されてるだろうし、天空城ではドラゴンまで借りて魔王討伐をお願いされてると思うんだ。だから一緒に魔王城に行こうと思う。」
「でもマスター?アタシ達は全員カツヤよりもステータスが高いんだよな?一緒に行くのはいいけど、見殺しにするだけじゃないのか?」
「それは・・・そうなんだけど・・・。」
(正直本当の事を言ったら何言われるかわからないから怖いんだよな。ただ逃げてるだけっていうのもわかってるんだけど・・・)
「まあユウキの気持ちもわかるわ。いきなり魔王に殺されるから行くなって言われてもカツヤなら言う事聞かないと思うし、魔王以外の魔物に通用するなら魔王城で分かれてカツヤ達よりも先に魔王を倒してしまえばいいんじゃないかしら?」
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「そうですね。ジュリアの意見ならいける気がします。でも魔王は闇の宝玉を使ってるんですよね?なら行く前に私はレベル上げをした方が良いと思います。私のアルテミスはまだレベル1ですし。」
「たしかにリーネの言う通りだな。そうだな・・・カツヤ達も俺達と一度合流するまでは勝手に魔王城にはいかないと思うし、どこか良い狩場でも探して一度レベリングするのもいいかもしれないな。」
「新しい場所を探すの?スライム王国じゃなくて?」
「ああ。女神様からプラチナの森をもう一度だけ開放するって言われてるんだ。ニーチェ。ワールドディクショナリ―でプラチナの森について調べてくれないか?」
ユウキは朝食前に一人で行った露天風呂でいつものようにナディアと会い、そこでプラチナの森を開放したから挑戦するように言われていた。何度も露天風呂に来るユウキにナディアは呆れていたが、ユウキは慣れたもので今日の朝は何事もなく、ナディアの隣に浸かり露天風呂を堪能していた。
「わかった。」
ニーチェはワールドディクショナリ―を使い、プラチナの森について調べた。
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「前と一緒ですね。」
「いや、前はベルのカジノの地下だったはずだ。今回はカジノの地下ってなってる。ロイヤルベガスにもカジノがあるし、今回はロイヤルベガスの地下だと思う。」
「プラチナの森って、倒せなかったプラチナドラゴンがいるのよね?今回は勝てるの?」
「総力戦だな。あれからアイテムはかなり補充したし強くもなった。時間さえかければプラチナドラゴンは倒せると思う。それに今は俺のサブ職業のスキルでドラゴンバスター極とメタルバスター極がある。前回のようにはいかないはずだ。」
「アタシも早くサブ職業のレベルを上げたかったから丁度よかったぜ。」
「わかったわ。折角のチャンスだから活かさないとね。」
「ああ。俺達のメイン職業のレベル上げとサブ職業のレベル上げ。プラチナドラゴンの討伐とレアアイテムのプラチナの腕輪とプラチナのネックレスを手に入れるのが目的だな。」
「それってたしか1万体倒さないと入手できないって言ってたヤツよね?」
「ああ。」
「一万体・・・」
「大丈夫さ。ひたすら倒し続ければいいんだ。それに1万体は確率の話だから、1体目で手に入れる可能性だったあるからな。」
・
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・
温泉宿を出たユウキ達はプラチナの森に向かうべく、ロイヤルベガスの町にテレポートした。ベルの町のカジノと同じように、ロイヤルベガスの地下に行って、行き止まりの場所を調べた。予想通りすり抜ける事ができたので、そのまま進んで行き、見つけたワープゾーンへと入っていったのだった。
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女神ナディアはカツヤに魔王城に行くのはやめろと言った上でプラチナの森へ行くのだと思っていた事に。そして、前回2日程プラチナの森で行動して、戻ってきたら1カ月も月日が経っていたことに・・・
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