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第5章 この物語の主役は勇者じゃなくて…
第97話 闇の宝玉!?それを使うと・・・
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アースの街でゆっくり過ごしたユウキ達は、最後の魔王の幹部が居て、大賢者フローラを仲間にする為に必要なアイテム『賢者の石』を手に入れる為、風の神殿に向かおうとした。
すると・・・
「ニーチェ・・・言い忘れた事があった。」
そう言って、宿屋に土の神殿にいるはずのミランが現れた。
「ミラン!?どうしたの?」
「ニーチェ・・・ユウキ達に言い忘れた事があって・・・」
ユウキ達はミランとともにテーブルを囲み、話を聞いた。
「えっと・・・。怪しい男が来てこれを渡してきた。これを使うと今よりも強くなれるって・・・」
そう言ってミランが取り出したのは真っ黒の宝玉だった。
「これは?」
「わからない。興味なかったし・・・。でもニーチェがミネルバの話をしていたのを思い出して、そしたらこれを貰った事を思い出したの。」
ユウキとニーチェは宝玉を鑑定した。
「「これは!?」」
宝玉を鑑定した2人は驚愕した。その鑑定内容とは
【名前】闇の宝玉
【効果】これを使うと、魔神の職業につく事ができる。
※気をつけなさい。邪神はこれと同じモノを世界各国にバラまいてるわよ。まさか神職を複数作るんじゃなくて作った神職を複数人がなれるようにするとはね。邪神も考えたわね。あっでも安心して!!誰でも神職につけるわけじゃないから。例えばユウキが闇の宝玉を使うと効果が現れずにそのまま砕け散るだけよ。
ただ・・・ミランが使ったら・・・。まあここで回収しておくことね。
「ニーチェ。これは魔神になる為の宝玉だ。」
「魔人?・・・それってはぐれ魔人になるって事?」
「違う!!魔の神と書いて魔神だ。この世界の最上級職業よりも更に上の職業だ。」
「そんなモノが・・・」
(どうやらニーチェには女神様からのメッセージは見れないみたいだ。って事はこのメッセージは俺だけが見れるのか。主人公特典ってヤツだな。)
「ミラン?それを持ってきた男ってどんなヤツだったかわかるか?」
「わからない・・・顔も見えなかった。真っ黒いローブを頭まで被ってたから・・・その黒い玉を置いてすぐに消えたし。」
(ミランダに続き、その闇の宝玉を持ってきたヤツもきっと魔神だな。それに世界各国にバラまいてるか・・・。)
「これが魔神になれる宝玉か・・・。これをアタシが使えばミランダ姉様よりも・・・」
「ニーチェ・・・。」
「大丈夫だ。マスターよ。アタシは今の職業を気に入ってるから。」
「いや。多分ニーチェがそれを使っても魔神にはなれないと思うよ。」
ユウキは女神様からのメッセージをみんなに伝えた。
「なるほどね。じゃあこの闇の宝玉を使って魔神になった人や魔族、魔物なんかがいる可能性がある訳ね。」
「ああ・・・そうか。魔物もなる可能性があるか・・・」
「可能性としてはあるでしょうね。」
「ミラン。この宝玉は俺がもらっていいか?」
「かまわない。私は使わないから。」
「ありがとう。」
(闇の宝玉は今俺が使って破壊するより、持ってる方がいいだろうな。あの女神の性格なら、今後もしかしたらニーチェ辺りがサブ職業を取得するかもしれない。そうなると、サブ職業に魔神。っていう事も十分考えられるしな。)
ユウキはミランから闇の宝玉を受け取った。
「じゃあ、私はこれで。早く土の神殿に戻りたい・・・」
そう言って、ミランは足早に宿を出て行った。
「大変な事になったな。」
「そうですね。ユウキ様?もしかして次に行く風の神殿の魔王の幹部はすでに魔神になってるんじゃ??」
「そうだな・・・リーネの言うようにその可能性は否定できないな。ミランの所に持ってきた黒いローブの男が、風の神殿に行ってマルワイドに渡してるかもしれない。あそこの魔王の幹部は知略のマルワイド。そういった話には乗りそうだ。」
「そうね。マスターの言うようにアイツは常に強い力を欲していた。可能性は高いと思うわ。」
(魔王を倒すまで邪神の影響は出ないって女神様は言ってたけど、影響出まくりじゃん。魔神の強さもわからないし・・・)
「とりあえず、風の神殿に向かってみるか。神殿の近くにある街はウィンディの街だ。そこで風の神殿で最近変わった事がないか聞いて見よう。」
「そうね。どっちにしろ邪神は倒さないといけない敵。なら魔神は邪神を倒す為の予行練習って感じね。それに魔神になってもすぐに強くなるわけじゃないでしょ。倒すなら早めの方がいいわよね?」
「そうだね。確かにジュリアの言う通りだ。」
(たしかにそうだよな。俺だって主人公になったからってすぐに強かった訳じゃない。結局神職につけてもそれからレベルを上げないと強くはならない。魔神も一緒かもしマルワイドが魔神になっていても強くなる前の方が良いな。ってかマルワイドが魔神になった前提で話をしてるけど、あそこにはウインドドラゴンもいるよな。もしかしてそっちが魔神化してるって可能性も・・・」
ここで議論しても仕方がないので、ユウキ達はアースの街を離れて、風の神殿がある南の大陸に向かうのだった。
すると・・・
「ニーチェ・・・言い忘れた事があった。」
そう言って、宿屋に土の神殿にいるはずのミランが現れた。
「ミラン!?どうしたの?」
「ニーチェ・・・ユウキ達に言い忘れた事があって・・・」
ユウキ達はミランとともにテーブルを囲み、話を聞いた。
「えっと・・・。怪しい男が来てこれを渡してきた。これを使うと今よりも強くなれるって・・・」
そう言ってミランが取り出したのは真っ黒の宝玉だった。
「これは?」
「わからない。興味なかったし・・・。でもニーチェがミネルバの話をしていたのを思い出して、そしたらこれを貰った事を思い出したの。」
ユウキとニーチェは宝玉を鑑定した。
「「これは!?」」
宝玉を鑑定した2人は驚愕した。その鑑定内容とは
【名前】闇の宝玉
【効果】これを使うと、魔神の職業につく事ができる。
※気をつけなさい。邪神はこれと同じモノを世界各国にバラまいてるわよ。まさか神職を複数作るんじゃなくて作った神職を複数人がなれるようにするとはね。邪神も考えたわね。あっでも安心して!!誰でも神職につけるわけじゃないから。例えばユウキが闇の宝玉を使うと効果が現れずにそのまま砕け散るだけよ。
ただ・・・ミランが使ったら・・・。まあここで回収しておくことね。
「ニーチェ。これは魔神になる為の宝玉だ。」
「魔人?・・・それってはぐれ魔人になるって事?」
「違う!!魔の神と書いて魔神だ。この世界の最上級職業よりも更に上の職業だ。」
「そんなモノが・・・」
(どうやらニーチェには女神様からのメッセージは見れないみたいだ。って事はこのメッセージは俺だけが見れるのか。主人公特典ってヤツだな。)
「ミラン?それを持ってきた男ってどんなヤツだったかわかるか?」
「わからない・・・顔も見えなかった。真っ黒いローブを頭まで被ってたから・・・その黒い玉を置いてすぐに消えたし。」
(ミランダに続き、その闇の宝玉を持ってきたヤツもきっと魔神だな。それに世界各国にバラまいてるか・・・。)
「これが魔神になれる宝玉か・・・。これをアタシが使えばミランダ姉様よりも・・・」
「ニーチェ・・・。」
「大丈夫だ。マスターよ。アタシは今の職業を気に入ってるから。」
「いや。多分ニーチェがそれを使っても魔神にはなれないと思うよ。」
ユウキは女神様からのメッセージをみんなに伝えた。
「なるほどね。じゃあこの闇の宝玉を使って魔神になった人や魔族、魔物なんかがいる可能性がある訳ね。」
「ああ・・・そうか。魔物もなる可能性があるか・・・」
「可能性としてはあるでしょうね。」
「ミラン。この宝玉は俺がもらっていいか?」
「かまわない。私は使わないから。」
「ありがとう。」
(闇の宝玉は今俺が使って破壊するより、持ってる方がいいだろうな。あの女神の性格なら、今後もしかしたらニーチェ辺りがサブ職業を取得するかもしれない。そうなると、サブ職業に魔神。っていう事も十分考えられるしな。)
ユウキはミランから闇の宝玉を受け取った。
「じゃあ、私はこれで。早く土の神殿に戻りたい・・・」
そう言って、ミランは足早に宿を出て行った。
「大変な事になったな。」
「そうですね。ユウキ様?もしかして次に行く風の神殿の魔王の幹部はすでに魔神になってるんじゃ??」
「そうだな・・・リーネの言うようにその可能性は否定できないな。ミランの所に持ってきた黒いローブの男が、風の神殿に行ってマルワイドに渡してるかもしれない。あそこの魔王の幹部は知略のマルワイド。そういった話には乗りそうだ。」
「そうね。マスターの言うようにアイツは常に強い力を欲していた。可能性は高いと思うわ。」
(魔王を倒すまで邪神の影響は出ないって女神様は言ってたけど、影響出まくりじゃん。魔神の強さもわからないし・・・)
「とりあえず、風の神殿に向かってみるか。神殿の近くにある街はウィンディの街だ。そこで風の神殿で最近変わった事がないか聞いて見よう。」
「そうね。どっちにしろ邪神は倒さないといけない敵。なら魔神は邪神を倒す為の予行練習って感じね。それに魔神になってもすぐに強くなるわけじゃないでしょ。倒すなら早めの方がいいわよね?」
「そうだね。確かにジュリアの言う通りだ。」
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