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第5章 この物語の主役は勇者じゃなくて…
第93話 カツヤは南へ、そしてユウキは・・・西に!?
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ユウキは事前に話し合った内容をカツヤ達に告げた。
ユウキの話を聞いたカツヤは・・・
「なるほどな・・・たしかにユウキの情報通りなら、魔王を倒す為の準備は必要だな。」
「そうね。ユウキの言うように私達の今のレベルじゃ正直厳しいでしょうね。装備もカツヤに比べたら貧弱だし・・・」
「だろう?だからカツヤ達にはその辺を先に充実させてほしいんだ。」
「そうだな。確かに俺の装備は勇者装備シリーズで万全だけど、アイ達は全然装備を更新できてなかったな。」
「今考えたら本当にそうね。装備も更新せずによくリヴァイアサンを倒せたわね。」
「ユウキ達が貸してくれた雷の杖や水のイヤリングがかなり役立ったからな。」
「そうね。ユウキ達にはかなり助けられたわ。ありがとね。」
「全然かまわないよ。それに今後何があるかわからないからそのアイテム達はそのまま持っておいてくれ。」
「いいの?」
「ああ。」
(今の俺達には特に必要性を感じないアイテムばかりだからな。まあそのままアイ達に使ってもらう方がいいだろ。)
「それで・・・俺達は南の大陸に向かって、ロイヤルベガスを目指すが、ユウキ達はどうするんだ?」
「俺達は賢者フローラを仲間にする為のアイテムを探すよ。」
「どこにあるのかはわかってるのか?」
「いや、これからだな。一応大図書館があるフレイヤに行って調べて見ようと思ってる。俺はテレポートが使えるからな。」
「そうか・・・」
(賢者の石があるのは風の神殿だ。風の神殿はカツヤ達の行く南の大陸にあるからな。俺達が南の大陸に行くってバレたら一緒に行こうぜ。って言われる可能性があるからここはごまかさないと・・・)
「フレイヤに行ってアイテムの事がわかったら俺達はそれを取りに行く。カツヤ達は装備を整えたらフレイヤに来てくれ。俺達もできるだけフレイヤを拠点にして行動するから。」
「わかった。それにしてもユウキ・・・天空城とか装備の事とかけっこう色々調べてくれたんだな。」
「ああ。まあ今はジュリア達との行動も楽しいからな。カツヤは勇者で魔王を倒さないといけないだろ?魔王にこの世界を破滅されると俺も困るからな。カツヤ・・・頼んだぞ!!」
「!?ああわかった。まかせておけ!よし。そうと決まれば早速もらった魔法の絨毯で南の大陸に行くか。」
「そうね。でもカツヤ?ここから魔法の絨毯を使うの?せっかく転移の宝玉を持ってるんだからプラネットとかに転移してからの方がいいんじゃない?」
「!?・・・たしかにアイの言う通りだな。わかった。じゃあプラネットに行こうか。ユウキ?賢者フローラを仲間にする為のアイテムの事、頼んだぞ!」
「ああ。まかせとけ。あっ!!カツヤ!ロイヤルベガスじゃカジノにハマるなよ!ただでさえアイ達の装備品を揃えるのにお金かかるんだ。お前がカジノで遊んでる暇はないからな。」
「!?・・・わかってるさ。」
「アイ。カツヤの事頼んだぞ。」
「まかせといて」
そうして、カツヤ達は転移の宝玉を使い、プラネットへと転移していった。
「ふー。カツヤ達は行ったわね。私達はどうするの?フレイヤに向かうの?」
「いやフレイヤには行かない。」
「まあそうよね。賢者の石は風の神殿よね?じゃあ私達も南の大陸に向かうの?」
「いや、先に西の大陸に向かおうと思う。カツヤ達は装備を整えるのに時間もかかるだろう。3人分の装備を揃えようとしたら結構お金かかるし、それに、ロイヤルベガス周辺の敵はレベル上げるにも丁度いい。しばらくはロイヤルベガスを拠点にして行動すると思う。だから先に土の神殿を攻略してから、風の神殿に向かおうと思う。」
「そうなの?」
「ああ。カツヤ達はプラネットから魔法の絨毯で南の大陸を移動するだろ?俺達が今、南の大陸をフライの魔法で移動するとカツヤ達に見つかる可能性があるからな。」
「なるほど。そういう事ね。わかったわ。」
「土の神殿か・・・あそこはミランがいるんだったな。」
「ニーチェはミランとはどうなんだ?バスターゴーンとは仲が悪いって言ってたけど?」
「まあミランとはそこそこ仲がよかったな。だけどまあそこそこ仲が良いって程度だ。アイツは引きこもりだからな。」
「引きこもり?」
「ああ。土の神殿から全然出てこないんだ。」
(へぇ~。そういう感じなんだな。たしか不死身のミランは細身の女性だったよな。なんか表情が暗くて闇魔法が得意ないかにも闇っ子って感じぐらいしか覚えてないな・・・えっ!?もしかしてミランは俺達の仲間になるのか??女性・・・魔族・・・ニーチェと仲がいい・・・なんかフラグが経ちそうな感じだな・・・)
「まあ俺達はレベルが60を超えたし、土の神殿の魔物もアースドラゴンも不死身のミランも苦戦はしないと思う。だけど、火の神殿の時のように、イレギュラーが起こらないとも限らない。油断はしないようにしよう。」
「そうね。あれから強くはなったけど、何があるかわからないものね。」
「マスターよ。今度はアタシも油断しないぞ。見た事ない敵が現れたらちゃんと鑑定するようにするからな。」
「ああ。俺もその辺は気を引き締めるよ。」
そうして、ユウキ達はベルの街からフライの魔法を使って、西の大陸にある土の神殿を目指したのだった。
ユウキの話を聞いたカツヤは・・・
「なるほどな・・・たしかにユウキの情報通りなら、魔王を倒す為の準備は必要だな。」
「そうね。ユウキの言うように私達の今のレベルじゃ正直厳しいでしょうね。装備もカツヤに比べたら貧弱だし・・・」
「だろう?だからカツヤ達にはその辺を先に充実させてほしいんだ。」
「そうだな。確かに俺の装備は勇者装備シリーズで万全だけど、アイ達は全然装備を更新できてなかったな。」
「今考えたら本当にそうね。装備も更新せずによくリヴァイアサンを倒せたわね。」
「ユウキ達が貸してくれた雷の杖や水のイヤリングがかなり役立ったからな。」
「そうね。ユウキ達にはかなり助けられたわ。ありがとね。」
「全然かまわないよ。それに今後何があるかわからないからそのアイテム達はそのまま持っておいてくれ。」
「いいの?」
「ああ。」
(今の俺達には特に必要性を感じないアイテムばかりだからな。まあそのままアイ達に使ってもらう方がいいだろ。)
「それで・・・俺達は南の大陸に向かって、ロイヤルベガスを目指すが、ユウキ達はどうするんだ?」
「俺達は賢者フローラを仲間にする為のアイテムを探すよ。」
「どこにあるのかはわかってるのか?」
「いや、これからだな。一応大図書館があるフレイヤに行って調べて見ようと思ってる。俺はテレポートが使えるからな。」
「そうか・・・」
(賢者の石があるのは風の神殿だ。風の神殿はカツヤ達の行く南の大陸にあるからな。俺達が南の大陸に行くってバレたら一緒に行こうぜ。って言われる可能性があるからここはごまかさないと・・・)
「フレイヤに行ってアイテムの事がわかったら俺達はそれを取りに行く。カツヤ達は装備を整えたらフレイヤに来てくれ。俺達もできるだけフレイヤを拠点にして行動するから。」
「わかった。それにしてもユウキ・・・天空城とか装備の事とかけっこう色々調べてくれたんだな。」
「ああ。まあ今はジュリア達との行動も楽しいからな。カツヤは勇者で魔王を倒さないといけないだろ?魔王にこの世界を破滅されると俺も困るからな。カツヤ・・・頼んだぞ!!」
「!?ああわかった。まかせておけ!よし。そうと決まれば早速もらった魔法の絨毯で南の大陸に行くか。」
「そうね。でもカツヤ?ここから魔法の絨毯を使うの?せっかく転移の宝玉を持ってるんだからプラネットとかに転移してからの方がいいんじゃない?」
「!?・・・たしかにアイの言う通りだな。わかった。じゃあプラネットに行こうか。ユウキ?賢者フローラを仲間にする為のアイテムの事、頼んだぞ!」
「ああ。まかせとけ。あっ!!カツヤ!ロイヤルベガスじゃカジノにハマるなよ!ただでさえアイ達の装備品を揃えるのにお金かかるんだ。お前がカジノで遊んでる暇はないからな。」
「!?・・・わかってるさ。」
「アイ。カツヤの事頼んだぞ。」
「まかせといて」
そうして、カツヤ達は転移の宝玉を使い、プラネットへと転移していった。
「ふー。カツヤ達は行ったわね。私達はどうするの?フレイヤに向かうの?」
「いやフレイヤには行かない。」
「まあそうよね。賢者の石は風の神殿よね?じゃあ私達も南の大陸に向かうの?」
「いや、先に西の大陸に向かおうと思う。カツヤ達は装備を整えるのに時間もかかるだろう。3人分の装備を揃えようとしたら結構お金かかるし、それに、ロイヤルベガス周辺の敵はレベル上げるにも丁度いい。しばらくはロイヤルベガスを拠点にして行動すると思う。だから先に土の神殿を攻略してから、風の神殿に向かおうと思う。」
「そうなの?」
「ああ。カツヤ達はプラネットから魔法の絨毯で南の大陸を移動するだろ?俺達が今、南の大陸をフライの魔法で移動するとカツヤ達に見つかる可能性があるからな。」
「なるほど。そういう事ね。わかったわ。」
「土の神殿か・・・あそこはミランがいるんだったな。」
「ニーチェはミランとはどうなんだ?バスターゴーンとは仲が悪いって言ってたけど?」
「まあミランとはそこそこ仲がよかったな。だけどまあそこそこ仲が良いって程度だ。アイツは引きこもりだからな。」
「引きこもり?」
「ああ。土の神殿から全然出てこないんだ。」
(へぇ~。そういう感じなんだな。たしか不死身のミランは細身の女性だったよな。なんか表情が暗くて闇魔法が得意ないかにも闇っ子って感じぐらいしか覚えてないな・・・えっ!?もしかしてミランは俺達の仲間になるのか??女性・・・魔族・・・ニーチェと仲がいい・・・なんかフラグが経ちそうな感じだな・・・)
「まあ俺達はレベルが60を超えたし、土の神殿の魔物もアースドラゴンも不死身のミランも苦戦はしないと思う。だけど、火の神殿の時のように、イレギュラーが起こらないとも限らない。油断はしないようにしよう。」
「そうね。あれから強くはなったけど、何があるかわからないものね。」
「マスターよ。今度はアタシも油断しないぞ。見た事ない敵が現れたらちゃんと鑑定するようにするからな。」
「ああ。俺もその辺は気を引き締めるよ。」
そうして、ユウキ達はベルの街からフライの魔法を使って、西の大陸にある土の神殿を目指したのだった。
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