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第4章 主人公として
第82話 カツヤをサポートしよう!!
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ユウキ達がプラチナの森のプラチナドラゴンから撤退してベルの街に戻ってきた同時刻、カツヤ達も海底神殿のリヴァイアサンに敗北してベルの街に戻されていた。
両者は偶然のタイミングでベルの酒場で再会した。
カツヤは、自身が調子に乗っていた事で敗北した事を気にしていた。そんな中、カツヤからユウキに一緒に海底神殿に来てほしい。とお願いされたのだ。
だが、今のユウキ達はカツヤ達と一緒に冒険する気はない。なぜならすでに旅の目的が両者で違っているからだ。
カツヤ達の目的は魔王を倒す事。その為に必要な、勇者装備シリーズを揃える事を最優先事項として行動している。
対するユウキ達は魔王を倒す事を目的としていない。ユウキ達の目的はこの世界を楽しむ事。魔王を倒した後に現れる邪神を倒す事なのだ。
ゲームでこの世界を体験しているユウキからしたら今のユウキ達のメンバーの実力ならすでに魔王は倒せるレベルになっている。すでに実力差が出てしまっているのでユウキ達からしたらカツヤ達はお荷物にしか見えていなかった。
「カツヤ・・・リーネの言う通り俺もカツヤ達のパーティはこれ以上人数を増やさない方がいいと思う。いや増やしても1人までだと思う。」
「ユウキ・・・」
「別に嫌がらせで言ってるわけじゃないんだ。俺達は俺達でカツヤ達が魔王を倒す為のサポートをするつもりだ。」
「・・・・そうだな。わかったよ。」
カツヤとユウキの話が終わり、カツヤ達は再度海底神殿に挑戦する事になった。
ユウキ達はそのまま情報収集という位置に収まった。
「カツヤ達は今レベル30~37なんだな。俺が集めた情報だと海竜リヴァイアサンはレベルが40は超えてないと厳しいみたいだからしばらくは海底神殿でレベルを上げるのがいいと思う。」
「レベル40!?それなら負けたのも納得ね。」
「ああ。カツヤは勇者の職業だから37のままでも戦えるかもしれない。だけどアイは巫女だろ?カツヤのように最上級職じゃないんだからレベルが40はないと厳しいと思う。」
「そっか・・・。うん。私がんばってみる!」
「ああ。海底神殿は水属性の魔物が多いんだろ?」
「うん。魚系とか水魔法を使ってくる魔物が多かったかな。」
「なら俺が渡した水のイヤリングを付けてればレベリングも簡単にできると思う。それとアイにはこれを渡しておく。」
ユウキはアイに雷の杖を渡した。
「これは?」
「これは雷の杖って言って、MP消費無しで雷魔法が使える杖だ。水系モンスターなら雷は弱点だろ?アイは巫女だから攻撃手段がないんじゃないか?これを持ってたら攻撃もできるから戦闘が楽になるだろ?」
「ユウキ!!・・・ありがと。」
(ああ。俺達はサポート役って位置づけを定着させないといけないからな。アイテム渡してサポートできるなら安いもんだよ。俺達の職業とかレベルとか聞かれたら色々まずいからな。)
「あ~それにしても又、船で海底神殿まで行くのか・・・めんどくさいな!!」
「あら?カツヤは一回海底神殿には行ったんでしょ?魔法で移動できないの?」
「ニーチェ。俺達は転移系の魔法は誰も覚えてないからな・・・」
「それならこれをあげるわ。私達はマスタ・・・ユウキがテレポートを使えるから必要ないから。」
そういってニーチェはカツヤに紫に光る玉を渡す。
「これは?」
「転移の玉よ。これがあれば行った事のある場所なら一瞬で移動できるわ。」
「ニーチェ!!お前転移の玉なんか持ってたのか?」
「ええ。元々これであちこち移動してたもの。」
(マジか~。こんな所で転移の玉に出会うとは・・・。まあここでカツヤに転移の玉を渡したら移動手段が増えるから、カツヤ達と別行動がしやすくなる点はメリットだな。すぐに海底神殿に行ける点はデメリットになるかもしれないけど・・・)
「そんなレアなアイテムがあるのか!?それを・・・いいのか?」
「ええ。1カ月も船旅とかもったいないでしょ。それで海底神殿に行けばレベルも上げれるし、アイテム類がなくなれば買い出しもいけるからレベリングも楽でしょ。」
「ああ。ニーチェありがとう!」
「これだけ備えれば今度は大丈夫そうだな?」
「ああ。準備って大事なんだな・・・俺・・・勇者って職業に甘えてたよ。今度は海竜リヴァイアサンを倒してくる。ユウキ!勇者シリーズを揃えたら次にどこにいけばいいかは任せたぞ!」
「ああ。わかった。」
準備を揃えたカツヤ達は転移の玉を使って早速、海底神殿に向かって行った。
残ったユウキ達は・・・
「マスター?あれでよかったのか?」
「ああ。転移の玉には驚いたけど俺達の職業もレベルも聞かれなかった結果オーライだな。」
「でもいつかはバレるんじゃないの?」
「そうだな・・・いつかは職業もレベルも言わないといけないとは思う。だけど・・・カツヤには魔王を倒してもらわないといけないからな。それにアイやリヨンやアイカは勇者であるカツヤを信頼しているはずだ。そこに俺達がカツヤ以上の力を持ってるなんて知ったらどうなるか・・・」
「そうですね。しばらくはうまくごまかすのが得策ですね・・・」
(でもリアルで考えたらカツヤが居なくても天空城にもいけるかもしれないし、魔王城にもいけるかもしれないんだよな~。いやいやそれをやってしまうと前提が狂うな。俺はこの世界を楽しみたいけど壊したいわけじゃないんだ!!カツヤにはがんばってもらわないと・・・もしかしたらカツヤ達の力が必要になるかもしれないし・・・)
ユウキ達はカツヤ達が勇者の鎧を入手するまで、次はどこに行こうか話合う事にしたのだった。
両者は偶然のタイミングでベルの酒場で再会した。
カツヤは、自身が調子に乗っていた事で敗北した事を気にしていた。そんな中、カツヤからユウキに一緒に海底神殿に来てほしい。とお願いされたのだ。
だが、今のユウキ達はカツヤ達と一緒に冒険する気はない。なぜならすでに旅の目的が両者で違っているからだ。
カツヤ達の目的は魔王を倒す事。その為に必要な、勇者装備シリーズを揃える事を最優先事項として行動している。
対するユウキ達は魔王を倒す事を目的としていない。ユウキ達の目的はこの世界を楽しむ事。魔王を倒した後に現れる邪神を倒す事なのだ。
ゲームでこの世界を体験しているユウキからしたら今のユウキ達のメンバーの実力ならすでに魔王は倒せるレベルになっている。すでに実力差が出てしまっているのでユウキ達からしたらカツヤ達はお荷物にしか見えていなかった。
「カツヤ・・・リーネの言う通り俺もカツヤ達のパーティはこれ以上人数を増やさない方がいいと思う。いや増やしても1人までだと思う。」
「ユウキ・・・」
「別に嫌がらせで言ってるわけじゃないんだ。俺達は俺達でカツヤ達が魔王を倒す為のサポートをするつもりだ。」
「・・・・そうだな。わかったよ。」
カツヤとユウキの話が終わり、カツヤ達は再度海底神殿に挑戦する事になった。
ユウキ達はそのまま情報収集という位置に収まった。
「カツヤ達は今レベル30~37なんだな。俺が集めた情報だと海竜リヴァイアサンはレベルが40は超えてないと厳しいみたいだからしばらくは海底神殿でレベルを上げるのがいいと思う。」
「レベル40!?それなら負けたのも納得ね。」
「ああ。カツヤは勇者の職業だから37のままでも戦えるかもしれない。だけどアイは巫女だろ?カツヤのように最上級職じゃないんだからレベルが40はないと厳しいと思う。」
「そっか・・・。うん。私がんばってみる!」
「ああ。海底神殿は水属性の魔物が多いんだろ?」
「うん。魚系とか水魔法を使ってくる魔物が多かったかな。」
「なら俺が渡した水のイヤリングを付けてればレベリングも簡単にできると思う。それとアイにはこれを渡しておく。」
ユウキはアイに雷の杖を渡した。
「これは?」
「これは雷の杖って言って、MP消費無しで雷魔法が使える杖だ。水系モンスターなら雷は弱点だろ?アイは巫女だから攻撃手段がないんじゃないか?これを持ってたら攻撃もできるから戦闘が楽になるだろ?」
「ユウキ!!・・・ありがと。」
(ああ。俺達はサポート役って位置づけを定着させないといけないからな。アイテム渡してサポートできるなら安いもんだよ。俺達の職業とかレベルとか聞かれたら色々まずいからな。)
「あ~それにしても又、船で海底神殿まで行くのか・・・めんどくさいな!!」
「あら?カツヤは一回海底神殿には行ったんでしょ?魔法で移動できないの?」
「ニーチェ。俺達は転移系の魔法は誰も覚えてないからな・・・」
「それならこれをあげるわ。私達はマスタ・・・ユウキがテレポートを使えるから必要ないから。」
そういってニーチェはカツヤに紫に光る玉を渡す。
「これは?」
「転移の玉よ。これがあれば行った事のある場所なら一瞬で移動できるわ。」
「ニーチェ!!お前転移の玉なんか持ってたのか?」
「ええ。元々これであちこち移動してたもの。」
(マジか~。こんな所で転移の玉に出会うとは・・・。まあここでカツヤに転移の玉を渡したら移動手段が増えるから、カツヤ達と別行動がしやすくなる点はメリットだな。すぐに海底神殿に行ける点はデメリットになるかもしれないけど・・・)
「そんなレアなアイテムがあるのか!?それを・・・いいのか?」
「ええ。1カ月も船旅とかもったいないでしょ。それで海底神殿に行けばレベルも上げれるし、アイテム類がなくなれば買い出しもいけるからレベリングも楽でしょ。」
「ああ。ニーチェありがとう!」
「これだけ備えれば今度は大丈夫そうだな?」
「ああ。準備って大事なんだな・・・俺・・・勇者って職業に甘えてたよ。今度は海竜リヴァイアサンを倒してくる。ユウキ!勇者シリーズを揃えたら次にどこにいけばいいかは任せたぞ!」
「ああ。わかった。」
準備を揃えたカツヤ達は転移の玉を使って早速、海底神殿に向かって行った。
残ったユウキ達は・・・
「マスター?あれでよかったのか?」
「ああ。転移の玉には驚いたけど俺達の職業もレベルも聞かれなかった結果オーライだな。」
「でもいつかはバレるんじゃないの?」
「そうだな・・・いつかは職業もレベルも言わないといけないとは思う。だけど・・・カツヤには魔王を倒してもらわないといけないからな。それにアイやリヨンやアイカは勇者であるカツヤを信頼しているはずだ。そこに俺達がカツヤ以上の力を持ってるなんて知ったらどうなるか・・・」
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