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第4章 主人公として
第76話 プラチナの森へ向かおう!!
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ニーチェのワールドディクショナリーでゲームの時にはなかったプラチナの森へ行く事になったユウキ達。
場所はベルの街のカジノの地下に入口があるらしいので早速カジノへ向かう事にした。
「それにしてもこんな所に入口があるなんて、ニーチェがいなかったら絶対わからないだろ。」
「たしかにユウキの言う通りね。知らない場所とかならいつかは辿り着いてたかもしれないけど、町中からワープして異世界とか絶対わからないわ。」
(だよな~。でもワープってゲームでの定番ではあったから珍しいわけではないんだよなあ~。それよりもこういった感じで異世界へ行くポイントが出てくるなら、今まで行った村とか街とか城も又隅々まで見てみないとな。これってあれだな。新しい鍵が手に入った時に初めから街とか洞窟とか再度回る感覚のヤツだな。)
「とりあえず地下に降りてみようか。」
ユウキ達はカジノの地下へ降りていく。
地下に降りると、両側に扉が3つずつ並んでいた。
「ユウキ様?このどれかの扉にワープゾーンがあるのでしょうか?」
「そうだと思うよ。一つ一つ調べてみないとわからないな。ニーチェはわかるか?」
「いいえ。アタシもわからないわ。」
「まあそうだよな。」
(ゲームだったら勝手に開けて、中のモノを物色しても何も言われなかったけど、さすが勝手に開けて中には入れないよな・・・。ああめんどくさい・・・)
ユウキ達は一つ一つドアをノックしていく。中からはカジノで働く従業員が出てきた。
「ここはカジノの従業員の控室みたいね。」
「そうだな。さすがに中に人がいる部屋にワープゾーンはないだろ。そう考えると、中に人がいなかった、一番手前の左の部屋しかありえないな。それ以外はディーラーやバニーガール、と誰かしら人がいたもんな。」
「どうするの。ユウキ?」
「ああ。最強の鍵持ってるし開けてみるか?」
「勝手に入って大丈夫なの?」
「バレてもごまかしたらなんとかなるだろ?」
リーネとニーチェがドアの前で周りを見張り、ユウキとジュリアが部屋の中に入った。
「普通の部屋ね。」
「そうだな。」
(どうゆう事だ?)
「ここにワープゾーンがあるの?パッと見た感じじゃそんなのは見当たらないけど・・・タンスの中とかにあるのかな?どうする。ユウキ?」
「そうだな・・・まあ誰もいないし、タンスとか調べるしかないよな・・・」
ユウキとジュリアは部屋の中にあるタンスを調べた。
「何もないわね。」
「そうだな・・・」
部屋を調べたが何もなかったので、ユウキとジュリアは部屋の外に出た。
「どうでしたか?」
「ワープゾーンみたいなモノは何もなかったわ。」
「そうですか?でもそれならおかしいですね。ニーチェのワールドディクショナリーではたしかにカジノの地下に異世界に通じるワープゾーンがあるとの事でしたが?」
「ここ以外に地下へ行ける所があるか。他の部屋の中にあるか・・・」
「もう一度ワールドディクショナリーを使ってみましょうか?」
「いや。多分それ以上は教えてくれないだろう。1回限定のボーナスステージなんだ。見つけるのも簡単には行かないぞ。って事だろ。」
「じゃあどうするの?」
「ああ。まずはこの場所を調べよう。他の部屋には人がいるから通路を調べようと思う。例えば通路の先の行き止まりになってる所。もしかしたら通り抜けたりできるかもしれない。」
(ゲームでは隠し通路とかあったからな。見た目ではわからないけどやってみる価値はあるはず。)
ユウキは先頭をたって、通路を進んで行く。行き止まりまでいくと、壁を触り始める。
(ほら!!予想通り)
ユウキの手は壁をすり抜けた。そのまま壁の中に入っていく。
「ユウキ!?」
ジュリア達の目の前からユウキが消えた。
ユウキはジュリア達の声を聞き、一度通路に戻った。
「やっぱりここの壁は通り抜けれるみたいだ。って事はワープゾーンはこの先だろう。」
「見た目からじゃ全然わからないんですね。」
「さすがマスターだ。」
(このゲーム以外もけっこうゲームはやり込んでるからね。)
「それじゃ行こうか。」
ユウキ達は壁をすり抜けて進んでいく。真っ黒な空間だが、手探りで歩いて行くと目の前に明かりが見えた。
「おっ!明かりが見えたぞ。」
隠し通路を抜けた先には予想通り、ワープゾーンがあったのだった。
「ワープゾーンよ。ユウキ!!これでプラチナの森にいけるわね。」
「ああ。でも油断するなよ。1度しか行けないんだ。慎重に行こう。」
「わかってるわ。」
「そうだな。誰かが入った後にワープゾーンがなくなると困るから全員で一斉に入ろう。」
「そうですね。なら手を繋いで入りましょう。ワープ先がバラバラだと困りますから。」
「そうだね。」
ユウキ達は手を繋いでワープゾーンへ入っていく。ユウキの手を握るジュリアとリーネの顔が赤くなっていたがその事にユウキは気づかなかった・・・
ワープゾーンを抜けると、木々が生い茂っている森へと来ていた。
「ここがプラチナの森・・・」
「みたいだな。このワープゾーンに入ればさっきの所に戻れるんだろう。けど、1度しか挑戦できないって行ってたから、戻っちゃうと再度ここには来れないんだろうな。」
森の様子を伺っていると、
「ユウキ様!?あれを見てください!!」
ユウキはリーネが指さした方向を見た。
すると・・・
銀白色に光ったウサギがピョンピョンと跳ねていた。
「あの色・・・あれがプラチナラビット・・・」
「まちがいないわ。ここがプラチナの森で間違いないって事ね。」
「そうだな。よしボーナスステージだ。がんばってみんなのレベルを上げよう。」
ユウキ達は発見したプラチナラビットに向かって行くのだった。
場所はベルの街のカジノの地下に入口があるらしいので早速カジノへ向かう事にした。
「それにしてもこんな所に入口があるなんて、ニーチェがいなかったら絶対わからないだろ。」
「たしかにユウキの言う通りね。知らない場所とかならいつかは辿り着いてたかもしれないけど、町中からワープして異世界とか絶対わからないわ。」
(だよな~。でもワープってゲームでの定番ではあったから珍しいわけではないんだよなあ~。それよりもこういった感じで異世界へ行くポイントが出てくるなら、今まで行った村とか街とか城も又隅々まで見てみないとな。これってあれだな。新しい鍵が手に入った時に初めから街とか洞窟とか再度回る感覚のヤツだな。)
「とりあえず地下に降りてみようか。」
ユウキ達はカジノの地下へ降りていく。
地下に降りると、両側に扉が3つずつ並んでいた。
「ユウキ様?このどれかの扉にワープゾーンがあるのでしょうか?」
「そうだと思うよ。一つ一つ調べてみないとわからないな。ニーチェはわかるか?」
「いいえ。アタシもわからないわ。」
「まあそうだよな。」
(ゲームだったら勝手に開けて、中のモノを物色しても何も言われなかったけど、さすが勝手に開けて中には入れないよな・・・。ああめんどくさい・・・)
ユウキ達は一つ一つドアをノックしていく。中からはカジノで働く従業員が出てきた。
「ここはカジノの従業員の控室みたいね。」
「そうだな。さすがに中に人がいる部屋にワープゾーンはないだろ。そう考えると、中に人がいなかった、一番手前の左の部屋しかありえないな。それ以外はディーラーやバニーガール、と誰かしら人がいたもんな。」
「どうするの。ユウキ?」
「ああ。最強の鍵持ってるし開けてみるか?」
「勝手に入って大丈夫なの?」
「バレてもごまかしたらなんとかなるだろ?」
リーネとニーチェがドアの前で周りを見張り、ユウキとジュリアが部屋の中に入った。
「普通の部屋ね。」
「そうだな。」
(どうゆう事だ?)
「ここにワープゾーンがあるの?パッと見た感じじゃそんなのは見当たらないけど・・・タンスの中とかにあるのかな?どうする。ユウキ?」
「そうだな・・・まあ誰もいないし、タンスとか調べるしかないよな・・・」
ユウキとジュリアは部屋の中にあるタンスを調べた。
「何もないわね。」
「そうだな・・・」
部屋を調べたが何もなかったので、ユウキとジュリアは部屋の外に出た。
「どうでしたか?」
「ワープゾーンみたいなモノは何もなかったわ。」
「そうですか?でもそれならおかしいですね。ニーチェのワールドディクショナリーではたしかにカジノの地下に異世界に通じるワープゾーンがあるとの事でしたが?」
「ここ以外に地下へ行ける所があるか。他の部屋の中にあるか・・・」
「もう一度ワールドディクショナリーを使ってみましょうか?」
「いや。多分それ以上は教えてくれないだろう。1回限定のボーナスステージなんだ。見つけるのも簡単には行かないぞ。って事だろ。」
「じゃあどうするの?」
「ああ。まずはこの場所を調べよう。他の部屋には人がいるから通路を調べようと思う。例えば通路の先の行き止まりになってる所。もしかしたら通り抜けたりできるかもしれない。」
(ゲームでは隠し通路とかあったからな。見た目ではわからないけどやってみる価値はあるはず。)
ユウキは先頭をたって、通路を進んで行く。行き止まりまでいくと、壁を触り始める。
(ほら!!予想通り)
ユウキの手は壁をすり抜けた。そのまま壁の中に入っていく。
「ユウキ!?」
ジュリア達の目の前からユウキが消えた。
ユウキはジュリア達の声を聞き、一度通路に戻った。
「やっぱりここの壁は通り抜けれるみたいだ。って事はワープゾーンはこの先だろう。」
「見た目からじゃ全然わからないんですね。」
「さすがマスターだ。」
(このゲーム以外もけっこうゲームはやり込んでるからね。)
「それじゃ行こうか。」
ユウキ達は壁をすり抜けて進んでいく。真っ黒な空間だが、手探りで歩いて行くと目の前に明かりが見えた。
「おっ!明かりが見えたぞ。」
隠し通路を抜けた先には予想通り、ワープゾーンがあったのだった。
「ワープゾーンよ。ユウキ!!これでプラチナの森にいけるわね。」
「ああ。でも油断するなよ。1度しか行けないんだ。慎重に行こう。」
「わかってるわ。」
「そうだな。誰かが入った後にワープゾーンがなくなると困るから全員で一斉に入ろう。」
「そうですね。なら手を繋いで入りましょう。ワープ先がバラバラだと困りますから。」
「そうだね。」
ユウキ達は手を繋いでワープゾーンへ入っていく。ユウキの手を握るジュリアとリーネの顔が赤くなっていたがその事にユウキは気づかなかった・・・
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すると・・・
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「まちがいないわ。ここがプラチナの森で間違いないって事ね。」
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