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第42話 勇者ボルテックス3
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アルフェンの住む魔法城を見つけ、アルフェンに戦いを挑むも返り討ちに合い、逃げ帰ったボルテックス達は、ファンドラの町で6人目の仲間を加えて上機嫌で酒場で飲んでいた。
「おいボルテックス。明日は魔王討伐に向かうんだからあまり飲みすぎるなよ。」
「ガウラス。明日出発って言ってもすぐに魔王と戦う訳じゃないだろ。それに明日からは船の上なんだ。今日ぐらい羽目を外したっていいだろ。なあマチルダ?」
「もちろんです、ボルテックス様。ガウラス様、今日は新しくキララも仲間になった歓迎会と明日からの決起集会です。湿っぽいのは勇者パーティにはふさわしくありませんよ。」
「おっさすがマチルダ良い事言うぜ。」
「えへへへ。」
「ガウラス様。例え飲みすぎてもボルテックス様の言うように明日からはしばらく船の上で戦闘もありません。ガウラス様も飲みましょう。」
「そ、そうか?まあサリーが言うならいっか。おーし俺も飲むぞ。サリー。酒の追加だ。」
「はい!」
「マジカルシュート様は飲まないんですか?」
「ああ。私はあまり酒は飲まないからね。キララはどうなんだい?あまり進んでないようだけど?」
「えっ、いや・・・はい。」
「キララも今日から私達勇者パーティの一員なんだ。緊張して力が出せなくても困る。それに今日はお互い親睦を深める会だから、緊張せずに普段通りでかまわないよ。」
「そうだぜキララ。マジカルシュートの言う通りだ。な~に、魔物なら俺が倒してやるからキララは安心しろ。キララの盾はすごいよかったぞ。あれなら安心してタンクを任せられるってもんだ。それにスタイルもいいし顔も綺麗だしよ。」
「キレイ・・・あ、ありがとうございます。」
「今日はお互いを良く知る場なんだ。こっちきて俺と飲もうぜ。」
「はい。」
その後、大いに盛り上がったボルテックス達は、ボルテックスとマチルダとキララ、ガウラスとサリー、マジカルシュートと3つのグループに分かれて夜の町へと消えて行った。
翌日・・・
ボルテックス達は中央大陸に向かう船の上から、出向を見守る住人達に手を振っていた。
いや~レイドールがいなくなってからホント毎日楽しい事ばっかりだな。やっぱり勇者はこうでなくちゃな。キララも良い具合だったしな。ミュラ王女とローズマリーがいないのは残念だが、それもアルフェンって魔王を倒すまでだ。この前はちょっと油断があったし、元々魔王城の探索ってだけだったから倒さなかったけど、今回は魔王の討伐だ。王様だって今回魔王を倒せばミュラ王女を嫁に出すって言ってたから、この旅が終われば俺はファンドラの王様か・・・まあローズマリーとマチルダとキララは側室にして、それ以外にもめぼしい女は手に入れていきたいな。
ボルテックス達を乗せた船は1カ月の期間順調に進み、前回同様中央大陸へと辿りついた。もちろん、航海中ボルテックスはマチルダ、キララを交代で抱いていた。多少飽きてきたことでガウラスの女になりつつあるサリーにも手を出そうとゲスな考えになっていた。
「ボルテックス様・・・ここが中央大陸・・・」
「キララは初めてだから、この光景に戸惑うのも無理ないか。そうだ。ここが魔王が住む中央大陸だ。だけど安心してくれて大丈夫だよ。魔物は俺やガウラス、マジカルシュートがいれば苦戦する事なんかないから。レベルも俺達と一緒に居ればすぐにカンストするまで上がるはずだ。」
「ボルテックス様!!はい。頼りにしてます。」
はははキララ、可愛いじゃないか。さすがに中央大陸に来てまでよろしくやるのは難しいだろうからサクッと魔王を倒して可愛がってやるよ。ついでにマチルダにサリーもだ。よし。そうと決まれば早速行動開始だ。
前回一度来ているので、マチルダとサリーのレベルはカンストの100になっていた。そして、勇者パーティとともに何度も戦闘を行っていたので連携もうまく行っていた。それにキララが増える形になるのだが、キララは元々、先頭に立って敵の動きを止めるタンクだ。指示を受けて行動する事で6人パーティは前回よりもスムーズに魔物を倒していき、目的の魔王城へは問題なく辿り着いた。
「よしお前ら、この中に魔王アルフェンがいる。前回ちらっと見たと思うが魔王の攻撃はキララ、お前が盾で防いでくれ。その間に俺とガウラス、サリーで攻撃を仕掛ける。マジカルシュートは後方から攻撃魔法を使ってくれ。マチルダは俺達の補助と援護を頼む。」
「「「「「了解。」」」 」」
これで俺も帰ったら王様だ。早く倒して引き上げたいぜ。
魔王城に入ってからもボルテックス達の勢いは落ちなかった。出てくる魔物はボルテックスを先頭にドンドン倒していく。さすが勇者の職業と言えるだろう。もちろん剣聖のガウラスと賢者のマジカルシュートも大きく貢献していた。
そして、魔王アルフェンの元にたどり着いた。
「あれ~??君たちはこの前尻尾撒いて逃げた勇者パーティじゃん。懲りずに又来たの?」
「前回は様子見だけだったから手加減してやったんだ。今日はお前を倒しに来た。泣いて降参するなら許してやらん事もないぞ。」
「力の差はこの前見せつけたつもりだったけど甘かったみたいだね。いいよ。暇つぶしに相手してあげるよ。」
ボルテックス達と魔王アルフェンの戦いが始まった。
そして・・・
「おいボルテックス。明日は魔王討伐に向かうんだからあまり飲みすぎるなよ。」
「ガウラス。明日出発って言ってもすぐに魔王と戦う訳じゃないだろ。それに明日からは船の上なんだ。今日ぐらい羽目を外したっていいだろ。なあマチルダ?」
「もちろんです、ボルテックス様。ガウラス様、今日は新しくキララも仲間になった歓迎会と明日からの決起集会です。湿っぽいのは勇者パーティにはふさわしくありませんよ。」
「おっさすがマチルダ良い事言うぜ。」
「えへへへ。」
「ガウラス様。例え飲みすぎてもボルテックス様の言うように明日からはしばらく船の上で戦闘もありません。ガウラス様も飲みましょう。」
「そ、そうか?まあサリーが言うならいっか。おーし俺も飲むぞ。サリー。酒の追加だ。」
「はい!」
「マジカルシュート様は飲まないんですか?」
「ああ。私はあまり酒は飲まないからね。キララはどうなんだい?あまり進んでないようだけど?」
「えっ、いや・・・はい。」
「キララも今日から私達勇者パーティの一員なんだ。緊張して力が出せなくても困る。それに今日はお互い親睦を深める会だから、緊張せずに普段通りでかまわないよ。」
「そうだぜキララ。マジカルシュートの言う通りだ。な~に、魔物なら俺が倒してやるからキララは安心しろ。キララの盾はすごいよかったぞ。あれなら安心してタンクを任せられるってもんだ。それにスタイルもいいし顔も綺麗だしよ。」
「キレイ・・・あ、ありがとうございます。」
「今日はお互いを良く知る場なんだ。こっちきて俺と飲もうぜ。」
「はい。」
その後、大いに盛り上がったボルテックス達は、ボルテックスとマチルダとキララ、ガウラスとサリー、マジカルシュートと3つのグループに分かれて夜の町へと消えて行った。
翌日・・・
ボルテックス達は中央大陸に向かう船の上から、出向を見守る住人達に手を振っていた。
いや~レイドールがいなくなってからホント毎日楽しい事ばっかりだな。やっぱり勇者はこうでなくちゃな。キララも良い具合だったしな。ミュラ王女とローズマリーがいないのは残念だが、それもアルフェンって魔王を倒すまでだ。この前はちょっと油断があったし、元々魔王城の探索ってだけだったから倒さなかったけど、今回は魔王の討伐だ。王様だって今回魔王を倒せばミュラ王女を嫁に出すって言ってたから、この旅が終われば俺はファンドラの王様か・・・まあローズマリーとマチルダとキララは側室にして、それ以外にもめぼしい女は手に入れていきたいな。
ボルテックス達を乗せた船は1カ月の期間順調に進み、前回同様中央大陸へと辿りついた。もちろん、航海中ボルテックスはマチルダ、キララを交代で抱いていた。多少飽きてきたことでガウラスの女になりつつあるサリーにも手を出そうとゲスな考えになっていた。
「ボルテックス様・・・ここが中央大陸・・・」
「キララは初めてだから、この光景に戸惑うのも無理ないか。そうだ。ここが魔王が住む中央大陸だ。だけど安心してくれて大丈夫だよ。魔物は俺やガウラス、マジカルシュートがいれば苦戦する事なんかないから。レベルも俺達と一緒に居ればすぐにカンストするまで上がるはずだ。」
「ボルテックス様!!はい。頼りにしてます。」
はははキララ、可愛いじゃないか。さすがに中央大陸に来てまでよろしくやるのは難しいだろうからサクッと魔王を倒して可愛がってやるよ。ついでにマチルダにサリーもだ。よし。そうと決まれば早速行動開始だ。
前回一度来ているので、マチルダとサリーのレベルはカンストの100になっていた。そして、勇者パーティとともに何度も戦闘を行っていたので連携もうまく行っていた。それにキララが増える形になるのだが、キララは元々、先頭に立って敵の動きを止めるタンクだ。指示を受けて行動する事で6人パーティは前回よりもスムーズに魔物を倒していき、目的の魔王城へは問題なく辿り着いた。
「よしお前ら、この中に魔王アルフェンがいる。前回ちらっと見たと思うが魔王の攻撃はキララ、お前が盾で防いでくれ。その間に俺とガウラス、サリーで攻撃を仕掛ける。マジカルシュートは後方から攻撃魔法を使ってくれ。マチルダは俺達の補助と援護を頼む。」
「「「「「了解。」」」 」」
これで俺も帰ったら王様だ。早く倒して引き上げたいぜ。
魔王城に入ってからもボルテックス達の勢いは落ちなかった。出てくる魔物はボルテックスを先頭にドンドン倒していく。さすが勇者の職業と言えるだろう。もちろん剣聖のガウラスと賢者のマジカルシュートも大きく貢献していた。
そして、魔王アルフェンの元にたどり着いた。
「あれ~??君たちはこの前尻尾撒いて逃げた勇者パーティじゃん。懲りずに又来たの?」
「前回は様子見だけだったから手加減してやったんだ。今日はお前を倒しに来た。泣いて降参するなら許してやらん事もないぞ。」
「力の差はこの前見せつけたつもりだったけど甘かったみたいだね。いいよ。暇つぶしに相手してあげるよ。」
ボルテックス達と魔王アルフェンの戦いが始まった。
そして・・・
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