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第23話 今後の計画を立てるヒカル
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ヒカルとメイリーンは朝早く魔法学校に足を運んだ。今日は入学試験の合格発表日だからだ。
「あそこに人が集まってるよ。早く行こう。」
(なんか入試の合格発表を思い出すな・・・まあ俺の場合、安全策取って確実に合格するって言われた所しか受けなかったからそれ程ドキドキはしなかったけど・・・。あの時もっと良い大学いってたら俺の人生って変わってたんだろうか・・・。いや良い大学行った所で結局は遊んで終わるだけか・・・)
「焦らなくても結果は逃げないよメイリ。みんな自分の番号があるか確認したら移動するだろうしゆっくり待とうよ。」
「そうだけど早く知りたいじゃない。私見てくる。」
「あっメイリ!!」
メイリは1人、合格者発表の板に向かって人込みの中を入って行った。
(いやいやメイリさん。気になるのはわかるんだけど・・・。実は・・・俺とメイリの番号はここからでも見えるんだ・・・ゴメン。急いで走って行くから言うタイミングがなかって。だって・・・大きな発表の板の一番上に329番、その下に330番って見えるなんて思わないじゃん。そんな運よく自分の番号が見えるなんて思わないじゃん。たしかに3番目からの番号は全然見えないけど・・・)
「ヒカル!あったよ。私とヒカルの番号あったよ。合格したよ私達。」
(うん。知ってる。)
「やったな。これで俺達は魔法学校の学生だな。」
「うん。」
(これで毎日ヒカルと一緒に学校に通える。よかった。)
(メイリがめっちゃ喜んでる・・・まあ俺もうれしいけど・・・でもやっぱり受験って明暗がはっきり分かれるな。泣いてる人や嘘だーって叫んでる人なんかは地球とやっぱり変わらないな。)
傍目からも誰が合格し、誰が不合格かはよく分かった。喜んでいる人は確実に合格してるのだろう。それとは逆に表情のすぐれない人は不合格だという事なんだろう。人だかりが少なくなってきたので、ヒカルとメイリは改めて合格発表を確認した。
(なるほど。合格者数は150人なんだな。でも成績順に並んでるかとおもったけどそうじゃないんだな。これじゃAクラスかどうかわからないじゃん。入学する時にクラスはわかる感じか。しかも、ミッションクリアのアナウンスが流れなかったから、アイテムボックスももらえなかったし・・・。)
「合格した人の受験番号しか載ってないし、これじゃヒカルと同じクラスなのかわからないね。」
「そうだな。まあわからないのはしょうがないし、今日はとりあえず合格したから良しとしよう。」
「それもそうだね。じゃあいつものようにお祝いしに行こ―!」
「そうだな。前言ったケーキのお店でいいか?」
「うん。あっ!?そうだティレスさんにも教えてあげなきゃ。結果がわかったら教えてって言われてたんだった。ヒカル。先に行ってて。私先にギルドに行ってティレスさんに伝えてくるから。」
「わかった。」
(王都にきた頃はティレスさんの事毛嫌いしてたのにすっかり仲良くなったみたいだな。よかったよかった。王都ギルドには在学中もずっとお世話になるわけだし、メイリがティレスさんと仲良くなってくれたら俺も話やすしうれしいし。)
メイリと別れたヒカルは、先にケーキ屋について席を確保した。
(メイリが戻ってくるまで時間があるから、今の内に今後の事考えておかないとな。)
ヒカル
レベル13
HP130 MP420
筋力 124
魔力 230
敏捷 124
耐久 124
精神 150
恩恵:異世界言語・全魔法適正・成長補正極大
適正:全属性
ミッション一覧
・教会でお祈りしろ・・・全魔法適正
・魔法を使え・・・成長補正極大
・魔法学校に入学しろ・・・アイテムボックス
・勇者を2年生に進級させろ・・・取得経験値倍増
・勇者を3年生に進級させろ・・・鑑定魔法
・勇者を魔法学校を卒業させろ・・・転移魔法
・聖剣を手に入れろ・・・魔法威力増大
・聖女を仲間にしろ・・・必要経験値減少
・勇者パーティーに加われ・・・状態異常無効
・魔王四天王を全て倒せ・・・魔力量増大
(今思ったけど、俺ってレベル低すぎないか。普通こういうラノベで学園編があるなら入学までにレベル50とか言ってるのが定番じゃないのかな?レベル13って・・・ゲームでも3時間ぐらいあったら上げれるレベルじゃん。他の人のレベルとかがわからないからこの世界の標準って言うのがわからないけど、さすがに低いよな~。)
(それに、ミッションだってよく見ると不思議だな。なんでこんなに進級についてのミッションが多いんだ?たしか・・・過去の勇者の行動から見て決めたって言ってたけど・・・それってつまり勇者ってバカなのか?進級できないぐらいのヤツなのか?それとも退学させられる程の問題児?いやでも過去全てがそういう訳ではないって事だよな・・・。あ~もう勇者情報無しでミッションに臨むとかかなりのムリゲーじゃん。)
「おまたせ~。」
(おっ、来たか。まあとりあえず魔法学校に入学して、勇者を探すのが最優先だな。それまでは少しでもレベルを上げる為に魔物狩りに精を出そう。)
メイリーンと美味しいケーキを食べて合格のお祝いをしたヒカルは、入学までレベルを上げながら過ごすのだった。
「あそこに人が集まってるよ。早く行こう。」
(なんか入試の合格発表を思い出すな・・・まあ俺の場合、安全策取って確実に合格するって言われた所しか受けなかったからそれ程ドキドキはしなかったけど・・・。あの時もっと良い大学いってたら俺の人生って変わってたんだろうか・・・。いや良い大学行った所で結局は遊んで終わるだけか・・・)
「焦らなくても結果は逃げないよメイリ。みんな自分の番号があるか確認したら移動するだろうしゆっくり待とうよ。」
「そうだけど早く知りたいじゃない。私見てくる。」
「あっメイリ!!」
メイリは1人、合格者発表の板に向かって人込みの中を入って行った。
(いやいやメイリさん。気になるのはわかるんだけど・・・。実は・・・俺とメイリの番号はここからでも見えるんだ・・・ゴメン。急いで走って行くから言うタイミングがなかって。だって・・・大きな発表の板の一番上に329番、その下に330番って見えるなんて思わないじゃん。そんな運よく自分の番号が見えるなんて思わないじゃん。たしかに3番目からの番号は全然見えないけど・・・)
「ヒカル!あったよ。私とヒカルの番号あったよ。合格したよ私達。」
(うん。知ってる。)
「やったな。これで俺達は魔法学校の学生だな。」
「うん。」
(これで毎日ヒカルと一緒に学校に通える。よかった。)
(メイリがめっちゃ喜んでる・・・まあ俺もうれしいけど・・・でもやっぱり受験って明暗がはっきり分かれるな。泣いてる人や嘘だーって叫んでる人なんかは地球とやっぱり変わらないな。)
傍目からも誰が合格し、誰が不合格かはよく分かった。喜んでいる人は確実に合格してるのだろう。それとは逆に表情のすぐれない人は不合格だという事なんだろう。人だかりが少なくなってきたので、ヒカルとメイリは改めて合格発表を確認した。
(なるほど。合格者数は150人なんだな。でも成績順に並んでるかとおもったけどそうじゃないんだな。これじゃAクラスかどうかわからないじゃん。入学する時にクラスはわかる感じか。しかも、ミッションクリアのアナウンスが流れなかったから、アイテムボックスももらえなかったし・・・。)
「合格した人の受験番号しか載ってないし、これじゃヒカルと同じクラスなのかわからないね。」
「そうだな。まあわからないのはしょうがないし、今日はとりあえず合格したから良しとしよう。」
「それもそうだね。じゃあいつものようにお祝いしに行こ―!」
「そうだな。前言ったケーキのお店でいいか?」
「うん。あっ!?そうだティレスさんにも教えてあげなきゃ。結果がわかったら教えてって言われてたんだった。ヒカル。先に行ってて。私先にギルドに行ってティレスさんに伝えてくるから。」
「わかった。」
(王都にきた頃はティレスさんの事毛嫌いしてたのにすっかり仲良くなったみたいだな。よかったよかった。王都ギルドには在学中もずっとお世話になるわけだし、メイリがティレスさんと仲良くなってくれたら俺も話やすしうれしいし。)
メイリと別れたヒカルは、先にケーキ屋について席を確保した。
(メイリが戻ってくるまで時間があるから、今の内に今後の事考えておかないとな。)
ヒカル
レベル13
HP130 MP420
筋力 124
魔力 230
敏捷 124
耐久 124
精神 150
恩恵:異世界言語・全魔法適正・成長補正極大
適正:全属性
ミッション一覧
・教会でお祈りしろ・・・全魔法適正
・魔法を使え・・・成長補正極大
・魔法学校に入学しろ・・・アイテムボックス
・勇者を2年生に進級させろ・・・取得経験値倍増
・勇者を3年生に進級させろ・・・鑑定魔法
・勇者を魔法学校を卒業させろ・・・転移魔法
・聖剣を手に入れろ・・・魔法威力増大
・聖女を仲間にしろ・・・必要経験値減少
・勇者パーティーに加われ・・・状態異常無効
・魔王四天王を全て倒せ・・・魔力量増大
(今思ったけど、俺ってレベル低すぎないか。普通こういうラノベで学園編があるなら入学までにレベル50とか言ってるのが定番じゃないのかな?レベル13って・・・ゲームでも3時間ぐらいあったら上げれるレベルじゃん。他の人のレベルとかがわからないからこの世界の標準って言うのがわからないけど、さすがに低いよな~。)
(それに、ミッションだってよく見ると不思議だな。なんでこんなに進級についてのミッションが多いんだ?たしか・・・過去の勇者の行動から見て決めたって言ってたけど・・・それってつまり勇者ってバカなのか?進級できないぐらいのヤツなのか?それとも退学させられる程の問題児?いやでも過去全てがそういう訳ではないって事だよな・・・。あ~もう勇者情報無しでミッションに臨むとかかなりのムリゲーじゃん。)
「おまたせ~。」
(おっ、来たか。まあとりあえず魔法学校に入学して、勇者を探すのが最優先だな。それまでは少しでもレベルを上げる為に魔物狩りに精を出そう。)
メイリーンと美味しいケーキを食べて合格のお祝いをしたヒカルは、入学までレベルを上げながら過ごすのだった。
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