14 / 26
第14話 人助けをするヒカル
しおりを挟む
「メイリも大分身体強化がスムーズになってきたな。」
「ヒカル程じゃないけどね。それに身体強化ってMPがドンドン減っていくからずっと使えないし・・・」
「身体強化が使えるようになると、能力が大幅に伸びるから使える方がいいだろ?MPは毎日魔法使ってたら増えていくから地道に増やしていくしかないぞ。」
「それはわかってるけど・・・」
「メイリは剣も得意なんだからなおさら身体強化があった方が便利だろ?」
「まあ・・・それはそうだけど。」
「俺はどっちかって言うと接近戦は苦手だから、身体強化で防御面を強化してる感じだな。魔法使いって近接に弱いイメージがあるし・・・」
「たしかに模擬戦してもヒカルって接近戦するととたんに弱くなるもんね。」
(いやいやメイリが強いだけだから。剣もできて魔法も得意ってなんなん!?俺、異世界転生者なんだけど俺よりチートじゃん。俺もがんばってるんだよ?ネメシス様がチートくれなかったから必死に全魔法適正君と、成長補正極大君に頼ってがんばってるんだよ。)
エベレスに来てから半年がたち、ヒカルとメイリはEランクの冒険者として、毎日確実に成長していた。毎日の報酬金額の上昇、魔法技術の向上、レベル上昇など、自分自身の成長が目に見えるので、冒険者活動は苦にならずに続ける事ができた。
Dランクにこそ上がっていないが、ギルドからはもうすぐでDランクに上がれると言われていた。
オーク狩りを取りいえる事でライト達の報酬は大きく上昇した。ギルドを往復して報酬を増やしたり、魔法の訓練兼ゴブリン狩りをしたり、又、ヒカルが気配探知ができるようになったのも大きい。魔物を見つける時間を減らせた事で効率よく狩りをする事ができるようになっていた。
メイリーンもヒカルに続き、初級魔法の無詠唱と身体強化を覚えていた。メイリーンはヒカルと違い剣術の適正があるのか、魔法と並行して剣術の腕がメキメキと上がっていた。今では剣でオークを倒す事ができるほどだ。
今日もヒカルが気配探知で魔物の場所を探っていると、ヒカルの気配探知にいつもとは違う感触があった。
「あれ?なんかいつもと違うモノを探知したぞ?」
「何?魔物?」
「いやこの感じは人かな・・・。だけど魔物に囲まれてる?この感じはゴブリンかな?だけど10匹以上いるぞ。」
「襲われてるんじゃないの?助けに行かないと!どっち?」
ヒカルは人が襲われている方を指差す。
「先に行くね。」
メイリーンはヒカルが指さした方にダッシュで駆け出して行った。
(俺の方がメイリよりも敏捷は上なはずなんだけどな~。反射神経って言うのかな・・・メイリの方が早い気がするんだよな~。この辺ってどうなってんだろ?)
ヒカルもメイリの後を追いかけて走る。
気配探知で感じた場所に行くと、大勢のゴブリンが見えた。ゴブリンの背中ばかりで襲われているかどうかがわからなかったので、ヒカルはとりあえず目の前にいるゴブリンを倒す事にした。
ウインドアローでゴブリンの首を狩っていく。あれから左右どちらの手からも魔法が放てるようになったライトは、両手でウインドアローを連発し、目の前のゴブリンを倒していく。
目の前のゴブリンを全て倒すと、ドレスを着た少女と、少女を守っているメイドが2人見えた。その向こうではメイリーンがゴブリンを倒して行っている。
(おっと!?これはあれだ。貴族を助けるイベントだ!まさかこんな感じで発生するとは・・・。どうしよ?これってあれだよね。きっとお姫様とかこの町の領主の娘さんっていうオチだよね。でもなんでこんな森の中にいるんだ??)
ヒカルとメイリーンは、目に見えるゴブリンを全て倒した後、少女達に話しかけた。
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます。もうダメかと思いました。」
「無事ならよかったです。でもなんでこんな所に?貴族様?ですよね?」
「あっ申し遅れました。私スクルド・エベレスと申します。この度は危険な所を助けて頂きありがとうございます。」
(やっぱりだよ。エベレスって名前にあるし・・・ってことはこの子はエベレス辺境伯の娘さん。辺境伯って上位貴族だよな・・・やばい。かかわりたくないぞ・・・)
「あっ。え~っと俺はヒカルで、こっちがメイリーンです。え~っとすいません貴族様にどういった言葉を話せばいいのかよくわからなくて・・・」
(とりあえず敬語で話せばいいのか?この子俺と同じぐらいの年なのにしっかりしてるな・・・)
「私は気にしないので構いませんわ。」
「それは助かります。とりあえず、ゴブリンの処理をしてしまいますね。このままじゃゴブリンの死体に魔物が寄ってきちゃいますから。」
ヒカルとメイリーンは倒したゴブリンを一か所に集め、ヒカルの火魔法で燃やして行った。そんな処理をしていると・・・
「お嬢様~。お嬢様~。」
そんな声とともに、騎士が5人こちらに向かってきた。
「お嬢様!ご無事で何よりです。もう勝手にどこか行って心配したんですよ。」
「ごめんなさい。」
「無事だったからよかったものの、森は魔物が多く危ないので勝手にどこかに行くのは金輪際やめてくださいね。」
「はい・・・」
「それで・・・あの方たちは?」
「私達をゴブリンから助けてくれたんです。私と同じぐらいの年なのにどちらもすごく強くて10体以上いたゴブリンを全部倒しちゃったんです。」
「ほうほう。それはそれは。」
「貴方達がお嬢様を助けてくれたんですね。ありがとうございます。冒険者ですかな?」
「はい。ヒカルと申します。」
「あっメイリーンです。」
(やばい。厄介事のにおいがする。ラノベなら助けたお礼とかあるだろうけど、ここは、さっさと離れた方がよさそうだ。貴族様となんか知り合いになったら自由が無くなるしお嬢様に好意を持たれても困るしな。)
「騎士様達がいるなら大丈夫ですね。俺達は急いでるんでこれで失礼します。メイリ行くぞ。」
「えっ!?ちょっと」
ヒカルはメイリの手を取り、駆け出した。
「あっ。ヒカル殿ちょっと!!」
騎士の声も無視してヒカルはメイリを引っ張ってダッシュで、その場を離れるのだった。
「ヒカル程じゃないけどね。それに身体強化ってMPがドンドン減っていくからずっと使えないし・・・」
「身体強化が使えるようになると、能力が大幅に伸びるから使える方がいいだろ?MPは毎日魔法使ってたら増えていくから地道に増やしていくしかないぞ。」
「それはわかってるけど・・・」
「メイリは剣も得意なんだからなおさら身体強化があった方が便利だろ?」
「まあ・・・それはそうだけど。」
「俺はどっちかって言うと接近戦は苦手だから、身体強化で防御面を強化してる感じだな。魔法使いって近接に弱いイメージがあるし・・・」
「たしかに模擬戦してもヒカルって接近戦するととたんに弱くなるもんね。」
(いやいやメイリが強いだけだから。剣もできて魔法も得意ってなんなん!?俺、異世界転生者なんだけど俺よりチートじゃん。俺もがんばってるんだよ?ネメシス様がチートくれなかったから必死に全魔法適正君と、成長補正極大君に頼ってがんばってるんだよ。)
エベレスに来てから半年がたち、ヒカルとメイリはEランクの冒険者として、毎日確実に成長していた。毎日の報酬金額の上昇、魔法技術の向上、レベル上昇など、自分自身の成長が目に見えるので、冒険者活動は苦にならずに続ける事ができた。
Dランクにこそ上がっていないが、ギルドからはもうすぐでDランクに上がれると言われていた。
オーク狩りを取りいえる事でライト達の報酬は大きく上昇した。ギルドを往復して報酬を増やしたり、魔法の訓練兼ゴブリン狩りをしたり、又、ヒカルが気配探知ができるようになったのも大きい。魔物を見つける時間を減らせた事で効率よく狩りをする事ができるようになっていた。
メイリーンもヒカルに続き、初級魔法の無詠唱と身体強化を覚えていた。メイリーンはヒカルと違い剣術の適正があるのか、魔法と並行して剣術の腕がメキメキと上がっていた。今では剣でオークを倒す事ができるほどだ。
今日もヒカルが気配探知で魔物の場所を探っていると、ヒカルの気配探知にいつもとは違う感触があった。
「あれ?なんかいつもと違うモノを探知したぞ?」
「何?魔物?」
「いやこの感じは人かな・・・。だけど魔物に囲まれてる?この感じはゴブリンかな?だけど10匹以上いるぞ。」
「襲われてるんじゃないの?助けに行かないと!どっち?」
ヒカルは人が襲われている方を指差す。
「先に行くね。」
メイリーンはヒカルが指さした方にダッシュで駆け出して行った。
(俺の方がメイリよりも敏捷は上なはずなんだけどな~。反射神経って言うのかな・・・メイリの方が早い気がするんだよな~。この辺ってどうなってんだろ?)
ヒカルもメイリの後を追いかけて走る。
気配探知で感じた場所に行くと、大勢のゴブリンが見えた。ゴブリンの背中ばかりで襲われているかどうかがわからなかったので、ヒカルはとりあえず目の前にいるゴブリンを倒す事にした。
ウインドアローでゴブリンの首を狩っていく。あれから左右どちらの手からも魔法が放てるようになったライトは、両手でウインドアローを連発し、目の前のゴブリンを倒していく。
目の前のゴブリンを全て倒すと、ドレスを着た少女と、少女を守っているメイドが2人見えた。その向こうではメイリーンがゴブリンを倒して行っている。
(おっと!?これはあれだ。貴族を助けるイベントだ!まさかこんな感じで発生するとは・・・。どうしよ?これってあれだよね。きっとお姫様とかこの町の領主の娘さんっていうオチだよね。でもなんでこんな森の中にいるんだ??)
ヒカルとメイリーンは、目に見えるゴブリンを全て倒した後、少女達に話しかけた。
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます。もうダメかと思いました。」
「無事ならよかったです。でもなんでこんな所に?貴族様?ですよね?」
「あっ申し遅れました。私スクルド・エベレスと申します。この度は危険な所を助けて頂きありがとうございます。」
(やっぱりだよ。エベレスって名前にあるし・・・ってことはこの子はエベレス辺境伯の娘さん。辺境伯って上位貴族だよな・・・やばい。かかわりたくないぞ・・・)
「あっ。え~っと俺はヒカルで、こっちがメイリーンです。え~っとすいません貴族様にどういった言葉を話せばいいのかよくわからなくて・・・」
(とりあえず敬語で話せばいいのか?この子俺と同じぐらいの年なのにしっかりしてるな・・・)
「私は気にしないので構いませんわ。」
「それは助かります。とりあえず、ゴブリンの処理をしてしまいますね。このままじゃゴブリンの死体に魔物が寄ってきちゃいますから。」
ヒカルとメイリーンは倒したゴブリンを一か所に集め、ヒカルの火魔法で燃やして行った。そんな処理をしていると・・・
「お嬢様~。お嬢様~。」
そんな声とともに、騎士が5人こちらに向かってきた。
「お嬢様!ご無事で何よりです。もう勝手にどこか行って心配したんですよ。」
「ごめんなさい。」
「無事だったからよかったものの、森は魔物が多く危ないので勝手にどこかに行くのは金輪際やめてくださいね。」
「はい・・・」
「それで・・・あの方たちは?」
「私達をゴブリンから助けてくれたんです。私と同じぐらいの年なのにどちらもすごく強くて10体以上いたゴブリンを全部倒しちゃったんです。」
「ほうほう。それはそれは。」
「貴方達がお嬢様を助けてくれたんですね。ありがとうございます。冒険者ですかな?」
「はい。ヒカルと申します。」
「あっメイリーンです。」
(やばい。厄介事のにおいがする。ラノベなら助けたお礼とかあるだろうけど、ここは、さっさと離れた方がよさそうだ。貴族様となんか知り合いになったら自由が無くなるしお嬢様に好意を持たれても困るしな。)
「騎士様達がいるなら大丈夫ですね。俺達は急いでるんでこれで失礼します。メイリ行くぞ。」
「えっ!?ちょっと」
ヒカルはメイリの手を取り、駆け出した。
「あっ。ヒカル殿ちょっと!!」
騎士の声も無視してヒカルはメイリを引っ張ってダッシュで、その場を離れるのだった。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー
ジミー凌我
ファンタジー
日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。
仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。
そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。
そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。
忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。
生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。
ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。
この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。
冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。
なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる