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第4話 目覚めたヒカル
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ヒカルが目を覚ますと天井は・・・
知らない天井だった。
ヒカルは目を瞑り、先程の事と自分の事を整理していった。
(ネメシス様の言ってたようにちゃんと異世界に来れたようだな。それにしても・・・は~。10歳スタートか・・・奴隷じゃなかったからいきなりゲームオーバーにはならなかったけど、孤児院って・・・。)
ヒカルが転生した先は、マウンテンリバーの世界にある4大大国の内の一つ、アルムガルド王国にある王都アルムガルド・・・ではなく、
獣人、ドワーフ、エルフからなるフリーダム連合国との境にある辺境の地エベレス・・・でもなく、
エベレスから馬車で3日程移動した先にあるどこにでもある普通の町イッパンの孤児院だった。
名前はヒカル、年は10歳。生まれた直後に親を亡くしそこから孤児院で生活している。
(まあやるしかないか。とりあえず異世界きたならするでしょ。ステータスオープン!おっ出た出た。声に出すのは恥ずかしいからな。思っただけで出て良かった。)
ヒカル
レベル1
HP10 MP5
筋力 2
魔力 2
敏捷 2
耐久 2
精神 2
スキル異世界言語
(よえ~。10年生きてきてこれかよ。どうすんだよこんなステータスで。)
ヒカルがステータスを眺めながらどうしよ?どうしよ?とぼやいていると・・・
「ヒカルー。起きてるー?」
そう言って入ってきたのは赤い髪を両サイドで縛った活発な女の子だった。名前はメイリーン。
「起きてるよメイリ。」
「なら早く着替えてよ。行くんでしょ?今日もギルドに。」
「うん。」
ヒカルとメイリーンはこのアスナロ孤児院で最年長だった。本来であれば二人とも孤児院を出なければならない年なのだが、宿代もバカにならないし、部屋も空いていた。
と言う事で、少しの宿代を孤児院に払い、二人は孤児院で寝泊まりしていた。
ヒカルはすぐに着替えて食堂に向かった。食堂ではヒカルよりも幼い孤児達がすでに食事を始めていた。
(でたよ。異世界定番の黒パンと野菜の切れ端スープ!確か黒パンはスープに浸して食べるんだったよな。)
ヒカルは黒パンを齧り、とても固いのを確認して、スープに浸して食べ始めた。
(まずい・・・。というか味がしね~。興味はあ
ったけど、1回食べれば十分だな。)
・
・
・
「じゃあギルドに行きましょう。」
「待ってメイリ。先にお祈りして行くから。」
(早速ミッションをクリアしていかないとな。せっかく教会にいるんだし。)
イッパンの町にある孤児院は教会の中にあった。ヒカルはミッションをクリアする為に、礼拝堂で神様に祈りを捧げた。
(ネメシス様。無事に異世界に転生する事ができました。10歳スタートなのは微妙だけど、奴隷じゃなかったし感謝します。ありがとうございました。)
祈りを捧げ終わると・・・
ミッション『教会でお祈りしろ』を達成しました。報酬として全魔法適正を手に入れました。
頭の中にミッションクリアの声が聞こえた。
(こんな感じなんだな。よし。これで魔法の適正はゲットした。この調子で次も連続ゲットだ。でもそういや魔法ってどうやって使うんだ?ギルドで聞いて見るか。)
「お待たせメイリ。じゃあ行こうか。」
ヒカルとメイリはギルドへ向かった。教会からはさほど離れてないので、ギルドへはすぐに着いた。
「ヒカル?今日も薬草採取でいいのよね?」
「うん。俺達はまだ冒険者になったばかりだし受けれる依頼も少ないからね。」
「わかったわ。」
(覚醒前の記憶はある程度思い出したぞ。俺とメイリは1週間前にギルドに登録して毎日薬草採取の依頼を受けてる。と、は~。貯金なんか全くないよな・・・。こんなんで魔法学校なんかいけるんだろうか?ゲームオーバーじゃないけどかなりのハードモードじゃね?)
薬草採取の依頼を受けたヒカルとメイリーンは町を出ていつもの草原に向かった。
「なあメイリって魔法使えたよな?魔法ってどうやって使うんだ?」
「魔法?シスターモネに教えて貰ったじゃない?まあヒカルは聞いてなかったから覚えてないのも無理ないわね。」
(たしかそうだったな。覚醒前は勉強もしない。魔法も覚えない。遊んでばっかの少年だったみたいだし。ラノベの定番じゃ魔力操作して体内の魔力を外に出す感じか?詠唱して魔力を属性変換させる感じかな?)
「そうだったな。冒険者になるならあの時もっと真剣に勉強したらよかった。」
「帰ったらシスターモネに聞いて見ればいいじゃない?それに基本魔法の本は孤児院にあったから読んで練習すれば使えるかもしれないわよ。」
「そうだな。帰ったらシスターモネに聞いてみるよ。」
ヒカルとメイリーンは1日かけて薬草をかき集めた。広い草原の中から薬草を見つけるのはかなりの重労働であったが、日が暮れる前には合計50束の薬草を集める事ができた。
薬草は10束で銅貨5枚になる。50束集めて銀貨2枚銅貨5枚の稼ぎだった。
(銅貨1枚100円、銀貨1枚1000円、金額1枚10000円って感じみたいだな。そうすると二人で日給2500円、一人日給1250円・・・時給200円か・・・。やばいな。どうにかしないとこのままじゃ魔法学校にいけずにゲームオーバーだ。)
ヒカルとメイリーンは受け取ったお金を握りしめて孤児院へと帰っていった。
知らない天井だった。
ヒカルは目を瞑り、先程の事と自分の事を整理していった。
(ネメシス様の言ってたようにちゃんと異世界に来れたようだな。それにしても・・・は~。10歳スタートか・・・奴隷じゃなかったからいきなりゲームオーバーにはならなかったけど、孤児院って・・・。)
ヒカルが転生した先は、マウンテンリバーの世界にある4大大国の内の一つ、アルムガルド王国にある王都アルムガルド・・・ではなく、
獣人、ドワーフ、エルフからなるフリーダム連合国との境にある辺境の地エベレス・・・でもなく、
エベレスから馬車で3日程移動した先にあるどこにでもある普通の町イッパンの孤児院だった。
名前はヒカル、年は10歳。生まれた直後に親を亡くしそこから孤児院で生活している。
(まあやるしかないか。とりあえず異世界きたならするでしょ。ステータスオープン!おっ出た出た。声に出すのは恥ずかしいからな。思っただけで出て良かった。)
ヒカル
レベル1
HP10 MP5
筋力 2
魔力 2
敏捷 2
耐久 2
精神 2
スキル異世界言語
(よえ~。10年生きてきてこれかよ。どうすんだよこんなステータスで。)
ヒカルがステータスを眺めながらどうしよ?どうしよ?とぼやいていると・・・
「ヒカルー。起きてるー?」
そう言って入ってきたのは赤い髪を両サイドで縛った活発な女の子だった。名前はメイリーン。
「起きてるよメイリ。」
「なら早く着替えてよ。行くんでしょ?今日もギルドに。」
「うん。」
ヒカルとメイリーンはこのアスナロ孤児院で最年長だった。本来であれば二人とも孤児院を出なければならない年なのだが、宿代もバカにならないし、部屋も空いていた。
と言う事で、少しの宿代を孤児院に払い、二人は孤児院で寝泊まりしていた。
ヒカルはすぐに着替えて食堂に向かった。食堂ではヒカルよりも幼い孤児達がすでに食事を始めていた。
(でたよ。異世界定番の黒パンと野菜の切れ端スープ!確か黒パンはスープに浸して食べるんだったよな。)
ヒカルは黒パンを齧り、とても固いのを確認して、スープに浸して食べ始めた。
(まずい・・・。というか味がしね~。興味はあ
ったけど、1回食べれば十分だな。)
・
・
・
「じゃあギルドに行きましょう。」
「待ってメイリ。先にお祈りして行くから。」
(早速ミッションをクリアしていかないとな。せっかく教会にいるんだし。)
イッパンの町にある孤児院は教会の中にあった。ヒカルはミッションをクリアする為に、礼拝堂で神様に祈りを捧げた。
(ネメシス様。無事に異世界に転生する事ができました。10歳スタートなのは微妙だけど、奴隷じゃなかったし感謝します。ありがとうございました。)
祈りを捧げ終わると・・・
ミッション『教会でお祈りしろ』を達成しました。報酬として全魔法適正を手に入れました。
頭の中にミッションクリアの声が聞こえた。
(こんな感じなんだな。よし。これで魔法の適正はゲットした。この調子で次も連続ゲットだ。でもそういや魔法ってどうやって使うんだ?ギルドで聞いて見るか。)
「お待たせメイリ。じゃあ行こうか。」
ヒカルとメイリはギルドへ向かった。教会からはさほど離れてないので、ギルドへはすぐに着いた。
「ヒカル?今日も薬草採取でいいのよね?」
「うん。俺達はまだ冒険者になったばかりだし受けれる依頼も少ないからね。」
「わかったわ。」
(覚醒前の記憶はある程度思い出したぞ。俺とメイリは1週間前にギルドに登録して毎日薬草採取の依頼を受けてる。と、は~。貯金なんか全くないよな・・・。こんなんで魔法学校なんかいけるんだろうか?ゲームオーバーじゃないけどかなりのハードモードじゃね?)
薬草採取の依頼を受けたヒカルとメイリーンは町を出ていつもの草原に向かった。
「なあメイリって魔法使えたよな?魔法ってどうやって使うんだ?」
「魔法?シスターモネに教えて貰ったじゃない?まあヒカルは聞いてなかったから覚えてないのも無理ないわね。」
(たしかそうだったな。覚醒前は勉強もしない。魔法も覚えない。遊んでばっかの少年だったみたいだし。ラノベの定番じゃ魔力操作して体内の魔力を外に出す感じか?詠唱して魔力を属性変換させる感じかな?)
「そうだったな。冒険者になるならあの時もっと真剣に勉強したらよかった。」
「帰ったらシスターモネに聞いて見ればいいじゃない?それに基本魔法の本は孤児院にあったから読んで練習すれば使えるかもしれないわよ。」
「そうだな。帰ったらシスターモネに聞いてみるよ。」
ヒカルとメイリーンは1日かけて薬草をかき集めた。広い草原の中から薬草を見つけるのはかなりの重労働であったが、日が暮れる前には合計50束の薬草を集める事ができた。
薬草は10束で銅貨5枚になる。50束集めて銀貨2枚銅貨5枚の稼ぎだった。
(銅貨1枚100円、銀貨1枚1000円、金額1枚10000円って感じみたいだな。そうすると二人で日給2500円、一人日給1250円・・・時給200円か・・・。やばいな。どうにかしないとこのままじゃ魔法学校にいけずにゲームオーバーだ。)
ヒカルとメイリーンは受け取ったお金を握りしめて孤児院へと帰っていった。
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