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第3話 ミッションモード突入のヒカル
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指令を達成する事で、力を得る事ができると知った光は、ネメシス、プルンとともに指令内容を考えていた。
「ネメシス様、その指令は無理です。」
「どうしてよ?」
(いやいやいやいや魔王を倒せって指令に入れられても・・・クリアしないと力得られないし、その指令はただの無駄じゃん。)
「プルン様・・・。」
「光さん。あなたの考えはわかりますので、少々お待ち下さい。」
ネメシスとプルンは二人で話し始めた。神の言語を使ってるのか光には言葉がわからなかった。
(そういや~異世界なら言葉はどうなるんだろ?それに生まれた所からのスタートなのかな?それも確認しておかないと。)
「ネメシス様。うまく指令を使えば光さんは勇者をサポートできるかもしれません。指令内容を私に任せて頂けますか?」
「それで魔王が倒せるならかまわないわ。」
「では。」
・
・
・
(どうなったんだ?頼むぞネメシス様。プルン様。)
「光さん。指令が全て決まりましたので確認してください。」
プルンが一枚の紙を光に渡して、光はそれに目を通した。
・教会でお祈りしろ
・魔法を使え
・魔法学校に入学しろ
・勇者を2年生に進級させろ
・勇者を3年生に進級させろ
・勇者を魔法学校を卒業させろ
・聖剣を手に入れろ
・聖女を仲間にしろ
・勇者パーティーに加われ
・魔王四天王を全て倒せ
(なるほど。魔王を倒さないといけないから、勇者をサポートする内容が多いんだな。とりあえずおかしい所はないし、教会にお祈りしろ。とかかなり指令が優しいのも入ってる。ネメシス様とプルン様に感謝だな。あとは・・・どんな力を手に入れるかだな。)
「はい。確認しました。この内容でいけそうですが一応説明して貰っていいですか?」
「はい。もちろんです。今回指令を作る上で、過去49回の勇者の行動を参考にして指令を決めさせて頂きました。魔法学校で卒業出来なかったり、進級出来なかった事もあったので、ラッキーさんにはその辺もサポートして頂ければと思ってます。後は・・・」
「わかりました。後は報酬の力はどのようなモノを頂けるんでしょうか?それとスタートは生まれた直後からでしょうか?言葉とかはどうなっていますか?」
「報酬は一覧を見せるからじっくり選びなさい。言葉は異世界言語理解がついてるみたいだから大丈夫よ。それとスタートだったわね。プルン?どうだったかしら?」
「はい。今回はサポートキャラクター0ですので、スタートは0歳から10歳までのどこかで覚醒となります。更に言えば、転生先も王族、貴族、平民、奴隷のどれかになります。」
(まじか・・・。何歳から始まってどこに転生するかがわかれば予定も立てやすいけど、いきなり予定が崩れたぞ・・・)
「え~っとネメシス様・・・奴隷に転生すると学校とかいけないと思うんですが・・・。それに10歳とかから始まると学校に入れ無いんじゃ?」
「安心しなさい。魔法学校は12歳から入れるわ。10歳から始まっても大丈夫よ。奴隷になった場合は・・・あきらめなさい。」
(まじかー。転生していきなり詰み。とかないわー。ネメシス様って神様だよな?そこはどうにかするのが神様だろ?無いわー。)
「それで?どんな力を望むの?」
(とりあえず奴隷にならない事を祈って進めるか。最悪の10歳での覚醒を想定して、ミッションは上から順にこなしていくと考えると・・・。)
「ネメシス様?貰える力は後から変更する事は可能でしょうか?」
「わからないわ。できるかもしれないし、できないかもしれないわ。」
(これはできないと思っていた方がいいな。魔法は頑張って覚えるとして・・・。)
・
・
・
光は悩みに悩んでミッションクリアの報酬を決めた。
(仕事サボってラノベを読み尽くしててよかった。)
「決めました。上から、全魔法適正、成長補正極大、アイテムボックス、取得経験値倍増、鑑定魔法、転移魔法、魔法威力増大、必要経験値減少、状態異常無効、魔力量増大でお願いします。」
「あら?そんなのでいいの?極大魔法とかもあるわよ?」
「いえ。適正があれば後は努力して覚えます。」
「わかったわ。じゃあ十戒に登録するわね。」
「はい。お願いします。」
「光さん。ミッションがクリア不可能になると死んでしまいますので気をつけて下さい。」
「はい。わかりました。」
(とりあえずなんだかんだあったけど、とりあえずなんとかなりそうだな。後は奴隷スタートにならないよう祈っとこ。)
「じゃあそろそろあなたの魂をマウンテンリバーに飛ばすわ。」
「はい。色々して頂きありがとうございます。ネメシス様。プルン様。」
「困った事があれば、教会で祈ってる時にでも伝えなさい。できるかできないかはわからないけど、あなたの要望は私には伝わるわ。」
(多分できないやつだな。できたらラッキーぐらいに思っておこう。)
「わかりました。」
「じゃあ転生させるわ。勇者を頼んだわよ。ヒカル。」
・
・
・
そして、目を覚ましたヒカルは・・・
「知らない天井だ。」
ヒカルは異世界マウンテンリバーへと降りたったのだった。
「ネメシス様、その指令は無理です。」
「どうしてよ?」
(いやいやいやいや魔王を倒せって指令に入れられても・・・クリアしないと力得られないし、その指令はただの無駄じゃん。)
「プルン様・・・。」
「光さん。あなたの考えはわかりますので、少々お待ち下さい。」
ネメシスとプルンは二人で話し始めた。神の言語を使ってるのか光には言葉がわからなかった。
(そういや~異世界なら言葉はどうなるんだろ?それに生まれた所からのスタートなのかな?それも確認しておかないと。)
「ネメシス様。うまく指令を使えば光さんは勇者をサポートできるかもしれません。指令内容を私に任せて頂けますか?」
「それで魔王が倒せるならかまわないわ。」
「では。」
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(どうなったんだ?頼むぞネメシス様。プルン様。)
「光さん。指令が全て決まりましたので確認してください。」
プルンが一枚の紙を光に渡して、光はそれに目を通した。
・教会でお祈りしろ
・魔法を使え
・魔法学校に入学しろ
・勇者を2年生に進級させろ
・勇者を3年生に進級させろ
・勇者を魔法学校を卒業させろ
・聖剣を手に入れろ
・聖女を仲間にしろ
・勇者パーティーに加われ
・魔王四天王を全て倒せ
(なるほど。魔王を倒さないといけないから、勇者をサポートする内容が多いんだな。とりあえずおかしい所はないし、教会にお祈りしろ。とかかなり指令が優しいのも入ってる。ネメシス様とプルン様に感謝だな。あとは・・・どんな力を手に入れるかだな。)
「はい。確認しました。この内容でいけそうですが一応説明して貰っていいですか?」
「はい。もちろんです。今回指令を作る上で、過去49回の勇者の行動を参考にして指令を決めさせて頂きました。魔法学校で卒業出来なかったり、進級出来なかった事もあったので、ラッキーさんにはその辺もサポートして頂ければと思ってます。後は・・・」
「わかりました。後は報酬の力はどのようなモノを頂けるんでしょうか?それとスタートは生まれた直後からでしょうか?言葉とかはどうなっていますか?」
「報酬は一覧を見せるからじっくり選びなさい。言葉は異世界言語理解がついてるみたいだから大丈夫よ。それとスタートだったわね。プルン?どうだったかしら?」
「はい。今回はサポートキャラクター0ですので、スタートは0歳から10歳までのどこかで覚醒となります。更に言えば、転生先も王族、貴族、平民、奴隷のどれかになります。」
(まじか・・・。何歳から始まってどこに転生するかがわかれば予定も立てやすいけど、いきなり予定が崩れたぞ・・・)
「え~っとネメシス様・・・奴隷に転生すると学校とかいけないと思うんですが・・・。それに10歳とかから始まると学校に入れ無いんじゃ?」
「安心しなさい。魔法学校は12歳から入れるわ。10歳から始まっても大丈夫よ。奴隷になった場合は・・・あきらめなさい。」
(まじかー。転生していきなり詰み。とかないわー。ネメシス様って神様だよな?そこはどうにかするのが神様だろ?無いわー。)
「それで?どんな力を望むの?」
(とりあえず奴隷にならない事を祈って進めるか。最悪の10歳での覚醒を想定して、ミッションは上から順にこなしていくと考えると・・・。)
「ネメシス様?貰える力は後から変更する事は可能でしょうか?」
「わからないわ。できるかもしれないし、できないかもしれないわ。」
(これはできないと思っていた方がいいな。魔法は頑張って覚えるとして・・・。)
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光は悩みに悩んでミッションクリアの報酬を決めた。
(仕事サボってラノベを読み尽くしててよかった。)
「決めました。上から、全魔法適正、成長補正極大、アイテムボックス、取得経験値倍増、鑑定魔法、転移魔法、魔法威力増大、必要経験値減少、状態異常無効、魔力量増大でお願いします。」
「あら?そんなのでいいの?極大魔法とかもあるわよ?」
「いえ。適正があれば後は努力して覚えます。」
「わかったわ。じゃあ十戒に登録するわね。」
「はい。お願いします。」
「光さん。ミッションがクリア不可能になると死んでしまいますので気をつけて下さい。」
「はい。わかりました。」
(とりあえずなんだかんだあったけど、とりあえずなんとかなりそうだな。後は奴隷スタートにならないよう祈っとこ。)
「じゃあそろそろあなたの魂をマウンテンリバーに飛ばすわ。」
「はい。色々して頂きありがとうございます。ネメシス様。プルン様。」
「困った事があれば、教会で祈ってる時にでも伝えなさい。できるかできないかはわからないけど、あなたの要望は私には伝わるわ。」
(多分できないやつだな。できたらラッキーぐらいに思っておこう。)
「わかりました。」
「じゃあ転生させるわ。勇者を頼んだわよ。ヒカル。」
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そして、目を覚ましたヒカルは・・・
「知らない天井だ。」
ヒカルは異世界マウンテンリバーへと降りたったのだった。
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