美少女令嬢な元生徒会副会長を、キモオタな中年教師がNTRる話

小松 美堂

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第三章

しあわせ

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時間は、少し巻き戻って、前日の葛城邸。



若い二人が二度目のセックスに挑んでいた。



ちょうど、正常位でふたりは結合したところだ。



「美奈ちゃん、痛くない ? 」

「……うん、大丈夫」

「無理しないでね。この前、凄く痛がってたから……」

「きょ、今日はへーきみたい……

ただ、ちょっと動くと引き攣れる気がするから、ゆっくりして」

「わかった。痛かったら、いつでも言ってね」



(まだ、あんまり濡れてないのよ……

もう少しいろんなところを触ったり、深ーいキスとかしてくれたら……

そんなはしたない事、アキラくんには絶対言えないな)



(美奈ちゃんの膣内、きゅっと締め付けてきてキモチいいな。

初めての時と比べて、なんだか少し解れているみたいな気もする。熱いし。

やっぱり、一度経験すると違うのかな。

今日会った時から、いつにもまして綺麗に見えたし……

僕との初体験で、美しさに磨きがかかった ? とか……ハハ。

でも、あったかくて、こんなに気持ちよかったら、すぐ出ちゃいそうだ。

さっき暴発して、マズいと思ったけど、かえってよかったな……)









今夜、部屋に招かれてお互いの気持ちが通じ、いざセックスとなったわけだが、

実は、アキラがまだ慣れないコンドームつけをもたもたしていると、

美奈子が手伝おうかと申し出てくれたのだ。

アキラは、恥ずかしがりの美奈子の思いもかけない大胆な提案に、喜んでOKした。

その際、装着してフィットさせるように、美奈子がペニスを握って擦った際に、

あえなく暴発してしまった。



「きゃっ ! ど、どうしたの? ……ドクドクしてる」



「……出たみたい。ご、ごめん」

美奈子の手をのけて、慌ててアキラはコンドームをはずして処理を行う。

「出たって ? 」

いま一つ状況が飲み込めない美奈子が問う。



「美奈ちゃんの手があんまり気持ち良くて、しゃ、射精

したんだよ」



「しゃっ……そう……なんだ……

あっ、でもアキラくんが気持ちよくなってくれたのなら、

よかったわ。 

つ、次は自分でつけてもらった方がいいかしら…… 

こ、これを ?」



突然のことに動転した美奈子は、

アキラが置いていたコンドームの箱を持って勧めようとする。



「いや、そ、そんなに早くできないよ。少し待ってね」

「待つ ? 」

「……その、男は、一旦出すとインターバルが必要なんだ。」

「5分くらい ? 」

「ひ、人にもよるかなぁ。僕は……10分くらい ? 」



(本当は、オナニーだと20~30分は欲しい。ガンバレ自分)



(やっぱり、異常な性欲の人を基準に考えたらダメね。

すぐまたできるのかと思ってた……

あっ、あの人でも数分は……そんな事どうでもいいわ……)



「それじゃあ、お話しましょ。」

ふたりでベッドに横たわって、時間をつぶすことにした。



「そうだ。年末の話……

ずーっとI豆なの ? 」

「ごめんね、前に言ったように、28日に出発して戻りは6日の予定。

実質8日間勤務なんだ」



「つまんないな、高校生活最後のお正月なのに……」

「ごめんごめん。夏のバイトの時に決めちゃったから。

美奈と付き合うことになるなら、約束するんじゃなかった」

「……いえ、ごめんなさい、わたしこそ我儘言ってしまって」



「ねえ、その代わりというのもおかしいけれど、

僕の務めるそのホテルに、泊まりに来ない ?

そうしたら、勤務時間を調整して、少し遊んだりできるし、

泊まってくれたら、サービスするし、部屋に遊びにも行くよ」



「そうねぇ、一アルバイトが、そんなにうまく時間の融通やサービスが

できるかは置いておいて、アキラくんには確実に会えるし……

行きたいなぁ……でも、みんな受験だし……一緒に行く人がいないわ」



「……ひとりじゃダメかな ?

電車で近くまで来てくれたら、迎えのクルマがあるよ。

僕も、それで28日は駅から行くんだ」



「ひとり ? ……うーん。おじい様に相談してみるわ」

「是非 ! 美奈ちゃん来てくれたら、アルバイトにも張り合いが出る ! 」

「まだ、わからないわよ……でも、早めに決めるわ」



(ある程度両親に任されているし、おじい様にはひとこと言って

おけば、多分大丈夫でしょう……ちょっと渋い顔はされるかな。

問題は、あの先生。

言わなかったら、また大変なことになりそうだし……

ご機嫌のいい時に言うしかないか。代償が大きそうなのが憂鬱……)



そんな話をしているうちにアキラが少し復活し、最初に戻ることになる。





正常位で結合し、少し落ち着いたところで……

「美奈ちゃんっ ! 大好きだよ」

アキラは、愛を囁きながら、少しずつ出し入れをし始める。

「わたしも ! 」

「抱き合ってると、心地よくて幸せな気持ちになるね」

「うん」

「ずっと一緒だよ」

「うんっ ! 」

こっくりとうなずく可憐な美少女に、アキラの気持ちは昂り、腰の動きがせわしくなる。



「あっ、やっ、激しっ……」

「美奈ちゃん、美奈ちゃん ! 」

(やっべっ ! 気持ち良すぎる。なんか抜き差しがスムーズだ。

美奈ちゃんも、あんまり痛くなさそうだし、止まらない)



「あっ、あっ、あっ」

「もう、出るよっ ! 」

「えっ ?? 」

ドクンドクン、美奈子の膣内で脈動が感じられる。

「やっ、あん ! 」



「あー、気持ちよかった。

美奈ちゃんはどうだった ? 」

「えっ ? よ、よくわからないわ」

「そうか、まだ二回目だもんね。でも痛くはなかったんでしょ」

「激しくされると、ちょっと……」

「あっ、ごめん。あんまり気持ち良くて、つい力入って……」





「おいで……」

アキラが腕枕の体制で呼ぶ

そこに頭を乗せて胸に顔を埋めると、

美奈子はもうそれだけで満足だった。

たとえ、アキラの身勝手なセックスの後でも。

「このホワイトゴールドのネックレス、よく似合ってる」

「素敵なプレゼントありがとう」

「マフラーは、毎日大活躍だ。あったかい」

「ネックレスは、肌身離さずつけてるわ」

「うれしいよ……」



(セックスって、愛情を確かめるもので、

気持ちよくなるためにするものじゃないわ。

こうしてるだけで、しあわせ……)



(あー、セックスした後に、可愛い美奈をこうして抱いていると、しあわせ だなぁ。

これで、美奈ちゃんの身体を開発して、気持ちイイって言わせた後なら、

もっといいのかな。

I豆じゃまだ無理か……)



こうして暫し二人はゆったりと過ごし、おもむろにアキラが



「さて、そろそろ帰るね、だいぶ遅くなったし」



「……えっ ? ……あっ、そうね。もう遅い時間だし、

おうちで心配されてるわ。」



美奈子は、内心では次のセックスを期待していたなどと、

葛城家の令嬢としてあるまじき、はしたない欲望をおくびにも出さず、

テキパキと片付け、アキラを短時間で送り出した。



「それじゃ、明日は駅で」



こうしてしあわせな二人は、偶然中年教師に出会うことになる。
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