美少女令嬢な元生徒会副会長を、キモオタな中年教師がNTRる話

小松 美堂

文字の大きさ
上 下
48 / 102
第二章

Lサイズ

しおりを挟む
美奈子は、片付けを終えると、泥の様に眠った。

目覚めると、既に陽が傾きかけている。

15時といったところか。

アキラから、LIMEが昼過ぎに入っている。

「ヒルまで寝ちゃった」

とある。

それを見た美奈子は、涙をポロポロ流しながら、返信した。



「わたしは、今。ダメね」

「お寝坊さん、おはよ」

「疲れさせたね」

「そんなことない。しあわせだった」

「僕も ! 」

「会いたい !」

「うん、僕も」

「でもごめん、もうバイト入ってる 夜勤」

「頑張って」

アキラとの、少しのやり取りで心が救われた。

暫く、ベッドでその気持ちを抱えてゴロゴロしていると、再度の着信音。



「何時に来れる ? 」



厚顔な犯罪者からだった……

すっと気持ちが冷めていく……

「22時」

「女の子が、そんな遅い時間は危ないよ」

「あなたの方が危ない」

「ハハ。もう少し早く」

「20時」

「了解。ご飯作ってよ」

「嫌です」

「わかった。待ってるよ」



ため息をつきながら、美奈子はノロノロと起き上がった。



(本当に、今夜あの人のところに行くの ?

このまま警察に駆け込んだ方がいいんじゃ……

でも、何と言えばいいの?

彼氏と初エッチしたことを知られた担任教師に、怒ってレイプされたって……?

でも、わたしはOKしてる……

言えないっ……ここまで苦労してきたことが、結局無駄になってしまう……

それなら、せめて……)



あらためて掃除をし、少し調べものをしてから、早めの食事をして出かけた。

万一にも、先生の家に向かうのを知られないため、帽子にメガネという格好だ。

買い物をして、友介宅に着いた。



「やぁ ! いらっしゃ……またそんな格好して。

 眼鏡も可愛いから、いいけどね」

言いながら、早速また抱き着いてくる。



それを適当にいなしながら、ダイニングに向かい、

「今日は、まだクリスマスだし、食事は作りませんけど、一緒に食べましょう」

「えっ?」

「友介さんがせっかく持ってきてくれたクリスマスケーキです。

ちょっと崩れていたけれど、十分食べられますよ !」



そこには、立派なクリスマスケーキが鎮座していた。

デコレーションし直したようで、サンタもローソクもちゃんと刺さり、

クリームの崩れも見当たらない。

買う時に確認したわけでもないので、これが床に箱ごと叩きつけられた様には、全く見えない。



「それと、クリスマスプレゼントありがとうございます。

大切に使わせていただきますね! 」

友介の理想の美少女が極上の笑みを浮かべてお礼を述べる。

「おっ、おう……どういたしまして……」

てっきり、箱ごとゴミ箱行きと考えていた友介だけに、

クリスマスケーキに続いての、その笑顔には、面食らうだけだった。



気付けば、紅茶とケーキで、ミニクリスマスだ。

「シャンパンくらいあっても、よかったですねぇ……」

美奈子の以前と変わらぬ態度に、友介は戸惑うばかり。

今朝ほど、怒りに任せて、嫌がる彼女に中出しまでしたというのに。



「な、なあ。今朝は、その……乱暴にして悪かった。

ほぼ徹夜で、上条を見かけてからは、頭に血がのぼって……」



それには応えず、美奈子はバッグから包みを取り出し、友介に渡した。



「……お願いします ! エッチ……の時には、コレ……着けてください」

「うん ?」

包装を開けると、コンドーム。 Lサイズとある。



「これ、ミナが自分で買ってきたの ?」

「ほかに誰が買うんですか……恥ずかしかった……」

「Lサイズは、コンビニであんまり売ってないんだけど……どうしたの ?」

「……調べて……ドラッグストアで……」



「うほぉ ! し、調べた !  ミナが、コンドームを !  

うわっ、エッロ ! 」

「だって、買って持って来なかったら、きっとなし崩しに……」

「へぇ~、賢い娘は色々考えるねぇ。

確かに、ボクのはMだと太さが合わなくて。正直、Lでもきつい」

「……X…L……は、通販でないと……」

「それも調べたんだ !  ぐふーっ、でもよく大きさわかったね」



「……思い……出して……」

「思い出す ? 」

「これくらいかなと、考えて……検索すると適正サイズでないと、

妊娠予防効果は低いって……」



「なるほど ! それで、太さとか考えて……むふっ !

ボクとのセックスを思い出して、

コンドームのサイズと売り場を調べる美少女 !!!

なんて、エロいシチュエーションだ !」

興奮したエロ教師が抱き着いた !



「きゃっ ! なんで、これで興奮するの !」

友介は、顔を擦り付けながら、ぎゅっと美奈子を抱きしめつつ、

耳元でまくしたてる



「だって、ミナちゃんがボクのチンポを思い出して、

考えてくれたんでしょ ! エロくないわけがないっ !」

「つっ、着けてくれますねっ !」

「あぁ、こんなエロいモノつけないとねっ !」

「でもさ、買うときどんな気持ちだった ?

レジは、男 ? 女 ?

男に買うの見られたらムカつくけど、

"この娘、エッチするんだ"って思われたよね。

くーっ、エロい ! エロ過ぎる ! 」



「……女の人がいるところにしました……」

「なーんだ。でも、その女の人"こんな若くて可愛い娘が、

こんなもの自分で買って"って、きっと考えたよね。

軽蔑したかな ?

羨ましいって思ったかな ?

ねえ、どっちだと思う ?」



友介が、ニタニタして顔を覗き込むと、

涙目になった極上の美少女は



「もう ! いぢわる言わないでっ !……

せっかく勇気を振り絞って買ってきたのにっ ! 調べたのにっ ! 」



「もう帰るっ !」



怒った少女は、中年男の太った体を、思わぬ強い力で振りほどき、ドアに向かおうとする。



慌てて、後ろから抱き着いた友介は、

「ごめん、ごめん。ミナがコンドームを買ってきてくれるなんて、

自分とのセックスを認めてくれたみたいでうれしくてさ。

可愛い娘には、ついつい意地悪な事を言いたくなって。

ボクの悪いクセだ。

もう、あんなこと言わない。ごめんなさい。ボクが無神経だった。

コンドーム、ちゃんと着けるよ」



「怖かった」



ぽつりと美奈子が呟く



「今朝は、本当に先生が怖かった。

わたしが、どんなに嫌と言っても、膣内で出さないでと、

泣いて頼んでも、聞いてくれなかった。



先生が、あんな風に怒った姿は初めてだったから、怖かった。

わたしが、嘘をついたから怒ってるってわかってはいても、

されて痛かったけれど、先生の怒りの方が嫌だった。



今夜も、あんな風にされて、また膣内で出されたらどうしようって

ずっと心配してた。

だから、せめて自分で用意しようって。

それなのに、あんなこと言わなくても……」



ポロポロと、美奈子の涙が溢れる。



「わかった。わかった。ごめん、ごめん。

あんな風にからかって、ごめん ! 」



友介は、美奈子を振り向かせて正面から、あらためて

抱き締める。

両手で顔を上向かせて、優しくキスをする。

「もう、しないから。

それに……

もう怒ってないよ。

もともと、写真で脅しておいて、何言ってんだって話さ。



でも、そのくらい美奈子の事が好きなんだ。

ストーカーの戯言と笑っていい。

気持ちだけは、本当だ。

だから、ミナを傷つけたくない。

これからは、ちゃんとゴム着けるよ。

今朝は、カッとなってやっちゃった……」



美奈子の返事はなかったが、再開したキスでは、友介に

応えて舌を少しずつ絡めていった……



(あっ、あれぇ ? なんかなし崩しに、継続的にセックスするようなこと、この人言ってない ?

どーしよう。ホントは、今夜だけの話のつもりだったのに…… )











「それで、わたしに着けろって……

なんか、さっきしおらしいこと言ってなかった……?」

「うん ! 着けるよ。その代わり、ミナがやってよ」

「はぁっ……やってって……どうすれば」



友介の指示に従い、微妙にサイズが合わずに四苦八苦しつつ、何とかつけることができた。

長さはともかく、太さが合わない。張り詰めてパンパンである。



「うーん、やっぱりきついね。XLでないと無理かなぁ。

まあ、今日は仕方ない。

今度、通販で買っといて、持ってきてよ」



「何言ってるの ! ダメよ !

万一、家政婦の高坂さんが受け取ったら、卒倒するわ。

こちら宛てに注文します。」



「わかった、わかった。無粋な話は、オシマイ……」



既に二人とも、全裸かつ前戯は、もう十分な状態だ。

全裸で、全身を紅潮させ、愛液を溢れさせて準備万端の

美少女に、全く似つかわしくないメタボ中年男が覆いかぶさっていく。



「入れるよ」

しなやかな両足を大きく開かせて、可憐な佇まいの小陰唇が濡れて口を開き、わずかに膣孔をのぞかせている。

そこにゴムをパンパンに張らせたどす黒いキノコが侵入していく。



「あん……きつい。ゆっくり、ゆっくりね」

十分に解されてはいるものの、まだまだ初心な少女の膣孔は、

精一杯咥え込んでも、なかなか中に入っていかない。



「痛い?」

友介が、休み休み入れながら、優しく聞く

「痛いのは、少し。でも、なんか、いっぱいいっぱいで……

早く入れられると、ひきつれる感じ」

「じゃあ、少しずつ、ね」

「うん……」

美奈子の両胸を、ぐりんぐりんと揉みながら、ぴょこんと頭をもたげている乳首を咥え、舌で転がす。もう片方は、ちよっと強めに

つねる。

「やっ、強い、あん……」

今度は、つねった方の乳首を舌で優しく舐め慰める。



そうしながら、少しずつ深く挿入していき、ようやく全てを

入れ込むことができた。



友介は、やり遂げた感を出しながら

「全部入ったよ。どう ? 痛みは ?」

「だ、だいじょうぶ。全部はいったの ?」

「うん。ほら、手を貸して」



美奈子の手を二人の結合部に這わせる。

「ほら、全部入って、つながってる。

ボクら、セックスしてるんだね。エッチだね……」

「いゃ~っ……恥ずかしい」

美奈子は、顔を真っ赤にして、慌てて手を離す。



(ホントだ。つながってる……無理やりじゃなくて、

こんな穏やかな感じで、アキラくんじゃないヒトと

シちやってるんだ、わたし……)
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり

柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日―― 東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。 中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。 彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。 無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。 政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。 「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」 ただ、一人を除いて―― これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、 たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

処理中です...