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魔の森
23話
しおりを挟む〔ハル、旅に出るのいつにする?〕
「うーん、早いけど、明日の朝は?」
〔明日!?〕
「うん。ずっと此処に居るからなんだかずっと此処に居てもいいかもって思っちゃうから用意出来たら早めに出た方が良いのかなって。」
〔それもそうだね。じゃあ、今日、色々準備して明日の朝に此処を出ようか。〕
「うん。ちなみに、ぼくの魔法と武器さばきはどう?明日出ても大丈夫?」
〔うん、大丈夫だよ。ブラックベアー1人で倒せてるし。〕
「ん?ブラックベアーって、強いの?」
〔うん。結構強いよ。敵と戦う時、必ず鑑定をしてるんだけど、私が戦った中で1番強い数値だった。〕
「へー、そうなんだー。知らなかった。ぼくもこれから鑑定してから戦おうかなー。」
〔そうしな。どうゆう攻撃くるとかなんとなく分かるから弱点付きやすいよ。〕
「ふんふん、なるほどー、やってみる。」
〔うん、やってみな。明日の準備は、お昼ご飯食べ終わってからでいい?〕
「うん。ぼく、もうちょっと身体動かす。」
〔分かった。途中で声掛けちゃってごめんね。〕
「ううん、嬉しかったから大丈夫。」
〔ならよかった。〕
ハルは1時間のタイマーをまた起動させると約束を破る事になるため、30分のタイマーを起動させた。
アキは、ハルが身体を動かしてるあいだにお昼ご飯を作る事にした。
(さて、お昼ご飯、何にしようかなー。うーん、……、よし、魚にしよう。森の中だから自分で確保出来ないからあんまり食べてなかったけど、明日には旅立つから魚を買える、狩れる機会が増えるでしょ。今日は、ヴィオ様から貰った前世の魚にしよう。夜は久しぶりにハンバーグにしよ。)
アキは、炊飯器でご飯を炊いて、味噌汁を作り、胡麻和えを作り、ヴィオから貰った鯵を使って塩焼きにした。
ピリリリリーーー
「ふぅ、うーん、」
タイマーが鳴りハルは身体を動かすのを止めた。
くんくん
「うーん、いい匂いするー。アキちゃーん、お昼ご飯何ー?」
〔ハル、終わったの?お昼は焼き魚だよ。〕
「やった!久しぶりのお魚!」
〔手、洗ってきな。〕
「はーい。」
ジャー
「洗ってきたー!」
〔はい、どうぞ。〕
「やった。せーの、〔いただきます〕」
「んーー。んまぁい。アキちゃん最高。」
〔分かったから、食べながら喋らないの。〕
「はぁーい。」
もぐもぐ
「ふぅー、ごちそうさまー。おなかいっぱいー。」
〔なら、よかった。片付けたら明日の準備しよっか。〕
「うん。」
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