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誰だと勘違いしているの*
しおりを挟む裏筋や鈴口をペロペロ舐めたり、喉近くまで入れてみたり色々試してみると、サブは寝ながらも「う……くっ!」と声が出ていて、気持ちいいのかなと安心できたのに……。
「ーーーるぅ……っ」
と言いながら達したのだ。
ルーって誰?もしかして、好きな人とかなのかな。その人に舐められてイク夢でも見てるの?
そう考えたら、胸の当たりがチクッとした。
昨日も今日も、欲を無意識のうちに押し付けられて、少し意識するようになってしまったのに。その途端に好きな人がいると分かるなんて、酷すぎる。サブもイケメンだし、公爵家の長男だし当然そう言う相手もいるかもしれないけど、なんか気に食わない。こんなこと思っちゃいけないはずなのに、止められない。僕、使用人失格だな……。
サブの出したものを飲み込み、サブの居住まいを整えて静かに布団に潜った。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
「アル、おはよ」
「お……はよ、ございます……」
「なんだか、今日とっても体がすっきりしているんだ。」
「(ドッキーーーン!!!)」
スッキリしてるのは……多分、僕が昨夜溜まっていたものを出したからだろう。バレたらまずいから言わないけどね……。
「スッキリしていて嬉しい」とにっこり笑うサブが可愛くて、ドキドキする。
やっぱり、サブはかっこよくて……それに加えて優しくて。好きにならない理由がないよ!
でも僕は使用人として雇われた身だから、出しゃばっちゃいけない。僕のこの想いは、隠しておかないと。
でも、こっそりと想うのは許してね。
「サブ、突然だけど遠慮なく言うね。僕が言うのもなんだけど、溜まってるのかな?」
「……っ!!な、なにがだ?」
「……(焦ってる)。その、子種……が……」
「子種っ?!」
言い方変だったかな?
僕が突飛なこと言うものだから驚いて当然だけど……毎夜欲を押し付けられるのは、サブを好きな身としてもきついものがあるから、言っておいた方がいいと思った。
「どうして分かるんだ?」
「夜、僕のおしりに擦り付けてたから」
「こすっ……!本当にか??」
「うん、昨日今日で続いてたから、言った方がいいかなって」
「ありがとう。実はそうなんだ、最近忙しくてな……」
少し照れているサブは宇宙一可愛かった。まあ、こんな話されたら誰でも照れるよね。
そこから話は逸れ、朝食を食べて仕事場へと向かった。
「執事さん、早速ですが、僕の仕事はどんな内容ですか?」
「主に、サブレッド様の身の回りとなっております。服を準備したり、風呂の手伝いをしたり……様々です。今日も、仕事場……騎士団への同伴となっております」
「へえ、そうなんですね!了解しました。他にもサブ様の身の回りに着く人っていらっしゃるんですか?」
一応本人に仕えている人の前なので、「様」付けしておく。
「いいえ、アルル様のみでございます」
「?」
ここで僕は、自身にも「様」をつけられたのに気づかず、他の使用人さんはどうしていないんだろうという疑問が強く頭の中に残った。
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