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魅惑のお誘い
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「アル、今仕事に就いていないのだったら、俺の使用人になってくれないか」
「へ?」
え?普通になんでだ?僕は名前をサブに教えていなかったはずで、どうして知っているんだろうと思ったけど、使用人になってという衝撃的な言葉にそんな考え吹き飛んでしまった。
「どうして僕を使用人に?」
「それは、君に毎朝起こしてもらいたいから、かな?」
「そうなんだ!僕も、沢山会いたいなって思ってた」
「っ!そ、そうか」
「うん!」
「じゃあ、俺の使用人になってくれるか?」
「それはね……僕の両親がいいと言ってくれないとなんとも言えないんだ」
「あぁ!そうか、そうだな。まあそれは別として、アルはどうなんだ?」
「ぼくは、使用人になりたいです!!」
「そうか!ありがとう」
そう言ってふわりと微笑んだサブは眩しすぎてどこかの神様かと思っちゃった。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
そして数日がたった。僕はサブと一緒に村に戻った。サブは、
「使用人になれと言った本人がいなきゃ意味が無いだろう?それに無責任だ。」
と言っていた。確かにそうだなと思う。両親からのサブ(騎士)の好感度が下がっちゃうところだったから気づかせてくれてよかったな。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
僕の家に着いた。緊張する。多分サブの方が知らない土地だし緊張していると思うけど。
もしいいよって言われたら……サブと毎日同じところで生活するなんて楽しみすぎる。会ったばかりなのに、不思議だな。
使用人ではしゃげないし、サブも遠征とかあるからそんなに都合よく会えるとは思わなけど。
「ここ、ここが僕の家だよ。丁度両親もいると思う」
「よし、頑張るか」
サブの緊張している顔が可愛くて少し笑ってしまった。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
「私、オーウェン・サブレットと申します。お宅のアルルさんを私の家にくださいませんか」
「ええ?あなた、公爵家の方よねぇ?」
「ええ、その通りです」
「いいわよ」
「……いいのですか!」
「もちろんよぉ!あなた騎士様でしょう?私の息子、こんななりだからいつかさらわれちゃったりしないか心配だったのだけどね。騎士様のお家なら安心して送り出せるわ。ね?パパ」
「ああ、しかし、どのくらい強いのかが問題だな。この村でいちばん強いあのじいちゃんと戦ってもらうか(本当はアルがいちばん強いけど本人は否定するからなあ)」
なんでお母さんは僕がさらわれないか心配なんだろう。お金いっぱい持ってそうに見えないよね?
「……わか、りました……ぜひ戦わせてもらいます。」
「ええ、その心意気よ」
「へ?」
え?普通になんでだ?僕は名前をサブに教えていなかったはずで、どうして知っているんだろうと思ったけど、使用人になってという衝撃的な言葉にそんな考え吹き飛んでしまった。
「どうして僕を使用人に?」
「それは、君に毎朝起こしてもらいたいから、かな?」
「そうなんだ!僕も、沢山会いたいなって思ってた」
「っ!そ、そうか」
「うん!」
「じゃあ、俺の使用人になってくれるか?」
「それはね……僕の両親がいいと言ってくれないとなんとも言えないんだ」
「あぁ!そうか、そうだな。まあそれは別として、アルはどうなんだ?」
「ぼくは、使用人になりたいです!!」
「そうか!ありがとう」
そう言ってふわりと微笑んだサブは眩しすぎてどこかの神様かと思っちゃった。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
そして数日がたった。僕はサブと一緒に村に戻った。サブは、
「使用人になれと言った本人がいなきゃ意味が無いだろう?それに無責任だ。」
と言っていた。確かにそうだなと思う。両親からのサブ(騎士)の好感度が下がっちゃうところだったから気づかせてくれてよかったな。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
僕の家に着いた。緊張する。多分サブの方が知らない土地だし緊張していると思うけど。
もしいいよって言われたら……サブと毎日同じところで生活するなんて楽しみすぎる。会ったばかりなのに、不思議だな。
使用人ではしゃげないし、サブも遠征とかあるからそんなに都合よく会えるとは思わなけど。
「ここ、ここが僕の家だよ。丁度両親もいると思う」
「よし、頑張るか」
サブの緊張している顔が可愛くて少し笑ってしまった。
♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜♪。.:*・゜
「私、オーウェン・サブレットと申します。お宅のアルルさんを私の家にくださいませんか」
「ええ?あなた、公爵家の方よねぇ?」
「ええ、その通りです」
「いいわよ」
「……いいのですか!」
「もちろんよぉ!あなた騎士様でしょう?私の息子、こんななりだからいつかさらわれちゃったりしないか心配だったのだけどね。騎士様のお家なら安心して送り出せるわ。ね?パパ」
「ああ、しかし、どのくらい強いのかが問題だな。この村でいちばん強いあのじいちゃんと戦ってもらうか(本当はアルがいちばん強いけど本人は否定するからなあ)」
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「ええ、その心意気よ」
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