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第三章
狐獣人とダークエルフ②
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「リョウさん!」
店までなるべく目立たないようにやって来たのに、俺を見るや否や店の奥から入り口まで届くほどの大声で俺の名を叫んでくれた。
そのせいで客の目が一斉に俺の方へ集まり、店内が軽くざわめき始めてしまった。
リーディアさん、貴女のおかげでこっそり来た意味が無くなりましたよ?
「リョウさん!」
当の張本人は再び俺の名を叫び、スカートを捲し上げて一直線に俺の方へと駆け寄って来た。
俺に何か怨みでもあるんですか?
「リョウさん! ご無事でしたか!? 超魔物討伐から無事に戻って来られたとお聞きましたが、最近街に顔を出されていないから心配してたんですのよ!」
「そ、そうですか……それはどうも。あの……近いです」
「えっ?」
「だから、近いです。顔が……」
勢い余ったのか、リーディアさんは鼻と鼻が触れそうなくらい俺に顔を近づけて来た。
こんな至近距離で女性と接した事ないから、めっちゃ緊張する。
あっ、いい香りがする。
「し、失礼しましたわ! その、貴方が心配だったもので……」
赤面しながら離れたリーディアさんは、モジモジしながら小声でそう言った。
なんかキャラ変わってないか?
もっと、なんて言うか高飛車のお嬢様キャラだった気がするんだけど、今は何か少女漫画の女子高生みたいだ。
何かあったのかな?
まぁいいか。
今はそんな事を考えている暇は無い。
「リーディアさん。少しお時間ありませんか? ご相談したい事が……」
「ボルタ! 今日これからの予定は全てキャンセルですわ!」
「……かしこまりました」
執事服を着た毛むくじゃらの犬獣人が俺の方に恨みがましい視線を向けてから、リーディアさんに会釈した。
すまん! 俺が悪い!
でも、許してくれ!
俺も必死なんや!
「リョウさん。では、応接室へどうぞ。ボルタ、特級のツェーン茶を用意しなさい。それと今日は私はもういないものと思いなさい。あとの業務は全て任せましたわ」
「…………かしこまりました」
冷たい視線が俺を刺している!
言葉と裏腹に畏まってないのが伝わってきたぞ!
でも、これは俺は悪くない!
「さぁ、こちらへ」
冷たい視線を背中に受けながら俺は応接室に案内された。
そして、特級のツェーン茶が運ばれて来てから俺はリーディアさんに事の次第を相談した。
「……と言うわけで、この大金の使い道に悩んでいるのです」
「なるほど。一見贅沢な悩みにも見えますが、確かに厄介な問題ですわね」
リーディアさんは眉をひそめ、考え込んでくれた。
どうやら事の重大さに気づいてくれたようだ。
「商会では金庫に見張りをつけて厳重に管理していますが、個人ではそうもいかないでしょうし、使ってしまうのが現実的ですわね」
「でも、こんな大金の使い道なんてわかりませんよ」
「でしたら! この街にお家を買われるのはどうですか!? 何でしたら私の屋敷の隣にお手頃な物件がありますわよ!」
確かに家を買えば大金の消化にはなるだろうけど、その家は使い道がないんだよなぁ。
街に家を買って住んだら毎日のように皆んながやって来るだろうからな。
使わない物を買うのは気が引ける。
差し迫った問題ではあるけど、できれば有意義な使い方をしたい。
「家は今の家がありますから、何か他にないですか?」
「そ、そうですか……でしたら、投資はどうでしょう?」
「投資?」
投資とは意外な言葉が出てきたな。
この世界にも投資なんてあるんだ。
「投資は商人や職人にお金を提供して、その見返りにその利益を還元してもらう事ですわ。ただし、相手を見極めて投資しないといけません。それは……」
「投資した相手が失敗すれば利益が生まれず、俺は大金を失うだけで終わるから。で、合ってますか?」
「そ、そうです。リョウさん、投資をご存知だったんですね。ひどいですわ! 知ってたのならそう仰ってくださればいいのに!」
少し頬を膨らませたリーディアさんが可愛いのは置いといて、投資がこの世界にもあるとは思わなかった。
でも、考えてみれば王族や貴族が職人を囲って特注の品を作らせるのも投資のようなもんだしな。
そうとわかれば俺も投資してしまおう。
それで金を使い果たしたと分かれば、少なくとも俺の家に泥棒や強盗が来る事はないしね。
「良い投資先があれば教えていただけると嬉しいんですけど……」
「それでしたら、私共も投資している職人が……」
「それはなりません。会長」
音もなく室内に入って来た執事服の犬獣人がリーディアさんの言葉を遮った。
たしか、ボルタさんだっけ?
「ボルタ! ノックも無しに入って来るとはどういうつもりですの! 無礼ですわ!」
「失礼しました。ですが、会長より私は本日の業務を全て任されております。故に我が商会の損失を食い止めるのも私の仕事なのです」
「損失ですって?」
「はい。そちらの御仁に当商会が財政支援している職人を紹介すれば、当商会に還元されるべき見返りが減りましょう。また、独占していた商品が他にもあるとわかれば、当商会の売り上げにも影響します。故に投資している職人の紹介はなりません」
「くっ……」
これはボルタさんが正しいな。
技術とは独占してこそ意味があるからね。
それがわかっているからリーディアさんも何も言えないんだろう。
自身のわがままで商会の利益を損なう事になるんだから。
ん? ボルタさんが近づいて来たぞ。
「お客様。申し訳ありませんが、当商会から投資先の情報をお伝えする事はできません。今日のところはお引き取りを」
「ボルタ! 私の客人に無礼なっ!」
「いや、いいんだよ。リーディアさん。投資の事を教えてくれただけで十分だよ」
「リョ、リョウさん……」
俺のわがままでリーディアさんの立場を悪くするわけにはいかない。
投資先は自分で探せばいい。
ただ、それだけの事だ。
「会長はこちらで。お見送りは私が致します」
「コソコソと情報を流すような真似はしませんわ」
「ですが、懸念は無いに限りますので」
そう言うとボルタさんは俺を部屋から出すと、後を追おうとするリーディアさんを残して扉を閉めた。
そこまでやるか?
なんて頑固な爺さんだ!
「御足労いただいたのにこのような扱いとなり、申し訳ありません」
感情のこもってない謝罪は聞きなれているが、いつ聞いても苛立ちしかないな。
「気にしなくていい。貴方が気にするのは商会の事だけだ」
「その通りです。御理解いただけて幸いです」
ちっ、嫌味もさらっと返して来る。
老獪ここに極まれりだな!
「そう言えば最近この街の一部で有名な薬師が、とある新薬の開発を試みているそうです。しかし、新薬は豊富な知識と莫大な金銭、質の良い素材が必要ですから、一介の街の薬師程度では到底なし得ない事でしょう」
「何が仰りたいのですか?」
「深い意味はございません。ただ、御自身の力量に合った事をする方が良いと思っただけです」
なんだ! この野郎!
急にディスってきやがったぞ!
何なんだよ! いきなり!
新薬を完成させる事が難しいのはわかるけど、街の薬師だって頑張れば出来るかもしれないだろ!
それを知識だの金銭だのって……ん?
これってもしかして……
「表口は騒がしいでしょうから、裏口からどうぞ。それでは」
「ボルタさん、貴方……」
俺を裏口から出して、すぐに奥に消えようとしたボルタさんが振り向かないまま俺の言葉を手で制した。
「私は当商会の事を第一に考えております。会長が軽率な行動をとれば商会の信用問題になります。ですが、執事の愚行なら執事のクビを切ればいいだけです」
それだけ言うと、深々とボルタさんは裏口の扉を閉めた。
くそっ、ちょっとかっこいいと思っちゃったじゃないか!
「ありがとう。ボルタさん」
俺は裏口の扉に向かって礼を言ってから目的の店に向かって歩き出した。
店までなるべく目立たないようにやって来たのに、俺を見るや否や店の奥から入り口まで届くほどの大声で俺の名を叫んでくれた。
そのせいで客の目が一斉に俺の方へ集まり、店内が軽くざわめき始めてしまった。
リーディアさん、貴女のおかげでこっそり来た意味が無くなりましたよ?
「リョウさん!」
当の張本人は再び俺の名を叫び、スカートを捲し上げて一直線に俺の方へと駆け寄って来た。
俺に何か怨みでもあるんですか?
「リョウさん! ご無事でしたか!? 超魔物討伐から無事に戻って来られたとお聞きましたが、最近街に顔を出されていないから心配してたんですのよ!」
「そ、そうですか……それはどうも。あの……近いです」
「えっ?」
「だから、近いです。顔が……」
勢い余ったのか、リーディアさんは鼻と鼻が触れそうなくらい俺に顔を近づけて来た。
こんな至近距離で女性と接した事ないから、めっちゃ緊張する。
あっ、いい香りがする。
「し、失礼しましたわ! その、貴方が心配だったもので……」
赤面しながら離れたリーディアさんは、モジモジしながら小声でそう言った。
なんかキャラ変わってないか?
もっと、なんて言うか高飛車のお嬢様キャラだった気がするんだけど、今は何か少女漫画の女子高生みたいだ。
何かあったのかな?
まぁいいか。
今はそんな事を考えている暇は無い。
「リーディアさん。少しお時間ありませんか? ご相談したい事が……」
「ボルタ! 今日これからの予定は全てキャンセルですわ!」
「……かしこまりました」
執事服を着た毛むくじゃらの犬獣人が俺の方に恨みがましい視線を向けてから、リーディアさんに会釈した。
すまん! 俺が悪い!
でも、許してくれ!
俺も必死なんや!
「リョウさん。では、応接室へどうぞ。ボルタ、特級のツェーン茶を用意しなさい。それと今日は私はもういないものと思いなさい。あとの業務は全て任せましたわ」
「…………かしこまりました」
冷たい視線が俺を刺している!
言葉と裏腹に畏まってないのが伝わってきたぞ!
でも、これは俺は悪くない!
「さぁ、こちらへ」
冷たい視線を背中に受けながら俺は応接室に案内された。
そして、特級のツェーン茶が運ばれて来てから俺はリーディアさんに事の次第を相談した。
「……と言うわけで、この大金の使い道に悩んでいるのです」
「なるほど。一見贅沢な悩みにも見えますが、確かに厄介な問題ですわね」
リーディアさんは眉をひそめ、考え込んでくれた。
どうやら事の重大さに気づいてくれたようだ。
「商会では金庫に見張りをつけて厳重に管理していますが、個人ではそうもいかないでしょうし、使ってしまうのが現実的ですわね」
「でも、こんな大金の使い道なんてわかりませんよ」
「でしたら! この街にお家を買われるのはどうですか!? 何でしたら私の屋敷の隣にお手頃な物件がありますわよ!」
確かに家を買えば大金の消化にはなるだろうけど、その家は使い道がないんだよなぁ。
街に家を買って住んだら毎日のように皆んながやって来るだろうからな。
使わない物を買うのは気が引ける。
差し迫った問題ではあるけど、できれば有意義な使い方をしたい。
「家は今の家がありますから、何か他にないですか?」
「そ、そうですか……でしたら、投資はどうでしょう?」
「投資?」
投資とは意外な言葉が出てきたな。
この世界にも投資なんてあるんだ。
「投資は商人や職人にお金を提供して、その見返りにその利益を還元してもらう事ですわ。ただし、相手を見極めて投資しないといけません。それは……」
「投資した相手が失敗すれば利益が生まれず、俺は大金を失うだけで終わるから。で、合ってますか?」
「そ、そうです。リョウさん、投資をご存知だったんですね。ひどいですわ! 知ってたのならそう仰ってくださればいいのに!」
少し頬を膨らませたリーディアさんが可愛いのは置いといて、投資がこの世界にもあるとは思わなかった。
でも、考えてみれば王族や貴族が職人を囲って特注の品を作らせるのも投資のようなもんだしな。
そうとわかれば俺も投資してしまおう。
それで金を使い果たしたと分かれば、少なくとも俺の家に泥棒や強盗が来る事はないしね。
「良い投資先があれば教えていただけると嬉しいんですけど……」
「それでしたら、私共も投資している職人が……」
「それはなりません。会長」
音もなく室内に入って来た執事服の犬獣人がリーディアさんの言葉を遮った。
たしか、ボルタさんだっけ?
「ボルタ! ノックも無しに入って来るとはどういうつもりですの! 無礼ですわ!」
「失礼しました。ですが、会長より私は本日の業務を全て任されております。故に我が商会の損失を食い止めるのも私の仕事なのです」
「損失ですって?」
「はい。そちらの御仁に当商会が財政支援している職人を紹介すれば、当商会に還元されるべき見返りが減りましょう。また、独占していた商品が他にもあるとわかれば、当商会の売り上げにも影響します。故に投資している職人の紹介はなりません」
「くっ……」
これはボルタさんが正しいな。
技術とは独占してこそ意味があるからね。
それがわかっているからリーディアさんも何も言えないんだろう。
自身のわがままで商会の利益を損なう事になるんだから。
ん? ボルタさんが近づいて来たぞ。
「お客様。申し訳ありませんが、当商会から投資先の情報をお伝えする事はできません。今日のところはお引き取りを」
「ボルタ! 私の客人に無礼なっ!」
「いや、いいんだよ。リーディアさん。投資の事を教えてくれただけで十分だよ」
「リョ、リョウさん……」
俺のわがままでリーディアさんの立場を悪くするわけにはいかない。
投資先は自分で探せばいい。
ただ、それだけの事だ。
「会長はこちらで。お見送りは私が致します」
「コソコソと情報を流すような真似はしませんわ」
「ですが、懸念は無いに限りますので」
そう言うとボルタさんは俺を部屋から出すと、後を追おうとするリーディアさんを残して扉を閉めた。
そこまでやるか?
なんて頑固な爺さんだ!
「御足労いただいたのにこのような扱いとなり、申し訳ありません」
感情のこもってない謝罪は聞きなれているが、いつ聞いても苛立ちしかないな。
「気にしなくていい。貴方が気にするのは商会の事だけだ」
「その通りです。御理解いただけて幸いです」
ちっ、嫌味もさらっと返して来る。
老獪ここに極まれりだな!
「そう言えば最近この街の一部で有名な薬師が、とある新薬の開発を試みているそうです。しかし、新薬は豊富な知識と莫大な金銭、質の良い素材が必要ですから、一介の街の薬師程度では到底なし得ない事でしょう」
「何が仰りたいのですか?」
「深い意味はございません。ただ、御自身の力量に合った事をする方が良いと思っただけです」
なんだ! この野郎!
急にディスってきやがったぞ!
何なんだよ! いきなり!
新薬を完成させる事が難しいのはわかるけど、街の薬師だって頑張れば出来るかもしれないだろ!
それを知識だの金銭だのって……ん?
これってもしかして……
「表口は騒がしいでしょうから、裏口からどうぞ。それでは」
「ボルタさん、貴方……」
俺を裏口から出して、すぐに奥に消えようとしたボルタさんが振り向かないまま俺の言葉を手で制した。
「私は当商会の事を第一に考えております。会長が軽率な行動をとれば商会の信用問題になります。ですが、執事の愚行なら執事のクビを切ればいいだけです」
それだけ言うと、深々とボルタさんは裏口の扉を閉めた。
くそっ、ちょっとかっこいいと思っちゃったじゃないか!
「ありがとう。ボルタさん」
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