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第一章
反撃開始
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煉瓦造りの隊舎の壁が破壊されて崩れ、その瓦礫が周囲に散乱している。
一部が倒壊した隊舎内は混乱に陥っているようで、兵士達の叫び声が至るところから響いていた。
何でこんな事になったんだっ!
「こ、これは何事だっ! 一体何がどうなっているのだ!」
隊舎の奥からダウスター男爵とサイモン上級曹長が走ってきて、惨状を見て怒声を上げている。
どうやら2人は無事だったようだ。
「と、とにかく! 手の空いてる者は負傷者の救助を最優先にしろ! 衛生兵は片っ端から治療にあたれ!」
サイモン上級曹長が陣頭指揮を執り、瓦礫の中から傷ついた兵士達が救助されていく。
到着した衛生兵達が回復魔法や回復薬で傷を癒やしていき、近くにいた俺にも回復薬をくれた。
お陰で身体の痛みはだいぶマシになったよ。
全快にならないって事はそれだけダメージがデカかったって事か。
ったく、殺す気かよ。
それに、これは俺と大尉達との手合わせのはずだ。
他の人達が巻き込まれる必要なんかない!
そう思っているのはどうやら俺だけではなかったようだ。
「ジェニングス中将! これはどういう事だっ!」
スキンヘッドの筋骨隆々大男のダウスター男爵が、怒りに顔を歪ませて中将の元に詰め寄っていく。
なんか後ろから見たら熊みたいだな。
だが、中将はそれを気にした様子もなく、ただ平然としていた。
「ダウスター卿。無粋だぞ? 今は軍曹と大尉達との手合わせの最中だ。その戦いの場を横切るなど、無礼ではないか?」
怒りに満ちている男爵とは対照的に涼しげな声で中将は答えた。
「無粋? 無礼だと? 関係ない者にまで被害を及ぼして起きながら、よくそんな事が言えたものだな。おまけに隊舎まで被害を出すとはどういうつもりかっ? 第一、手合わせは明日になったのではなかったのか? アンダーソン大佐がそう言って、私とサイモン上級曹長を街の視察へと連れ出しのだぞ?」
はっ? 男爵とサイモン上級曹長がいなかったのってそういう事なの?
それって、中将が大佐に指示して男爵とサイモン上級曹長を連れ出したって事じゃないのか?
「なんと? それは大佐の勘違いだな。困ったものだ。部下の不手際を謝罪しよう。私からも大佐にはキツく言っておくからそれで許してくれ」
「け、卿は最初から、このつもりで……」
悪びれた様子もなく、淡々とした口調の中将に男爵は怒髪天を突くといった状態で声を震わせていた。
まぁ、髪はないんだけどね。
それにしても、さっきの会話でなんとなくわかった。
理由はわからないけど、俺の力量を測るつもりで殺す気なんだな。
俺は単なる力比べだと思ってたけど、そういう事なら話は別だ。
「とにかく! これ以上の立ち会いは私が……」
「お待ちください」
俺と大尉達との間に入って戦いを止めようとした男爵を俺は止めた。
男爵が振り返って俺の顔を見るや、少し目を見開いたように見える。
「ぐ、軍曹……待て、とはどういう事だ? これは最早正式な立ち会いとは呼べん。ここで終わっても貴官には何の咎もないのだぞ?」
俺を諭すようにゆっくり話してくれる男爵には申し訳ないが、今の俺に『はい、わかりました』と言える冷静さは残ってない。
「申し訳ありませんが、続きをやらせていただけませんか? このままでは腹の虫が治らないのです」
「むっ……そうか。そうだな。よかろう! これは貴官の戦いだ。私が口を挟むのはそれこそ無粋というものだ。後のことは私がどうとでもしてやるから、好きにやるがいい!」
崩れた隊舎の壁と傷ついた兵士の方をチラリと見た男爵はそう言って、バンっと俺の背中を押してくれた。
正確には背中を叩かれたんだけどね。
結構、痛かったよ?
「あれだけやられてまだやると言うのか? 勇気と蛮勇を履き違えているのではないか? いや、ここは素直に讃えてやる。見事な蛮勇だ」
「せっかく助かったのにぃ、自分から死ににくるのはどうなのかなぁ? うーん、まぁ、いっか! 戦いに犠牲は付きものだしねぇ! 大丈夫だよぉ、軍曹。ちゃんと供養はしてあげるからねぇ」
ああ、やっぱりこの人達も同じか。
名前に『フォン』が付いてたから中将も大尉も少尉も貴族だ。
あのライエル男爵と同じ腐りきった貴族だ。
平民の事なんか眼中にないんだ。
こんな奴らが帝国にはのさばっているのか?
こんな奴らのせいで苦しむ人達が出るのか?
なら、そんな奴らは俺が潰してやる!
「ヴォルガング大尉、リンテール少尉。お待たせして申し訳ありません」
「礼儀を心得ているようだな。だが、戦いには些かの手心も加えないぞ?」
そう言いながら魔剣に魔力を込め、構える大尉。
少尉はすでに魔法の詠唱に入っているようだ。
やる気があって結構だよ。
その方がこっちもやり易いからね。
では、仕切り直しといこうか。
「魔刃一刀流、リクト。参る!」
俺は抜刀の構えをとってから名乗りをあげた。
さあ、反撃開始だ。
一部が倒壊した隊舎内は混乱に陥っているようで、兵士達の叫び声が至るところから響いていた。
何でこんな事になったんだっ!
「こ、これは何事だっ! 一体何がどうなっているのだ!」
隊舎の奥からダウスター男爵とサイモン上級曹長が走ってきて、惨状を見て怒声を上げている。
どうやら2人は無事だったようだ。
「と、とにかく! 手の空いてる者は負傷者の救助を最優先にしろ! 衛生兵は片っ端から治療にあたれ!」
サイモン上級曹長が陣頭指揮を執り、瓦礫の中から傷ついた兵士達が救助されていく。
到着した衛生兵達が回復魔法や回復薬で傷を癒やしていき、近くにいた俺にも回復薬をくれた。
お陰で身体の痛みはだいぶマシになったよ。
全快にならないって事はそれだけダメージがデカかったって事か。
ったく、殺す気かよ。
それに、これは俺と大尉達との手合わせのはずだ。
他の人達が巻き込まれる必要なんかない!
そう思っているのはどうやら俺だけではなかったようだ。
「ジェニングス中将! これはどういう事だっ!」
スキンヘッドの筋骨隆々大男のダウスター男爵が、怒りに顔を歪ませて中将の元に詰め寄っていく。
なんか後ろから見たら熊みたいだな。
だが、中将はそれを気にした様子もなく、ただ平然としていた。
「ダウスター卿。無粋だぞ? 今は軍曹と大尉達との手合わせの最中だ。その戦いの場を横切るなど、無礼ではないか?」
怒りに満ちている男爵とは対照的に涼しげな声で中将は答えた。
「無粋? 無礼だと? 関係ない者にまで被害を及ぼして起きながら、よくそんな事が言えたものだな。おまけに隊舎まで被害を出すとはどういうつもりかっ? 第一、手合わせは明日になったのではなかったのか? アンダーソン大佐がそう言って、私とサイモン上級曹長を街の視察へと連れ出しのだぞ?」
はっ? 男爵とサイモン上級曹長がいなかったのってそういう事なの?
それって、中将が大佐に指示して男爵とサイモン上級曹長を連れ出したって事じゃないのか?
「なんと? それは大佐の勘違いだな。困ったものだ。部下の不手際を謝罪しよう。私からも大佐にはキツく言っておくからそれで許してくれ」
「け、卿は最初から、このつもりで……」
悪びれた様子もなく、淡々とした口調の中将に男爵は怒髪天を突くといった状態で声を震わせていた。
まぁ、髪はないんだけどね。
それにしても、さっきの会話でなんとなくわかった。
理由はわからないけど、俺の力量を測るつもりで殺す気なんだな。
俺は単なる力比べだと思ってたけど、そういう事なら話は別だ。
「とにかく! これ以上の立ち会いは私が……」
「お待ちください」
俺と大尉達との間に入って戦いを止めようとした男爵を俺は止めた。
男爵が振り返って俺の顔を見るや、少し目を見開いたように見える。
「ぐ、軍曹……待て、とはどういう事だ? これは最早正式な立ち会いとは呼べん。ここで終わっても貴官には何の咎もないのだぞ?」
俺を諭すようにゆっくり話してくれる男爵には申し訳ないが、今の俺に『はい、わかりました』と言える冷静さは残ってない。
「申し訳ありませんが、続きをやらせていただけませんか? このままでは腹の虫が治らないのです」
「むっ……そうか。そうだな。よかろう! これは貴官の戦いだ。私が口を挟むのはそれこそ無粋というものだ。後のことは私がどうとでもしてやるから、好きにやるがいい!」
崩れた隊舎の壁と傷ついた兵士の方をチラリと見た男爵はそう言って、バンっと俺の背中を押してくれた。
正確には背中を叩かれたんだけどね。
結構、痛かったよ?
「あれだけやられてまだやると言うのか? 勇気と蛮勇を履き違えているのではないか? いや、ここは素直に讃えてやる。見事な蛮勇だ」
「せっかく助かったのにぃ、自分から死ににくるのはどうなのかなぁ? うーん、まぁ、いっか! 戦いに犠牲は付きものだしねぇ! 大丈夫だよぉ、軍曹。ちゃんと供養はしてあげるからねぇ」
ああ、やっぱりこの人達も同じか。
名前に『フォン』が付いてたから中将も大尉も少尉も貴族だ。
あのライエル男爵と同じ腐りきった貴族だ。
平民の事なんか眼中にないんだ。
こんな奴らが帝国にはのさばっているのか?
こんな奴らのせいで苦しむ人達が出るのか?
なら、そんな奴らは俺が潰してやる!
「ヴォルガング大尉、リンテール少尉。お待たせして申し訳ありません」
「礼儀を心得ているようだな。だが、戦いには些かの手心も加えないぞ?」
そう言いながら魔剣に魔力を込め、構える大尉。
少尉はすでに魔法の詠唱に入っているようだ。
やる気があって結構だよ。
その方がこっちもやり易いからね。
では、仕切り直しといこうか。
「魔刃一刀流、リクト。参る!」
俺は抜刀の構えをとってから名乗りをあげた。
さあ、反撃開始だ。
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