28 / 54
Version 2 - 独立しました
Ver 2.04 迷子 1
しおりを挟む
毒牙の森 冒険者ランク 30~61
ゲルマニア北部に位置するダンジョン
その名の通り毒を有する魔物が多く
蜘蛛、蛇、樹木や植物類などの魔物が生息する
ここから環境の難易度も合わさり攻略が一気に難しくなる
逆を言えばここに慣れれば一人前と認められると言ってもいい
また、この森は地図はあるが宛てにできない
「イズル~、見えてきたよ」
「あ…あの森が動いてるやつ?」
遠目で目を凝らして森を見るイズル
大きな山に向かって数キロは続く森の木々がちょくちょく揺れている
揺れるどころか横に歩いているようにさえ見える
「そう、ここは地図がほとんど宛てにならない。道があるようでないから気を付けてね」
「え…どうやって出るの?」
「ここはダンジョンの境界がわからない開放型ってやつらしくてさ、まっすぐ進めば出れるよ」
「へー、なんか簡単そうだな」
「魔物も出るし方向もわからなくなるし最初は絶望するって聞いた、簡単そうに見えるけどそうじゃないのかも」
なるほど…魔物が出て戦ってたら確かに方向を気にする余裕なんてない
「ちゃんと目印つけながらいかないとな…」
「そうだねー、木は動くからあてにできないし」
「レーダー開発しといてよかったな」
「ほんとだね、仲間の位置がわかるのは発明でしょ」
「一応リタが持ってて、俺同じ術式使えるし」
「わかった」
レーダーを渡し、ふと気になった
「リタはここ来たことは?」
「ないよ~」
これはますます気を付けないとな…
森へ足を踏み入れると、絶望すると言われた理由がすぐにわかった
獣道らしい道はある、大きく開けた空間もある、日光も届くため明るい
だが音もなく来た道が塞がるのだ
振り返るといつの間にか塞がっている
「これは…やばいな…不安になる」
「すごいね…もしかしてこの森の木って全部…」
「わかる、もしかすると既に囲まれてるんじゃないかって気になるね」
「うん…怖い」
樹木系の魔物だらけなのだろうか?だが攻撃してくるわけではない
静かすぎる、それが逆に恐ろしい
「手ぶらじゃ帰りたくないし、一旦忘れて前に進もうか」
「そ…うだね…」
魔物なら燃やしてしまえば魔石になるんじゃないかとも思ったけどやめた
一斉に周りの樹木たちが敵意をむき出しにするとやられるのは俺たちだ
道を塞ぐだけで大人しいならあまり刺激しないようにしておこう
毒蜘蛛の魔物、食人植物などを倒しながら進むと、ごつごつとした岩場にたどり着いた
岩場であるにも関わらず相変わらず背の高い樹木に覆われた森だ
どこに根を張っているんだろうか
「ひゃっ!」
驚くリタの声にイズルも驚き、リタがイズルの腕を掴む
「びっくりした~洞窟だ」
リタの見る方向へ目をやるとツタが垂れ下がり、大きく口をあけた動物の顔にも見える洞窟があった
「ほんとだ、これを不意に見つけるとびっくりするな」
「びっくりしたよ~」
「でも道が塞がらないなら洞窟の方がいいなぁ…」
「あーそれはわかる」
動く木にうんざりしていたイズルとリタは迷わず洞窟へ入った
「あー暗いね」
「ちょっと待ってて、…光球」
リタの手から小さな光の球が現れ、周りを照らす
照らされた光を頼りに周りを見ると地下水があるのか、壁も床も水が絶えず流れている
「ちょっと冷えるね、それに常に水が流れてる。苔が生えないわけだ」
「足元も滑るね、気を付けて進もう」
「うん」
洞窟内は蜘蛛と蛇が多い、襲ってくる魔物だけ倒し、回収しながら進んでいると大きな空間に出た
大きな岩の亀裂のような空間だ
天井も岩、床も岩、巨大な剣で叩き割られたかのような場所で床が斜めになっている
流れる水のせいで足が滑りやすい
「ここは歩きにくいな…」
「うーん…どうする?引き返す?」
「そうするか…」
「あっ…」
「ん?」
後ろを振り返るとリタが居なかった
「あれ?リタ?」
リタが照らしてくれていたので一瞬で周りが真っ暗になり何も見えなくなった
不安を抑え、注意深く観察していると目の前で空気がかすかに揺れる気がした
「リタ?」
そっと足を出すと大きな壁のような物がイズルに衝突し、吹き飛ばされて洞窟を滑るように落ちていく
「いって…なんだ」
あたりは真っ暗で何も見えない
ふっと身体が軽くなった感覚を覚える
軽くなったんじゃない、落ちている
「やばい、どこまで落ちるんだ?激突したら俺じゃ確実に死ぬ」
イズルは両手を合わせる
「物理障壁、足場…展開」
障壁を張り、新術式の足場を空中に作り、着地した
反発させる作用を持つ魔法の出力を弱め、足場代わりにしている
反発作用を強めて移動に使う事も出来る
「これ開発しといてよかったな…なかったら死んでたぞ…」
リタを探知しようと術式を選ぶ準備をしていると声が聞こえてくる
「へへ…下で死んだかな?」
ぶつかってきたのは壁じゃなくてこいつらか
「無駄口叩くな、回収に行くぞ」
「へいへい、まーでも軽装だったよなぁ。売れる装備つけてるといいが」
「ここに来るまでの魔物くらい収納してるだろ、それでも十分だ」
「まぁ…そうだな」
こいつら常習犯か…少なくとも3人はいる
懲らしめてやりたいが今は先にリタを探そう
「生物探知…展開」
波紋が広がるような感覚がある
波紋に振れた生命体の位置が頭に流れ込んで来た
やっぱりさっきのやつらは3人か
「おい、魔法使ってるぞ」
「ちっ生きてんのか」
「急げ、無事じゃないはずだ。トドメ刺すぞ」
くっ…余計な事をしてしまった…しかも魔道具の方は高度な設計にしてあるから仲間が色分けして表示されるが今はそんな準備もない
漠然と生物の位置がわかっただけだ
リタにレーダーを持たせたので見つけてもらったほうが早そうだが
あいつらと一緒にいる感じじゃなかった
ってことはリタも落とされたのか
まずいな、急いで合流しなきゃ
「光球、展開」
光が上に行かないよう遮りながら下を見るも底が見えない
「やばいな…どこまで落ちるかわからないのか…リタ…」
こうしていても始まらない
俺も降りよう
「浮遊…展開」
イズルは足場から飛び降り、ゆっくりと落ち始めた
◆ ◆ ◆
5分ほど降りただろうか、着地する事ができた
人骨が散乱しており、ここで何人も犠牲になっている事がわかる
最悪なのは10歩ほど進んだ先に崖の続きがある事だ
軽く周りを見渡す限りリタの気配はない
さらに下に落ちた可能性がある
「あいつら絶対許さんぞ…リタ…どこだ…」
数分散策し、同じ階にリタが居ない事を祈って更に下へ降りた
次の崖はそれほど深くは無く、すぐに着地できた
水がくるぶしまで来るほど貯まっており
周りに壁は無い
天井も高く、光球では見通せなかった
「デカイ空間に落ちたのか…まずは壁を探さなきゃな…」
しばらく歩いていると壁を見つけ、扉を発見した
明らかに人口の扉だ
人一人がやっと通れるほどの大きさ
「なんだありゃ…人工物?誰か住んでるのか…まぁさっきのやつらだろうな」
ゲルマニア北部に位置するダンジョン
その名の通り毒を有する魔物が多く
蜘蛛、蛇、樹木や植物類などの魔物が生息する
ここから環境の難易度も合わさり攻略が一気に難しくなる
逆を言えばここに慣れれば一人前と認められると言ってもいい
また、この森は地図はあるが宛てにできない
「イズル~、見えてきたよ」
「あ…あの森が動いてるやつ?」
遠目で目を凝らして森を見るイズル
大きな山に向かって数キロは続く森の木々がちょくちょく揺れている
揺れるどころか横に歩いているようにさえ見える
「そう、ここは地図がほとんど宛てにならない。道があるようでないから気を付けてね」
「え…どうやって出るの?」
「ここはダンジョンの境界がわからない開放型ってやつらしくてさ、まっすぐ進めば出れるよ」
「へー、なんか簡単そうだな」
「魔物も出るし方向もわからなくなるし最初は絶望するって聞いた、簡単そうに見えるけどそうじゃないのかも」
なるほど…魔物が出て戦ってたら確かに方向を気にする余裕なんてない
「ちゃんと目印つけながらいかないとな…」
「そうだねー、木は動くからあてにできないし」
「レーダー開発しといてよかったな」
「ほんとだね、仲間の位置がわかるのは発明でしょ」
「一応リタが持ってて、俺同じ術式使えるし」
「わかった」
レーダーを渡し、ふと気になった
「リタはここ来たことは?」
「ないよ~」
これはますます気を付けないとな…
森へ足を踏み入れると、絶望すると言われた理由がすぐにわかった
獣道らしい道はある、大きく開けた空間もある、日光も届くため明るい
だが音もなく来た道が塞がるのだ
振り返るといつの間にか塞がっている
「これは…やばいな…不安になる」
「すごいね…もしかしてこの森の木って全部…」
「わかる、もしかすると既に囲まれてるんじゃないかって気になるね」
「うん…怖い」
樹木系の魔物だらけなのだろうか?だが攻撃してくるわけではない
静かすぎる、それが逆に恐ろしい
「手ぶらじゃ帰りたくないし、一旦忘れて前に進もうか」
「そ…うだね…」
魔物なら燃やしてしまえば魔石になるんじゃないかとも思ったけどやめた
一斉に周りの樹木たちが敵意をむき出しにするとやられるのは俺たちだ
道を塞ぐだけで大人しいならあまり刺激しないようにしておこう
毒蜘蛛の魔物、食人植物などを倒しながら進むと、ごつごつとした岩場にたどり着いた
岩場であるにも関わらず相変わらず背の高い樹木に覆われた森だ
どこに根を張っているんだろうか
「ひゃっ!」
驚くリタの声にイズルも驚き、リタがイズルの腕を掴む
「びっくりした~洞窟だ」
リタの見る方向へ目をやるとツタが垂れ下がり、大きく口をあけた動物の顔にも見える洞窟があった
「ほんとだ、これを不意に見つけるとびっくりするな」
「びっくりしたよ~」
「でも道が塞がらないなら洞窟の方がいいなぁ…」
「あーそれはわかる」
動く木にうんざりしていたイズルとリタは迷わず洞窟へ入った
「あー暗いね」
「ちょっと待ってて、…光球」
リタの手から小さな光の球が現れ、周りを照らす
照らされた光を頼りに周りを見ると地下水があるのか、壁も床も水が絶えず流れている
「ちょっと冷えるね、それに常に水が流れてる。苔が生えないわけだ」
「足元も滑るね、気を付けて進もう」
「うん」
洞窟内は蜘蛛と蛇が多い、襲ってくる魔物だけ倒し、回収しながら進んでいると大きな空間に出た
大きな岩の亀裂のような空間だ
天井も岩、床も岩、巨大な剣で叩き割られたかのような場所で床が斜めになっている
流れる水のせいで足が滑りやすい
「ここは歩きにくいな…」
「うーん…どうする?引き返す?」
「そうするか…」
「あっ…」
「ん?」
後ろを振り返るとリタが居なかった
「あれ?リタ?」
リタが照らしてくれていたので一瞬で周りが真っ暗になり何も見えなくなった
不安を抑え、注意深く観察していると目の前で空気がかすかに揺れる気がした
「リタ?」
そっと足を出すと大きな壁のような物がイズルに衝突し、吹き飛ばされて洞窟を滑るように落ちていく
「いって…なんだ」
あたりは真っ暗で何も見えない
ふっと身体が軽くなった感覚を覚える
軽くなったんじゃない、落ちている
「やばい、どこまで落ちるんだ?激突したら俺じゃ確実に死ぬ」
イズルは両手を合わせる
「物理障壁、足場…展開」
障壁を張り、新術式の足場を空中に作り、着地した
反発させる作用を持つ魔法の出力を弱め、足場代わりにしている
反発作用を強めて移動に使う事も出来る
「これ開発しといてよかったな…なかったら死んでたぞ…」
リタを探知しようと術式を選ぶ準備をしていると声が聞こえてくる
「へへ…下で死んだかな?」
ぶつかってきたのは壁じゃなくてこいつらか
「無駄口叩くな、回収に行くぞ」
「へいへい、まーでも軽装だったよなぁ。売れる装備つけてるといいが」
「ここに来るまでの魔物くらい収納してるだろ、それでも十分だ」
「まぁ…そうだな」
こいつら常習犯か…少なくとも3人はいる
懲らしめてやりたいが今は先にリタを探そう
「生物探知…展開」
波紋が広がるような感覚がある
波紋に振れた生命体の位置が頭に流れ込んで来た
やっぱりさっきのやつらは3人か
「おい、魔法使ってるぞ」
「ちっ生きてんのか」
「急げ、無事じゃないはずだ。トドメ刺すぞ」
くっ…余計な事をしてしまった…しかも魔道具の方は高度な設計にしてあるから仲間が色分けして表示されるが今はそんな準備もない
漠然と生物の位置がわかっただけだ
リタにレーダーを持たせたので見つけてもらったほうが早そうだが
あいつらと一緒にいる感じじゃなかった
ってことはリタも落とされたのか
まずいな、急いで合流しなきゃ
「光球、展開」
光が上に行かないよう遮りながら下を見るも底が見えない
「やばいな…どこまで落ちるかわからないのか…リタ…」
こうしていても始まらない
俺も降りよう
「浮遊…展開」
イズルは足場から飛び降り、ゆっくりと落ち始めた
◆ ◆ ◆
5分ほど降りただろうか、着地する事ができた
人骨が散乱しており、ここで何人も犠牲になっている事がわかる
最悪なのは10歩ほど進んだ先に崖の続きがある事だ
軽く周りを見渡す限りリタの気配はない
さらに下に落ちた可能性がある
「あいつら絶対許さんぞ…リタ…どこだ…」
数分散策し、同じ階にリタが居ない事を祈って更に下へ降りた
次の崖はそれほど深くは無く、すぐに着地できた
水がくるぶしまで来るほど貯まっており
周りに壁は無い
天井も高く、光球では見通せなかった
「デカイ空間に落ちたのか…まずは壁を探さなきゃな…」
しばらく歩いていると壁を見つけ、扉を発見した
明らかに人口の扉だ
人一人がやっと通れるほどの大きさ
「なんだありゃ…人工物?誰か住んでるのか…まぁさっきのやつらだろうな」
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる