20 / 54
Version 1 - ヴァルケンヘクセ
Ver 1.19 機嫌の悪い女神がチョロい 1
しおりを挟む
神界
女神は生意気な勇者のサポートに疲れ切っていた
真っ白い部屋に豪華なテーブルと紅茶を並べ、椅子に座って足を組み
けだるそうに肘を立てて紅茶を啜る
「はー…あのクソ勇者の相手ほんっと疲れるわ。なんで私が毎回変装して近づかなきゃいけないのよ。見境なしに女に声かけてるし顔もたいして良くもないのになんであんなに自信過剰なんだか…資質があれだけ高くなけりゃ絶対相手にしないのに…」
ぼーっとしながらまた紅茶を啜る
「そういやヴァルケンヘクセに送ったやつ死んだかなー。生きてたらサポートしなきゃいけないし死んでて欲しい。けど八つ当たりしたいから生きてて欲しい」
女神は手を伸ばし、左右に振る
ヴァルケンヘクセが空に映し出され、イズルの顔が浮かび上がった
ちょうどビアスと話しているところだ
「え!?なにあの美形、めっちゃ好み。てかなんであいつ生きてんの?隣の美形はあいつの何なの??」
女神は食い入るようにビアスの顔を覗き込む
「えー…どういう事?彼が勇者なら私喜んでサポートするのに…」
女神はうーん、と唸りながらテーブルを指で叩く
「よし、ちょっと行ってみよ」
◆ ◆ ◆
ヴァルケンヘクセ ゲルマニアの宿
イズルは一人で自室のテーブルに座り、魔石を眺めていた
新しい術式について思考を巡らせていると扉を叩く音がする
コンコン
………
ん?リタか?なら声かけて来そうだけど、なんで黙ってるんだ?
………
………
………
「ちょっと!なんで黙ったままなのよ!開けなさいよ!」
女神はしびれを切らして入って来た
「うわっ、誰だお前…あれ?見たことあるな…」
深くフードを被った女神は扉を閉め、足早にテーブルに着く
「私はルトラリッサ=ガブリア=バーサー、あなたに神託を授ける者よ」
「は?俺は神なんか信仰しちゃいないが…」
「今日会った貴族の男、彼に会わせなさい」
「神託じゃねーのかよ。お前の私欲じゃねーか」
「くっ…神託を授けるために必要なのよ!さっさと会わせなさい」
なんでこいつ荒れてんだ…ちょっと女神を思い出して腹立つな
「知るかよ、俺はあいつに頼る気ないし場所も知らん」
「あんた面識あるでしょ?その辺の人に聞けばわかるんじゃないの?」
「おい、そういえばなんで俺が面識有ることを知ってる」
(あっ……)
「フード取れ、怪しすぎるだろ」
ルトラはそっとフードを取る
「はぁ?お前今更何しに来たんだよ。お前のせいで最初の数週間は地獄見たんだぞ」
「まぁ、生きてたらサポートしなきゃいけない決まりだし…」
イズルは疑いの目でルトラを見つめる
「うそくさ、用があるなら勝手に行けばいいだろ。女神なんだし」
「う、嘘じゃないわよ!仮にも神なんだから嘘なんて言えるわけないでしょ」
「ほーぉ、そうか。じゃあなんでビアスに用があるんだ?」
「ビアス様って言うのね…なるほど…」
ルトラは頬に手を当て顔を赤くする
「おい俺の質問に答えろ」
「嘘は言えないからね、答えない」
マジかよこいつ…嘘は言えなくても無視はできるとかホント何なの
「そうか…じゃあビアスの顔が気に入ったか?あいつ容姿端麗だしな」
「くっ…卑怯よ!二択で迫るなんて」
「いいから答えろポンコツ女神」
「そ、そうよ…悪い?私だって女だもの」
「おまっ…ハーレム云々で堕落とか言ってなかったか…」
「うるさいわね!私のは純愛だからいいのよ!」
まぁいいけど、勝手にしたらいい
だが本当に何の用で来たんだ?まさかビアスに会いに来ただけか?
マジで?サポートしなきゃいけないんじゃないの???
「そういや俺のサポートってなんだよ」
「あぁ、あんたも一応勇者って扱いになるのよ。最弱だけど?」
「くっそ…それはお前のせいだろうが…サポートしに来たんならスキルのひとつでも置いてけよ」
「あ、それ無理なの。神界じゃないと授けられない決まりだから」
「マジで何しに来たんだよ」
「あんたが死なないとサポートしなきゃいけないじゃない、さっさと死んでほしいのよ」
おっほ、こいつぁやべー
こいつ絶対悪魔だろ、何が何でも生き残ってやる
「あっそ、残念ながら生きてまーす。でもなんで女神のクセにビアスの名前も知らないんだ?」
「くっ…はやく死ねばいいのに…女神って言っても遣わした人間を介してしか介入できないのよ、全ての生命は創造主たる大いなる父の物だもの」
それじゃ俺がいなきゃビアスに会えないだろ
頭悪いなこいつ
「俺が死んだらこの世界に介入できないんだったらビアスにも会えなくなるんじゃないのか?」
「う……あんたが死ねば新しいの送ればいいだけでしょ」
「おいおいおいおい~?大いなる父よこいつ父の物を消耗品のように扱ってますよ~?」
イズルは天井に顔を向けわざとらしく声をあげた
「やめなさい!あんたはもう私が遣わしたから私にも関与する権利があるのよ!」
「なんだそりゃ、つまらんな。なんだっけル…ルテラッサ」
「ルトラリッサよ!」
「あっそう、じゃあ機会があったらビアスに紹介してやるからサポートしてみろよ」
「え?ホントに?じゃあこの世界を救う方法を教えてあげる。この世界は竜に支配されてるわ。竜を殺せば救う事ができる、続きはビアス様に紹介してくれたら話すわ」
なんか割とチョロいな…拍子抜けする
しかし竜か…一度も聞いたことないが…誰か知ってるかな
「ねぇ、答えたでしょ。いつ紹介してくれるの?」
うるせーなサポートはお前の義務だろ甘えんな
………とは言え約束したのは俺だしな、どうやって会う事にしようか
ビアスに俺から借りは作りたくないし
「今はまだ会う予定はないが。そうだな…どっちにしたってルトラを呼ぶ方法がわからないんじゃセッティングできないぞ」
「なっ…なんであんたに愛称で呼ばれなきゃいけないのよ!」
「名前なげーんだよ嫌なら改名してこい」
「くっ…大いなる父に授かった名を…改名なんかできるわけないでしょ!」
「いいから連絡する方法は無いのか?会いに行くタイミングになるまでずっと俺を監視してられるのか?」
「くっ…あんたに頼らなきゃいけないのは屈辱だわ…」
「じゃあやめる?」
「やめないわよ!はいコレ!」
ルトラは小さな鐘をテーブルに置いた
「それを鳴らせば私にだけ聞こえるわ。そしたらこっちに来る」
イズルが鐘を勢いよく振るとルトラは頭を抱えた
「なんも聞こえねーな」
「こっちは頭に響きまくってんのよ!さっさとしまいなさい!」
「ちょっと面白いな」
「だから渡したくなかったのよ!!」
こっちに来る時と今じゃだいぶ立場が変わったな
ビアスを餌にしばらく遊べるかもしれない
「ま、約束は約束だしな。近いうちにセッティングするよ、あいつに借りは作りたくないからしばらく待て」
「絶対よ!約束破ったら地獄に落としてやるんだから」
「はいはい、それじゃ今日のところはお引き取りください。チリーン」
イズルが鐘を勢いよく振る
ルトラはまた頭を抱えた
「くっそ…絶対いたずらに使うんじゃないわよ!」
ルトラは扉を開けもせず進むと次第に薄くなって消えていった
女神は生意気な勇者のサポートに疲れ切っていた
真っ白い部屋に豪華なテーブルと紅茶を並べ、椅子に座って足を組み
けだるそうに肘を立てて紅茶を啜る
「はー…あのクソ勇者の相手ほんっと疲れるわ。なんで私が毎回変装して近づかなきゃいけないのよ。見境なしに女に声かけてるし顔もたいして良くもないのになんであんなに自信過剰なんだか…資質があれだけ高くなけりゃ絶対相手にしないのに…」
ぼーっとしながらまた紅茶を啜る
「そういやヴァルケンヘクセに送ったやつ死んだかなー。生きてたらサポートしなきゃいけないし死んでて欲しい。けど八つ当たりしたいから生きてて欲しい」
女神は手を伸ばし、左右に振る
ヴァルケンヘクセが空に映し出され、イズルの顔が浮かび上がった
ちょうどビアスと話しているところだ
「え!?なにあの美形、めっちゃ好み。てかなんであいつ生きてんの?隣の美形はあいつの何なの??」
女神は食い入るようにビアスの顔を覗き込む
「えー…どういう事?彼が勇者なら私喜んでサポートするのに…」
女神はうーん、と唸りながらテーブルを指で叩く
「よし、ちょっと行ってみよ」
◆ ◆ ◆
ヴァルケンヘクセ ゲルマニアの宿
イズルは一人で自室のテーブルに座り、魔石を眺めていた
新しい術式について思考を巡らせていると扉を叩く音がする
コンコン
………
ん?リタか?なら声かけて来そうだけど、なんで黙ってるんだ?
………
………
………
「ちょっと!なんで黙ったままなのよ!開けなさいよ!」
女神はしびれを切らして入って来た
「うわっ、誰だお前…あれ?見たことあるな…」
深くフードを被った女神は扉を閉め、足早にテーブルに着く
「私はルトラリッサ=ガブリア=バーサー、あなたに神託を授ける者よ」
「は?俺は神なんか信仰しちゃいないが…」
「今日会った貴族の男、彼に会わせなさい」
「神託じゃねーのかよ。お前の私欲じゃねーか」
「くっ…神託を授けるために必要なのよ!さっさと会わせなさい」
なんでこいつ荒れてんだ…ちょっと女神を思い出して腹立つな
「知るかよ、俺はあいつに頼る気ないし場所も知らん」
「あんた面識あるでしょ?その辺の人に聞けばわかるんじゃないの?」
「おい、そういえばなんで俺が面識有ることを知ってる」
(あっ……)
「フード取れ、怪しすぎるだろ」
ルトラはそっとフードを取る
「はぁ?お前今更何しに来たんだよ。お前のせいで最初の数週間は地獄見たんだぞ」
「まぁ、生きてたらサポートしなきゃいけない決まりだし…」
イズルは疑いの目でルトラを見つめる
「うそくさ、用があるなら勝手に行けばいいだろ。女神なんだし」
「う、嘘じゃないわよ!仮にも神なんだから嘘なんて言えるわけないでしょ」
「ほーぉ、そうか。じゃあなんでビアスに用があるんだ?」
「ビアス様って言うのね…なるほど…」
ルトラは頬に手を当て顔を赤くする
「おい俺の質問に答えろ」
「嘘は言えないからね、答えない」
マジかよこいつ…嘘は言えなくても無視はできるとかホント何なの
「そうか…じゃあビアスの顔が気に入ったか?あいつ容姿端麗だしな」
「くっ…卑怯よ!二択で迫るなんて」
「いいから答えろポンコツ女神」
「そ、そうよ…悪い?私だって女だもの」
「おまっ…ハーレム云々で堕落とか言ってなかったか…」
「うるさいわね!私のは純愛だからいいのよ!」
まぁいいけど、勝手にしたらいい
だが本当に何の用で来たんだ?まさかビアスに会いに来ただけか?
マジで?サポートしなきゃいけないんじゃないの???
「そういや俺のサポートってなんだよ」
「あぁ、あんたも一応勇者って扱いになるのよ。最弱だけど?」
「くっそ…それはお前のせいだろうが…サポートしに来たんならスキルのひとつでも置いてけよ」
「あ、それ無理なの。神界じゃないと授けられない決まりだから」
「マジで何しに来たんだよ」
「あんたが死なないとサポートしなきゃいけないじゃない、さっさと死んでほしいのよ」
おっほ、こいつぁやべー
こいつ絶対悪魔だろ、何が何でも生き残ってやる
「あっそ、残念ながら生きてまーす。でもなんで女神のクセにビアスの名前も知らないんだ?」
「くっ…はやく死ねばいいのに…女神って言っても遣わした人間を介してしか介入できないのよ、全ての生命は創造主たる大いなる父の物だもの」
それじゃ俺がいなきゃビアスに会えないだろ
頭悪いなこいつ
「俺が死んだらこの世界に介入できないんだったらビアスにも会えなくなるんじゃないのか?」
「う……あんたが死ねば新しいの送ればいいだけでしょ」
「おいおいおいおい~?大いなる父よこいつ父の物を消耗品のように扱ってますよ~?」
イズルは天井に顔を向けわざとらしく声をあげた
「やめなさい!あんたはもう私が遣わしたから私にも関与する権利があるのよ!」
「なんだそりゃ、つまらんな。なんだっけル…ルテラッサ」
「ルトラリッサよ!」
「あっそう、じゃあ機会があったらビアスに紹介してやるからサポートしてみろよ」
「え?ホントに?じゃあこの世界を救う方法を教えてあげる。この世界は竜に支配されてるわ。竜を殺せば救う事ができる、続きはビアス様に紹介してくれたら話すわ」
なんか割とチョロいな…拍子抜けする
しかし竜か…一度も聞いたことないが…誰か知ってるかな
「ねぇ、答えたでしょ。いつ紹介してくれるの?」
うるせーなサポートはお前の義務だろ甘えんな
………とは言え約束したのは俺だしな、どうやって会う事にしようか
ビアスに俺から借りは作りたくないし
「今はまだ会う予定はないが。そうだな…どっちにしたってルトラを呼ぶ方法がわからないんじゃセッティングできないぞ」
「なっ…なんであんたに愛称で呼ばれなきゃいけないのよ!」
「名前なげーんだよ嫌なら改名してこい」
「くっ…大いなる父に授かった名を…改名なんかできるわけないでしょ!」
「いいから連絡する方法は無いのか?会いに行くタイミングになるまでずっと俺を監視してられるのか?」
「くっ…あんたに頼らなきゃいけないのは屈辱だわ…」
「じゃあやめる?」
「やめないわよ!はいコレ!」
ルトラは小さな鐘をテーブルに置いた
「それを鳴らせば私にだけ聞こえるわ。そしたらこっちに来る」
イズルが鐘を勢いよく振るとルトラは頭を抱えた
「なんも聞こえねーな」
「こっちは頭に響きまくってんのよ!さっさとしまいなさい!」
「ちょっと面白いな」
「だから渡したくなかったのよ!!」
こっちに来る時と今じゃだいぶ立場が変わったな
ビアスを餌にしばらく遊べるかもしれない
「ま、約束は約束だしな。近いうちにセッティングするよ、あいつに借りは作りたくないからしばらく待て」
「絶対よ!約束破ったら地獄に落としてやるんだから」
「はいはい、それじゃ今日のところはお引き取りください。チリーン」
イズルが鐘を勢いよく振る
ルトラはまた頭を抱えた
「くっそ…絶対いたずらに使うんじゃないわよ!」
ルトラは扉を開けもせず進むと次第に薄くなって消えていった
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる