異世界で魔物と産業革命

どーん

文字の大きさ
上 下
4 / 41

第4話 - アラクネさん

しおりを挟む
俺たちは住処を後にし、川の上流へ向かってアラクネがいるであろう岩山を目指していた。

日は高くなり、正午くらいだろうか、随分歩いた。
ようやく、道半分というところか、この調子だと大変そうだな。

するとまめいが疲れた顔をしながら声を上げた。

「つかれたー!休憩しようよー!」

たしかに、朝エルフと別れてから歩き詰めだ。

「そうしようか...さすがに歩きっぱなしだな」

俺たちは川で水を口にし、木陰に腰を下ろした。
そういえば、アラクネとはどういう魔物だろうか?気性は荒いのかな...そもそも会話する余裕があるんだろうか...
急に不安になってきた...アドバイスを貰ったとはいえ何も考えて無さ過ぎたな

「アヌビス、アラクネには会ったことある?」
「うーん、ボクが食べる獣や魔獣以外はあまり関心を示したことがないなぁ」

食い意地のはった犬だ...
食べ物以外に興味はないのか、そもそも人間の調理が目当てのような犬だしな...
仕方ないか

「捕食対象ではないという事か」
「そうだねー、そもそも上半身が女の魔物なんて見たことがないから
縄張りが違うんだろうし、たぶん、数も多くないんじゃないかな」

うーむ、手がかりがなさすぎる、もっとあのエルフに聞いておけばよかった。
後悔しても仕方ない、いざとなったら逃げるしかないな...

ふとまめいの方に目をやると、まめいの口がうごいている

「まめい?」

まめいは振り向いた、何かを口に入れてもぐもぐと咀嚼している。

「おい、拾い食いはダメだろ...お母さんに言われなかったか?」

まめいは咀嚼しながら話し始めた

「この世界の食物の味とか調べてるのー、料理に何使えばいいかわからないでしょー」

体張りすぎだろ、口にモノいれたまま喋るな
まめいは口に入れたもの俺らの目に触れないところへ吐き出し、戻ってきた

「一応、飲み込まないようにしてる、毒があるかもしれないし、食べれるものなのかどうか、味見だけしてる」
「あ、ありがたいがリスク高すぎだろ...」
「こんな世界じゃ料理くらいしか楽しみがないしー私が役に立つのも料理くらいだしー」
「うーん、今まで毒のある食べ物はあったのか?」
「正直毒かどうかはわからないけど、刺激の強い食べ物はいくつかあった」
「刺激?」
「舌がビリビリするとか」
「それはやだな...、死なない程度に頼むぞ...」

アヌビスが話しかけてきた。

「彼女は毒に犯されたのかい?」
「いや、料理に使える素材を調べるために片っ端から食べてるんだってさ
どうにかならないかな」
「そういう事なら解毒魔術を使えるよ、毒のある獣や魔獣は少なくない
生きていくために必要な術だよ」
「おぉ、それはありがたいな、困った時はぜひ助けてほしい」
「おっけー、必要な時に教えて」

助かる、アヌビスは意外と万能だ。
しかしファンタジーなら回復魔術も欲しいところだ、いつか使えるようになるといいんだけど



そろそろ、旅を再開しよう。十分に休めた。
俺たちは川沿いに上流へ向かい、歩き始めた。

アヌビスと一緒だからか、道中危険な事は一度もなく岩山までたどり着いた
まだ日は高く元の世界で言うと2時か3時というところだというのに、岩山の周りの森は暗い
巨大な木が多く、空は見えないほどに生い茂り、じめじめしている。

クモの巣がちらほら見えるようになり、いよいよ縄張りに入ったというところだろうか

しかしアラクネの姿はまったくもって見当たらなかった。
やはり個体数が少ないのだろうか
このまま何の成果もなしに帰るのは避けたい、野宿の覚悟もしたほうがいいのだろうか

しばらく森を探索していると大きな白い塊が見えた
おそらく、クモの繭だ

アラクネのものなのか、他のクモの魔物のものかわからない
もしかしたらクモが糸でぐるぐる巻きにした捕食済みの獲物かもしれない...

調べようと、おそるおそる近寄ろうとすると、小さな物音が聞こえる...
上だ!

上へ目をやると上半身が女、下半身が蜘蛛の魔物が大きな木に垂直に立ち、こちらを見ている。
既に攻撃態勢に入っており、こちらへ魔術による攻撃を行ってきた

ぼんやりと光る光の玉を2~3個体の周りに浮かべ
1つずつ、高速で飛ばしてきた。

俺はとっさに繭から離れるように飛びのいた
光の玉は木にぶつかり、小さくはじけた
木はくぼみ、くらえばひとたまりもない威力であろうことがわかる

アラクネは繭の前に立ちはだかり、上半身の腕を広げ、また光の玉を作り出した

「私の子供たちに何をするつもりだ」

風を切るような音がした

アヌビスが間に割って入り、牙を向き、毛を逆立て、今までに聞いたこともないような声でうなりはじめた。

唸り声をあげるや否やアヌビスは飛び掛かりアラクネを踏み台にして木へ飛び移る
踏み台にされたアラクネはよろけ、アヌビスを標的に光の玉を飛ばし始めた

目で追うのが難しいほどの素早さでアヌビスは光の玉をかわし、アラクネの背後へ着地した
アヌビスの毛がざわざわと揺れ、大きく口を開けて吠えると
どこからともなく突風が吹き荒れ、アラクネは木へ叩きつけられた

アラクネは「ううっ」という小さな声と共に地面へ崩れ落ちる
すかさず、アヌビスはとびかかり、アラクネの両腕を前足で押さえ、アラクネの顔をその大きな口で挟みこんだ。
アヌビスが顎に力を入れ、アラクネの顔が歪むのがわかる。

「や、やめて!降参!!助けて!!!!」

これはまずい!アラクネが死ぬ!!!!!
俺は声を張り上げ、アヌビスを静止した。

「アヌビス!やめろ!!」

それを聞いたアヌビスは目を一瞬こちらに向け、アラクネの顔から口は離したものの、アラクネを睨みつけ、恐ろしい声で唸り続けている。

アラクネは泣きそうな声で懇願し始めた。

「た、助けて...まだ生まれてもいない子供たちがいるの...」

俺はアラクネの元へ駆け寄り、話しかけた

「二人とも落ち着いてくれ、アラクネ、もう攻撃の意思はないか?」

アラクネは目の前にアラクネ自身を押さえつけているアヌビスにひどくおびえ、小さく何度もうなずいた。

「アヌビス、離してやってくれないか」

アヌビスは数歩後ろへ下がり、俺の横に立ち、唸るのをやめた
アラクネは起き上がりもせず、顔を手で覆い、泣き始めた。

「うぅぅぅ...人の家にいきなり上がり込んで何するのよぅ...」

さすがの俺も罪悪感を感じる
まめいは俺とアヌビスのずっと後ろで目を丸くし、大きな木の陰から半身を晒しながらがたがたと震えつつ、声を上げている

「女の子を泣かすなー!変態どもー!」

本当に申し訳ない...

「ごめん...敵意はなかったんだ。アラクネが織物の達人だと聞いて
織物を分けてくれないかと思って訪れただけなんだけど...
興味本位でつい、不用意に近づいてしまった」

「うぅ...うぅう...えっ...えっ...」

完全に俺が悪者である。
これが人間相手なら完全に強盗だ、正座しながら待とう。



しばらくしてアラクネが落ち着き、話をすることができた。

俺たちのいきさつを話し、エルフとの取引に織物が利用できることを伝えた。
すると、アラクネは思いのほか食い気味に話を聞いてくれた。

「エルフとの取引に私の織物が使えるの?」
「そうらしい、エルフ自身がそう言ってくれたんだ。」
「そういう発想は無かったわ、面白そう。ねぇ、どんなものと交換できるのかしら?」
「それはまだ取引の場が設けられていないからわからない、まずはアラクネ製の布が必要で、それを見てもらってから、交換する場が設けられると思うよ。」

どうやらアラクネは半身が人なだけあって、人間とも会話が可能なようだ
まめいは最初こそ震えあがっていたが、徐々に慣れてきたのか、いつの間にかアラクネを囲んで話に参加している。

「石鹸とかあるかなー?お風呂入りたいよぉ」

そういえばここに来てから風呂に入っていない、そろそろ頭もかゆい

「そうだなぁーお湯はなくても、水でいいから体洗いたいなぁ」

アラクネは少し考え、質問をしてきた

「その取引、私にも利益はあるかしら?魔物と人が会話するなんて考えたこともなかった。その取引自体は貴方にしかできないでしょうし、私が協力するメリットが無いわ」
「うーん、そういわれれば確かに...エルフの持ち物でアラクネが欲しいものがあればいいんだけど」
「それはあるかもしれないけど、今のままでも困ってはいないし、わざわざそうする必要がないもの」
「うーん、そうだなぁ...それなら俺たちと一緒に暮らさないか?」
「え?なぜ?」
「見たところ一人で子供たちを守っているんだろう?、俺たちと一緒に暮らせるならきっとアヌビスが守ってくれると思うんだ。」
「そ、それは...天敵がいないわけではないし、あ、ありがたいけど...」

アラクネはおそるおそる、アヌビスの方へ目をやり、すぐに目を伏せ、震え始めた。
当然の反応だ

アヌビスはゆっくりと横になり、話し始めた

「ボクはこの人間たちが攻撃されないなら構わないよ。
アラクネの子供たちも守るよ。」

アラクネはパッと明るい表情を見せたが、すぐに不思議そうな表情で質問をしてきた

「あなたほど強いなら子供たちも安全だし、正直、すごくうれしいけど、なぜそこまでできるの?私と貴方たちは関わる理由がないのよ」

アヌビスはあくびをしながら眠たそうに話し続ける

「この人間たちの生活が潤うという事は、食事の種類が増えるんだ。
つまりうまいものがたくさん食べれる。エルフの食べ物も気になるなぁ」

食い意地が理由か...まぁ、それでお互い利益が一致しているなら今はこのままでいい
アラクネは少し安心したように笑みがこぼれた

「ふふっ、私も食べていいかしら?」

これは...!話がまとまりそうだ!このまま押し切りたい!

「お、もちろん、みんなで食べよう。来てくれる気になった?」
「そうね、悪くない条件だわ、私は子供たちを育てるのに安全な巣作りができる
犬さんはご飯がいっぱい食べれる
人間の貴方たちは生活が潤うのよね?みんな利益があるなら断る理由はないわ」

「決まりだ!アラクネも今日から家族だな。」
「ありがとう、正直生きた心地がしなかったけど...」
「それは..悪かった...」
「ふふふ、でもいいわ、今よりもいい環境が手に入るんだもの」
「これからよろしく。」
「ええ、よろしく」
「そうと決まれば移動しよう!」

俺たちは新しい生活のため意気揚々と住処への帰路へ着いた
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

性奴隷を飼ったのに

お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。 異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。 異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。 自分の領地では奴隷は禁止していた。 奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。 そして1人の奴隷少女と出会った。 彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。 彼女は幼いエルフだった。 それに魔力が使えないように処理されていた。 そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。 でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。 俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。 孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。 エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。 ※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。 ※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

最強魔力を手に入れ 魔王と呼ばれたぼっちは 人生をやり直すため 未来へ転生しました 〜来世の世界は魔法が衰退していたようです〜

夢咲 天音
ファンタジー
偶然と勘違いの連鎖で、人々に魔王と呼ばれ恐れられていた男がいた。 「魔王サクヤ!! お前を滅ぼし世界の平和を取り戻してやる!!」 勇者クロウはそう言い、曇り一つないミスリルの剣を振り、その剣先をサクヤに向けた。 だからどうしたというのだ。 誰かと関わるのが苦手で、ぼっちな人生を過ごしていた。 しかも魔王と呼ばれて、勇者に命を狙われる日々だ。 サクヤは、それに嫌気が差していた。 どうやら、生涯をかけて開発した、転生魔法を使う時が来たようだな。 この状況こそ、人生をやり直す大きなチャンスになるのだ。 勇者と戦う気の無いサクヤは、考えを行動に移した。 そして、サクヤは勇者との死闘の最中に、どさくさに紛れて転生魔法を発動する。 サクヤは勇者によって、消滅させられたかのように見せかけて、密かに生まれ変わったのだ。 今度こそ、人と関わって幸せな人生を過ごすという願いを込めて。 だが、そんなに上手くいくわけが無かった……。 「魔力が減ってる!! しかも、前世の半分も残っていないではないか……」 転生には成功したのだが、サクヤの魔力を含めた、全ての魔法の力が衰退した世界に生まれてしまったのだ!! さらに、転生した世界に存在する男によって、サクヤの人生は大きく変化するのだった! サクヤは本来の力を取り戻して、幸せな人生を掴む事ができるのだろうか!? ※習作ですが、よろしくお願いします。

【異世界ショップ】無双 ~廃絶直前の貴族からの成り上がり~

クロン
ファンタジー
転生したら貴族の長男だった。 ラッキーと思いきや、未開地の領地で貧乏生活。 下手すれば飢死するレベル……毎日食べることすら危ういほどだ。 幸いにも転生特典で地球の物を手に入れる力を得ているので、何とかするしかない! 「大変です! 魔物が大暴れしています! 兵士では歯が立ちません!」 「兵士の武器の質を向上させる!」 「まだ勝てません!」 「ならば兵士に薬物投与するしか」 「いけません! 他の案を!」 くっ、貴族には制約が多すぎる! 貴族の制約に縛られ悪戦苦闘しつつ、領地を開発していくのだ! 「薬物投与は貴族関係なく、人道的にどうかと思います」 「勝てば正義。死ななきゃ安い」 これは地球の物を駆使して、領内を発展させる物語である。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

処理中です...